運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1949-10-27 第6回国会 衆議院 水産委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    委員昭和二十四年十月二十六日(水曜日)議 長の指名で次の通り選任された。       石原 圓吉君    押谷 富三君       小高 熹郎君    川端 佳夫君       川村善八郎君    五島 秀次君       鈴木 善幸君    高木 松吉君       田口長治郎君    田渕 光一君       玉置 信一君    冨永格五郎君       永田  節君    夏堀源三郎君       二階堂 進君    平井 義一君       松田 鐵藏君    足立 梅市君       佐竹 新市君    園田  直君       長谷川四郎君    林  好次君       砂間 一良君    中西伊之助君       奧村又十郎君    小松 勇次君       岡田 勢一君    早川  崇君       水野彦治郎君    黒田 寿男君 同日  石原圓吉君が議長指名委員長に選任された。     ————————————— 会議 昭和二十四年十月二十七日(木曜日)     午前十時四十五分開議  出席委員    委員長 石原圓吉君       小高 熹郎君    川端 佳夫君       川村善八郎君    鈴木 善幸君       高木 松吉君    玉置 信一君       冨永格五郎君    夏堀源三郎君       平井 義一君    松田 鐵藏君       園田  直君    長谷川四郎君       林  好次君    砂間 一良君       奧村又十郎君    小松 勇次君       早川  崇君    黒田 寿男君  委員外出席者         專  門  員 小安 正三君         專  門  員 齋藤 一郎君     ————————————— 十月二十六日  漁業法案内閣提出、第五回国会閣法弟一八六  号)  漁業法施行法案内閣提出、第五回国会職開法  事第一八七号) の審査を本委員会に付託された。     ————————————— 本日の会議に付した事件  理事互選  漁業法案内閣提出、第五回国会閣法第一八六  号)  漁業法施行法案内閣提出、第五回国会閣法第  一八七号)  国政調査承認要求に関する件     —————————————
  2. 石原圓吉

    石原委員長 それではこれより会議を開きます。  私不肖ながら再び委員長に選任されましたから、どうかこの上ともよろしくお願いをいたします。  今回御承知のように二十五名の委員が三十名となりまして、現委員のうち西村久之君、今井耕君がしりぞかれまして、園田直君、黒田寿男君、中西伊之助君、田渕光一君、岡田勢一君、押谷富三君、高木松吉君等が選ばれまして、結局現委員二十三名に新らしく七名加わつた次第であります。御承知を願います。     —————————————
  3. 石原圓吉

    石原委員長 まず水産物の生産増強、漁港及び漁船等に関し、今国会も積極的に調査いたしたいと存じますが、これにはあらためて議長国政調査承認を要しますので、その調査事項、目的、方法及びその手続等委員長において、とりはからうに御異議ありませんか。     〔「異議なし、」と呼ぶ者あり〕
  4. 石原圓吉

    石原委員長 御異議なしと認めましてさようとりはからいます。     —————————————
  5. 石原圓吉

    石原委員長 次に理事互選をいたしたいのでありますが、少し時間を要しますので、この際暫時休憩いたします。     午前十時四十九分休憩      ————◇—————     午前十一時二十五分開議
  6. 石原圓吉

    石原委員長 それでは、これより先刻に引続き会議を開きます。  まず理事互選を行います。
  7. 林好次

    ○林(好)委員 理事はその数を十名とし、委員長において御指名あらんことを望みます。
  8. 石原圓吉

    石原委員長 ただいまの林君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 石原圓吉

    石原委員長 御異議なしと認めます。  それでは理事の十名の指名をいたします。    川村善八郎君  鈴木 善幸君    夏堀源三郎君  平井 義一君    松田 鐵藏君  佐竹 新市君    林  好次君  砂間 一良君    小松 勇次君  早川  崇君以上十名を理事指名いたします。(拍手)     —————————————
  10. 奧村又十郎

    奧村委員 この際、漁業法案及び同施行法案審議について私の意見を申し上げ、委員会としての態度をお諮り願いたい、と思います。  今回五名の新たな方も参加してくださいましたので、われわれ非常に心強く、この臨時国会で両法案をどうしても審議し盡して、結論を出すかどうか、十月十四日には水産業団体法によつてそれぞれ協同組合が結成され、連合会が結成されておりますから、そういう関係から、相当今回この臨時国会結論を出すべく、いろいろな方面から要請されるものと思う。また現実の事態も、せつぱ詰まつたものがあると思う。しかし、この一箇月間の会期ではたして十分な審議ができるか。どうしても審議を終了させ、結論を出そうとするならば、おそらく明日以後連日にわたつて努力をせんければならぬだろうと思います。しかし一応の質疑は済んでおるのでありますから、その努力たるや、非常に複雑な問題があろうと思うのであります。そこでわれわれとしては、どうしても修正案をつくつてつて行きたい。ところが、その修正案たるや、なかなか困難であつて、特に総司令部関係を納得させるについては、非常に困難があろうと思います。しかし困難であつても、これを進めて行きませんというと、もしこの国会結論を出すというような場合に、あまりに向うとの意見が開く、一もとらず、二もとらずということで、下手をしてわれわれの絶対最低の線までも確保できないようなこ事とになりはせぬかと、私は案ずるのであります。それでわれわれこの法案に対する審議態度として、そういういろいろな工夫をし、向うの了解を得るように努めねばなりませんが、一方最低の線だけは守つて行こうという対策も講ぜねばならぬと思う。特に漁業法案においてわれわれ水産関係者として、屈辱的な條項であるところの許可料というような問題についも、まだたまだこれは取上げて対策を講ぜねばならぬが、これらのことについては国会として、また内閣としてもう少し認識を改めて大きく取上げて行かなければならぬ。私は一つの考えとして、この際なるべく早く政府の法案に対して、特にわれわれの絶対に納得の行かぬ問題について、本会議質疑をやつて、そうして国会全体にこの問題点を徹底さして、そうして表と裏といろいろな方面からこの法案審議を進めて結論に達したい。こういうように考えるのであります。この点各位の御意見を承つていただきたいと思います。
  11. 鈴木善幸

    鈴木(善)委員 奥村委員よりただいま漁業法案に対する非常に熱心な御発言があつたのでありますが、私ども小委員会はただいま述べられました奥村君に劣らぬ熱意をもちまして、この休会中ほとんど休むところなく法案審議に当つて参つたわけであります。そういたしまして小委員会といたしましては、大体修正の点もはつきりと取上げまして、その法文化を進めて参つたのであります。二、三の点をさらに審議をいたしますれば、小委員会としては一応の結論を得る運びになつておるのであります。つきましてはこの第六国会におきましては、早急に審議を継続する必要に迫られておりますので、他の小委員会は、かりにあとまわしになりましても、漁業法案並びに漁業法施行法案に関するところの小委員会は、すみやかに設置せられまして、前国会以来の小委員会の作業に継続して、すみやかに結論を得られ、これを法制局等とも十分連絡をとりまして法文の整理を行い、そうしてこれを本委員会に正式に報告し得るように早急に取運びが必要であろうと思うのであります。私前小委員長といたしましてこのことを委員会各位に提議いたしたいのであります。
  12. 石原圓吉

    石原委員長 ただい奥村君、鈴木君よりそれぞれ御意見が出ましたが、第五国会より引続き今日まで法案に対する小委員会調査並びに全国各地調査等を遂げたのでありまして、この際一時も早く漁業法案に対する小委員会を設置して、まず小委員会意見を基礎にして審議を進めて行きたいと思いますが、いかがでありましようか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 石原圓吉

    石原委員長 以上のようにとりはからいたいと考えます。  なおこの際提案されておる法案につきまして、本会議において、第六国会の劈頭に質疑を行うことができ得るということを承つておるのでありますが、すでに第五国会で提案となり、今日まで審議を進めて来ておるのでありますから、その必要は、しいてないとは思いますけれども、一応ここにお諮りいたしておきます。
  14. 夏堀源三郎

    夏堀委員 この漁業法案は重要な法案であることは申すまでもありません。それでこの法案取扱い方法及びその実施面において、国際関係に及ぼす、いわゆる日本がはたして民主化をどの程度に進められ得るであろうか、これを外国では監視しているということじやないだろうか、民主化が促進されることによつて、今後の講和條約及び一般に及ぼす影響が非常に大きいだろう。その意味で、愼重にこれを審議されるのであります。なるほど本会議でいろいろ質疑応答ということもありますが、これは本会議において質疑応答の形において行うより、委員会において十分に検討中でありますが、これをなお新しく設ける小委員会において、あらためてこれを十分に審議して、審議審議を重ねて、これなればということで初めて本会議にこれを持ち出すことはいいでありましよう。ただいきなり本会議に持つて行つて、討論や質疑応答をやつてみても、結果においては大したことでないと、こう私は考えておるのです。これまでのような、鈴木君の申されたような小委員会において十分に審議し、そして正式に公聽会を開いて、一般意見を聞く、そういうような取扱い方法において、この審議方法愼重を期されんことを希望いたします。
  15. 奧村又十郎

    奧村委員 それは私も小委員会において十分に案を練つて愼重を期するということは非常に賛成であります。また今日までの小委員方々の御努力についても、非常に尊敬の念を持つております。しかし今までの司合部の考え方、態度を考えますと、その小委員会の案で、またそういう少数の方々だけの努力ではとうては成就できない。ある程度修正案の、見通しがついたならば、どうしても国会全体の力をそこに持つて行かなければいかぬ。この意味で私は申し上げておるのであるからして、鈴木君その他夏堀委員の御意見と何らかわるものではありません。しかし残念ながら、われわれ水産の問題について十分研究し理解を持つておるというのは、おそらくこの委員会のメンバーに大体限られるので、国会全体としては残念ながら水産の問題はそう取上げておらない。これは、いずれ時機を見て国会全体の問題として取上げる機会を持たねばならぬ。それから公聽会をなるべく早く開いて、われわれ水産常任委員として、いかにこの問題について努力しておるかということも、徹底させねばならぬ。この意味において、すみやかにそれらの審議方法をとつていただく。また小委員会においても十分愼重に練つていただくのはけつこうであるが、なるべく早い時期においてこの委員会として取上げて、正式に審議を進められんことをお願いするのであります。
  16. 石原圓吉

    石原委員長 了解しました。それでは本日はこの程度にとどめたいと思います。     午前十一時四十一分散会