○幣原
議長 話のついでですが、この
留守遺家族援護に関する
決議案、
援護をしろということを決議されたところが、実際どういう
方法でやるのか。そういう点は
委員会で研究するのでしようね。たとえば今
遺家族はもう金なしで弱
つておる。私は今その話を聞いて泣かされて来たのですが、自分の子供を
学校へやろうとした
つて、
学校へやる金がない。非常に困
つておる。
援護するということにはだれも
異議はないと思うが、その
援護する
方法、たとえばどれだけの
扶助金をやるとか、何とかいうことをひとつ研究してもらいたい。 それから
科学技術の
振興に関する
決議案もそうです。
科学技術を
振興しなければならぬということはだれも異論のないところであるが、どういう
方法によ
つて振興するか、その具体的の
方法ですね。アメリカのように金をうんと持
つておる国は、盛んに
科学振興のための金はみな出すのですけれ
ども、
日本なんかなかなかそうは行かない。
ただ声を大にして
振興しろと言つたところが実は何の役にも立たない、だからその
方法を研究するということも、ひとつ
委員会でよく研究してもらいたい。それでなければ実際的でないような気がするのです。