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黒田英雄君 私が
只今問題にな
つております
臨時專売制度協議会に
関係をいたしておりますので、
事情を承知しておりますから
一つ御
参考に申述べたいと思うのですが、七月の末でありましたか、
大蔵省の方から話がありまして、私は任命も受けられるわけではないのであ
つて、ただこれらの人々にお願いをして
一つ相談会みたいなものを拵えて、
專売制度について研究して呉れないかというような
お話があ
つたのであります。それまでまあそれを大きくしたのでありますが、そこでそのメンバーが、
只今一人落ちてお
つたようですが、それは今為替監理局
委員会の
委員長をしている木内君であります。それで十八名のメンバーで組織されまして、そこで私はそれの
纒め役みたいなことで、
会長という
名前で指名をされたわけでございます。それから順次いろいろな研究をするに当
つて必要な資料を各メンバーから要求がありまして、これはどうも
政府に頼まなければできませんので、
大蔵省、或いは
專売公社にお願いをして資料を整えましていろいろその間
意見の交換もあ
つたのですが、その中に、先ずそれでは
煙草について
一つこの頃問題にな
つておる
民営か、現在の制度を維持することがいいか。この点について
一つ研究をして見ようじやないかということになりまして、そうするのには、何か一応
民営にすればどういうものに、どういうふうにや
つて行けるか、どういうものを
考えられ得るかということの案を
一つ作らんというと、話をして行く上においてどうも具体的にならんというようなことがありまして、その中で小
委員会というものを拵えまして、
民営にすればこういうことが
考えられる、という案を
作つたのであります。勿論この小
委員の方もまだそれまでどなたも
意見の発表がなか
つたのであります。賛否の発表がなか
つたのでありますから、私はどなたが
民営論者であるか反対論者であるかということを的確に知ることはできなか
つたのでございますが、まあ大体そういう案を作
つて頂くのに適当と
考える方を五名選びまして、小
委員会というようなものをとにかく
作つたのであります。それについて今日は検討いたしておるのでありますが、その間一遍も私は
民営にしたいからというようなことを
大蔵大臣からも、勿論吉田
総理大臣には会いませんから直接意向は聞いておりませんが、何らの拘束も受けていないつもりであります。又私は拘束を受けないでやる。極く自由な
立場から
一つ皆様の、いろいろな経験者もおられるのですから、そういう方の
意見を
纒めて
政府に
一つ報告しようという
考えを以て今や
つているのであります。内容は、今暫く議論の内容は
お話することをお許し願いたいと思うのでありますが、もう近く
一つ各自の
意見を
纒めまして、結末を一応告げたいというふうに
考えておるような次第であります。決して
政府委員が今述べられたように、
政府はそう決めておるのだからそういうふうに持
つて行くというようなことは少しも受けておらんことは、ここに明言することはできるのであります。