○
畠山(鶴)
委員 本
請願の
要旨は、陸羽西線古口、清川間にある
高屋信号所付近は、風光に富み、鉱泉もあり、
観光客も多い。また海外引揚者により一部落を形成し、林野の開発に従事しているが、無限に産する
国有林の木材加工搬出等も輸送不便のため支障を来している。なお冬季間児童の通学はま
つたく不可能となる状態で、一部列車の停車を得て、鉄道従業員、家族、学童に便宜を与えられている
現状である。ついてはすみやかに同信号所を
簡易停車場に昇格せられたいというのであります。ぜひ御採択をお願いいたしたいと存じます。次に来之宮、多賀両駅間に小嵐駅
設置の
請願でありますが、本
請願は、
昭和九年丹那トンネルの開通のときにできました熱海駅は、現在狭く、かつ古いので、現在熱海駅における乗降客と
観光客の混雑は、
皆さんの御
承知の
通りであります。ことに熱海は、地形的に申しますと山間地であります。この来之宮、多賀間は四・八キロでありまして、距離としては非常に短いのでありますが、谷を越え、谷を越えて通行する
関係上、非常に不便があります。たとえて申し上げますれば、熱海駅で降りた者が、来之宮のあの沢に入るということについては、あの沢はごく短いのでありますけれども、約四、五十分もかかるというような
現状であります。ことにこの多賀、小嵐間におきましては、多賀という山がありまして、この山のためにさえぎられておるために、
交通上非常に不便でありますので、住民といたしましてはぜひここに小嵐駅をつく
つていただきたいというのであります。ことに小嵐駅をつくるという一つの動機は、現在伊東線が電化になりましたので、電化で運行しておる
立場からいたしますならば、ごく簡単な小嵐駅をつく
つていただくということは、それほどむずかしい問題ではないと考えまして、この電化開通を機会に、観光都市として今後の使命を果すためと、
交通便利のためにぜひ小嵐駅をつく
つていただきたいということを
請願するものであります。ぜひ御採択あらんことをお願いいたします。
次に蘇我、誉田両駅間に
ガスカー停留場設置の
請願でありますが、本
請願の
要旨は、房総東線の蘇我、誉田間の距離は九キロで、房総線中第一に長く、この中間に近接する千葉郡生浜町鎌取、有向等は
交通不便のため、子女の教育、また
一般人の通勤にも支障を来している状態である。また附近には国立病院の多数の設営もあり、椎名村、誉田村等の数部落も同様に不便を感じておる。ついては蘇我駅、誉田駅間の生浜町有吉七百七十一番地にガスカーの停留場を新設されたいというのであります。本
請願も御採択あらんことを切望する次第であります。