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1949-11-14 第6回国会 参議院 議院運営委員会 第8号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十四年十一月十四日(月曜日)    午前九時四十八分開会   —————————————   本日の会議に付した事件議員米国議会視察に関する件 ○税制改革産業振興対策に関する調  査承認要求の件 ○電力問題に関する調査承認要求の件 ○税制改革交通事業並びに関連産業  に及ぼす影響に関する調査承認要求  の件 ○予算提出時期に関する件 ○国務大臣演説に関する件 ○外国為替管理委員会令第三條第二項  の規定による外国為替管理委員会委  員任命につき承認を求める件 ○社会保障制度審議会設置法第五條第  一項の規定による社会保障制度審議  会委員推薦の件 ○国務大臣演説に対する質疑の件 ○緊急質問に関する件   —————————————
  2. 高田寛

    委員長高田寛君) それではこれより議院運営委員会を開きます。
  3. 松平恒雄

    議長松平恒雄君) ちよつとこの際、御報告を申上げたいことがございます。これはすでに新聞には発表になりましたけれども、一応私から念のために申上げて置きます。それは一昨十二日、司令部ウイリアムス氏から、両院議長に午後二時会いたいという申込みがありまして、それで両院議長つてウイリアムス氏に面会いたしました。ウイリアムス氏は、ゼネラル・ホイツトニイの命を受けて来たということでありましたが、かねて問題になつてつた議員団渡米のことについて、第一班、第二班とも一緒に、十二月の十五日或いは十六日、十七日、船便の都合であるけれども、その辺のときに船で一緒に渡米するということに話が決まつたということでございました。それから尚、期間はどのくらいかと聞きましたら、それは来年の一月の末頃までかかると思うということでございました。それから尚、その向うの予定等については、まだ何も決まつていない。併し大体ワシントンに向つて行くのであるから、サンフランシスコに上陸しても、すぐワシントンの方に向うことになるであろう。併しそのときに何で行くか、どういうふうにして行くか、汽車で行くか或いは飛行機で行くかということも何も決まつていない。それから尚その際、同時に衆議院議長及び参議院議長一緒に来られるようにという招請をもたらして来られたのであります。それでそれらについては、即ち議長が行くか、行かんかというようなことについては、何らその席では返答をいたしませんで、これは一応研究の上で返事をするということにいたしました。それだけのことでありますから、取敢えずその御報告をいたします。それで尚……ちよつとここは速記がない方がいいのですが……
  4. 高田寛

    委員長高田寛君) それではちよつと速記を止めて。    〔速記中止
  5. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは速記を始めて……次に、調査承認要求に関する件、賛否を願います。
  6. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 朗読いたします。  税制改革産業振興対策に関する調査承認要求書  一、事件名称 税制改革産業振興対策に関する調査  一、調査目的 今回の税制改革我が国産業に及ぼす影響は極めて重大であり、特に固定資産の再評価並びに附加価値税固定資産税等一連産業課税については、その実施に当つて愼重なる考慮を要し、その運用に際して万全の措置を講ずべきである。かかる観点より單に課税主体立場からでなく、産業振興立場より当該税制が実施された際の我が国産業就中商工業に及ぼす影響を検討調査し、以て税体系企業自立合理的調整を図る。  一、利益 税体系合理的運用により我が国産業特に商工業分野企業活動を促進せしめるとともに、財政健全化に寄与する。  一、方法 関係資料を蒐集し、政府及び産業団体並びに金融機関或は各企業より夫々の実情を聽取し、且必要に応じて実地調査を行う。  一、期間 今期国会開会中右本委員会決議を経て参議院規則第三十四條第二項により要求する。   昭和二十四年十一月十日    通商産業委員長 小畑 哲夫   参議院議長 松平 恒雄殿  電力問題に関する調査承認要求書  一、事件名称 電力問題に関する調査  一、調査目的 現下の電力に関する諸問題及び今後のあり方につき調査研究する。  一、利益 電力事情安定化を図り、産業復興及び民生の安定に寄与する。  一、方法 政府電気事業者及び一般消費者より説明及び意見を聽取し、資料を要求し、必要に応じて実地調査を行う。  一、期間 今期国会開会中各本委員会決議を経て、参議院規則第三十四條第二項により要求する。  昭和二十四年十一月十日    通商産業委員長 小畑 哲夫   参議院議長 松平 恒雄殿  税制改革交通事業並びに関連産業に及ぼす影響に関する調査承認要求書  一、事件名称 税制改革交通事業並びに関連産業に及ぼす影響に関する調査。  一、調査目的 税制改革交通事業並びに関連産業復興整備とは重大な関係にあるから特に交通事業立場より必要な事項を調査研究する。  一、利益 交通事業並びに関連産業復興諸税負担調整とに寄与する。  一、方法 政府交通事業者関連産業者より意見を聽取し、且つ関係資料を蒐集し、調査を行う。  一、期間 今期国会開会中右本委員会決議を経て、参議院規則第三十四條第二項により要求する。   昭和二十四年十一月十一日      運輸委員長 板谷 順助   参議院議長 松平 恒雄殿
  7. 高田寛

    委員長高田寛君) 以上の三件を承認することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶあり〕
  8. 高田寛

    委員長高田寛君) 御異議ないものと認めます。
  9. 板谷順助

    板谷順助君 今回の税制改革は、ひとり交通或いは産業関係ばかりでなく、あらゆる方面に重大な影響があると思いますので、国会において特別な委員会を設けた方がいいのじやないかというよう考えがありますが、今ここで決めませんで、よく各位にお考え願つて、その方が徹底するのではないかと思います。恐らくは交通或いは産業ばかりでなく、外の委員会からも、この調査要求が出るのではないかと思います。どうぞ諸君におかれましても、よく十分一つ研究になつて、お取扱いを願いたいと思います。
  10. 高田寛

    委員長高田寛君) では、暫らく休憩いたします。    午前十時三分休憩    ——————————    午前十時二十五分開会
  11. 高田寛

    委員長高田寛君) ではこれより議院運営委員会を再開いたします。
  12. 増田甲子七

    国務大臣増田甲子七君) 予算提案を、実は十二日にいたしたいと思つておりましたが、種々の関係延び延びになりまして、本日提出いたすつもりでございます。本日の午後予算提案いたしたいと思つております。それから明日の午後一時から衆議院において、午後三時から本院において財政演説を蔵相をして行わしめたい、こう思つております。さよう御了承願います。
  13. 高田寛

    委員長高田寛君) 何か御質問ございませんか。
  14. 鈴木直人

    鈴木直人君 明日は大蔵大臣も来られるのでございますか。
  15. 増田甲子七

    国務大臣増田甲子七君) さようでございます。
  16. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは次に、外国為替管理委員会委員任命に関し同意を求められた件を議題といたします。
  17. 増田甲子七

    国務大臣増田甲子七君) 外国為替管理委員をいたしておりました山本米治君が安本の副長官に転任いたしまして、その後任といたしまして大久保太三郎君を御同意を願いたいと存ずる次第でございます。大久保太三郎君は大正十三年に東大を出まして日本銀行に入りまして、ずつと日本銀行に勤務をいたしておりましたものでございまして、為替管理関係におきましては專門家であり、適当なものと考えておる次第であります。何とぞよろしく御同意あらんことをお願いいたします。
  18. 高田寛

    委員長高田寛君) 何か御質問ございますか。
  19. 大隈信幸

    大隈信幸君 今ここですぐこれを決めることはむずかしいと思う。各会派で相談して、次回に議題に供するようにして頂きたいと思います。
  20. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは次回までこれを延ばすことに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  21. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは次回まで御研究を願うことといたします。   —————————————
  22. 高田寛

    委員長高田寛君) それから社会保障制度審議会委員委嘱の件をお諮りいたします。委員部長から説明を願います。
  23. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 社会保障制度委員として姫井伊介さんがおられましたが、この度辞任なさいまして、その後任推薦方内閣総理大臣から依頼がございました。それで前回の推薦の場合におきましては、緑風会二、民自党民主党及び社会党各一、こういう割合ように決定しております。それで姫井さんの辞任は緑風会でございまして、緑風会から一名補欠といたしまして、井上なつゑ君が推薦されております。
  24. 小川久義

    小川久義君 委員の人が他の会派へ所属されると人数が減るわけですが、その会派に附属されて辞任されたらその会派から出すことは結構ですが、他の会派へ行かれたことによつて人数が減るわけですが、減つてもその会派で出すということはどうですか、その点数字的にはどうなりますか。
  25. 鈴木直人

    鈴木直人君 今のは一人減つたでしよう。そうしたら人数が又変りましたね。その人数でその定数を割つて計算したところがやはり二人当る、こういう結論になるのだから……
  26. 小川久義

    小川久義君 それならいい。
  27. 鈴木直人

    鈴木直人君 そういう意味つたです。そのために一・四くらいに少くなつて、一・八くらいのものが外に出て来たという場合は、そつちへ行きますけれども、今の場合は一人減つても数字的に……
  28. 小川久義

    小川久義君 それを聞いたわけなんだ。
  29. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 一人の変更ではその割合の数には変更ございません。
  30. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは別段御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  31. 高田寛

    委員長高田寛君) 御異議ないものと認めます。
  32. 山下義信

    山下義信君 この件異議ありませんが、関連して社会保障制度審議会委員のことにつきまして官房長官ちよつと……
  33. 高田寛

    委員長高田寛君) 今官房長官を呼びにやりましたから、暫らくお待ち願います。
  34. 山下義信

    山下義信君 今社会保障制度審議会委員の件が議題になつて御決定を見ました。この機会に関連しまして官房長官に御意見を伺つて置きたいと思います。それは社会保障制度審議会委員の構成は、御承知よう国会から出ます者が十名、官吏から出ます者が十名、学識経験者から十名、各種団体代表者から十名、こういうふうに御承知よう設置法の法律で決定しておりますが、私が今次に申そうというようなことは、審議会で問題にしますことは穏当を欠くと思いますので、この席を借りまして、官房長官に申して御考慮願いたいと思いますが、今会長に当つておりまする大内兵衞博士、これは学識経験者として選任された委員でありますので、最近内閣統計委員長という職に就かれて、先般衆議院でその件の承認がありました。特別職ではありますが、私は官吏だと思います。そうすると、この大内博士委員としての資格がどうであろうかという問題が出て来る。各省の次官から出ておる官吏の数を一名減らしまして、官吏の数を揃えるとか、どうとかしなきやならんと思いますが、事、会長の職にある委員のことでありますから、内閣で至急御研究願つて、どうすればよいかということを、お考えをして見て頂きたい、かように思います。官房長官意見如何ですか。
  35. 増田甲子七

    国務大臣増田甲子七君) 山下さんのおつしやることは、私一つ至急研究をいたしたいと思います。
  36. 山下義信

    山下義信君 どうぞ。
  37. 中村正雄

    中村正雄君 ちよつと官房長官にお尋ねしますが、この前の国会会期を決めるときに、大体予算は十日までに、八日か十日頃に出せるという見込みで、二十三日まで会期を決めたわけですが、延び延びになつて今日出ますということでありますが、正式に予算書は本日お出しになることができるのですか、如何ですか。
  38. 増田甲子七

    国務大臣増田甲子七君) 正式に本日予算書を提出いたします。
  39. 中村正雄

    中村正雄君 すると、本日から二十三日まで、八日乃至九日の日にちしかないですが、その間審議を終えるために、政府はどういう準備をなさつておられるか、お聞きしたいと思います。
  40. 増田甲子七

    国務大臣増田甲子七君) 本日提出いたしますと、本日を含めて十日ということに相成りまするが、できるだけ愼重に御審議を願いたいと、こう思つておりまして、万端政府といたしましては、御説明なり、御答弁用意をいたしております。
  41. 中村正雄

    中村正雄君 今までの例から見ますると、予算委員会にしましても、その他の分科会にいたしましても、関係大臣出席が非常に悪い、時間も守らない場合があるし、今日は都合が悪いという日が多い。従つて僅か十日の間に審議を完了せんとすれば、相当そういう面について各大臣出席を嚴にして貰わなくちや困るし、尚新聞その他で聞きますと、大蔵大臣病気ということを聞いておりまするが、果してこの予算審議期間中、大蔵大臣委員会に出て責任を以て答弁する自信ありや否やというような点につきまして、官房長官の所見を伺いたい
  42. 増田甲子七

    国務大臣増田甲子七君) 御承知通り大蔵大臣只今病気でございまするが、微恙でございまして、出席いたしまして御説明申上げ、或いは御答弁いたす用意はいたしております。
  43. 中村正雄

    中村正雄君 財政審議質問その他を決めて置かなくちや困ります。質問演説をどうするか、各党の時間割当その他を決めて置かないと、明日なり、明後日なりやらなければ……それとも午後でもおやりになる御予定がどうか。
  44. 高田寛

    委員長高田寛君) この点は如何いたしましようか。ちよつと速記を止めて……    〔速記中止
  45. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは速記を始めて下さい。  それでは大蔵大臣財政演説に対する質問の件を如何いたしますか。これをお諮りいたしたいと思います。尚これに関しましては、先程小委員会におきまして、今日午後まで引続いて総理に対する質問をするということに一応決まつておるのでありますが、これにつきましては、総理出席が今日の午後は非常にむつかしいというようなことが只今分りましたので、これを如何いたします。これと関連して大蔵大臣に対する質問をいつから始めるか、これも一つお諮りいたしたいと思います。
  46. 鈴木直人

    鈴木直人君 今日のやつは残りますから、明日午前中で終るという工合に、今質問を明日の午前中にしまして、午後からこれは大蔵大臣演説を聞くのでしようが、明日の午後から直ぐ質問を始めるか、始めないかという問題が出て来ると思いますね。それで三時からですから、遅れるから明後日からやりましてね、何日でやるか、五日でやるか、三日でやるかということを先ず決めた方がいいと思うのですがね。
  47. 小川久義

    小川久義君 それは三日というのが、この間も三日間というのが出ておるのですから、与党民自党はこの前御遠慮願つた点一つ御遠慮願う。各会派は、大きいから数が多いということはおかしいと思う。会派代表する者が三人も五人もおるということは……大きくても小さくても代表者は一人ということで、人によつて決めるということでなしに、大きい方では、多く時間を受持つて貰うということで、各派一人ずつということでお決め願いたいと思います。
  48. 板谷順助

    板谷順助君 あと財政に対する質問も控えておりますし、大体三日間ということを決め、又更に先の小委員会において、今日午後も引続きやろうということでありますから、若し総理大臣出席ができんならば、その答弁は適当の機会にやつて貰うことにする。それで一般質問は今日で片附けたらどうですか。
  49. 中村正雄

    中村正雄君 総理大臣のやつはこれは止むを得ないと思います。できれば総理出席願つて、明日の午前に済ましてしまうということで要求して、それと切離して財政の方に話を持つて行かないと、やはりあとからやる人は、総理大臣の欠席のままやることは気の毒だ。一応それを離して考えなければいかん。
  50. 板谷順助

    板谷順助君 その点は、総理大臣に対する代表質問が終つておるから……
  51. 羽生三七

    羽生三七君 財政演説のことは又誰かお話があつたように、やはり各会派の数によらず、前の一般質問でそれぞれ比率によつて代表を出されておるのですから、今度は各会派一人ずつでよいと思います。それに賛成します。
  52. 藤井丙午

    藤井丙午君 すでに一般質問で相当大きな問題は論議されておりますし、予算審議は非常に時間もありませんし、細かい問題については、当然予算委員会で、審議するわけですから、私の方は小川さんの御提案にあつたように、この際財政演説に対する質問各派代表一人ということに賛成します。
  53. 板谷順助

    板谷順助君 私は今羽生君の発言ように、各派代表は一人でよいと思う。それに賛成します。
  54. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは財政演説に対する質問各派から一人ずつということに決めて、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  55. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは、さように決定いたします。それではこれは明後十六日から始めるということでよろしいのでございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  56. 高田寛

    委員長高田寛君) あとは時間の問題になります。
  57. 中村正雄

    中村正雄君 これは大体日にち予定せんと時間が決まらんと思いますのは、一般施政方針演説で御承知ように、大体参議院は二時間しかできない。それでやはり質問答弁とが半々と思います。一日二時間しかできない。従つて二日間とか、三日間やるという枠を決めなければ割当ては決まらないし、或いはその日にちは別にして、各会派の時間を決めてから日にちを決めるか。いずれかを決めなければ決まらんと思います。一応試案として申上げて見たいのは、この前の一般質問のときが大体緑風会百分、民主、民自、社会六十分、無所属三十分、新政クラブ共産二十分でしたが、今度は各会派一名で、小川さんの提案ように、一応数によつて幾分差を付けると言いましても、大した差は付きませんし、又最低十分というわけにも行かないと思います。従つて新政共産は二十分にしまして、あとは三十分に全部するということにいたしますると、大体三時間十分になる。そうずれば、やはり三日間は要すると思います。ただこのうち民自党がお止めになれば、二時間四十分で済むことになりますから、無理すれば二日間で済むと思う。
  58. 藤井丙午

    藤井丙午君 この一般施政方針に対する質問関係大臣答弁は、今度財政演説の方はまあ無論大蔵大臣限りではないでしようけれども、質問分野が相当限定されておるわけですから、当然時間はそうかからんのではないかと思います。
  59. 中村正雄

    中村正雄君 民自党が棄権すれば、二時間四十分になるから、二日間でやれるだろうと言うのです。
  60. 板谷順助

    板谷順助君 民自党会派に諮らなければ、どうするか分かりませんが、できれば二日間で済ますよう方針でやつて貰いたいと思いますね。  我々の方でもよく相談しまして……ここでは即答はできません。
  61. 高田寛

    委員長高田寛君) 大体の方針として二日間で済むということに決めて御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  62. 高田寛

    委員長高田寛君) それではその方針でやります。
  63. 中村正雄

    中村正雄君 今言つた時間の関係ですが、緑風会民主社会無所属各三十分、新政共産二十分ずつとしまして、民自党が棄権なされば二時間四十分ですから、二日間でやれると思います。
  64. 藤井丙午

    藤井丙午君 大体私も中村委員割当時間に賛成ですが、短縮する意味において無所属懇談会も二十分にして頂いたらどうかと思います。
  65. 高田寛

    委員長高田寛君) そうしますと、緑風会民自党民主党社会党各三十分、それから無所属懇談会新政クラブ共産党各二十分。それでは外に別段……
  66. 岡元義人

    岡元義人君 さつき小川さんから言われた各派一人ずつという御提案緑風会賛成ですが、ちよつとさつき発言の内容から行くと、これが前例になるように取れますから、そういうふうにならないで、今回に限つてそういうことをするということを御承知願いたい。
  67. 高田寛

    委員長高田寛君) それではこれを前例としない。今回限りということで、緑風会民主党民自党社会党各三十分、それから無所属懇談会新政クラブ共産党二十分、こういうことで……    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  68. 小串清一

    小串清一君 民自党もこれが前例にならないということを……
  69. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは前例にならないということで、さように決定いたします。
  70. 板谷順助

    板谷順助君 順序は各会派の数によつてつたらどうですか。
  71. 高田寛

    委員長高田寛君) そういうことに御異議ございませんか。
  72. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 中村君の説を前提にしても、前提にされなくてもよい、しつくりした理窟に合つた形でやつて貰いたいと思います。
  73. 中村正雄

    中村正雄君 この前余り固執しなかつたわけですが、やはり野党を先にして、与党あとにすべきではないかと思います。
  74. 板谷順助

    板谷順助君 中村君は野党と言いますが、例えば委員長割当などは衆議院与党が取つておる。併し参議院はそうは行かない。やはり独自の立場によつてやるのですから……併しどうも我々は与党だろうが、併し緑風会に向つて与党呼ばわりをなさることは……
  75. 中村正雄

    中村正雄君 緑風会与党ということは、この前議論したことで、委員長割当を各会派人員別によつてつておるから、すべてこの運営人員別にやろうとなさることは納得できない、この前言つたように、院内だけの問題であれば、これは数によつてもいいが、対政府ということになれば、与党野党は別にしなくてはいけない。事の性質によつて僕は考えるべきだと申上げたわけであります。
  76. 小川久義

    小川久義君 この前のときいろいろ議論があつて一般施政演説に対する質問順序が決まつたのですから、この間の一般質問順序によつて今回の質問もされるように決めて頂きたい。
  77. 高田寛

    委員長高田寛君) 今の小川君の御提案に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  78. 岡元義人

    岡元義人君 施政方針演説のいわゆる質問に対しては、社会党野党という立場から我々は一番に持つて行つて、そうしてあと大会派順番と、こういう工合にしたのですが、今度は各会派から一人、小川さんの御提案通り行うことになつたのですから、これはやはり大会派順番でして頂きたいと思います。
  79. 中村正雄

    中村正雄君 今度の財政演説は、総理大臣演説がいわゆる抽象的であつて総理みずから答弁の席上、補正予算を見て貰つたら分るとか、財政演説を聞いて見れば分るといつたようなわけなんで、財政演説総理施政方針演説以上に大事なものだ、これははつきりと野党を先にやつて与党あとにやるべきだと思う。
  80. 高田寛

    委員長高田寛君) 速記を止めて…    〔速記中止
  81. 高田寛

    委員会高田寛君) 速記を始めて…  それではいろいろ順序についてお話もございましたが、各会派から代表一人ずつということにいたしまして、その順序は、総理大臣に対する質問順序ということにして御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  82. 高田寛

    委員長高田寛君) それではさように決定いたします。
  83. 板谷順助

    板谷順助君 これは何でしよう、今回限りでしよう。(笑声)そういう條件を付けて下さい。
  84. 高田寛

    委員長高田寛君) 改めて申添えますが、各会派から一人ずつということ、並びにこの順序は今回限りであります。さよう御了承願います。
  85. 鈴木直人

    鈴木直人君 今回限りだけでなく、緑風会は相当讓つたという事実を認めて頂きたい。   —————————————
  86. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 ちよつと僕は緊急な問題を一つ申上げたいと思いますが。
  87. 高田寛

    委員長高田寛君) ちよつと速記を止めて下さい。    〔速記中止
  88. 高田寛

    委員長高田寛君) 速記を始めて下さい。
  89. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 ちよつとお願いしたいのですが、吉田総理大臣の失言の問題で、今日新聞を御覧になれば分りますように、海外でも非常に大きく反映しておるのでありますが、緊急質問をいたしたいのであります。緊急質問が全体として妙な尻切れとんぼのようなものになつておりますが、そういうこととの関係からですけれども、なるべく早く吉田総理大臣に対して緊急質問をいたしたいのです。
  90. 高田寛

    委員長高田寛君) 兼岩君、こういうことになつておるのでありますが、緊急質問については議運承認になりましたのが九件ございますが、その後一、二件又御希望が出ておりますが。
  91. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 事務的には今私の方から申し入れたのであります。
  92. 高田寛

    委員長高田寛君) これは外に一つ議運に諮つて決定いたしたいと思いますが、この問題は止めて、緊急な事態が勃発しておる。今日の午後をどうするかということを、ちよつと小委員会を開いてお諮り直しを願いたいのであります。
  93. 中村正雄

    中村正雄君 この前の議運で決定しておつたのは、今まで承認したのは一般質問なり、財政演説をやつてあとの人はあとの本会議でやる方針が決定しておるのですから、恐らく財政演説が済んでから二、三の人はやるということになつておりますが、新たなものは、改ためて議運にかけるまで保留をして置いたらどうかと思います。
  94. 高田寛

    委員長高田寛君) それで外に御発言もなければこれで散会いたします。    午前十一時二分散会  出席者は左の通り。    委員長     高田  寛君    理事            左藤 義詮君            大隈 信幸君            藤井 丙午君    委員            中村 正雄君            羽生 三七君            山下 義信君            板谷 順助君            小串 清一君            中山 壽彦君            岡元 義人君            奥 むめお君            加賀  操君            島村 軍次君            鈴木 直人君            兼岩 傳一君            鈴木 清一君            小川 久義君   委員議員            藤田 芳雄君    議長      松平 恒雄君    副議長     松嶋 喜作君   国務大臣    国 務 大 臣 増田甲子七君   事務局側    事 務 総 長 近藤 英明君    参     事    (総務部長)  芥川  治君    参     事    (議事部長)  河野 義克君    参     事    (警務部長)  丹羽 寒月君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君   法制局側    法 制 局 長 奧野 健一君    参     事    (第二部長)  寺光  忠君