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1949-10-26 第6回国会 参議院 議院運営委員会 第2号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十四年十月二十六日(水曜日)    午前十一時三十一分開会   —————————————   本日の会議に付した事件 ○職員の人事に関する件 ○参議院規則の一部改正に関する件 ○電力制限に関する緊急質問の件 ○早期供出米褒償金制度に関する緊急  質問の件 ○たばこ民営に関する緊急質問の件 ○米価及び供米割当補正に関する緊急  質問の件 ○たばこ民営問題に関する緊急質問の  件 ○国際小麦協定に関する緊急質問の件 ○開会式の件 ○故衆議院議員齋藤隆夫君に弔辞贈呈  の件   —————————————
  2. 高田寛

    委員長高田寛君) それではこれより議院運営委員会を開きます。事務総長
  3. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 最初に事務局から御報告さして頂きます。  私昨日事務総長になりますまで、議事部長事務取扱をいた、ておりましたので、事実上委員部長である河野義克君に議事部長事務手伝つて頂いておりました。これを正式に議事部長にいたし、それから委員部長の後任といたしましては、昨日までの庶務課長でありました宮坂完孝君を任命いたしたいと思います。宮坂完孝君は委員部に学校を出てすぐから入りまして、委員部仕事に堪能な人でありますし、本院の仕事に非常に深い経験を持つておりますし、適任者と認めまして、委員部長に任命いたしたいと思います。  それから今回人事院関係におきまして、人事事務を担当する課は人事権者直属の課として、総務部から抜くようにと、かような指示がございましたので、従いまして衆議院もいたしますし、当院の方といたしましても人事課直属課に改め、尚渉外課がすでに衆議院では初めから直属課でありましたが、こちらでは総務部の中に入れておりましたので、渉外事務の性質から考えまして、やはり直属課にこの際改めることが適当と考えまして、分課規程を改めまして、人事課渉外課直属課とし、渉外課長には猪名川渉外課長をそのまま渉外課長に任命し、人事課長といたしましては根本参事を任命いたしたいと思います。根本参事は本院の委員部並びに議事部に多年勤務いたしまして、本院の内容等については、十分承知しており、人格等も着実な人と信じまして、かような人事をいたしましたことを御報告申上げます。  もう一点申し落しましたが、これは事務総長が議場におきまして、生理故障により万止むを得ず立たなければならん場合の参事を指名いたす必要があります。これを国会法第二十九條によりまして、その参事を取敢ず議事部長である河野君を指名いたします。
  4. 佐々木良作

    委員外議員佐々木良作君) 今の報告了解しましたが、そうするとちよつとお聞きして置きたい。これは大分前から新聞辞令ちよいく出ておつた委員会会議が、成るべくならばこれに発表され相談される前に新聞辞令が出ないように、新聞辞令よりも早くこつちの了解を得られるように今後やつて頂きたいと思います。
  5. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) ちよつとこの点についてもう一遍皆さんの御了解を得て置かなければなりませんが、部長人事になりますと、関係方面了解を得なければなりませんし、それから人事院審査を経なければなりません。それから給與局関係審査を受けなければなりません。いずれも外部的な審査にかかりますので、実は一昨日までの間内々ということで折衝を進めておりましたが遂に昨日になつて、一番大きな人事が発表になつたものですから、それがついどうもいずれかの方面から洩れ、すでに大体昨日付にいたしたいと思つていたものですから、それで遡つて昨日付で飽くまで発令をしたい、こういう折衝を進めておつたものですから、関係のいろ7、な方面では、もうすでに昨日で明らかになつたもののような気持からああいうようになつたものと思います。この点は我々今後人事に関しましては一層愼重にいたしたいと、かように考えております。御了承願います。
  6. 高田寛

    委員長高田寛君) 次は参議院規則改正案を議題に供します。本案につきましては、いろいろ質疑ももう別段おありにならないと思いますが、いかがでございますか。結局昨日以来懸案になつておりました逓信委員会二つに分けまして、郵政委員会電気通信委員会にするにつきまして、各十人づつといたすことは昨日決まつておりますが、どこの委員会から創つてつて来るかということが今日の御相談の点であろうと思いますが、この点につきまして御意見がありましたら……。
  7. 中村正雄

    中村正雄君 社会党といたしましては経済安定委員会の十五名を十名としまして、その五名を持つて来るということに党議が決まつておりますので申上げます。
  8. 岡本愛祐

    岡本愛祐君 緑風会では人事委員会の十五名を五名創りまして持つて行くということに決まりました。
  9. 板谷順助

    板谷順助君 我が党におきましても、人事院等仕事がひとまず済んでいるような関係から、人事委員会の五人を削りまして郵政省の方に廻したいという意見であります。
  10. 大隈信幸

    大隈信幸君 民主党社会党と同じく、経済安定委員会を十名としまして、その五名を持つて来るということにいたしたいと思います。
  11. 高田寛

    委員長高田寛君) 外に御意見ございませんか。
  12. 佐々木良作

    委員外議員佐々木良作君) 私の方は、こういうふうな話でうまく行けばいいけれども、むずがしかつた場合には、必ずしも十人とか、或いは十五人ときちつとしていなくてもいいのだ。全部を一人づつ持つて来たらどうかということを考えております。そうして、そうしたら五人くらい余りますから、必要あればその五人を、今一番仕事が広範囲である例えば商工委員会なら商工委員会に廻したらどうだろう……。
  13. 高田寛

    委員長高田寛君) 外には別段御意見ありませんか。
  14. 大隈信幸

    大隈信幸君 私の方も今度の通産委員会ですか、あれが非常に内容が沢山あるので、その方面人員を殖して貰いたいといと要望が非常にあつたことを申添えておきます。
  15. 高田寛

    委員長高田寛君) 新政クラブ、共産党はいかがですか。
  16. 小川久義

    小川久義君 決まつておりませんが、今の御意見を聞きますと、二つあるようですが、どつちにしましようか。(笑声)私の方は人事委員はいるが、経済安定の方は委員が出ておらない。出ておらんところから出して貰う方が人員の変更がなくていいですが……。
  17. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは兼岩君。
  18. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 僕の方はどちらでもいいのだけれども、やはり無所属懇談会意見が大体いいのじやないかと思つております。
  19. 高田寛

    委員長高田寛君) ではちよつと速記を止めて。    〔速記中止
  20. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは速記を始めて……。
  21. 藤井丙午

    藤井丙午君 常任委員会定員の再調整という問題は、適当な機会に別途考えることにいたしまして、当面の逓信郵政電気通信に改め、常任委員会の増加に伴い、人員の点につきましては、経済安定委員会を現在の十五名を十二名に、人事委員会の十五名を十三名にし、それから出ております五名を適宜両委員会が、新しくできる二つ委員会が十名づつに按分されるようにしたらいかがと思います。
  22. 高田寛

    委員長高田寛君) 如何でございましようか、藤井君の御提案に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  23. 高田寛

    委員長高田寛君) では御異議ないものと認めます。それでは外に本案につきまして別に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  24. 高田寛

    委員長高田寛君) それじや御異議ないと認めます。  つきましてはこの原案によりまして各会派から、この中からお一人ずつどなたか提案者として代表に出て頂きまして、この案によりまして、早速提案する手続をとりたいと思います。左様御了承を願います。
  25. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 各委員会はどういう比率なつているのですか。多少正しい比率なつていない点があるのじやないですか。そういうのをこの機会に直すような考えがあるのか。
  26. 高田寛

    委員長高田寛君) ちよつと兼岩君にお尋ねしますが、この案につきましてはこれでよろしいのですか。次の問題ですね。
  27. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 はあ。
  28. 高田寛

    委員長高田寛君) 提案者を決めて手続一つ……。
  29. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 兼岩さんの御質問の点は、現在の委員定員割振りを変える御質問ですね。この点は事務総長から一つ詳しくこの後で御説明をさして頂きます。
  30. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは一つ会派からお一人ずつ提案者を決めて頂きます。
  31. 中村正雄

  32. 山田佐一

    山田佐一君 民自党は板谷順助君。
  33. 門屋盛一

    門屋盛一君 民主党大隈君。
  34. 岡本愛祐

    岡本愛祐君 緑風会藤井君。
  35. 佐々木良作

    委員外議員佐々木良作君) 葉君。
  36. 高田寛

    委員長高田寛君) それではこれで御提案者は決まりましたから、本案はこれを正式に提出する手続をいたし、それから委員会を省略いたしまして早速本会議にかけるように取り運びたいと思います。さよう御了承願います。
  37. 門屋盛一

    門屋盛一君 そうすると委員割振り等は別に小委員会でやるのですか。
  38. 高田寛

    委員長高田寛君) それから委員会一つ殖えますにつきまして、委員長一つ殖えるのをどこの会派に割振るかは前例によりましてこの委員会で決めることになつておりますから、この点をお諮りいたします。
  39. 佐々木良作

    委員外議員佐々木良作君) それはやはり小委員会で今の割振り一緒にやつたらどうです。これまではそれで全部やつて来ましたよ。結論を出してそれをこてで承認すればいいという恰好に……。
  40. 板谷順助

    板谷順助君 大体委員長割振り各派の数によつて決められているような従来のことになつておりますが、これは現在の各派の数がどういうことになつておるかそれを一つ参考のために……。
  41. 高田寛

    委員長高田寛君) 御配付していないのは誠に遺憾ですが、その資料は簡單でありますから事務総長から一つお願いします。
  42. 門屋盛一

    門屋盛一君 それは暇がかかるのです。それでこの問題は衆議院と関連しておつて昨日にでも国会法を通そうというのが、参議院規則一緒でなければいかんというので遅れているのです。だから今から小委員会を開いて交渉したところで、定刻までに纏まるような問題ではないと思います。或いは纏まるかも知れませんが、何れもそれらのことは次の小委員会で一応予備打合せをやつたものを議運で承認するという形を取らないと暇がかかるのじやないか。そうして本会議は成るべく早く開いて国会法を通過さして向うへ送つてやらないと、向うでも委員の任命ができずに困つているのですから、そういうふうにお図り願いたい。それから今の板谷委員の言われた委員長なんということになると、前例から行くと各派交渉会でやつていたのです。その各派交渉会を設けずに便宜上小委員会でやるというふうに御了解を願つたらどうかと思います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  43. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 国際小麥協定について緊急質問板野勝次君に……。
  44. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 只今お配りしました緊急質問の印刷物は、内村君から始つて河野正夫君までは、昨日当委員会緊急質問を承認せられておる事件であります。これは栗山良夫君以下鉛筆で書き込んである板野勝次君までが今日新たに申入れになつ緊急質問であります。
  45. 高田寛

    委員長高田寛君) 承認することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  46. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは承認することにいたします。外に御発言もなければこれを以て休憩いたします。    午後零時七分休憩    ——————————    午後四時二十六分開会
  47. 高田寛

    委員長高田寛君) それではこれより議院運営委員会を再開いたします。
  48. 松平恒雄

    議長松平恒雄君) 先刻衆議院議長から開会式を十一月一日にしたい、向う運営委員会ではそう決めて、それについてこちらに協議をして参つたのですが、これは別に御異議がございませんなら、直ちに向うにこれを返答したいと思いますが如何でございましようか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  49. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは十一月一日に開会式を行うことに御異議ないと認めます。
  50. 藤井丙午

    藤井丙午君 すでに御案内のように衆議院議員齋藤隆夫氏が、御承知のように民主自由党の顧問でございますが、先般御長逝されましたので、皆様も御承知のように齋藤氏は憲政の長老として国政に貢献されたことは非常に偉大なものがありますので、二十八日の葬儀の当日参議院としての院議を以て弔辞贈呈するのが適当じやないかと考えますが、皆さんにお諮り願いたいと思います。
  51. 高田寛

    委員長高田寛君) 御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  52. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは齋藤隆夫氏に参議院の名前を以て弔辞を贈ることに決定いたします。
  53. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) つきましては今の弔辞を御贈呈になるといたしますと、これは本会議の議決を要することになると思います。本会議においてはどなたからか動議をお出し願つて、そうしてその案文は議長に一任ということにでも願いまして、それに賛成して下さるということにでもいたしましたなら、一番簡単にその手続は済むかと思います。少し行き過ぎた説明かも知れませんが、そういうふうになればと思います。    〔「賛成」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  54. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 本会議はいつの本会議に御上程になさいますか。    〔「今日だね」「賛成」と呼ぶ者あり〕
  55. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは今日の本会議に追加することにいたします。
  56. 板谷順助

    板谷順助君 これは緑風会から動議出して、社会党賛成するということがよいでしよう。将来の例になりますから……。
  57. 岡本愛祐

    岡本愛祐君 緑風会では北條さんから動議をお出しになります。
  58. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 緑風会北條さん、社会党はどなたがお出しになりますか。
  59. 中村正雄

    中村正雄君 社会党山下君。
  60. 高田寛

    委員長高田寛君) 外に御発言はございませんか。——それでは本日はこれを以つて閉会いたします。    午後四時三十一分散会  出席者は左の通り。    委員長     高田  寛君    理事            大隈 信幸君            矢野 酉雄君    委員            中村 正雄君            羽生 三七君            三木 治朗君            山下 義信君            板谷 順助君            小串 清一君            小林 英三君            重宗 雄三君            山田 佐一君            門屋 盛一君            鈴木 順一君            宇都宮 登君            奥 むめお君            岡本 愛祐君            岡元 義人君            藤井 丙午君            北條 秀一君            兼岩 傳一君            千葉  信君            小川 久義君   委員外議員    経済安定委員長 佐々木良作君   —————————————    議長      松平 恒雄君    副議長     松嶋 喜作君   —————————————   事務局側    事 務 総 長 近藤 英明君    参     事    (総務部長)  芥川  治君    参     事    (記録部長)  小野寺五一君    参     事    (議事部長)  河野 義克君    参     事    (警務部長)  丹羽 寒月君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君   法制局側    法 制 局 長 奧野 健一君    参     事    (第二部長)  寺光  忠君