○
政府委員(
浦島喜久衞君)
郵便車を汽車に連結します場合に、多くは現在におきましては
鋼鉄車であるわけでありまして、従いまして万一
事故等がありまして、
鋼鉄車の間に
木造の
郵便車がありますと、
自然郵便車がその間に挟まりまして壞れまして、不測な障害が起るということがあるわけでありまして、そのような
意味からいたしまして、第四項におきまして、
原則としてはやはり
台枠が
木造であるものについては
車両と
車両の間には連結をしてはならないということがあるわけであります。併しながら
輸送上特にこの
郵便車を連結します場合に、たまたま
鉄道側の
事情におきまして、その現場に
鋼鉄車がないという場合があるわけであります。そういう場合にも、やはりこの
郵便物は
運送されなければならんのでありますので、そういう止むを得ない場合には、止むを得ない
事情があ
つて木造車を連結しなければならないという
事情がありました場合は、やはり止むを得ませんので、そういう場合には
木造車を連結してもいいということにな
つているのであります。併し
郵便車におきましても、やはりこの危險を防止する
意味におきまして、
鋼鉄車にするということはこれは当然なことであります。併しながら戰前からまだこの
木造車の分が相当残
つておるわけであります。どういたしましてもこの配車の
関係で
木造車を連結せざるを得ないという場合がありますので、こういうことにいたしたのであります。