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畠山委員 ただいま
石原委員が言われたことに私は同感する点があります。それはこの
ホテル設置の
法案に対しまして、各
方面の
意見を総合いたしますのに、今
石原委員が言われたと同じく、
各省で
勢力争いをしていることは、いまさら言うまでもないと思いますが、この
法案をつくるということは
国会において始めてのことでありまして、この
委員会の性質といたしましては、もちろんこれを遂行することを
希望するもりでありますけれ
ども、この際はなるべく摩擦を起さないように、相互の
円滑化をはか
つて、特に進めていただきたい。ただいま
委員長から
回答書の
言葉を聞いたので、あらかじめわか
つてはおりますが、今後の
立場におきましても、これを今回の
法律として出すにあた
つても、なるべく円滑を主として、この
機会に
りつばにこれを遂行さしていただきたいということを、私は念願するものであります。同時に
厚生省の
国立公園部方面の
意見を聞きますと、この際は
厚生省の主管であるから、
運輸省、
運輸大臣という
言葉はどうも困るという話もしばしば聞いておりますけれ
ども、私は
厚生省に対しまして、こういうことをいつも言うております。なるほど
旅館行政の
取締りは
厚生省がや
つておることは知
つておりますが、この
扱い方法については、非常に薄弱なところがある。われわれ
業者の
立場からいたしましても、非常に欠けている点があるということを数数認めておるのであります。こういう点から考えましたときに、
外客を吸引するような
観光ホテルの場合は、
運輸省が今まで積極的にあらゆる点に犠牲を拂い、またその
方面のオーソリテイーであるということを、私
どもは
業者の
立場から認めておりますので、この際はこの
法案ができたことに対して、私は
運輸省は適当だと考えますが、
運輸省といたしましても、この
観光の
部面において、非常に
法律的に薄弱なところがあるようでありますから、この際この点も改善していただき、また同時にこの運行を、もつと彈力性のある力の強い、この仕事が完全に遂行できるような
方法にしていただきたいことを、この際
希望を申し上げます。同時に
厚生省におきまする
国立公園に関した部分に対しては、
運輸省はこれに対して
協議の上円満な
方法をと
つて、すべてのことを遂行さしていただきたいことを、私は
希望として申し上げまして、本
法案はすみやかにこれを決定していただきたいことをお願い申し上げます。