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1949-11-08 第6回国会 衆議院 本会議 第6号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十四年十一月八日(火曜日)  議事日程 第五号     午後一時開議  一 国務大臣演説     —————————————  第一 お年玉つき郵便葉書等発売に関する法律案内閣提出)  第二 日本銀行政策委員会委員任命につき事後承認の件  第三 統計委員会委員長任命につき事後承認の件  第四 外国為替管理委員会委員任命につき事後承認の件  第五 訴追委員辞任の件     ————————————— ●本日の会議に付した事件  吉田内閣総理大臣施政方針に関する演説  日程第一 お年玉つき郵便葉書等発売に関する法律案内閣提出)  日程第二 日本銀行政策委員会委員任命につき事後承認の件  日程第三 統計委員会委員長任命につき事後承認の件  日程第四 外国為替管理委員会委員任命につき事後承認の件  日程第五 訴追委員辞任の件  訴追委員補欠選挙  訴追委員予備員補欠選挙     午後一時七分開議
  2. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) これより会議を開きます。      ————◇—————
  3. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 内閣総理大臣より施政方針に関して発言を求められております。これを許します。内閣総理大臣吉田茂君     〔国務大臣吉田茂登壇
  4. 吉田茂

    国務大臣吉田茂君) 本日ここに施政方針に関し私は所見を述ぶることを欣快といたします。  今日国民が最も熱望いたしておりますことは、平和條締結の一日も早からんことであります。(拍手)最近外電はしきりに米英両国が條約準備中の旨を伝えております。これは米英の、わが国民の終戰以来自省耐乏、條約及び占領政策を誠実に遵守した等の努力に対する好意ある理解の結果と私は考えるのであります。(拍手)  独立を回復して国際団体に復帰の日のようやく近からんことを考えますときに、まことに諸君とともに御同慶の至りであります。(拍手)ますますその実現を確実ならしむためにも、わが国国際社会の一員としてはずかしかざる民主文化国家であることを内外に実証することが、唯一の確実ならしめる方法であると考えるのであります。米国政府の勧請により、最近学術、労働通商等各般国際会議にオブザーバーとして招請受くることようやく多く、外国との交通の自由も漸次回復いたしまして、各種国際協定への参加、通商協定締結等、事実上国交回復の実りをあげつつありますことは、まことに喜ばしいことであります。  最近、原子力の問題に関連いたしまして、わが国においても、わが国安全保障について国民関心を一層深くいたしておりまするが、わが国の安全を保障する唯一の道は、新憲法において、嚴粛に宣言せられたるがごとく、わが国は非武裝国家として、死国に先にじてみずから戰争を放棄し、軍備を撤去し、平和を愛好する世界輿論を背景といたしまして、世界文明と平和と繁栄とに貢献せんとする国民の決意をます説明かにいたしまして、文明国世界わが国に対する理解を促進することが、平和條約を促進する唯一の道と私は考えるのであります。(拍手)つらつら敗戰の過去の事実を回想いたしますると、過去において、たまたまわが国国際情勢に十分の知識を欠き、自国の軍備を過大に評価し、世界の平和を破懷してはばからざりしことが、遂にわが歴史を汚し、国運の興隆を妨げ、国民に、その子を失わしめ、その夫を失わしめ、その親を失わしめ、世界を敵として空前の不幸を持ち来したのであります。軍備のないことこそ、わが国の安全幸福の保証でありまして、またもつて世界の信頼をつなぐゆえんであります。また平和国家として世界の誇るに足るゆえんであると私は確信いたすのであります。ゆえに私は、国民諸君が国を上げて、あくまでもこの趣旨に徹底せられんことを希望することともに、国民かく覚醒することを私は信じて疑わないのであります。(拍手)  政府は、さきにドツジ氏の勧告に基き、まず本年度におきまして、終戰後初めての均衡予算を編成し、経済安定政策を実行し来つたのであります。幸いに米国に好意ある援助国民諸君努力によりまして、インフレーションも現段階においてはその進行を停止し、国民経済はここに安定、正常化いたしまして、さらに積極的、本格的復興段階に進みつつあることは、まことに諸君とともにご同慶に存ずるところであります。(拍手)  また、先般来訪のシヤウプ博士の熱心なる調査研究の結果たる報告書に基き、マッカサー元帥は、私に対して税制改正勧告書を寄せられたのであります。政府は、右勧告書に基いて、現下の国情に適する広汎にして合理的なる租税制度を確立せんとして、目下成案を急いでおるのであります。  税制は、政府出発点であります。租税は、歳出基礎として課せられるべきものであります。税制及び課税方法が公正にして民度に適合して初めてここに善政が生ずるのであります。国民生活が安定するのであります。しかるに、多年軍備及び戰争遂行のために税制及び課税に多くの無理を来し、また不当にして公正ならざる徴税をあえてしてはばからざるの風を生じましたことは、遺憾千万であります。この積弊は一朝にして拂式することは不可能でありますが、この積幣が改められて、ここに初めて国民生活が安定し、政府が明朗となるのであります。政府国民も相協力してこれが是正にいたさらなければならないのであります。  国民負担軽減災害復旧とは当面の急務であります。政府は、本年度予算の執行にあたりまして、行政費価格差補助金等各般助成金の節減のほか、極力歳出節約をはかり、これによつて捻出した額をもつて諸税軽減をはかるとともに、応急災害復旧費に充てんとするものであります。(拍手明年度においては、さらに不用不急歳出圧縮し、もつて諸税調整軽減をはかる考えであります。(拍手)  最近における累次の風水害は、再建途上わが国経済に至大な障害を與えておるのでありまするが、まことに罹災地方に対して同情にたえないのであります。しかしながら、災害の原因は異常なる降雨量にもよりますが、一面、多年治山、治水、利水、電力資源開発等を含む根本的総合国土計画が欠如しておつたということにも原因いたしておると考えるのであります。ゆえに政府は、この根本的総合国土開発施策を樹立いたしまして、所要の経費を計上し、強力にこれを推進実行し、かねて公共事業費による失業問題解決にも資せんとするものであります。(拍手)  文教を確立いたしまして、民主国家を担当するにふさわしい国民を育成することは、今日において最も重要なる国務の一つであります。政府は特に初等教育に力をいたし、健全なる思想と円滑なる常識とを涵養せしむるに必要なる施設を充実完備せんといたすものであります。  行政調整は去る九月末をもつて完了いたし、来年度二百余億円の行政費節約をいたすことになつたのであります。(拍手)さらに進んで、中央地方を通じ、行政制度全般にわたつて検討を加え、各種統制経済廃止整理とともに、真に合理的であつて簡素なる行政機構を設け、一面各種補給金も漸次削減いたしまして、極力歳出節約に努め、均衡財政方針を堅持するとともに、国民経済基礎をますます強化いたしたいと考うるのであります。(拍手)いずれの時代、いずれの国においても、政府及び地方庁は国内最大消費者であります。少しく油断すれば、行政費はとかく濫費せらるるのであります。戰後わが国復興のために何としても行政簡素化し、行政費節約をいたさなければならないのでありますが、ややともすれば官吏の増員、政府援助救済資金増加を要求するの弊が今なお政府内外にやまざることは、まことに遺憾であります。(拍手国家公務員の一部には、官権を濫用して苛政を行い、行政手続きをいたずらに煩瑣にして、国民の怨嗟の的になつておることは、おおうべからざる事実であります。(拍手政府としては、この積弊排除の十分の注意を沸いたいと考うるのであります。歳出の縮減は、行政簡素化も、国民諸君の強力、監視を得なければ実現ははなはだ困難であります。私は、これがために国民諸君の最も理解ある協力を切望して、やまないのであります。(拍手)  戰後物質の極度に欠乏する場合には、自由に経済に移行する段階として、統制もやむを得ないのでありまするが、幸いに米国援助及び生産回復により、今や物質統制を不必要とするもの、または有害とするに至れるものはなはだ多く、従つて政府は従来統制整理もしくは廃止努力して来ましたが、本年に至り、野菜を初めとして石炭、銅、非鉄金属、まき、水産物等多数を統制よりはずすことができました。なおこれに伴い、各種公団は大幅に整理または廃止を断行する所在であります。(拍手)  またさきに單一為替レート国民の予期せる額より円安に設定せられて、貿易振興に奇與いたしたことは、諸君御承知の通りであります。ポンド切下げは、わが国輸出に一時はある程度の困難を加うるでありましようが、三百六十円レート設定の当時、すでに三百円説あり、また三百三十円説があつたのでありますが、将来の内外経済環境を勘案いたしまして三百六十円に設定いたしたのであります。政府は、生産費切下げ、品質の改善等によつて販路の開拓に資するとともに、三百六十円レートをあくまでも堅持する考えであります。(拍手)もし政府が、この際現在の円為替レートを堅持することなく、わが国内外もまた、いたずらに切下げを待望するがごときものがありましたならば、ただ輸出を阻害するのみならず、ようやく安定しつつあるわが経済を脅かすこととなるのであります。現に英国においても、ポンド切下げが、早計であつたというような輿論が一部に発生しておるのでありまするが、これはわが国においても最も有益なる参考資料といたすべきであると考うるのであります。(拍手)他方、貿易協定締結貿易統制管理の大幅の緩和等輸出貿易推捗政府はますます努力いたす考えであります。  また、国際信義を守り、わが国対外信用を高むることの大切なることは、申すまでもないのであります。政府は、戰争以来久しく停止いたしました外貨債の償却を再開する用意をいたしております。このことを、この機会において重ねて私はここに宣明いたしたいと思うのであります。(拍手)  次に、農地改革によつて農村自作農本位に再編成されましたが、政府は、今後における国際情勢経済情勢の変化に順応いたしまするよう、農家の経営の安定をはかり、農業基礎を確立するため、適切なる農業政策を樹立実行いたすつもりであります。(拍手)  今日賃金ベース改定について論議せられておりますが、賃金改定は、ただちに物価に影響を及ぼし、再び物価賃金の惡循環を誘発するおそれがありまするから、政府はその改定を行わず、また減税と諸手当の充実、厚生施設等注意いたしまして、極力実質賃金増加をはかりまして、公務員生活の安定をはからんといたしておるのであります。(拍手)  数千万に上るわが労働力は、わが国に残されたる最大資源であります。最近わが国労働運動は、ようやく健全にして建設的なる方向をたどり、労働生産性が高揚しつつあることは、わたしの深く喜びとするところであります。行政整理産業合理化の進捗の結果、相当数失業者の発生をするおそれのあることは、まことに憂慮にたえないところでありまするが、政府は、これが当面の応急策として、公共事業を拡充し、災害復旧事業国土資源開発事業等に可及的多数の労働者を吸収するとともに、他面において緊急失業対策事業失業保險制度の適切なる運用と相まつて失業者生活を安定せしめんといたしております。しかしながら、ひつきよう産業振興輸出増進によつて、ただ現下失業者を救済するのみならず、新たなる労働の需要を誘致して、雇用の増大をはかる以外に失業対策はないのであります。(拍手政府はこの点に十分の注意をいたしたいと存ずるのであります。  在外邦人引揚げにつきましては、終戰以来司令部の非常な盡力により、各関係地方より昨年までに六百余万の送還をせられたのでありますが、さらにまた、本年六月下旬より現在に至るまで約八万五千人が送還されたのであります。しかしながら、いまだシベリヤ、中共地区等に多数の同胞が残つておりまして、寒気に向かわんとする際、まことに心配にたえないのであります。今後とも関係方面援助を得て、その引揚げ促進のため一層の努力を拂いたいと考えております。  なお、過般国家公務員法に基き、人事院規則をもつて政府職員政治活動を規制いたしましたが、これはまことに適切かつ必要なる措置であると考えるのであります。(拍手国家奉仕者たる政府職員が、その公正な立場を保持するために、その行動に若干の制約を受くることは、当然であると私は信ずるのであります。(拍手)  およそ戰後における生活灘に伴う社会不安が外国の矯激なる思想を誘致し、国家破壊と混乱に陷れんとするものの生ずることは、世界各国にその例を見るところであります。(拍手わが国においても、自由と人格とを無視する暴力的、破壊的傾向の一部少数分子が近時治安を乱し経済復興を阻害するがごとき好ましからざる事件を頻発せしめましたることは、はななだもつて心外に存ずるところであります。(拍手国民諸君は、批判力自主的勇気とを堅持して、治安及びわが復興を妨害するものに対し敢然これを排除し、国家再建に国をあげて努力して他を顧みざることを、私は信じて疑わないのであります。(拍手)また矯激なる思想を抱くものといえども、経済生活が安定し、健全なる国民思想が普及し、国際環境が明朗となるとともに、自然愛国的民族意識に立ち帰るの日のあることを、私は確信して疑わないのである。(拍手政府国民諸君協力を得て、国家の平和と秩序維持に万全の措置を講ずる決心であります。  以上のほか、中小企業対策、農林、水産業振興運輸交通、通信の改革社会保障制度及び地方財政確立等は、ことごとく重要な時務でありまするが、所管大臣より詳細説明いたすはずであります。(拍手)      ————◇—————
  5. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 日程第一、お年玉つき郵便葉書等発売に関する法律案議題といたします。委員長報告を求めます。郵政委員長石原登君。     〔石原登登壇
  6. 石原登

    石原登君 ただいま議題となりましたお年玉つき郵便葉書等発売に関する法律案に関し、委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。最初に政府議案提出理由並びに法案内容の概略を御説明いたします。わが国民の美しい風習であるとともに、郵便事業としても重要な財源をなしておりました年賀郵便は、昭和十二年に約八億五千万通に達し、その収入額郵便事業収入額の一割ないし一割二分を占めるに至つたのでありまするが、この年を境といたしまして、その後日華事変勃発等による国民生活の変動に伴いまして毎年激減の一途をたどり、昭和十六年からは、明治三十九年以来の慣行であつた年賀特別郵便の取扱いも停止されるに至つたのであります。しかるに終戰後国民生活の漸次改善されるに従いまして年賀状の差出も増加する機運を生じたので、昨年末から年賀状特別郵便取扱の再開を見た次第でありますが、その利用数は、約七千万通に過ぎず、その収入額郵便事業収入額のわずか二分を占めるにすぎないありさまであつたのであります。かくのごとき事情にかんがみまして、政府におきましては、年頭のあいさつを郵便で交換する従来の好ましい風習を助成するとともに近来赤字に悩みつつある郵便事業収入増加をはかりまして、年賀状の差出を積極的に勧奬する目的をもつてお年玉をつける年賀郵便葉書発売することとし、このため本法律案が提出された次第でございます。  しかして本法律案内容としては、お年玉として贈る金品單価及びその総価額の最高限度制限右金品支拂いまたは交付受ける権利の消滅、時効等を規定いたしていまするほか、内外における慈善切手等の発行の例に徹しまして、郵便切手や、お年玉つき年賀郵便葉書等に、社会福祉増進目的とする事業を行う団体に対する寄附金をつけて発行できるようにするため必要な事項も、あわせて規定いたした次第でございます。右法案の付託を受けた本委員会は、本月二日会議を開き、法案提出理由内容について、あらゆる角度から詳細検討を加え、政府側との間にも種種質疑応答を重ねたのでありまするが、それらはすべて、会議録に譲りたいと思います。  かく委員会は、同日質疑を打ち切り討論に入つたのでありますが、その際日本共産党を代表いたしまして井之口政雄君より原案に反対の意見が述べられた後、ただちに採決に入り、多数をもつて原案を欠决いたした次第であります。  右御報告申し上げます。(拍手
  7. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 採決いたします。本案委員長報告は可決であります。本案委員長報告の通り決する賛成諸君起立を求めます。     〔賛成者起立
  8. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 起立多数。よつて本案委員長報告の通り可決いたしました。(拍手)      ————◇—————
  9. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 日程第二、日本銀行政策委員会会員中山均君、岸喜ニ雄君、宮島清次郎君、荷見安君任命につき事後承認の件についてお諮りいたします。  本件事後承認賛成諸君起立を求めます。     〔賛成者起立
  10. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 起立多数。よつて本件は承認するに決めました。(拍手)      ————◇—————
  11. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 日程第三、統計委員会委員長大内兵衞任命につき事後承認の件についてお諮りいたします。  本件事後承認に御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  12. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 御異議なし認めます。よつて本件委員長報告の通り可決いたしました。(拍手)      ————◇—————
  13. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 日程第四、外国為替管理委員会委員杉原雄吉任命につき事後承認の件についてお諮りいたします。  本件事後承認賛成諸君起立を求めます。     〔賛成者起立
  14. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 起立多数。よつて本件は承認するに決しました。      ————◇—————
  15. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 日程第五、訴追委員辞任の件につきお諮りいたします。訴追委員牧野寛索君、同塚田十一郎君、同足立梅市君より委員辞任の申出があります。これを許可するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  16. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 御異議なし認めます。よつて可決するに决しました。      ————◇—————
  17. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) つきましては、委員に三名の欠員を生じましたので、この際訴追委員選挙を行います。     —————————————
  18. 山本猛夫

    山本猛夫君 訴追委員会選挙は、その手続きを省略して、議長において指名せられんことを望みます。
  19. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 山本君の動議に御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 議長幣原喜重郎君) 御異議なしと認めます。よつて議員高橋英吉君、山口好一君及び田万廣文君を訴追委員に指名いたします。(拍手)      ————◇—————
  20. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) ただいま田万廣文君が訴追委員に指名された結果、訴追委員予備に一名の欠員を生じましたので、この際予備員選挙を行います。     —————————————
  21. 山本猛夫

    山本猛夫君 訴追委員予備員選挙は、その手続きを省略して、議長において指名せられ、その予備員職務を行う順序議長において定められんことを望みます。
  22. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 山本君の動議に御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  23. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 御異議なしと認めます。よつて議長石井繁丸君を訴追委員予備員に指名いたします。なお同君の職務を行う順序は第六順位といたします。     —————————————
  24. 山本猛夫

    山本猛夫君 国務大臣演説に対する質疑は延期し、明後十日定刻より本会議を開きこれを行うこととし、本日はこれにて散会せられんことを望みます。
  25. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 山本君の動議に御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  26. 幣原喜重郎

    議長幣原喜重郎君) 御異議なしと認めます。よつて動議のごとく決しました。  本日はこれにて散会いたします。     午後一時三十九分散会