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白井委員 申し上げるまでなく、先ごろの
行政整理によりまして、非常に各局の
作業に圧迫が加えられておることは事実でございます。
從つて実質賃金の
向上というような問題は、現在の政策の推移にま
つて、初めて実現されることだろうとに思いますが、現実においてはなかなかそれが具体的には現われておりません。この場合において
一般従業員の労苦は、非常に加重されておるということも言えると思うのであります。ことに今日では、課長であ
つても何であ
つても、肩書きのいかんを問わず、その
局舎において事に当
つておる者は、全部が一丸とな
つて働いておるという現状のように見受けられます。そこで
金額の多少は別問題といたしましても、ある程度の張合いをつけてやるという親心をここに示されることは、今後の景気の高揚の上から
言つても、また簡單の
向上の上から行きまして、きわめて必要なことであろうと思われるのでありまして、苦しい財政の上からのやりくりが、はたしてそれを許すかどうかということは別問題でありますが、とりあえず
当局としてはそうい
つた方向にお気持を持たれて、せつかく善処されんことを希望してやまない次第でございます。
なお次は、おびただしい数に上るところの
郵袋であります。この
郵袋の始末が非常に非衛生的でもあるし、また多くの手数を要するというような実情も、現場について拝見しております。その数が何十万個であるか、あるいは何百万個であるか存じませんが、おそらくこれに対しての
洗條あるいは
補修といつた面に、
相当巨額な金が支出されておるのではないかと思われるのでありますが、これはおよそどのくらいの金が支拂われておりますか。一応参考のために伺
つておきたいと思うのであります。