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1950-02-08 第7回国会 衆議院 運輸委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十五年二月八日(水曜日) 午前十一時二十八分開議
出席委員
委員長 稻田 直道君 理事
岡村利右衞門
君 理事 關谷 勝利君 理事 前田 郁君 理事 松本 一郎君 理事 林 百郎君 理事 木下 榮君 岡田 五郎君 尾崎 末吉君 尾関 義一君
片岡伊三郎
君
黒澤富次郎
君 土倉 宗明君 年内 八郎君 畠山 鶴吉君 滿尾 君亮君 松井 政吉君 清藤 唯七君 石野 久男君 委員外の出席者 運 輸 技 官 宮澤 吉弘君 専 門 員 岩村 勝君 専 門 員 堤 正威君 昭和二十四年十二月十九日
委員三宅正一
君及び
山崎岩男
君辞任につき、その補欠として赤松勇君及び
奧村又十郎
君が議長の指名で委員に選任された。 同月二十日
委員奧村又十郎
君辞任につき、その補欠として
山崎岩男
君が議長の指名で委員に選任された。 同月二十五日
委員高橋定一
君は死去された。 昭和二十五年一月三十一日
委員赤松勇
君辞任につき、その補欠として田中織之進君が議長の指名で委員に選任された。 二月六日 委員田中織之進君辞任につき、その補欠として赤松勇君が議長の指名で委員に選任された。 二月八日
委員赤松勇
君辞任につき、その補欠として
戸叶里子
君が議長の指名で委員に選任された。 ――
―――――――――――
昭和二十四年十二月二十四日 山川、
枕崎間鉄道敷設
の請願(
井上知治
君紹介)(第六号) 八丈島に燈台及び
無線方位信号所設置
の請願(
菊池義郎
君紹介)(第一三号)
高崎線電化
の請願(
阿左美廣治
君紹介)(第一四号) 納内、
芦別間鉄道敷設
の請願(林好次君紹介)(第二三号) 岩根橋駅の
駅名変更
の請願(
志賀健次郎
君紹介)(第二四号) 亜炭の
鉄道運賃軽減
の請願(
圖司安正
君紹介)(第二八号)
陸運局分室
の
地方庁移譲反対
に関する請願(天野久君紹介)(第二九号)
国営バス白棚線
を松川まで延長の請願(
鈴木義男
君紹介)(第五三号) 国鉄、
社線連帯輸送
の
貨物運賃通算制還元
の請願(
米窪滿亮
君紹介)(第五四号)
青梅線払下げ反対
の請願(
並木芳雄
君紹介)(第七八号) 亜炭の
鉄道運賃軽減
の請願(
高瀬清治郎
君紹介)(第七九号) 昭和二十五卑一月十八日
勝田駅舎移転
の請願(山崎猛君紹介)(第一一七号) 石巻から飯野川、柳津を経て気仙沼に至る間に
鉄道敷設
の請願(
角田幸吉
君外一名紹介)(第一二三号) 五条、
新宮間鉄道敷設促進
の請願(
前田正男
君外二名紹介)(第一三〇号) 石灰の
運賃等級引下げ
の請願(
木村公平
君紹介)(第二三四号)
国営自動車高遠線延長
の請願(
今村忠助
君紹介)(第一三八号)
国営自動車和田嶺線延長
の請願(
今村忠助
君紹介)(第一三九号) 福江港
修築費国庫補助
の請願(
岡延右エ門
君外一名紹介)(第一四九号) 同(
西村久之
君紹介)(第一五〇号) 石巻、
女川間鉄道電化
の請願(
角田幸吉
君紹介)(第一五一号) 仙石線の複線化並びに石巻、
女川間鉄道電化
の請願(
角田幸吉
君紹介)(第一五二号) 安城駅から碧南布に至る
国鉄引込線敷設
の請願(
千賀康治
君外一名紹介)(第一五九号)
辺富内線
の路線一部変更並びに
敷設工事再開
の請願(
篠田弘作
君外一名紹介)(第一六一号)
大糸線全通促進
の請願(
小川平二
君紹介)(第一九八号) 甲府、
長野間鉄道電化促進
の満願(
小川平二
君紹介)(第一九九号)
中央線電化促進
の請願(樋員詮三君外一名紹介)(第二一七号) 隼人、
大泊間鉄道敷設促進
の請願(前田郁君紹介)(第二一八号) 久慈、白山間及び久慈、玉の
脇間国営バス運輸開始
の請願(
山本猛夫
君紹介)(第二二一号) 川口、小
本間鉄道敷設
の請願(
山本猛夫
君紹介)(第二二二号) 同月二十一日 大垣、
赤坂間鉄道
を久瀬村まで延長の請願(
木村公平
君紹介)(第二二九号)
荒屋新町
駅から浄法寺町、御返地村を経て
東北本線
に接続する間に
鉄道敷設
の請願(
山本猛夫
君紹介)(第二三三号)
小本線延長工事促進
の請願(
山本猛夫
君紹介)(第二三四号) 小鳥谷駅、小
本港間鉄道敷設
の請願(
山本猛夫
君紹介)(第三三五号) 塩釜港を第
一種重要港湾
に編入並びに修築に関する請願(
庄司一郎
君紹介)(第三三八号) 塩釜港
修築費国庫補助増額等
に関する請願(
庄司一郎
君紹介)(第二三九号) 国鉄、
社線連帯輸送
の
貨物運賃通算制還元
の請願(
江崎真澄
君紹介)(第二四六号)
貨物運賃値上げ反対
の請願(
田代文久
君外一名紹介)(第二五五号)
国鉄従業員
の賃金べ
ース改訂
に関する請願(
井之口政雄
君外二各紹介)(第二六七号) 二俣、
佐久間間鉄道敷設促進
の請願(金原舜二君紹介)(第二八三号) 湯の元駅に
急行列車停車
の請願(
床次徳二
君紹介)(第二九八号) 日の影、
豊後竹田
両駅間に
鉄道敷設
の請願(
佐藤重遠
君紹介)(第三〇七号) 深川、
芦別間鉄道敷設促進
の請願(
玉置信一
君外一名紹介)(第三〇八号) 岩内、黒松内両駅間に
鉄道敷設
の請願(
浦口鉄男
君紹介)(第三一二号) 同月二十四日
国鉄従業員
の
賃金ベース改訂
に関する請願(
河野金昇
君外二名紹介)(第三八四号) 掛川、
御前崎間国営自動車運輸開始
の請願(
水野彦治郎
君紹介)(第三八八号)
横須賀線
を三崎町まで延長の請願(
岩本信行
君紹介)(第三九一号) 京泊港
施設拡充
の請願(
福永一臣
君外一名紹介)(第四一六号)
肥薩線分岐点
を湯浦駅に設置の請願(
福永一臣
君外一名紹介)(第四一七号) 同月三十日
高屋信号所
を
簡易停車場
に昇格の請願(
志田義信
君紹介)(第四四一号) 築別、
遠別間鉄道敷設促進
の請願(
玉置信一
君外一名紹介)(第四四五号) 長崎から茂木を経て再喜々津に至る間に
鉄道敷設促進
の請願(
坪内八郎
君紹介)(第四五五号) 吹田駅
北出口地下道開設工事促進
の請願(
淺香忠雄
君外二名紹介)(第四六〇号)
車両工業対策
に関する請願(
前田種男
君紹介)(第四六四号) 釧路港
修築促進
の請願(伊藤郷一君紹介)(第四九六号) 熱海駅改築の請願(
畠山鶴吉
君紹介)(第四九九号) 来之宮、多賀両駅間に小嵐駅設置の請願(
畠山鶴吉
君紹介)(第五〇〇号) 大牟田駅、三池港間に
臨港鉄道敷設
の請願(甲木保君紹介)(第五〇二号) 士別から苫前及び滝の上に至る間に
鉄道敷設促進
の請願(
河口陽一
君紹介)(第五〇四号)
国鉄定期券
の
乗車購入手続簡素化
に関する請願(林百郎君外一名紹介)(第五〇五号) の審査を本委員会に付託された。 昭和二十四年十二月二十四日 大阪港を貿易港として活用の陳情書(第一号)
国有鉄道用品購買制度改正
に関する陳情書(第二二号) げたを
貨物運賃値上げ
から除外の
陳情書外
一件(第五一号)
宮津港湾修築工事施行
の陳情書(第六三号)
小名浜海上保安署昇格
の陳情書(第七九号) 神戸市に
海上保安管区本部設置
の陳情書(第八二号) 浜松、
米原間鉄道電化
の陳情書(第八七号)
機帆船燃料割当増加
に関する陳情書(第八九号) 秋田市に
鉄道局設置
の陳情書(第九一号)
国鉄阪和線還元払下げ
の陳情書(第九八号) げたを
貨物運賃値上げ
から除外の陳情書(第一〇六号) 富山港
開港指定
並びに
港域変更
に関する陳情書 (第一〇九号) 浜大津を綜合駅に指定の陳情書(第一一一号)
北陸線増設工事継続
の陳情書(第二四号)
運輸省車両予算増額等
に関する陳情書(第一二二号)
国内航空路開設
に関する陳情書 (第一三〇号)
観光自動車事業育成
に関する陳情書(第一三六号)
船舶運営会退職金
の現金化に関する陳情書(第一四〇号) 昭和二十五年二月六日
遠洋漁区避難
港
増強対策
として
伊豆大島波浮港外
に
燈台新設
の陳情書(第一四三号) 余部埼に
燈台設置
の陳情書(第一六五号) 八丈島に燈台及び
無線方位信号所設置
の陳情書 (第一六六号) 右巻、
女川間鉄道電化
の陳情書(第一六七号) 阪和線を南海電鉄に払下げの陳情書(第一九一号) 大阪、
鳥取間鉄道電化
の陳情書(第二〇九号)
造艦計画促進
に関する陳情書(第二一〇号) 返路利用による
冷蔵貨車運賃特別割引
の陳情書(第二一五号)
機帆船輸送
に対し
輸送割当決定
の陳情書(第二二一号) 阪和線を一
南海鉄道
に払下げの陳情書(第二二五号) 久慈、
宇都宮間鉄道敷設
の陳情書(第二二七号)
駅名変更
に関する陳情書(第二二九号)
山陰線夜行列車復活運転
の陳情書(第二三一号)
加治木線払下げ反対
の陳情書(第二三八号) 造船並びに
海運振興対策
に関する陳情書(第二四二号)
港湾法制定
並びに
海運業振興
に関する陳情書(第二五六号) 国鉄、
社線連帯輸送
の
車扱貨物運賃併算制
を通算制に改正の陳情書(第二五八号)
横須賀線
を三崎町まで延長の陳情書(第二七三号)
地区機帆船
に対し
輸送燃料増配復活
の陳情書(第二七九号) 金沢市に
海上保安庁日本海管区本部設置
の陳情書(第二八六号)
阪和線払下げ
の
陳情書外
八件(第二八九号) を本委員会に送付された。 ――
―――――――――――
本日の会議に付した事件
国政調査承認要求
の件 請願 一 山川、
枕崎間鉄道敷設
の請願(
井上知治
君紹介)(第六号) 二 納内、
芦別間鉄道敷設
の請願(林好次君紹介)(第二三号) 三 石巻から飯野川、柳津を経て気仙沼に至る間に
鉄道敷設
の請願(
角田幸吉
君外一名紹介)(第一二三号) 四 五条、
新宮間鉄道敷設促進
の請願(
前田正男
君外二名紹介)(第一三〇号) 五 安城駅から碧南市に至る
国鉄引込線敷設
の請願(
千賀康治
君外一名紹介)(第一五九号) 六
辺冨内線
の路線一部変更並びに
敷設工事再開
の請願(
篠田弘作
君外一名紹介)(第一六一号) 七
大糸線全通促進
の請願(
小川平二
君紹介)(第一九八号) 八 隼人、
大泊間鉄道敷設促進
の請願(前田郁君紹介)(第二一八号) 九 川口、小
本間鉄道敷設
の請願(
山本猛夫
君紹介)(第二二二号) 一〇 大垣、
赤坂間鉄道
を久瀬村まで延長の請願(
木村公平
君紹介)(第二二九号) 一一
荒屋新町
駅から浄法寺町、御返地村を経て
東北本線
に接続する間に
鉄道敷設
の請願(
山本猛夫
君紹介)(第二三三号) 一二
小本線延長工事促進
の請願(
山本猛夫
君紹介)(第二三四号) 一三 小鳥谷駅、小
本港間鉄道敷設
の請願(
山本猛夫
君紹介)(第二三五号) 一四 二俣、
佐久間間鉄道敷設促進
の請願(金原舜二君紹介)(第二八三号) 一五 日の影、
豊後竹田
両駅間に
鉄道敷設
の請願(
佐藤重遠
君紹介)(第三〇七号) 一六 深川、
芦別間鉄道敷設促進
の請願(
玉置信一
君外一名紹介)(第三〇八号) 一七 岩内、黒松内両駅間に
鉄道敷設
の請願(
浦口鉄男
君紹介)(第三一二号) 一八
横須賀線
を三崎町まで延長の請願(
岩本信行
君紹介)(第三九一号) ――
―――――――――――
稻田直道
1
○
稻田委員長
これより
会議
を開きます。 この際御報告を申し上げます。御
承知
の
通り
本
委員会
の
委員
でありました
高橋定一
君は、昨年十二月二十五日
不幸病
のため逝去いたされました。まことに
哀悼
の至りにたえません。 御
承知
の
通り同君
は、第五
国会開会
以来
運輸委員会
の
委員
として、多年の経験に基き、地道ながらも着実な
研鑚
の道を進んでおられたのでありまして、その誠実にしてかつ才能を誇らざる
同君
の風貌は、いまなお同僚たる
委員諸君
の脳裡にほうふつたるものがあることと存じます。
同君
はほとんど
委員会
を休まれたこともないのでありまして、今後永久に
同君
の姿をこの席に見出すことのできなくなりましたことに対しましては、われわれといたしましてはまことにさびしく、また痛惜にたえません。ここに
高橋
君の長逝に対しまして、本
委員会
といたしましても深く
哀悼
の意を表したいと思う次第であります。
稻田直道
2
○
稻田委員長
次に、
国政調査承認要求
の件についてお諮りをいたします。本
委員会
に対しましては、現在のところいまだ議案が
付託
に
なつ
ておらないのであります。御
承知
の
通り委員会
の
審査
または
調査活動
は、原則といたしまして
付託事件
についてのみであります。それ以外は
委員会
の
所管事項
のうち、
議長
の
承認
を得た
事項
について、
国政調査
をなすことができることに
なつ
ております。従いまして本
委員会
といたしましては、遠からず
重要法案
も提出いたされることとは思いまするが、それとは別個の
観点
から、
わが国
の
運輸
、交通の
実情
を
調査
し、
わが国
の経済的、社会的並びに
地理的条件
を勘案しつつ、従来の
政策
に再検討を加え、戦後の諸情勢の変化に即応した
運輸政策
の根本を確立して行く方向に進めて参りたい。かような見方から、
陸運
並びに
海運
の
合理化
、並びに
振興対策
を検討して参ることにしたらどうかと思うのであります。さらにまた、本
国会
においては、前
国会
におけるがごとき
観光特別委員会
はいまだ、その
設置
を見ていないのであります。本
委員会
といたしましては、この
観光
の問題を取上げまして、
観光事業
の
育成
、
発達
並びに
改善
をはかるために、
調査研究
を進めることにしてはどうかと思う次第であります。つきましてはただいま申し上げました二点、すなわち
陸運
並びに
海運
に関する
事項
、第二点として
観光
に関する
事項
につきまして、
議長
に対し
国政調査
の
承認
を得たいと思うのでありまするが、これに御
異議
はございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
稻田直道
3
○
稻田委員長
御
異議
がないようでありますので、この
申請
をいたすことにいたします。 なお
申請書
の
内容
といたしましては、第一、
調査
する
事項
といたしまして、一、
陸運
並びに
海運
に関する
事項
、一、
観光
に関する
事項
、第二、
調査
の
目的
でありますが、一、
陸運
並びに
海運
の
実情
及び行政を
調査
し、その
合理化
並びに
振興
に関する
対策
を樹立するため、一、
運輸
に関して
観光事業
の
発達改善
をはかるため、第三、
調査
の方法として小
委員会
の
設置
、
関係方面
よりの
意見
並びに
説明
の聴取、資料の
要求等
、第四、
調査
の期間は、
本会期
中、右により
国政
に関する
調査
をいたしたいから、
衆議院規則
第九十四条により
承認
を求める。大体以上の四点、並びに今読みました
項目
であります。この
申請項目
につきまして、御
異議
はありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
稻田直道
4
○
稻田委員長
その他御
異議
なしと認めまして、私がただいま朗読いたしました
通り
決定
してさしつかえありませんか。 「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
稻田直道
5
○
稻田委員長
それではさよう
決定
いたしました。 つきましてはさつ
そく委員長
より
議長
にあてまして、ただいまの
要求
をいたしておきます。
岡田五郎
6
○
岡田
(五)
委員
ただいま議決になりました当
委員会
の
国政調査
に関する件につきまして、
議長
から
承認
を得られましたならば、さつ
そく
に
国鉄
の二十五年度
予算
につきましての
説明
を聴取していただきたい。この
予算
は、申すまでもなく
国鉄
並びに
運輸大臣
の
国鉄運営
の
事業計画
、
運営方針
、また
企業
の
合理化
という面が、一にこの
予算
に盛られておると私は考えておるのであります。かような面からいたしまして、さつ
そく
に
予算
の
説明
を聴取せられんことを希望する次第であります。
稻田直道
7
○
稻田委員長
ただいまの
岡田
君の御
意見
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
稻田直道
8
○
稻田委員長
それではさようとりはからうことにいたします。
前田郁
9
○
前田
(郁)
委員
ただいまの
岡田
君の御
意見
はまことにけつこうでありまして、それと関連しておるかと思いますが、第一
国会
以来数次にわたる
運賃
の
値上げ
が行われたのでありますが、その
たびごと
に私
ども
は非常な責任を感じて参つたわけであります。ただいま
国有鉄道
というものが
公共企業体
としてできまして、そうして
独立採算制
をもつてやるということに
なつ
ておるわけでありますが、私
ども
最近におけるところの
国鉄
の
実情
、
内容
がどういうふうに
なつ
ておるかということを、まず今
国会
の
旁頭
において
国有鉄道
の
総裁
から聴取することは、本
委員会
としてやらねばならぬ重大な
一つ
の問題ではないかと思うのでありますが、ただいまの
予算
の
説明
のある場合に、
国有鉄道
の
総裁
に出席してもらいまして、そうして
国有鉄道
の現況というものを
説明
してもらうように、
委員長
から通知していただいたらどうかと思います。
稻田直道
10
○
稻田委員長
別に御
異議
もありますまいから、
前田
君の御
意見
を採用いたしまして、さよう
国鉄総裁
に申し入れまして、ここで
説明
いたさすようにいたします。 —————————————
稻田直道
11
○
稻田委員長
その他御
意見
もありませねば、これより
請願
の
審査
に入ります。これより
審査
を願います
請願
につきましては、採否の
決定
は後日に留保いたしますから、あらかじめ御了承をお願いしておきます。
日程
第九、
川口
、小
本間鉄道敷設
の
請願
、
山本猛夫
君
紹介
、
文書表
第二二二号。
岡田
君かわ
つて説明
を願います。
岡田五郎
12
○
岡田
(五)
委員
川口
、小
本間鉄道敷設
に関する
請願
につきまして御
説明
申し上げます。 本
請願
は
岩手
県
岩手
郡
葛巻町長三浦藤兵衛外
二千五百名の熱烈なる
請願
によるものであります。その要点は、
岩手
郡
川口
村より同郡の御堂村、
葛巻
町、江刈村を経て、下閉伊郡
小川
村、岩泉町、
小本
村に至る間に
鉄道路線
を敷設していただきたいというのであります。 本
路線沿線
にある
資源
のおもなものは、
小川
村における
石炭
、並びにこれと並産いたしております
耐火粘土
であります。この搬出の
目的
だけでも
鉄道敷設
の価値は十分にあります。現に
大正末期
、
小川
村より
小鳥谷
駅に至る
岩手炭鉱鉄道
が
計画
され、現実に
工事
が進められましたが、財界の
変動
のために
中止
となりまして今日に至つておるのであります。その他の
地下資源
といたしましては
マンガン
、金、
銅鉱等各所
にあります。 次に重要な
資源
は
林産物
でありまして、この
地方
は
全国有数
の
木炭生産地
であり、これは
トラック輸送
では間に合わないのであります。
沿線
至るところ滞貨の山をなしておる現状であります。 右のような
資源開発
のために、また
地方文化進展
のため、ぜひ御
審議
、御採択あらんことを希望いたす次第でございます。
宮澤吉弘
13
○
宮澤説明員
本件のうち、
川口
、
小本
間の
鉄道
につきましては、
川口
から
葛巻
に至る間は
予定線
に
なつ
ておりません。
東北本線
の
小鳥谷
から
小本
に至る間が
敷設法
の
予定線
に
なつ
ております。そのために
川口
、
葛巻
間については
利用調査
にとどまつておりますが、
小鳥谷
、
小本
間、特に浅内に至ります間は相当の
狭隘河岸
を通つておりますために、
工事量
は相当に大きくなる見込でございます。特に
国境
に
なつ
ております
国境峠附近
には、約二キロに及ぶ道もできるのではないかというふうに設計上
なつ
ております。現在
建設線
は、御
承知
のようにいろいろな
事情
で全面的に
中止
をいたしております
関係
で、
本線
を急速に実現することは困難ではないか、かように存じております。 なお小
本線延長
の
請願
の件につきましては、現在茂市から
宇津野
までは開業しておりまして、この
地方
の
資源線
といたしまして、小
本線
を
延長
すべしという
要望
は非常に強いように考えられております。特に
岩手窯業
を
中心
といたしましての
耐火粘土
につきましては、またほかの
方面
においても非常に
要望
が強いのでございます。この
生産計画
に対しましては、通産省の方においてもまだ
決定
的な結論を実は得ておらないと、いうように
なつ
ておりまして、もしもその
関係
がはつきりいたしまして、将来
耐火れんが
を輸入にまつか、あるいはここの
国産品
でやるかというようなことが明確に
なつ
て参りましたら、小
本線
の
延長
につきましては割合近い将来において実現可能ではなかろうか、かように存じております。
岡田五郎
14
○
岡田
(五)
委員
この小
本線
につきましては
戦争
中から、もと
運輸省
におきましても非常に力を注いでおられたかのように
承知
いたしているのであります。この
沿線
の
重要物資
につきましては、単なる
戦争
中における
軍需物資
という
観点
からだけでもなく、戦後における
産業復興
の面におきましても、私は非常に重要な
物資
であると考えるのであります。過去の経過から、また現在の
経済復興
の面からいたしまして、ぜひ早急にこれが実現に御手配くださらんことを特にお願い申し上げる次第であります。ことに今回
国有鉄道法
の
改正
に基きまして、
鉄道債券
の発行も可能のように法律的には
なつ
ているのであります。かような見地からいたしまして、資金的の面につきましても特段の御手配をお願い申し上げる次第であります。 —————————————
稻田直道
15
○
稻田委員長
日程
第一一、
荒屋新町
駅から
浄法寺
町、御返地村を経て
東北本線
に接続する間に
鉄道敷設
の
請願
、
山本猛夫
君
紹介
、
女文書表
第二三三
号岡田
君。
岡田五郎
16
○
岡田
(五)
委員
本
請願
は、二戸郡
浄法寺町長小田島勇三外
四名の
関係町村長
より提出されたものであります。その要旨は、
花輪線荒廃新町
駅より二百郡
浄法寺
町及び御返地村を経て、
東北本線
に接続する、その間約三十六キロの
鉄道路線
を敷設していただきたいというのであります。 本
計画路線
は、大体におきまして
平坦地
のみを経由いたしておりまして、
花輪線
と
東北線
を結び、この
沿線
は
山林地帯
で約五万
町歩
に及ぶ豊富な
山林資源
を有しているのであります。用材、薪炭は非常に多量に産出いたします。ことに
木炭
は県下まれに見る
生産地
であります。また
畜産
、果樹、うるし
液等
の
生産
においても有名でありまして、
畜産
は
南部馬
として、うるし液は
浄法寺
うるしとして、
全国
にその名をうたわれているのであります。さらにこの
地方
は天然の風光に恵まれておりまして、現在八幡平を
中心
とする
国立公園
の
計画
が進んでおるような次第であります。どうか
右事情
を十分御賢察くださいまして、御
審議
の上、御採択あらんことを希望いたす次第でございます。
宮澤吉弘
17
○
宮澤説明員
ただいま御
説明
がありましたように、この区間は地形といたしましては割合に急峻でないように
なつ
ております。そのために
地方資源
の
開発
とか、あるいは
輸送計画
上の
観点
から、一時
建設費
の
予算
に計上された
路線
でございますけれ
ども
、その後御
承知
のような
事情
で削除された
線路
でございます。そういう
路線
が五百数十キロにわたつておる現在、急速にこの線をやることはやや困難ではなかろうかと存じておりますが、片一方において
東北本線
の
勾配改良
その他の点ともにらみ合せて、ここもまた
一つ
の
系絡候補地
として考えられておりますので、今後なおよく
研究
の上、そういつた
方面
からまた実現可能ならば、できるだけ御期待に沿うように努力いたしたい、かように存じております。 —————————————
稻田直道
18
○
稻田委員長
日程
第一二、
小本線延長工事促進
の
請願
、
文書表
第二三四号、
紹介議員山本猛夫
君。
岡田
君。
岡田五郎
19
○
岡田
(五)
委員
本
請願
は
艦泉町長中村半二郎外
六名の提出に
なつ
ておるのでありますが、さきに起工半ばにいたしまして一時
中止
と
なつ
ておりまする小
本線
の
延長敷設工事
を、ぜひ実施していただきたいというのが
請願
の趣旨でございます。 従来当
地方
は
日本有数
の
耐火粘土
、
石炭
の
生産地
でありまして、さらに加えて金、
銅鉱
、大理石、
マンガン等
の
地下資源
を豊富に藏し、さらに
林産物
は千古斧鉞を入れざる約四万
余町歩
に及ぶ
森林資源
を有しておるのでありまして、現今その
生産物
中、移出単
板製品
、木材、木灰の品質並びに
生産
は、
全国随一
と称されております。この
路線
の開通は延びて
花釜線
と直結し、また将来
三陸沿岸
の
鉄道
と結び、並びに
東北本線川口方面
に通ずる
路線
と結びまする、重大なる使命を有する
中枢路線
であると確信いたしておるのであります。どうか
右事情
御勘案の上、何とぞ御
審議
、御採択あらんことを希望いたす次第であります。
宮澤吉弘
20
○
宮澤説明員
先ほど
日程
一二と一三を一緒に御返答申し上げまして、たいへん失礼いたしました。先ほど申し上げましたように、この小
本線
につきましては
資源開発
だとか、
輸送系路
の
観点
から、
昭和
十一年の六十九議会において
建設費
に計上せられました
路線
でありまして、戦時中もこの
路線
につきましては、先ほど御
説明
がありましたように
運輸省
といたしましても非常に力を入れた
線路
でございます。その後種々の経済的の
変動等
のために、
宇津野
まで開業いたしまして、現在その先はそのまま
中止
に
なつ
ております。われわれがこれを
資源線
として一番重大に考えておりますのは、先ほど申しましたように
岩手
炭鉱のいわゆるシヤモツトれんがでございまして、このれんがは鉄鋼業その他にとつて必要欠くべからざるのであるというようなことと、その
生産
量に対する見通しがはつきりいたしましたならば、この
宇津野
から浅内に至る区間につきましては、
運輸省
といたしましては近き将来それと同時に着工いたしたい、かように考えておる次第でございます。なお浅内から小木に至る二十三キロの残りの区間につきましては、ただいまの情勢におきましては早急に実施することは困難ではなかろうか、かように考えておる次第でございます。 —————————————
稻田直道
21
○
稻田委員長
日程
第一三、
小鳥谷
駅、小
本港間鉄道敷設
の
請願
、
山本猛夫
君
紹介
、
文書表
第二三五号。
岡田
君。
岡田五郎
22
○
岡田
(五)
委員
本
請願
は、
岩手
県二戸郡小島谷村長の高屋敷與五郎外十名の
関係町村長
から提出いたしたのでありますが、その
請願
の結果は、
東北本線
小鳥谷
駅より二戸郡姉帯村、田部村、
岩手
郡蔦巻町、江刈村、下閉伊郡
小川
村、大川村、岩泉町を経て
小本
港に通ずる
鉄道
を、敷設していただきたいというのでございます。 該線は古く大正十五年以来、しばしば政府買上げ
予定線
に選ばれまして、
昭和
三年度は買上げ
予定線
の第一位として、政府より発表されたことがあるのであります。本
鉄道
が貫通いたしますると、長く僻地として閑却されておりました各種産業は、旱天に慈雨を得たるがごとく簇生繁栄して参りまして、ことに森
林産物
等は
わが国
の最盛の林産地となりまして、また炭田の大規模なる採炭事業も開始せられ、常盤炭田のまさに尽きんとしている今日におきまして、本土首位の炭業地となる見込みであります。ひいては国家産業の一大飛躍となりまして、戦後産業の復興に益するところがはかり知れないものがあると信ずるのであります。どうか
右事情
を御賢察の上、御
審議
、御採択あらんことを希望いたす次第であります。
宮澤吉弘
23
○
宮澤説明員
本区間は
鉄道
の
敷設法
の予定
路線
に
なつ
ておりまして、先ほど御
請願
のございました
川口
、
小本
間の
鉄道
と
葛巻
において合致する
路線
でございまして、いろいろ御
説明
のございましたような
資源
なり、あるいは
地方
開発
なり、
輸送系路
上から、有望な
路線
の
一つ
でございますけれ
ども
、御
承知
のようにこの附近は非常に急峻なところでございまして、土工量も相当に多いばかりでなく、数多くの隧道とか橋梁とかができる見込みであります。前から申しておりますように、いろいろの
事情
から
建設線
の問題はほとんど
中止
に
なつ
ておりますような現状におきまして、従来着手いたしておりませんでしたこの区間についての建設を早急開始するということは、今のところ困難でなかろうか、かように存ずる次第でございます。 —————————————
稻田直道
24
○
稻田委員長
日程
第一、
山川
、
枕崎間鉄道敷設
の
請願
、
井上知治
君
紹介
、
文書表
第六号、
井上知治
。——いなければ
岡田
君。
岡田五郎
25
○
岡田
(五)
委員
本
請願
の要旨は、鹿児島県
山川
、枕崎両港は、近海及び遠洋漁業の根拠地であります。同区間一帯は、農
林産物
に富みまして保健及び
観光
地帯としてもすぐれておるにかかわりませず、輸送機関といたしましては、わずかに国営バスが通つているばかりであります。しかもその回数が、非常に少いために、
物資
の輸送はもとより、女、子供たちの乗車にすら、多大の困難を来しておるような現状であります。ついては先ほど申し上げました両区間にすみやかに新しく
鉄道
を敷設して、輸送力の増強並びに国土の
開発
のために資していただきたい、かように考える次第であります。どうか
右事情
をよく御賢察の上、御
審議
、御採択あらんことをお願い申し上げる次第であります。
宮澤吉弘
26
○
宮澤説明員
本区間も
鉄道敷設
法の
予定線
には
なつ
ております。今御
説明
がございましたように、附近には鉱産物あるいは農産物が相当に産出されるようでございますし、なお地形は所々に丘陵もございますけれ
ども
、
工事
といたしまして、相当な障害になる区間はないように存ぜられますけれ
ども
、毎々申し上げておりますような
事情
で、やはり早急実施は困難でなかろうか、かように考える次第でございます。 —————————————
稻田直道
27
○
稻田委員長
日程
第二、
納内
、
芦別間鉄道敷設
の
請願
、
林好次
君
紹介
、
文書表
第二三号。
紹介
議員
林好次
君。——いなければ岡町君。
岡田五郎
28
○
岡田
(五)
委員
北海道芦別炭鉱の無尽蔵というべき豊富な
石炭
を、道内主要工業都市、ひいては内地に輸送しようとするための
納内
、芦別間の
鉄道敷設
は、いまだに実施されていないのでありますが、同
鉄道
の通過地は、いずれも
平坦地
でありまして、
工事
が容易である上に、開通後の
わが国
産業に及ぼす重大な影響を考慮いたされまして、ぜひすみやかに同
鉄道
の敷設を促進せられんことをお願い申し上げる次第であります。
宮澤吉弘
29
○
宮澤説明員
この
納内
、芦別間の
鉄道
につきましては、実は
予定線
にも
なつ
ておりません。かつて
昭和
十六年
調査
いたしましたことがございます。経過地はお話のございましたように、割合にゆるやかな山間部でございますけれ
ども
、途中で御
承知
のように空知川と石狩川という大河川を横切りますために、相当大きい橋梁ができる見込みでございます。それやこれやの理由から、現在これを早急実施することは困難でなかろうか、かように存ぜられる次第でございます。 —————————————
稻田直道
30
○
稻田委員長
日程
第四、
五条
、
新宮間鉄道敷設促進
の
請願
、
前田正男
君外二者
紹介
、
文書表
第一三〇号。
紹介
議員
前田
正雄君——いなければ
岡田
君。
岡田五郎
31
○
岡田
(五)
委員
本
請願
の要旨は、御
承知
の和歌山線の
五条
駅から、紀州の新宮に至る紀伊半島縦断の
鉄道
でありますが、いわゆる五新
鉄道
と称せられまして、一部着工をせられておるのでありますが、
戦争
のため一時
中止
せられて現在に及んでおる次第であります。同
沿線
は、御
承知
の古野木材の産地でありまして、薪炭その他あらゆる重要
地下資源
を有する土地であります。また
観光
の好適地でもあります。しかるに
鉄道
が敷設せられないために、現在これらの
資源
輸送並びに住民の交通は、わずかに自動車に依存しておる状態でございます。どうか
右事情
を御賢祭の上、すみやかに同区間の
鉄道
の敷設の残
工事
を実施せられんことをお願い申し上げる次第であります。
宮澤吉弘
32
○
宮澤説明員
この
五条
、新宮間の百二十キロの経過地点は、御
承知
のように関西におきまして唯一の未
開発
地帯だということができるのでございまして、
地方
開発
上、あるいは国土
計画
的な見地からも、この
路線
はそういう面からすれば非常に有望な
路線
ではなかろうか、かように存ぜられます。しかしながら地形は至つて急峻でございまして、先ほどお話にもありましたように、一部
五条
、阪
本間
は着工いたしましたけれ
ども
、一部六キロの区間を完了いたしまして
中止
に
なつ
ております。近年十津川の電力
開発
問題もますますクローズ・アツプされて来ておりますので、あるいはそういう画とからみ合せまして、国主総合
開発
的に考える時期も来るのではなかろうか、こう存じておりますけれ
ども
、資金その他の点で早急実施することはいささか困難ではなかろうか、かように存ぜられる次第でございます。 —————————————
稻田直道
33
○
稻田委員長
日程
第五、
安城
駅から
碧南
市に至る
国鉄引込線敷設
の
請願
、
千賀康治
君外一名
紹介
、
文書表
一五九号。
紹介
議員
千賀康治
君。——いなければ
岡田
君。
岡田五郎
34
○
岡田
(五)
委員
この
請願
の要旨は、愛知県
碧南
市
地方
は三河土器その他鉄工、醸造、織物、農産物等の
生産地
であります。なお商港としての新川港、漁港として大浜港がありまして、これら貨物の移出入は常に頻繁でございます。名古屋
鉄道
の三河線のみでは、現在滞貨、か多く
なつ
て来まして、非常に支障を来しておるのであります。ついては
国鉄
の
安城
駅から
碧南
市に至る引込線を、ぜひ
事情
を御賢察の上敷設していただきたい、かようにお願い申し上げる次第でございます。
宮澤吉弘
35
○
宮澤説明員
本件につきましては、今お話の、ございましたように三河
鉄道
においてここまで入つておりますが、非常に滞貨があるというようなお話しでありまして、実はその状況につきましては今のところまだデーターがそろつておりませんので、御返答はできかねますが、もしもそういう
実情
でありましたら、この三河
鉄道
を強化したらよいのか、あるいは御
請願
の趣旨に沿つて、こちらに
国有鉄道
を敷かせるようにした方がよいかについては、今後十分
調査
いたしまして結論を得たいと考えております。 —————————————
稻田直道
36
○
稻田委員長
日程
第六、
辺富内線
の
路線
一部
変更
並びに
敷設工事再開
の
請願
、
篠田弘作
君外一名
紹介
、
文書表
第一六一号。
紹介
議員がおりませんから、
岡田
君。
岡田五郎
37
○
岡田
(五)
委員
請願
の要旨は、北海道日高
本線
の鵡川駅から富内訳を経まして根室
本線
御影駅または十勝清水駅に連絡します
鉄道
は、北海道東部
地方
と室蘭市並びに函館市を最短距離に結びまして、かつ冬季雪害のない既定
路線
ではありますが、途中の難関である日振トンネル
工事
に逢着いたしまして、遂に
工事
中止
に至つた次第であります。ついてはこの
路線
の一部を
変更
いたしまして日高線富川駅を起点として日高に通じ、既定
路線
に連絡する
工事
を再開されたいというのが、本
請願
の趣旨であります。何とぞ有
事情
御賢察の上、御採択あらんことをお願い申し上げる次第であります。
宮澤吉弘
38
○
宮澤説明員
本件の御精願の趣旨によりますと、日振隧道が非常に難
工事
のために
本線
が
中止
に
なつ
たのではないか。そのために日振隧道を避けて別のルートを選定してやつてはどうかというような御趣旨にも解されるのでございますが、日振隧道はすでに八〇%は完了しておりまして、地質が悪いと申しましても、現在
国有鉄道
が持つておりまする技術水準をもつてしては、割合に易々たる隧道
工事
ではなかろうかというように存ぜられるのでありまして、ルート
変更
の点につきましては、さしあたりその必要性はないのではなかろうかと思われます。ただ
本線
はお話のように函館から根室
方面
に通じまする最短輸送路でございまして、
本線
の使命は北海道にとりまして
輸送計画
上からも非常に重要な
路線
だと考えられる次第でございますが、前々から申し上げておりますような資金の面、あるいはいろいろな面からの指導の方針もございまして、
中止
に
なつ
ておるような次第でございますので、その点十分御了承願いたいと考える次第でございます。 —————————————
稻田直道
39
○
稻田委員長
日程
第七、
大糸線全通促進
の
請願
、
小川平二
君
紹介
、第一九八号。
紹介
議員
小川平二
君。かわつて
岡田
君。
岡田五郎
40
○
岡田
(五)
委員
大糸線は御
承知
のように表日本と裏日本を結ぶ最短距離でありますが、
戦争
のためにこの
計画
はわずか中土、小滝間の十七キロを残したままに
なつ
て、
中止
に
なつ
ておるのであります。
昭和
二十二年度にその
予算
が計上されましたが、諸種の
事情
より実施に至らなかつたような過去の経過を持つておるのでございます。ついてはここでいろいろ申し上げるまでもなく、
地方
民はぜひこれが開通を熱望いたしておるのでありまして、どうか
右事情
御賢察の上、すみやかに裏日本と表日本をつなぐこの大糸線の全通を促進されんことを希望いたします。
宮澤吉弘
41
○
宮澤説明員
大糸線につきましては、ただいま御
説明
のあつた
通り
でございまして中土、小滝間十七キロ七分を残しまして、糸井川と松本を結ぶ百五キロの区間はできております。なおこの区間につきましても、土工
工事
は相当進捗いたしたのでございますが、その後手を入れておりませんために、現在は相当破壊されておるのではないかと存じております。このような
資源
の
開発
線につきましては、われわれといたしましては相当早い時期に着工いたしたいと考えております。諸般の
事情
が先ほどから申し上げておるような
事情
で、
中止
のやむなきに至つておるような次第でございますから、この点お含みの上、至急再開ということについてはやや困難でなかろうかと存ぜられる次第でございます。
岡田五郎
42
○
岡田
(五)
委員
今までずいぶん各地から
鉄道
建設の
請願
がございまして
国鉄
においても、
運輸省
においても、その
請願
の趣旨は重要なり、かように認定されておる線もあるかのように承つておつたのであります。いろいろ御
説明
の末尾には、諸種の
事情
よりしてこれが新線建設はできない。こういうような御結論を下されておるようでございまするが、諸種の
事情
というのはどういう
事情
でありまするか。お漏らし願いまするならば非常にけつこうだと思うのであります。ただ単に日本の国土
開発
、
経済復興
、失業救済、こういうような樹において新設、建設が必要であるにもかかわらず、
予算
的処置が講ぜられないのであるか。
予算
的処置は講じようと思えば講ぜられるのであるが、その他の
事情
によつてこれが建設できないのであるかどうか。その辺のところをもし御
説明
をいただきますると、今後の
請願
を御
審議
願う上においても、また
請願
いたします上においても、非常に参考になるかと思うのであります。簡単でけつこうでありますから、
事情
をお話願いたいと思います。
宮澤吉弘
43
○
宮澤説明員
ただいまの御質問につきましては、
関係方面
とのことがございますので、速記の点は御勘弁を願いまして、御
説明
申し上
げた
いと存じます。
稻田直道
44
○
稻田委員長
速記をとめて。 〔速記
中止
〕
稻田直道
45
○
稻田委員長
速記を始めて。
日程
第八、
隼人
、
大泊間鉄道敷設促進
の
請願
、
前田郁
君
紹介
、第二一八号、
紹介
議員
前田郁
君にかわりまして
岡田
君。
岡田五郎
46
○
岡田
(五)
委員
本
請願
の要旨は、鹿児島大隅
地方
は、
全国有数
の未
開発
宝庫として、林産、農産、
畜産
、水産等の重要
資源
を無尽蔵に包蔵しておるのであります。ついては同
地方
開発
計画
の先驅として
地方
民は多年
隼人
、大泊間の
鉄道敷設
を
要望
しておるのであります。日豊線
隼人
駅から古江線古江駅を接続する
鉄道
、及び古江線高須駅から根占町川北経由佐多町大泊に通ずる
鉄道
を、ぜひ敷設促進せられんことを希望申し上げる次第であります。
宮澤吉弘
47
○
宮澤説明員
本線
のうち
隼人
、川北間は、
鉄道
の
敷設法
の
予定線
に
なつ
ております。残りの川北、大泊間約二十六キロは
予定線
外でございます。
沿線
は農水産及び林産
資源
が相当に出るように
調査
されておりますので、やはり有望の
路線
だとは存ぜられますが、先ほどお話しましたような理由から、早急実施は困難ではなかろうか、かように考えられております。なお
本線
の古江、
隼人
間という所には、国営自動車も開通しており、旅客貨物の面はそういう面で一応御便宜をおはかりしておるような
実情
でございます。 —————————————
稻田直道
48
○
稻田委員長
日程
第一〇、
大垣
、
赤坂間鉄道
を
久瀬
村まで
延長
の
請願
、
紹介
議員
木村公平
君、第二二九号、木村君。——かわりまして
岡田
君。
岡田五郎
49
○
岡田
(五)
委員
大垣
、赤坂間の
鉄道
を、揖斐郡
久瀬
村まで
延長
いたしますれば、地下埋蔵
資源
の
開発
、農
林産物
物及び必需
物資
の運搬、遊覧客の誘致等、
沿線
地方
の利益は非常に大きいのであります。どうか
右事情
御賢察の上、
地方
民多年の
要望
を御採択あらんことを希望申し上げる次第であります。
宮澤吉弘
50
○
宮澤説明員
本
請願
につきましては、
鉄道敷設
法の
予定線
には入つておりません。現在入つておりますいわゆる垂井線と並行
路線
の、ように考えられますし、また揖斐までは私鉄も入つているところでございますので、
調査
も不十分ではございますけれ
ども
、その必要性の点でもなお考究すべき余地があるのではなかろうかと考えますので、この点今後の問題としていただきたい、かように応ずる次第でございます。
稻田直道
51
○
稻田委員長
時間も大分経過いたしておりますので、残余の
日程
はこれを延期いたしまして、本日はこれをもつて、散会いたします。 まことに長時間御苦労さまでした。次会は公報をもつてお知らせいたします。 午後零時四十一分散会