運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1949-11-24 第6回国会 衆議院 議院運営委員会 第16号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十四年十一月二十四日(木曜日)     午前十一時四十二分開議  出席委員    委員長 大村 清一君    理事 石田 博英君 理事 今村 忠助君    理事 佐々木秀世君 理事 福永 健司君    理事 山本 猛夫君 理事 椎熊 三郎君    理事 神山 茂夫君 理事 河口 陽一君       江崎 真澄君    大橋 武夫君       岡延右エ門君    岡西 明貞君       田中  元君    田渕 光一君       塚原 俊郎君    福永 一臣君       淺沼稻次郎君    松井 政吉君       園田  直君    土橋 一吉君       寺本  齋君    竹山祐太郎君       中野 四郎君  出席国務大臣         国 務 大 臣 増田甲子七君  委員外の外の出席者         議     長 幣原喜重郎君         副  議  長 岩本 信行君         議     員 逢澤  寛君         議     員 中原 健次君         議     員 佐竹 晴記君         事 務 議 長 大池  眞君 十一月二十四日  委員赤松勇君辞職につき、その補欠として淺沼  稻次郎君が議長の指名で委員選任された。     ————————————— 本日会議に付した事件  委員派遣承認申請の関する件  人事官弾劾訴追に関する法律案及び人事官弾  劾訴追手続庭案起卓に関する件  外務委員会員数増加に関する件  昭和二十四年度一般会計予算補正(第一号)及  び昭和二十四年度特別会計予算補正(特第一  号)に対する内閣修正申入の件  決議案取扱いの関する件  緊急質問取扱いに関する件  本日の本会議議事に関する件     —————————————
  2. 大村清一

    大村委員長 それではこれより会議を開きます。  本日は議事日程も盛りだくさんありますから、できれば本会議は午後一時から開きたいと思います。もし運営委員会の必要がありますれば、また会議中にでもお開き願うことにして、一応一時に開会できるようにお願いいたしたいと思います。  まず議案になつております講和問題調査に関する特別委員会設置に関する件及び外務委員会補充の件を議題にいたします。     〔速記中止
  3. 大村清一

    大村委員長 それでは速記を始めてください。ただいまの件はなお後刻あらためて御協議申し上げます。     —————————————
  4. 大村清一

    大村委員長 次に人事官弾劾訴追に関する法律案並びに人事官弾劾訴追手続規定案の両案について御協議を願います。
  5. 大池眞

    大池事務総長 ただいまの人事官弾劾訴追の関する法律案については各派とも御異議がないようであります。ただ訴追手続規定案の第六条に、訴追手続に関する分が入つておる関係から、大橋委員から御指摘がありまして、法制局においても御研究願いましたが、公務員法第九条第六項に弾劾審判手続の方は裁判所見できめることとについております。その運用のことをこの六条できめることは、両方違つた場合に困りますから、公務員法第九条第一項に「国会から人事官弾劾訴追をしようとするときは、訴追事由を、記載した書面を最高裁判所に提出しなければならない。」という事務規定がありますので、これを全部裁判所見規則にお譲り申し上げるという建前にお直しを願いたいと思つております。従いましてただいまの原案では、第六条は「人事官弾劾訴追について、両議院議決が一致したときは、衆議院議長は、訴追ようとする人事官の官職、氏名及び訴追事由を記帳した訴追状最高裁判所に提出しなければならない。証拠書類がある場合には、訴追状にその写を添付しなければならない。」とありますのを、「人事官弾劾訴追について、両議院議決の一致したときは、衆議院議長訴追状最高裁判所に提出するとともに、その写を訴追に係る人事官に送付する。」というふうにして、これだけの手続をとるのだというように、一切裁判所規則の方にお譲りを願う、こういうふうに修正お願いたしたいと思つております。
  6. 大橋武夫

    大橋委員 ただいま事務総長から御指示になりました修正案はきわめて適切妥当だと考えます。
  7. 神山茂夫

    神山委員 これはあとで相談してもよいと思いますが、私たちとしては、法案の急速な議決が必要であるということは異論ありません。ただこの前の運営委員会土橋君が申し上げたような点が気になりますのでできればこの点を討論の場合にはつきりして賛成いたしたいと思つております。
  8. 大村清一

    大村委員長 いかがでしよう。この問題は御異議がなければ仮決議にいたしまして、人事委員会の方に回付して人事委員会意見を聞く。そうしてこれは両院の関係がありますから、人事委員会の議が整いましたならば、また参議院と打合した上で、最終決定をして上程することになろうと思います。また後日他の方から意見によつて御相談する機会もあろうと思いますから、一応できれば、本日ここで仮決定を願いたいと思います。仮決定をするについては、ただいま土橋君の方から御発言願つてもけつこうだと思います。いかがでしよう
  9. 土橋一吉

    土橋委員 私の方は本会議で申し上げたいと思います。
  10. 大村清一

    大村委員 それではこの両案はただいま事務総長から説明のありましたように、手続規定の方は修正いたし、法律案の方は原案通りということに決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 大村清一

    大村委員長 それではそのように決しました。     —————————————
  12. 大村清一

    大村委員長 次に緊急質問が一件出ておりますから、事務総長から御説明を願います。
  13. 大池眞

    大池事務総長 川上貫一さんから、日英通商協定に関する緊急質問が一件提出されました。これを本日許可するかどうかお決め願いたいと思います。
  14. 土橋一吉

    土橋委員 川上貫一君がただいま出しておる緊急質問はこういうわけであります。二十二日に日英通商協定が結ばれまして、二十三日に通商産業大臣稻垣氏より、衆議院通商産業委員会で御報告があつたようでありますが、この問題は日本と英国各連邦、特に豪州方面その他における輸入に関しまして非常な制限が加えられ、同時にたとえばゴムとか、羊毛というようなものを、日本の現実の有効需要以上に輸入するというよう事情もあるのでありまして、決済の関係、あるいは日本貿易関係に特に入超というような点が考えられますので、どういうような方法で日英通商協定が結ばれたのであるか、それに対して日本産業方面に至大な影響を及ぼし、特に将来外国為替管理法ができる関係上、緊急に質問をいたしたいという趣旨で、川上君が出しておるのであります。
  15. 石田博英

    石田(博)委員 日英通商協定に関する問題は、私昨日の通商委員会予算委員会両方傍聽しておつたのでありますが、すでに十分論議を盡されて、一応通産委員会では川上君が御質問され、それからきようの新聞にもちよつと見えておつたように、予算委員会においては風早君が約一時間近くにわたつて質問されておつた。そういうような次第で、すでに岡委員長において十分な論議を盡したものを、再び本会議へ持つて来るということはどういう理由でしよう
  16. 土橋一吉

    土橋委員 右田君は両委員会を傍聴されたということですが、風早君、川上君がいかなる質問をされたか、私は存じません。しかし御本人が特に必要なことでもあるし、ぜひ本会議において十分聞かなければならぬ。こういう御本人の御意見でありますから、ぜひ皆さんの御賛成を願いたいと思います。
  17. 石田博英

    石田(博)委員 私はほかの機会論議されないもの、あるいはそういう機会がないもの、あるいはどうしても他の機会においてやれないものなら許可することもいいが、実はきのう川上氏から詳細な質問がなされ、稻垣通商大臣から詳細な答弁があつた。さらに午後の予算委員会においては風早君から質問があつた両方質問時間を合すると、およそ二時間近くの時間を費しておる。そうして日英通商協定、特にゴム及び鉄鋼というようなものの輸入協定内容について、あるいは協定の経過について実に詳細な質疑応答をされ、風早君のごときはその答弁に満足されて、大蔵大臣に対する質疑だけを留保して質問を打切つておられる。それをさらに本会議においてやられるということは、何の目的をもつてやられるのか、私どもは了解に苦しむ。これは本会議における緊急質問の本旨を非常に弱めて来ると思う。
  18. 土橋一吉

    土橋委員 御本人の希望もありますので、できれば運営委員会に御本人を呼んで趣旨弁明をさしていただきたいと思います。
  19. 石田博英

    石田(博)委員 先ほど委員長からも申出があります通り、きよう上程されておる法律案は七件以上もあります。さらに自由討論が予定されておりますので、発言予定をされておる諸君も相当ある。そこでこの問題について、きようこれ以上論議してもしようがないと思いますから、次の自由討論のときにでもやつていただきたいと思います。
  20. 神山茂夫

    神山委員 今石田君の御意見もあるので、ここでりくつを言つて時間をとつてもしようがありませんから、これは保留していただきたいと思います。
  21. 大村清一

    大村委員 きようは一時からから開会することに御同意のようでありますから、ただいまの緊急質問の時間はまた追つて御相談申し上げることにいたします。  それでは本日の議事の点について、事務総長から御説明を願います。速記をとめてください。     〔速記中止
  22. 大村清一

    大村委員長 それでは速記を始めてください。   暫時休憩いたします。    午後零時十三分仕憩      ————◇—————    午後三時四十二分開議
  23. 大村清一

    大村委員長 それでは休憩前引続き開議を開きます。  まず、第一に議案になつております外務委員会委員増員の件及び共産党から提出されております講和特別委員会設置の件、これを議題といたします。
  24. 松井政吉

    松井(政)委員 外務委員会委員拡充の件と講和特別委員会の件でありますが、わが党は最初から、講和特別委員会という特別委員会は、今の段階においては、外務委員会拡充して、その趣旨を生かすがよいという主張にかわりはありません。しかも外務委員会拡充については予算委員会に匹敵するものとし、さらに四十名程度ならば妥協するということを主張いたしたのでありますが、本日新たに三十五名程度ではどうかという委員長仲介も受けたのであります。それでいろいろ、議論をしたのでありますが、結局本国会ももう会期が短かいのでありまして、講和及び外務委員会等に対しては、通常国会においてまたあらためて討議をすることとして、本国会においては三十五名でよかろうじやないか、こういう結論に達しましたので、党の態度としてお取り願います。
  25. 椎熊三郎

    椎熊委員 わが党は先般来主張した通り特別委員会を設けずに、外務委員会拡充するという考え方で、本日大体その筋道が通つて現実することになつたのですし、ことに委員長仲介による三十五名が最も妥当だと思いますので、賛成であります。
  26. 神山茂夫

    神山委員 これは各党の了承も得ましたように、わが党では講和特別委員会を固執するものではない、われわれのねらつているところに、講和の問題が全国民の間で議論され、また考えられておるのを、十分に反映するよう委員会をつくろうということであつたのでありますが、この精神が生かされるならば、外務委員会拡充にもあえて反対しないという趣旨で今日まで来たわけであります。その場合最低限四十名なければということを主張して参りましたが、本日新しい提案として、三十五名という相当歩み寄つた意見もあります。けれども私たちとしては、これでは趣旨が生かされませんので、やはり講和特別委員会設置が必要であるという見解をすてるわけにいかないわけであります。従つて講和特別委員会設置の問題について、本委員会においてこれに対する態度決定いたしたい。それから外務委員会の三十五名の拡充については、私たちとしては数が足らないという理由反対したい。
  27. 寺本齋

    寺本委員 私のところでは先般申し上げましたように、講和特別委員会を設けることは、諸般の事情を考慮して、外務委員会拡充することに大体きまつております。人数は三十人でもよいと思いましたが、委員長の方から三十五名という説もございます。各党が御賛成であれば三十五名に賛成であります。
  28. 竹山祐太郎

    竹山委員 私の方は委員長の案に賛成いたします。
  29. 中野四郎

    中野(四)委員 委員長の案に賛成いたします。必ず、その前提として一名を割当ててもらいたい。
  30. 石田博英

    石田(博)委員 私の方は委員長調整案賛成であります。自由は前会までるる申し述べたことでありますので、省略いたします。
  31. 大村清一

    大村委員長 それでは各派の御意見がはつきりいたしましたので、この際これを決したいと思います。まず講和会議のために特別委員会設置決議案、これを上程するかいなかについて採決いたします。上程賛成の方挙手を願います。     〔賛成者挙手
  32. 大村清一

    大村委員長 三名であります。それでは上程の案に反対の方挙手を願います。     〔反対者挙手
  33. 大村清一

    大村委員長 多数であります。よつてこれは上程すべからざることに決しました。  なお次に外務委員会委員を三十五人に増員すべしという意見がありますので、これに御賛成の方の挙手を願います。     〔賛成者挙手
  34. 大村清一

    大村委員長 多数であります。よつて外務委員会委員の数は三十五人に決しました。
  35. 大池眞

    大池事務総長 この取扱いについて私から申し上げますが、衆議院規則の第九十二条に各常任委員会を列挙いたしまして、その員数は一応決定しておるわけであります。その員数本国会の初めに御決定を願いまして、今お手元にあるものとは違つて、一応決定しておりますが、九十二条の本文は少しもかわりないのでありまして、それによりますと一応左の通り定める「但し、議院議決によりその員数を増減し又はその所管を変更することができる」となつておりますから、議員決議をもつて外務委員会は二十名を三十五名に増員するという御決議を得れば、本会期中はできることと思います。特に将来継続的に三十五名にしてしまうならば、思いきつてさらに規則を改正することも一方法であります。しかしただいま社会党お話通り通常会においてあらためてその問題を論じらるるというならば、本会期中は二十名の外務委員会を三十五名に増員するということに御決議したならば、三十五名になるのでありますから、その委員をお申しでていただいて増員ができることになります。
  36. 中野四郎

    中野(四)委員 この機会社会党松井君、淺沼君がおられるから伺いたい。共産党の出した講和会議に対する特別委員会設置の件には、社会党反対ようですが先ほどの松井君の御説明は、私聞き違いかもしれないが、講和会議の問題をこれに含むというようお話があつたようで、そしてこの員数を五十名ないし四十五名にふやすという御意見ように承つたが、そもそも外務委員会設置当時の速記録は、土橋君御説明通り速記の上にも明らかになつております。講和の問題は外務委員会に一切含まない。外務委員会は事務的の面でのみで、講和開議のときには別に考慮するということにかつておる。これは速記録をお読みになればわかる。そこで淺沼君に伺つておきますが、この外務委員会を三十五名にする場合において、やはり講和会議の問題はこれに含むという意味ですか。
  37. 淺沼稻次郎

    淺沼委員 それはそういう意味です。というのは、この前は委員会事項別委員会であつたが、最近において委員会事項別から各省委員会にかわつたのである。従つておのずから外務委員会の中には外務省の所管事項全部が入るわけでありまして、当然講和会議の問題が入つて来るという解釈です。事項別から各章委員会にかわつたということによつて、その中に含むべしという原則であるということを御了承願いたい。
  38. 神山茂夫

    神山委員 一言その点、淺沼君のそういう御意見もありましたけれども、当時の速記録を調べればわかると思います。中野君の言われた意見が強過ぎるにしても、そういう趣旨も盛られていたわけです。従つてこの点については速記録を調べてやられないと、今の発言と、その当時において淺沼君委員長であつたが、若干違つております。この点について、あとで十分審議する必要がある。
  39. 大村清一

    大村委員長 中野君の問題については、速記録を調べた上でお話合いを願います。     —————————————
  40. 大村清一

    大村委員長 この際お諮りいたしますが、内閣総理大臣から議長にあてまして、さきに提出いたしました昭和二十四年度一般会計予算補正第一号及び昭和二十四年度特別会計予算といたしまして特第一号中、別紙の通り修正いたしたいというので承認を求めて来ました。この件を議題といたします。まず官房長官から御説明を願いたいと思います。
  41. 増田甲子七

    増田国務大臣 ただいま委員長が言われましたように、修正書提案いたした次第であります。何とぞ御承認を願います。その理由といたしまして、この前の予算書には輸出金融補償法、それから輸出金融補償特別会計法、こういう法律を出すことを予定いたしておりまして、その法律施行のための予算書提案いたした次第でありまするが、関係方面におきまして、輸出金融補償法並び輸出金融補償特別会計法というのは、輸出信用保險法並びに輸出信用特別会計法と改めたらよかろう、金額は同じ額でよいということで、それを改める関係上、予算書修正いたした次第であります。この予算書基礎をなすところの法律につきましては、実は本日提案いたしたいのでありまするが、本日は関係方面においては休日でございますために、明日提案いたしたい、こう考えております。しかし時期が切迫しておりますので、この際修正書提案をいたしましたので、何とぞ御承認を願いたいと思います。
  42. 大池眞

    大池事務総長 御承知の通り昔は法律案が出されておりまして、一応議題になつておりましても、政府の方で自由に何どきも修正できるいう規定があつたわけです。今度の新しい国会法によりますと、政府が一ぺん出して議題なつ提案修正する場合には、その院の承認を得ることになつております関係で、前もつてこういう名前の法律を出すということで出ておつた予算が、その法律の題名がかわつたので、題目のところだけ修正したい、こういう申し出でありますので、それを本院で修正申出承認するかしないかということを院議に問わなければならない。そこで衆議院に諮つてお願いする前に、修正事情を目して皆さんの御了解を得れば、本会議異議なく簡単にできる。こういうことであります。その際に大蔵大臣からその修正をする意味の御発言をする。こういう通告が来ております。従つてこれについて大蔵大臣発言をされて、そのあと院議にお諮りをいたすことに相なります。
  43. 神山茂夫

    神山委員 ちよつと官房長官にお伺いしたいが、法案内容そのものには何らかのかわりはないのですか。
  44. 増田甲子七

    増田国務大臣 実質においてはほとんどかわりはないわけであります。
  45. 神山茂夫

    神山委員 そのほとんどが問題なんだ、どういう点がどうかわつたかを聞いておきたい。
  46. 増田甲子七

    増田国務大臣 この法案は、修正する前の法案国会にはまだ提出しておりません、というのは折衝中でございます。それで今まで提出せんと欲しておつてそり基礎予算書をつくつております。その基礎である輸出金融補償法というのは、輸出業者に対しての金融措置と申しまする、その金融業者等において損失を受けた場合に補償する。今度の輸出信用につきましてもほとんど同様でございまして、政府特別会計をつくりまして、輸出業者に対して信用提供する、その信用供與業者危險に対して保險をしておく。こういうことになつております。
  47. 神山茂夫

    神山委員 内容において範囲が広くなつておるのではないか。
  48. 増田甲子七

    増田国務大臣 前の補償料というのは、金融業者からとつたりして、危險を負担しておりますが、今度は一般会計から特別会計に出しまして、国家も、金融業者それ自身も、それぞれ負担をして、相互に危險を分担するという趣旨であります。
  49. 大村清一

    大村委員長 ほかに御発言はありませんか——なければ本案は本日の本会議上程することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  50. 大村清一

    大村委員長 それでは上程することに決しました。     —————————————
  51. 大池眞

    大池事務総長 地方行政委員会から委員派遣承認の要求がありますので、一応お諮りいたします。地方公務員行政整理の実情を調査いたした。こういうことで、一班は東京都、神祭川県及び千葉県。二班は京都及び兵庫、これがおのおの二十五日から五日間調査をしたいということで、東京都、神奈川、千葉に行く人は、河原伊三郎さん、清水逸平さん。京都兵庫の方は久保田鶴松さん、立花敏男さん、この四名でございます。
  52. 椎熊三郎

    椎熊委員 会期がないのに五日間というのはどうか。
  53. 石田博英

    石田(博)委員 実は地方行政委員長がお見えになつて説明を願うのでありますが、先ほど私のところへ事情があつて行けないから、かわり説明をしてくれるようにという御依頼がありましたので、一言申し上げます。この派遣目的は、ここに書いてあることで盡きると思いますが、行政整理の進行の状況、あるいはその他についての調査であろうと思うのであります。会期切迫の折、いろいろの事情があると存じますのでで、その間の取扱い等については、なお議長手元において委員長と考慮していただきたい。ただ地方公務員法が今議会は間に合わないかもしれませんが、行政調査される際でもありますので、期間その他は、二十四日という土曜日に次いで日曜日をはさんでおるわけでありますので、期間の点、その他は議長において考慮してもらうことをもつて、何とぞ御賛成を願いたいと思います
  54. 大村清一

    大村委員長 ただいまの委員派遣承認申請の件は、これを承認するに御異存ございませんか。     〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
  55. 大村清一

    大村委員長 御異議なしと認めてさように決します。     —————————————
  56. 神山茂夫

    神山委員 自由討論の進め方についてですが、きようの現状を見ますと、討論する人にはまことにお気の毒な状態であるばかりでなく、国会議員国会における面目にもかかわる状態になつておる。きようは各委員会が忙しかつたことも事実でありますけれども、出る可能性があつた人が出なかつたように見られるふしもある。これはぜひ各党お互い申合わせをして、できるだけ自由討論をまじめに聞くことが必要だと思う。私はきよう大体聞いてみたが、自由討論内容についてはなかなか傾聽すべきものが多い。党派を越えてお互いに聞くばかりでなく、これを国民全体の見ておる前で、われわれが尊重しておることを、事実によつて認めさせる必要がある。これはぜひ大会派である民自党の諸君が先頭に立つて自由討議の場合にできるだけ出て、意見の違いは別として一致する点ははつきりさせるというように協力したいと思う。この点一応運営員会として申合せまして、全力をあげて議員側も真劍に聞く。そしてこれに対しはほかの議会討議するということになれば、文字通り自由討議になると思う。
  57. 大村清一

    大村委員長 ただいまの神山君の御発言は了承することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  58. 椎熊三郎

    椎熊委員 それなら自由討論に関し定足数を厳重のに守るということにしておくがよい。
  59. 大村清一

    大村委員長 それでは各党自由討論にはみな出まして、まじめに進行することに申合せをすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  60. 大村清一

    大村委員長 さように決します。     —————————————
  61. 大村清一

    大村委員長 明日は自由討論を継続することにいたしまして、なお法案等があがりましたならばそれを上程したいと思います。それらのことは明日午前十一時運営委員会を開いて御協議願いたいと思います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。     午後四時十五分散会