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神山委員 いまさら
説明する必要もないと思いますが、最近
外国電報の伝えるところによりますと、日本に対する講和問題が非常に具体的な姿で現われて来ていると思います。これに関してすでにいろいろの
意見を発表されておる方もありますけれど、その
意見の
内容がどうかということを、私
たちは今ここで申し上げるのでにありません。問題の
重要性にかんがみまして、この問題についての特別の
調査なり研究の
委員会を院内に設けて、これに
国民の
意思を反映ざせる必要があるのでにないかということを考慮して
出したわけであります。こまかな点を申し上げますと、かえ
つて問題の本質がそれますので申し上げませんが、
各党の中でいろいろ御
意見があると思います。けれ
ども全
国民が関心を持つおる問題でありますから、これはぜひ超党派的な
観点から、この問題について御
賛成願いたいと思うのです。それについても一つ申し添えますが、私
たちはこれを出す前から
各党をまわ
つて歩きまして、私
たちの
意思が決して
共産党の一方的宣伝というものにあるのではなくして、問題の
重要性から出ておるということについて、十分ご考慮を願うように努力したつもりであります。先ほどは廣川君にもお目にかかりまして、わが党としては、もし他の党でこういう問題を取上げて、超党派的の問題として解決するように協力したいという御
意見があれば、率直に申し上げますが、わが党としてはある場合、この
決議案の
処置については十分考慮してもよろしいということを申し上げておるわけでありますから、どうかこの点で
問題そのものの
重要性をお考えの上で、超党派的な
観点に立
つて、この問題を円満に措置されるように
お願いをしたいと思います。