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1949-11-16 第6回国会 参議院 予算委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十四年十一月十六日(水曜日) 午後一時十五分
開会
—————————————
委員氏名
委員長
黒川
武雄
君
理事
内村 清次君
理事
飯田精太郎
君
理事
島村
軍次
君
理事
田村 文吉君
理事
中西
功君
理事
木村禧八郎
君
岩崎正三郎
君 木下
源吾
君 齋
武雄
君 波多野 鼎君 森下 政一君
山下
義信
君
岡田喜久治
君
小串
清一
君
西川
昌夫君
西川甚五郎
君
橋本萬右衞門
君
一松
政二
君 深水
六郎
君 中川 幸平君 岩木
哲夫
君
尾形六郎兵衞
君 小畑
哲夫
君 小杉
繁安
君 櫻内 辰郎君
高橋
啓君 仲子 隆君
深川タマヱ
君 藤森
眞治
君
井上なつゑ
君
西郷吉之助
君
新谷寅三郎
君
高橋龍太郎
君
伊達源一郎
君
玉置吉之丞
君 久松 定武君 帆足 計君 堀越
儀郎
君
松村眞一郎
君
池田
恒雄君 栗山 良夫君 岩男
仁藏
君 小川 友三君
—————————————
委員
の異動 十月二十五日(火曜日)
委員小串清一
君・
中西功
君・
一松政二
君・
山下義信
君及び
橋本萬右衞門
君
辞任
につき、補 欠として、
平岡市三
君・
岩間正男
君・
田口政五郎
君及び
城義臣
君を
議長
にお いて指名した。 十一月八日(火曜日)
議長
において寺
尾博
君を
委員
に指名した。 十一月八日(火曜日)
委員新谷寅三郎
君及び齋
武雄
君
辞任
につき、
補欠
とし て、
尾崎行輝
君・
岡田宗司
君及び田中 利勝君を
議長
において指名した。 十一月九日(水曜日)
委員島村軍次
君
辞任
した。 十一月十四日(月曜日)
委員尾形六郎
兵衞
君
辞任
につき、
補欠
として
藤野繁
雄君及び
油井賢太郎
君を
議長
におい て、指名した。 十一月十五日(火曜日)
委員油井賢太
郎君
辞任
した。
—————————————
本日の
会議
に付した事件 ○
昭和
二十四
年度
一般会計予算補正
(第一号)(
内閣送付
) ○
昭和
二十四
年度
特別会計予算補正
(特第一号)(
内閣送付
) ○
昭和
二十四
年度
政府関係機関予算補
正(機第一号)(
内閣送付
) ○
理事辞任
の件
—————————————
黒川武雄
1
○
委員長
(
黒川武雄
君) 只今より
予算委員会
を
開会
いたします。今日は
大蔵大臣
より
昭和
二十四
年度
補正予算
について
説明
を求めます。
池田勇人
2
○国務
大臣
(
池田勇人
君)
昭和
二十四
年度
補正予算
の大綱につきましては、昨日の本
会議
におきまして
説明
いたしましたが、
予算委員会
の御
審議
をお願いいたすにつきまして、改めて御
説明
申上げます。
政府
は今回
シヤウプ勧告
の趣旨に則りまして、
国民負担
の一部の軽減を本
年度内
において実現いたしますと共に、本
年度予算成立
後の諸種の
事情
に基きまして、
公共事業費
、
失業対策費
、
地方配付税配付金
の増額、その他必要止むを得ない使途に充てるために、所要の
予算措置
を講ずることといたしまして、
一般会計
、
特別会計
及び
政府関係
諸
機関
の
予算
を
補正
することといたしました。その
財源
に充当いたしました、主なものは、かねて懸案と
なつ
ておりました
価格調整費
の
大幅制減
による
不用額
、前
年度
剩余金
、
租税
の
自然増收
等によつたものであります。 先ず
一般会計予算補正
(第一号)について申上げます。
一般会計予算補正
の
内訳
は、
歳入
におきまして
追加額
七百七十八億五千八百余万円、
修正減少額
四百十四億七千九百余万円、
差引補正増加額
三百六十二億七千八百余万円。
歳出
におきましては、
追加額
六百八十六億千百余万円、
修正増加額
一億三千二百余万円、
修正減少額
三百二十三億六千四百余万円、
差引補正増加額
三百六十三億七千八百余万円でありまして、この
補正
の結果、
昭和
二十四
年度
一般会計予算総額
は、
歳入
七千四百十三億千二百余万円、
歳出
七千四百十億四千六百余万円と相成る次第であります。 次に
補正予算
の
内容
についてその主なるものを
説明
いたします。 先ず
歳出増加額
は、
公共事業費
の
増加
百六億六千万円、その
内訳
は、
災害復旧費
八十五億円、
一般公共事業費
六億六千万円、
新制中学校舍建築費補助
十五億円、
失業対策事業費
の
増加
八億五千万円、
地方配付税配付金
の
増加
九十億円、
薪炭需給調節特別会計
へ繰入五十四億七千万円、
食糧管理特別会計
へ繰入百七十億九千三百万円、
失業保険特別会計
へ失業保険金給付
財源
繰入八億五千八百余万円、
郵政事業特別会計
へ
收入
補填
財源
繰入四億千二百余万円、
日本国有鉄道
へ
收入
補填財源貸付金
三十億五千二百余万円、
船舶運営会補助
の
増加
二十八億四百余万円、
国民金融公庫出資金
五億円、
肥料配給公団
及び
油糧配給公団出資金
四十二億九千四百万円、
私立学校建物戰災及び震災復旧費貸付金
一億二千四百余万円、
更生資金貸付金
二億円、
行政整理
に伴う恩給の
増加
三億五千余万円等でありまして、
歳出減少額
は
価格調整費
の
減少
二百三十億円、
うち安定帶物資
に関する分百二十八億五千百万円、
輸入物資
に関する分百一億四千九百万円、
大蔵省証券発行割引差額
の
減少
四億三千二百余万円、
引揚人員
の
予定
より
減少
による
同胞引揚費
の
減少
十億一千四百余万円、その他
既定経費
の
節約
三億七千九百余万円と相成つております。 次に
歳入予算補正
の
内訳
は、
税制改正
による
減税額
二百億二百万円、
租税
の
自然増收見込額
二百十三億千二百万円、
差引租税收入
の
増加額
十三億一千万円、その他
官有財産拂下代
の
増加
十四億九千余万円、
復興金融金庫納付金
の
増加
五十億円、
価格差益納付金
の
増加
三十五億円、其の他
雑收入
の
増加
十二億三千四百余万円、
煙草
及び
アルコール專売益金
の
減少
十五億千四百余万円、前
年度
剩余金受入
二百六億五千百余万円であります。 次に
特別会計補正予算
(特第一号)は、今回新たに設置いたすこととなりました
外国為替
、
輸出金融補償
の二
特別会計
と、
地方配付税配付金外
十六
特別会計
に関するものでありまして、いずれも本
予算成立
後生じました諸般の
事情
によりまして必要止むを得ない
予算措置
、又は
一般会計予算補正
に
伴つて補正
をいたす必要が生じましたものでありまして、その
補正
の
総額
は、
歳入増加額
千三百八十七億千百余万円、
歳出増加額
千三百四十六億千六百余万円でありまして、この
補正
の結果、本
年度特別会計
の
歳入歳出予算
は、
歳入
二兆三千三百四十八億九千五百余万円、
歳出
二兆三千十八億四千六百余万円と相成ります。 次に
政府関係機関予算補正
(機第一号)は、本年六月より
政府関係機関
となりました
日本專売公社
及び
日本国有鉄道
に関しまするもの及び
価格調整公団外
六
公団
、
復興金融金庫
、
国民金融公庫
並びに
船舶運営会
に関するものでありまして、
海陸貨物運賃
の
改訂
、
輸入食糧
の
数量増加
、
米価
の
改訂
、その他必要止むを得ない
事情
のために
予算措置
を講ずることといたしましたものであります。 以上を以て
昭和
二十四
年度
補正予算
の
説明
といたします。尚詳細は
政府委員
をして
説明
いたさせます。何とぞ御
審議
をお願いいたす次第でございます。
黒川武雄
3
○
委員長
(
黒川武雄
君)
大蔵大臣
に対する質問は後日に讓りたいと思います。
河野一之
4
○
政府委員
(
河野一之
君)
大蔵大臣
の御
説明
に対しまして、補足して申上げます。 今度提出いたしました
補正予算
は
明年度
の
予算
と一体と
なつ
た
予算
でありまして、明年一月からすべての政策を統一して行うというような
関係
に相立つているわけであります。即ち、賃金の問題、
米価
の問題、
運賃
の問題、
減税
の問題、或いは又
生計費
の問題というようなものが、同時にスタートするというような
関係
に相成つております。 先ず
運賃
の問題につきましては、明年一月から
陸上貨物運賃
を八〇%
引上げ
をいたします。海上につきまして、は、これに相呼応いたしまして九三%
程度
の
引上げ
をいたします。 それからこれによる
物価
の
影響
もあるのでありますが、その外に
食糧
の問題でありますが、
食糧
の
価格
は十一月から一五六・二四という
パリティ
で計算いたしまして、
生産者価格
が四千四百円
程度
と相成ります。そういたしまして
消費者価格
は明年の一月一日から上るわけでありますが、それにつきましては、一月から十二月までの
間消費者価格
を動かさないという
建前
で、二十五年における麦、米の
価格
というものを一応想定いたしまして、大体夏作については一六〇
程度
の
パリティ
、秋作については一六七、八
程度
のパリテイで
生産者価格
を想定いたしまして、これをペイするように
消費者価格
を定めているのであります。
消費者価格
は一一%
程度
一月から上りまして、現在十キロ
当り
四百五円のものが、四百五十円
程度
に相成る
予定
であります。 こうして
物価
、
運賃
及び
米価
の
値上り
によります
生計費等
への
影響
、
物価
への
影響
というものは、
減税
によつて吸收するのでありまして、例えて申しますれば、
織物消費税
及び
取引高税
の
撤廃
によりまして
生計費
への
影響
が緩和されます。又
一般物価
につきましても、
取引高税
の
撤廃
によりまして、
運賃
の
値上り
というものも或る
程度
吸收するというような
建前
で、この
予算
を組んでいる次第であります。
昭和
二十五
年度
の
予算
につきましては、大体枠が決まりまして、
総額
は大体六千六百億円
程度
、
租税收入
は四千四百五十億円
程度
というふうに現在のところ考えております。大体の
内容
は決定いたしましたものの、細部の折衝において未だ纏まりませんところがありますので、詳細を申上げるまでに至らんことを御了承をお願いいたしたいと思います。 今回提出いたしました
補正予算
は、
一般会計
、
特別会計
及び
政府関係機関
の三種類でございますが、これはお
手許
に差上げました書類で御覽頂きたいと思うのでありますが、勿論一番重要なのは
一般会計
でありまして、この
関係
が
特別会計
及び
政府関係機関
にお互いに関渉し合つておるというような
関係
に
なつ
ておりますので、
一般会計
から先ず申上げたいと存ずるのであります。お
手許
に一枚紙の分が行つておると存ずるのでありますが、これで便宜
説明
させて頂きます。 先ず
歳出
の方でございますが、
公共事業費
の
増加
、
公共事業費
は今
年度
五百億円でありますが、これに対して百六億六千万円という
追加
でございます。先ずその
内訳
が、
災害復旧費
八十五億円、その次の
一般公共事業費
六億六千万円でございますが、そのうち五億円は都市の
街路事業
でございます。一億六千万円は
引揚者
の
住宅
の改修、
補修
といつたような
経費
であります。
公共事業費
に
営繕関係
で計上いたしますものは、一件
当り
百万円以上のものに
なつ
ておりまするので、そういつた
住宅
の
補修関係
の
経費
で百万円以上のものが
公共事業費
に計上されております。
買收
であるとか、或いは百万円以下であるとかいうようなものにつきましては、別途
厚生省
の
予算
に
引揚民対策費
としてあるのでありまして、両方
合計
いたしますと四億二千三百万円ということになるのでありまして、四億二千三百万円から一億六千万円を引きました額が
厚生省
の方にあるわけでございます。その次はいろいろ問題のありました六・三制の分でありますが、十五億でありまして、大体三千
教室程度
に相成ろうかと存じております。 それから
失業対策事業費
の
増加
でありますが、これは最近における
失業者
の
状況
に鑑みまして、最近二万人
程度
の
失業救済事業
をや
つたの
でありますが、これが今後相当殖えても、大体倍
程度
殖えても、この金で賄い得るようにということでこの
経費
を計上した次第でございます。
地方配付税配付金
でありますが、これは当初
予算
に五百七十七億円計上いたしてありましたものを、最近における
災害
の問題とか、或いは
地方財政
の
実情等
に鑑みまして、この
金額
を
増加
計上いたした次第でございます。 その次の
特別会計
及び
政府関係機関
繰入でありますが、そのうちの先ず第一の
輸出金融補償特別会計
でありますが、これは今回創設いたしました
特別会計
でありまして、十二月一日から開始せられるという
予定
で
予算
は組んでおりますが、これも近く
法律案
が出る
予定
に
なつ
ております。これは
任意保險
でございまして、大体現在の
輸出関係
の七〇%
程度
が入るものであろう、
貸付金額
は大体七〇%
程度
に相成るのではないか、
加入率
も大体七〇%
程度
として、
補償料
は千分の二・五でありまして、十一月以降貿易の
輸出金額
を四百六十八億円といたしまして、今言つたような方法で計算いたしまして、五千九百万円の
補償料收入
を
特別会計
に計上いたしております。この五億として入れます分は同
会計
の
運転資金
というような
関係
に相成つております。それから
農業共済
再保險
特別会計
繰入でありますが、これは三つ程事項がございまして、
蚕繭共済
即ち生糸の
関係
の
保險料
というものは、
從来農民
の外に
消費者
が
公定価格
で以て負担して置くという制度でありましたが、今回
公定価格撤廃
に伴いまして、
一般会計
からその
公定価格
に込められてお
つた保險料分
を負担するというのが第一点、第二点は
家畜共済関係
の
保險料
の二分の一を国において負担するという問題が第二点であります。第三点は麦の
関係
で、
共済保險金
の
支拂
が
不足
するという
関係
になりますので、それを繰入れる次第でございます。次に薪炭需給
特別会計
繰入でありますが、これは
御存じ
の
通り薪炭会計
における
赤字
の繰入れということに相成つております。
薪炭会計
における
赤字
はなかなか掴みにくいのでありますが、
差当り
この
程度
のもので入れて置くという
考え方
でございます。精算の結果でありませんと真の
赤字
の額は決定しないわけでございます。その次は自作農創設
特別会計
繰入でありますが、これはこの事務を
勧銀
がやつているのでありますが、即ち代金の
支拂
、
証券
の
交付
というものを
勧銀
がやつておりますが、その
勧銀
に対する手数料の
増加
であります。
市町村
も一部やつておりますが、
市町村
に対する
交付金
の
増加
、
從来金額
の何%ということでやつておりましたものを
件数主義
に直したといつたような
関係
でありまして、非常に零細な
金額
のものが殖えましたので、
金額
に対するパーセンテージではなかなか示しにくいという
事情
があるわけであります。その外に元の地主でありましたものに金を渡すわけでありますが、不在であるといつたような
関係
で供託する分もございます。 それから次の
食糧管理特別会計
でありますが、これが今
年度
予算
の大きな問題でありまして、先程申上げましたように、米の
価格
が上るということの外に、当初二百三十万トンと
予定
いたしておりました
輸入食糧
が二百九十万四千トンというふうに殖えて参りまするので、
運転資金
がこの
程度
不足
するわけであります。今
年度
の
食糧
の
輸入
は三百十五万五千トンでありますが、そのうち三十五万一千トンというものが大豆でありまして、
食糧
といたしましては二百九十万四千トンということに相成ります。 それからその次に
郵政事業特別会計
繰入でありますが、これは
石炭手当
、
寒冷地手当
の繰入でございます。 失業保險
特別会計
繰入は最近における
失業者
の
状況等
に顧みまして、
失業保險金
が
増加
いたしましたので、その分の三分の一を国家が負担する、
一般会計
が負担するという
関係
に相成つておりますので、これを繰入れるわけでございます。 次に
国民金融公庫出資金
でありますが、これはお
手許
の数字の二億と
なつ
ておりましたのは、これは五億の間違いでございます。ミス・プリントでございます。総計には変りございませんが、五億円、これは
国民金融公庫
の
生業資金
の
貸付金
に対して、国が
出資
をしてその
資金
を使つているわけでございます。
公団
の
出資金
でありますが、これは
肥料公団
と
油糧公団
であります。
油糧
というのは油でございます。
肥料公団
が三十三億七千八百万円、それから
油糧公団
が十億一千六百万円、これはいずれも
年度内
における
運転資金
の
不足
を補なうわけでございます。 その次の
国有鉄道貸付金
三十億五千二百万円でありますが、このうち二十億
程度
は真の
赤字
であります。
鉄道会計
におきましては、旅客の
收入
が思わしくありませんで、相当の
赤字
が出るのであります。このままに放つて置きますれば出るのでありますが、今回八割上げましても、尚この
程度
の
金額
が
不足
するわけであります。残りの十億円
程度
のものが
石炭手当
及び
寒冷地手当
でございます。 それから
船舶運営会補助
でありますが、
船舶運営会補助
は当初三百万トン
程度
と
予定
しておりました
外航
の
收入
が半減いたしますのと、
他方石炭
の
補給金
が
撤廃
せられました
関係
によりまして、九割三分一月から上げるのでありますが、この
程度
の
金額
が
不足
いたしますので、
一般会計
から入れるわけでございます。 その次は
価格調整費
でございますが、
価格調整費
は当初
予算
に二千二十二億というものが計上され、てあ
つたの
でありますが、これが二百三十億
減少
いたします。 この機会におきまして
前回予算
を御
審議
頂きました以後におきましての
価格
の問題につきまして申上げまするならば、先ず
石炭
の問題でありますが、
石炭
につきましては六月にガス、
コークス向け
の
補給金
を
廃止
いたしております。七月に
コークス
を三〇%
値上げ
をいたしております。それから八月十五日に
鉄鋼
、
肥料
、
ソーダ等
の
特定産業
向
石炭
の
補給金
を
撤廃
いたしております。九月十五日に
配炭公団
の
廃止
と同時でありますが、
船舶運営会
に対するいわゆるバンカーの
補給金
を止めております。現在残つておりますのは、
輸入石炭
のうち
鉄鋼用
の分だけでありまして、これが九月の二日に
從来
のものの一〇%
アップ
、十二月から三〇%
程度
の
アップ
、
引上げ
になる
予定
であります。 それから
鉄鋼
につきましては
石炭
を外しました結果、九月において
製鋼用銑
につきまして一〇〇%の
値上げ
がありました。それから
鑄物用銑
につきましては七三%値上がございました。
鋼材
につきましては三五%の
値上げ
でございます。十二月におきまして銑鉄につきまして二〇%
程度
、
鋼材
につきまして四〇%
程度値上げ
を考えておりまして、この
価格
で以て来年六月まで六ケ月
間程度
はこのままで行くというふうに考えております。
鋼材
の
生産
は百八十万トン
程度
でございます。 それから銅につきましてはすでに
廃止
したことは
御存じ
の
通り
でございます。
肥料
につきましては今年
生産
百二十二万トン
程度
でありますが、明年の一月に大体二〇%
程度
、三月に一五%
程度値上げ
をいたす。これは相当
生産
の段階において吸收せられるのでありますが、
最終消費者価格
においてその
程度
に相成ろうかと存じております。
ソーダ
につきましては九月の二日に四四%
値上げ
をいたしております。大体明年四月からはなくなるというふうに考えております。但し
ソーダ用塩
の
価格
は
引上げ
はいたさん
予定
であります。 その外に
ちよ
つと申落しましたが、
漁網関係
におきましては、来年の六月から大体
廃止
をいたすというふうに考えております。 以上のような
考え方
でこの
補給金
の
節約額
を計算いたしたのでありますが、先程
大臣
の御
説明
にもありました
通り
、
安定帶物資
の
関係
で百二十八億、
端数
はございますが、
輸入物資
の
関係
で百一億、
端数
を切上げまして
合計
二百三十億
節約
になり、
安定帶物資
の
関係
におきましてその
内訳
を申上げますならば、
石炭
において百八十八億
減少
いたします一方、
鉄鋼関係
で十八億程
増加
する。銅で十四億程
減少
いたします。
肥料
で五十五億程殖えるといつたような
関係
に相成つております。 以上
価格調整費
の御
説明
でありますが、その次の
国債費
でありまするが、
国債費
につきましては、
大蔵省証券
の
発行額
が最近では、今まで発行いたしておりませんが、減る
見込
でありまして、その
関係
で
割引差額
がこの
程度
は
減少
するというふうに考えております。
同胞引揚費
でございますが、これは当初四十六万九千人というような
引揚人員
を
予定
いたしてお
つたの
でありますが、十月末までにおきまして八万二千人の
実績
であります。その後二万五千人
程度
今月中に帰られるというふうな
考え方
で、勿論十二月以降は
ちよ
つとむずかしいと思いますが、十万七千人
程度
のことで
予定
いたしますとこういうような
減少
が立つわけであります。勿論この
同胞引揚費
の
減少
を立てるにつきましては、多少のマージンをとつておりまして、例えて申しますれば、
引揚者
の
貸付金
は二億というふうに考えております。
住宅
の
補修
というような問題も考えておるわけであります。
雑件
につきましては、これは雑務の
件数
に亘りますが、例えて申しますれば、
私立学校
の
貸付金
が一億二千四百万円というようなもの、それから
臨時国会
の
開会
に必要な
経費
、それから
裁判費
、
検察費
の
不足
、
租税拂戻金
約五億円
程度
でありますが、その
不足
、それから
税制改革
に伴います再評価その他の
関係
の
経費
一億四千万円
程度
、こういつた沢山の
件数
に亘る本当の意味の
雑件
でございます。 以上
歳出
でありますが、
歳入
につきましては、
税法改正
による
租税收入
の
減少
でありますが、これは確かお
手許
に
概要
というのを差上げたと思うのでありますが、二十四
年度
補正予算概要
という厚いのがお
手許
に行つておりませんでしようか。それの七枚目のところに載つておるのでございます。 二十四
年度
租税及印紙收
入
予算補正額表
というのがございます。これで大体
内訳
を御了承願えるのでありますが、先ず
税法
の
改正
は大体
シヤウプ勧告
のラインに沿つておるわけでございますが、先ず
減税
といたしまして
源泉徴收
で五十六億六千六百万円、
清涼飲料税
を一億七百万円、
織物消費税
、これは一月から
撤廃
いたすのでありますが二十五億九千二百万円、
物品税
の
整理
二十三億八千百万円、それから
取引高税撤廃
が九十二億五千六百万円、
合計
二百億二百万円ということに相成ります。これは今申上げました
通りシヤウプ
の
勧告
の筋でありますが、
織物消費税
と
取引高税撤廃
は、その
勧告
の線に先だつてやつておるわけであります。この
事情
は先程申上げました
通り
であります。
自然増收
の方は、これも
現行法
による
收入
見込額
の欄に計上いたしてあるのと当初
予算
との
差額
でありまして、
所得税
におきましては、
源泉徴收
で百四十九億五千万円
増加
でありますが、
申告関係
で百九十六億七千五百万円
減少
いたし、
差引
四十七億二千五百万円
減少
する。それから
法人税
は三百二十七億というような、以下細かい
内訳
でございます。 以上
税法関係
については、或いは
主税局長
から詳細御
説明
願うことといたしまして、その次の
官有財産売拂代
でありますが、十四億九千万円ということに相成つておりますが、これは当初
予算
において二十四億円
程度
の計上があ
つたの
でありますが、現
内閣
の方針によりまして、
国有財産
の
積極的整理
を図るという
考え方
で
増加
計上いたした次第であります。土地、
建物等
で約八億円、その他は
証券
であります。 それからその次の
地方公共団体貸付金償還金
と申しますのは、これは
昭和
二十二年に
生活補給金
二・八ケ月分をやるときの
財源
といたしまして、
地方団体
に国から
貸付
をいたしましたその
貸付金
の本
年度
の返還の
年割額
でございます。
日銀納付金
でありますが、これは今までの
実績
と今後の、今
年度
下半期の
見込額
を計上したわけでありますが、これは
回收
の
増加
に伴うものであります。 それから
価格差益納付金
は最近における
価格改訂
の結果に基く
差益
の
納付金
の
増加
であります。 それから
煙草
でありますが、これは
煙草
の
売行き
、特に
高級品
に対する
売行き
が当初
予定
した
通り
に参りませんので、この
程度
の益金の
減少
がある
見込
であります。 それから
アルコール專売益金
でありますが、これは
ちよ
つと
建前
が
変つたの
でありまして、
從来アルコール会計
におきましては、酒のために出しまするアルコールは酒税で相当部分を加えて売つてお
つたの
でありますが、今後は原価で売りまして税を含まない
価格
でやりまして、その分は別途酒税として
一般会計
で調整するというふうに制度変更になりましたために
減少
が起るわけであります。 国営競馬でありますが、国営競馬は最近馬券の
売行き
が余りよくないというような
関係
で、最近の
実績
を徴しまして
減少
を立てたわけであります。 その他はいろいろございますが、国庫指定預金の利子でありますとか、或いは少額紙幣の
整理
差益
というようなもの、こういつたようなものであります。 それから前
年度
剩余金
でありますが、これは二十三
年度
末までに確定いたしました二十三
年度
の
剩余金
の二分の一を取るというものであります。残り二分の一は
明年度
における国債償還の
財源
というふうに考えておるわけであります。 それから
特別会計
でありますが、
特別会計
はこの
一般会計
の方針に大体則つておるのであります。これと相関渉する
会計
が大部分でありますが、新らしく先程申しました
輸出金融補償特別会計
と
外国為替
特別会計
の新設がございます。
輸出金融補償
の
内容
は一部申上げたのでありますが、
外国為替
につきましてはもはやすでに
外国為替
資金
でやつておるのでありますが、それを
特別会計
化するのでありますが、輸出入の為替の買取りを
外国為替
で、この
会計
でやるわけでございます。
從来
ありましたような複雑な許可制が
廃止
されまして、輸出については十二月から、民間の
輸入
については一月一日から新らしい制度のスタートがあるというふうに考えております。 見返り
資金
の
関係
でありますが、見返り
資金
は当初千七百五十億というものを千五百億
程度
に
減少
いたしております。
外国為替
貿易、それからいわゆる貿易
関係
の
予算
の数字というものは輸出は大体五億二千万ドル、
輸入
は九億九千五百万ドルというような数字で考えております。この数字を基礎といたしまして
予算
の編成を行
なつ
ておるわけであります。
公団
関係
は業務取扱数量の
増加
と、それから一部
価格
の
改訂
、例えば
食糧
配給
公団
につきましては、
米価
の
値上り
といつたような
関係
でそういつた業務
数量増加
といつたようなことで
増加
したと申上げて差支ないと思います。 大体以上で以て御
説明
申上げました。又詳細につきましては御質問によりまして申上げることにいたします。
黒川武雄
5
○
委員長
(
黒川武雄
君) 主計局長の御
説明
に対しまして御質問がございましたら……。
木村禧八郎
6
○
木村禧八郎
君 見返り勘定の最近の收支、收支というのは物資を売つて、どのくらい
金額
が貯つていて、そうしてその中の運用ですね。
貸付
がどのくらいで、それから米穀
証券
が運用しておるのは幾らか、その
内訳
の細目について……。
河野一之
7
○
政府委員
(
河野一之
君) それは只今
手許
に資料を持つておりませんので、いずれ資料で御
説明
を申上げた方がいいかと思います。大体現在四百億
程度
食糧
証券
に運用していると思いますが、資料を以て申上げた方がいいと思います。後程提出いたします。
木村禧八郎
8
○
木村禧八郎
君 それから先程の基礎に
なつ
ておる貿易計画ですね。
輸入
額は九億九千五百万ドル、輸出が五億二千万ドル、これは当初計画と比較いたしましてどういうふうになりますか。
河野一之
9
○
政府委員
(
河野一之
君) これはそう異動はないのでございますが、当初は確か輸出が五億ドルというふうに考えておりました。それから
輸入
は九億五千万ドルというふうに考えておりました。
木村禧八郎
10
○
木村禧八郎
君 そうしますと、
輸入
超過がそれによつて多くなるという基礎に
なつ
ておるのでありますか。
河野一之
11
○
政府委員
(
河野一之
君) そうでございます。それは
輸入
の分にはガリオアが入つておるわけであります。
木村禧八郎
12
○
木村禧八郎
君 全体として最初の貿易計画よりも
輸入
超過の方が多い基礎に
なつ
ている。そういうふうに解していいわけですか。
河野一之
13
○
政府委員
(
河野一之
君) そうですね、多少多く
なつ
ております。
木村禧八郎
14
○
木村禧八郎
君 それからこの
外国為替
の方ですが、ポンド地域に対して輸出超過が相当あるのですね。だから外貨手持というのがあるわけですが、それはどのくらいに上つておりますか。今お分りがなければ後で資料で……。
河野一之
15
○
政府委員
(
河野一之
君) 確か千五六百万ポンドだつたと思います。
小川友三
16
○小川友三君 資料請求ですが、この
一般会計
の
歳入
の方で
国有財産
の売拂代金の
増加
というところで、十四億九千万がありますが、このうち不動産を九億、あとは
証券
が入つておるというところですね。財産税で
証券
を、株券で物納させましたのが、今八十円の株券が十円ぐらいに
なつ
ているのがざらにあるのでありまして、
政府
が持つている株券でうんと損をしておるのがありますね。これを一つ資料を出して貰いたい。それから
歳入
の方のその他というところで十二億の
歳入
がありますが、これはただ儲かつたようなさつきお話がありましたが、これも詳細に資料を出して貰いたいと思います。それからもう一つ資料を出して頂きたいのは、
同胞引揚費
の中で細かに資料を出して貰いたい。それから
雑件
の欄で四十三億というのがありますが、これも資料を出して頂きたい、こう思います。
河野一之
17
○
政府委員
(
河野一之
君) それでは取調べまして適当の資料を提出することといたします。
木村禧八郎
18
○
木村禧八郎
君 もう一つ資料として、先程速くお話があ
つたの
でよく分らなか
つたの
でありますが、
補給金
の
価格調整費
の資料と
公定価格
の
引上げ
、それの経過を何か表みたいにして出して頂けませんか。
河野一之
19
○
政府委員
(
河野一之
君) たびたび
価格
の
改訂
と申しますか、
価格
調整の措置が行われましたが、そのときに幾ら出たかというような
金額
的な計算は
ちよ
つとむずかしいのでございますが、ただ事柄だけでございましたならばできるかと思いますが、先程申上げたところのいつ何%上げたというような
程度
ならば何ですが、そのときの措置で幾ら
節約
に
なつ
たかというようなことは、同じものが何回にも
なつ
ておりますので……事柄だけでございましたならば或いは表みたいにして……。
木村禧八郎
20
○
木村禧八郎
君 品種別にですね。
河野一之
21
○
政府委員
(
河野一之
君) はい。
岩木哲夫
22
○岩木
哲夫
君 資料をお願いいたしたいのは、
薪炭需給調節特別会計
の、
赤字
、これに対する余り小さくなくてよいのですが、大体あらましの
内容
の資料を出して頂きたいということが一つと。食管
特別会計
の百七十億に対する問題につきましてもその
内容
につきまする資料。それから
肥料
、
油糧
の公用
資金
、先程お話を聽きましたが、これはどういうわけで
赤字
でありますか、その二つの
公団
の
内容
のあらましでありますが資料。それからもう一つは前
年度
剩余金
が、これは二分の一と今承わりましたが、そうすると
合計
四百なんぼだと思いますが、これはどの項目、どの款目で
剩余金
がこんなに入つたか、このあらまし、以上の資料をお願いいたしたいと思います。
河野一之
23
○
政府委員
(
河野一之
君)
食糧
管理と
肥料
、
油糧公団
のことは、これは提出の
予算
書で大体細かく出ておりますので、お分り願えると思います。それから前
年度
剩余金
でありますが、これはいろいろ
歳入
の
増加
もございまして、
歳出
の
不用額
があつたものもございますので全部の款項目に亘りましてどこで幾らかというふうにすると非常に厖大な書類になりますので、多少
内容
を省略さして頂けますでしようか。
岩木哲夫
24
○岩木
哲夫
君 それで結構でございます。
河野一之
25
○
政府委員
(
河野一之
君) かしこまりました。
波多野鼎
26
○波多野鼎君 先程の木村
委員
の要求された資料に関連してですが、
価格調整費
を
廃止
したために何%ずつか上げて行
つたの
だと思うのです、
価格
を。その基礎に
なつ
ておる資料を出して頂きたい。こういう理由で何%上げた。例えば五%上げた、その商品の
生産
額その他を対照しながら材料を作つて頂きたい。
河野一之
27
○
政府委員
(
河野一之
君) それは詳しくは
物価
庁の方からそういう資料を出して頂きます。
波多野鼎
28
○波多野鼎君
物価
庁から貰つてもいいです。
黒川武雄
29
○
委員長
(
黒川武雄
君) 外に御質問ございませんか。
小川友三
30
○小川友三君
失業対策事業費
がこれでは四万人分しか作れないのだという御
説明
がありましたが、もう少しこれを殖やす、というのは、
歳入
面で官有財産の売拂代金の面でもつと沢山の
失業者
が救済できないのかということを一つ参考資料を出して貰いたい。
失業対策事業費
という題で僅かな
金額
で、これでは四万人しか救えない。これは
官有財産売拂代
金の
増加
十四億でもつと
増加
できると思う。この点をもう少し考えて資料を出して貰いたいと思います。
河野一之
31
○
政府委員
(
河野一之
君) ここに計上してございます失業対策と申しますのは、何と申しますか、一般の失業でありますと公共事業とか何とかで救うのですが、そういうところではいけない、例えば知識階級の人でありますとか、或いは非常に肉体的に能力のない人、或いはどぶ浚いとか、そういうような性質の失業応急事業でありまして、本当の意味の失業対策の方は、失業保險の
特別会計
への繰入れと、一般公共事業でできるだけ
失業者
を
生産
的な方面に向けて行くという考えでおります。
小川友三
32
○小川友三君 これはどぶ浚いのことですか。
河野一之
33
○
政府委員
(
河野一之
君) どぶ浚いということは例を申上げたので、簡單な作業できるような事業をやつておるわけであります。治山治水ですか、そういつたような多少肉体的な仕事を要するというようなものはむずかしいものですし、
失業者
は主として都会に溢れておりますので、主として労賃を多く使う事業、大体まあ六〇%以上労賃に
支拂
われるといつたような事業を失業応急事業というような認定をいたしまして、そうしてそこに
失業者
を失業救済の目的で、むしろ事業そのものよりは失業救済の目的でやつて行くという事業であります。併し失業救済というものはそれだけで行くものではありません。外の方の積極面と一緒に
なつ
て、失業救済になるというふうにお考え願いたいと思います。
木村禧八郎
34
○
木村禧八郎
君 それから更に復金の
回收
状況
ですね。預金
貸付
の
回收
状況
の模様、それからこれは直接
関係
ないのですが、最近の預金利子運用の
状況
ですね。これは大まかでいいのですが、
貸付
が幾ら、現金が幾ら、そういう大まかな事項でいいのですが、この二つをお願いします。
岡田宗司
35
○
岡田宗司
君
価格
補給金
の
撤廃
その他によつて
物価
が上りますし、又
米価
の
改訂
によつて米の
価格
も上る。それが
生計費
の方へどういうふうに現われるか、或いは又ここに
予定
されておる
減税
がどういうふうに現われるか、それに関する資料を一つお願いしたいと思います。
河野一之
36
○
政府委員
(
河野一之
君)
生計費
への
影響
と申しますと、なかなかこれはまあむずかしいと申しますとなんでありますが、家族持と独身者というように、それから所得の階層によつていろいろ違うのでありまして、代表的なものを取つて調べて見るというふうなことで御了承願いたいと思います。
岡田宗司
37
○
岡田宗司
君 それで結構であります。
黒川武雄
38
○
委員長
(
黒川武雄
君) 外にありませんければ、質問はこのくらいで打切りたいと思います。どなたか御質問がありませんか。それでは本日の質問はこれで打切ります。
—————————————
黒川武雄
39
○
委員長
(
黒川武雄
君)
ちよ
つとまだ残つておることがありますからお残り願います。 本
委員
会
理事
飯田精太郎
君より
理事辞任
の届出が出ております。許可することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
黒川武雄
40
○
委員長
(
黒川武雄
君) 御異議ないと認めます。それでは議員の
補欠
につきましては又次回に讓りたいと思います。
波多野鼎
41
○波多野鼎君
補正予算
案の
審議
のやり方をどういうふうにやりますか。分科会を設けるというようなことはやりますか。
黒川武雄
42
○
委員長
(
黒川武雄
君) 分科会は設けないでやりましよう。又そういうことは
理事
会で御相談いたしましよう。
波多野鼎
43
○波多野鼎君 それから公聽会の問題とかいろいろありますから……。
黒川武雄
44
○
委員長
(
黒川武雄
君) 追つて又
理事
会をいたします。 それでは本日はこれを以て閉会いたします。 午後二時四分散会 出席者は左の
通り
。
委員長
黒川
武雄
君
理事
内村 清次君 田村 文吉君 岩間 正男君
木村禧八郎
君 岩間
仁藏
君
委員
岡田 宗司君
岩崎正三郎
君 波多野 鼎君 城 義臣君 深水
六郎
君
田口政五郎
君 中川 幸平君
西川甚五郎
君 平岡 市三君 岩木
哲夫
君
飯田精太郎
君
西郷吉之助
君
伊達源一郎
君 久松 定武君 堀越
儀郎
君
松村眞一郎
君 寺尾 博君 藤野 繁雄君 小川 友三君 国務
大臣
大 蔵 大 臣
池田
勇人君
政府委員
大蔵事務官 (主計局長) 河野 一之君