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1949-10-31 第6回国会 衆議院 法務委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    委員昭和二十四年十月二十六日(水曜日)議 長の指名で次の通り選任された。       角田 幸吉君    鍛冶 良作君       北川 定務君    小玉 治行君       佐瀬 昌三君    高橋 英吉君       田嶋 好文君    花村 四郎君       古島 義英君    松木  弘君       眞鍋  勝君    武藤 嘉一君       山口 好一君    吉田 省三君       猪俣 浩三君    石川金次郎君       田万 廣文君    小野  孝君       上村  進君    梨木作次郎君       大西 正男君    吉田  安君       佐竹 晴記君    三木 武夫君       世耕 弘一君 同日  花村四郎君が議長指名委員長に選任された。     ————————————— 会議 昭和二十四年十月三十一日(月曜日)     午後二時十七分開議  出席委員    委員長 花村 四郎君       角田 幸吉君    北川 定務君       小玉 治行君    佐瀬 昌三君       武藤 嘉一君    吉田 省三君       猪俣 浩三君    石川金次郎君       上村  進君    梨木作次郎君       大西 正男君    吉田  安君  委員外出席者         專  門  員 村  教三君         專  門  員 小木 貞一君     ————————————— 十月二十六日  刑事補償法案内閣提出第二号)  少年法の一部を改正する法律案内閣提出第三  号) の審査を本委員会に付託された。     ————————————— 本日の会議に付した別件  理事互選  国政調査承認要求に関する件     —————————————
  2. 角田幸吉

    角田委員長代理 これより法務委員会を開会いたします。委員長が所用のため私が委員長の職務を行います。  まず、座席の件についてお諮りいたします。座席委員の異動等必要の際に変更いたすことになつておりますが、ただいま御着席の通り決定いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 角田幸吉

    角田委員長代理 御異議なければさよう決定いたします。  これより理事互選を行います。
  4. 小玉治行

    小玉委員 理事はその数を十名とし、委員長において御指名あらんことをお願いいたします。
  5. 角田幸吉

    角田委員長代理 小玉君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 角田幸吉

    角田委員長代理 御異議なければ       角田 幸吉君    北川 定務君       小玉 治行君    高橋 英吉君       田嶋 好文君    石川金次郎君       小野  孝君    梨木作次郎君       大西 正男君    佐竹 晴記君  以上十名を理事に御指名いたします。     —————————————
  7. 角田幸吉

    角田委員長代理 次に国政調査承認要求の件につきお諮りいたします。  衆議院規則第九十四條により「常任委員会は、会期中に限り議長承認を得てその所管に属する事項につき、国政に関する調査をすることができる。」ことになつておりますので、第五回国会同様、法制に関する事項、訟務に関する事項検察行政に関する事項裁判所司法行政に関する事項について調査いたしたいと存じますので、この旨議長承認要求を提出したいと存じますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 角田幸吉

    角田委員長代理 御異議なければさようとりはからいます。     —————————————
  9. 角田幸吉

    角田委員長代理 この際御発議ありましたらどうぞ。
  10. 梨木作次郎

    梨木委員 私の方から朝鮮人連盟の解散に関する件と、それから人事院規則に関する件について、人事院総裁並びに法務総裁に質問いたしたいと思います。そのための法務委員会をごく近いうちに開いていただきたいことを希望いたします。
  11. 角田幸吉

    角田委員長代理 ただいまの梨木君の御希望は、理事会に諮つて決したいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  12. 角田幸吉

    角田委員長代理 それではさよう決定いたします。他に御発言はありませんか。
  13. 大西正男

    大西(正)委員 実は休会中の九月二十日に、福井県の武生というところにおきまして、裁判所並びに検察庁庁舎が焼けたという事件が発生をいたしました。この事件新聞報道されたのでありますが、その新聞報道によりますと、その出火原因をさつそく検察庁におきまして調査をいたしましたが、これが失火であるという証拠が出て来なくて、むしろ放火ではないかという疑いが濃厚であるようであります。しかもこの放火は、その武生の町におけるところの暴力団が計画的に放火をしたのではないかという疑いが濃厚であるようであります。と申しますのは、ちようど火の出ました九月二十日の翌日、九月二十一日にこの土地の暴力団の団員と認められますところの伊原という人間と、そのほかもう一人の人間が、あるいは恐喝あるいは公務執行妨害によつて起訴されまして、その公判が九月二十一日に開かれることになつておつたようであります。その前日に、その公判を開くべき裁判所庁舎が焼けてしまつたという事件でありまして、その間に、新聞報道によりますと、出火をいたしました九月二十日の前日であります九月十九日に、そこの自治体警察重屋という刑事課長そのほか五名の警察官が料亭に呼ばれまして、そうして暴力団の一味と見られる者たち飲食を共にいたしておるのであります。しかも翌日の午後二時まで飲食を続けたという事実があるようであります。そうしてまたその出火をいたしました四、五日後におきまして、そこの自治体警察の当時の署長であるところの野邊という署長が、先ほど申し上げました被告人であるところの伊原と一緒に飲食をいたしまして、町を歩いておつたというふうな事実もあるようであります。それからまた新聞報道でありますが、今月の七日ごろらしいのでありますが、先ほど申し上げました重屋という刑事課長そのほか五名の者とやはり飲食を共にしておる。さらに出火の数日後であります九月二十三日に、先ほど申し上げました伊原という被告人自治体警察ヘビールを運び込んで、そうして署内において刑事課長その他に対してこれをふるまつておるというふうな事実が存在をいたしておるようであります。そこでこういうことのために、この出火原因捜査についても非常な齟齬を来しておるのではないかというふうなことも想像されるのであります。また当時の新聞に出ました福井地方の検事正の談話によりますと、思いのほかに警察腐敗をいたしておる。徹底的に摘発し、洗いたいということが出ておるのでありますが、警察腐敗がどの程度に達しておるものかどうかわかりませんが、これによりまして警察とそうしてまた検察側との間の連絡というものが、本件においてたまたま出たわけでありますが、その間に捜査上全国的に考えまして、警察検察庁との関係などというようなことにつきましても、相当問題を含んでおるのではないかと想像されるのであります。従いましてこの事件につきまして、当委員会として現地に出張いたしまして、事案を調査する必要があるのではないかと考えるのでありまして、この点もお諮りを願いたいと、かように存ずる次第であります。
  14. 角田幸吉

    角田委員長代理 お諮りいたします。ただいまの大西君の御発言に対して、理事会に諮つて適当な措置をいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  15. 角田幸吉

    角田委員長代理 異議なければさよう決定いたします。他に御発言がありませんか——本日はこれにて散会いたします。次会は公報をもつてお知らせいたします。    午後二時三十一分散会