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1949-11-22 第6回国会 衆議院 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十四年十一月二十二日(火曜日) 午前十時三十三分
開議
出席委員
委員長
中山
マサ君
理事
安部 俊吾君
理事
小西 英雄君
理事
玉置
信一君
理事
冨永格五郎
君
理事
岡 良一君
理事
天野 久君
理事
山手
滿男
君 足立 篤郎君 受田 新吉君 堤 ツルヨ君 並木 芳雄君 柳原 三郎君 砂間 一良君 吉川 久衛君
松谷天光光
君
出席政府委員
引揚援護庁次長
宮崎
太一君
委員外
の
出席者
大蔵事務官
太田 亮一君
厚生事務官
太宰
博邦
君 十一月十六日
委員横田甚太郎
君辞任につき、その補欠として
春日正一
君が議長の指名で
委員
に選任された。 —
——
——
——
——
——
——
本日の
会議
に付した案件
引揚者援護等
に関する件 —
——
——
——
——
——
——
中山マサ
1
○
中山委員長
これより
会議
を開きます。 前会に引続き、
関係当局
に対し質疑を続行いたしますが、その前に
委員長
より
昭和
二十四
年度
予算引揚げ関係
の費途につきまして、
当局
より
説明
を求めます。
宮崎太一
2
○
宮崎政府委員
昭和
二十四
年度
の
予算
は、先般の
国会
で御決定になりました
通り
、五十二億四千百万円ぐらいが
引揚援護庁関係
の
予算
でございますが、このほか
生業資金
の
貸付
といたしまして、三億
社会局
の
予算
に計上されておりますので、
合計
といたしまして五十五億四千百万円ばかりの
経費
にな
つて
おりわけでございます。ところが今回の
補正予算
におきまして、本年の
引揚者
の
引揚げ
の
事情
は、非常に数が少うございましたので、
引揚げ
の
経費
が残りました
関係
上、今回の
補正予算
におきまして十億二千四百万円ばかり節約されておりまして、実際に
年度
内に
使用見込み
の
経費
が、
社会局
の三億を入れまして、四十五億一千八百万円ということにな
つたの
でございます。お
手元
に配
つて
ありますところの
補正予算
のおきまして、十億二千四百万円の
経費
が、
引揚援護庁
の方におきまして節約にな
つて
おるのでございます。これは先ほど申し上げましたように、
引揚げ
の
人員
が少
かつ
たということでございます。 そこでその四十五億千八百万円の使い方でありますが、
引揚援護関係
におきましても、十億八千万円、それから
復員官署
の
関係
におきまして四億円、それから未
復員者給与法
の
関係
で二十二億円、特別未
帰還者給与法
の
関係
で六千八百万円、
公共事業費
におきまして四億五千七百万円、
生業資金
で先ほど申しましたように三億一千八百万円が本
年度
の
使用見込み
にな
つて
おるわけでございます。 そこでこの四十五億の中に入
つて
おります
経費
といたしまして、新しく含まれております問題といたしましては、
引揚者
の
住宅
は、前の軍の
建物
というようなところでありまして、屋根が破れ、崖が落ち、床が落ちというような
状態
のものにつきまして、これを
補修
いたしまして、
引揚者
がこの寒い
折柄
らお苦しみになるような
住宅
であ
つて
は困りますので、今回こそ
補修費
を要求しておるわけでございます。 それから次に
引揚者
の
住宅
の
買收費
と申しますものは、終戦後、
会社等
の
建物
を借り入れまして、そこえ
引揚者
を入れてお
つたの
でございますが、戦争が終わりましてからもうすでに四年を
経過
いたしたのでありまして、
会社側
の方からも早くこれを引渡してもらいたい、あるいは買收してもらいたいという
希望
が出ておりますので、これを買收する
経費
でございます。これがこの
使用見込み
の中に入
つて
おるわけでございます。 それから
あと
は若干でございますが、
佐世保
の
引揚援護局
の橋がこわれました。この橋と申しますものは、おいでに
なつ
た方はおわかりでございますが、
水道管
がついてありまして、その橋がこの間の台風で破壊いたしましたのでございます。これは至急直しませんと、
飲料水供給
その他で困ります
関係
上、その
橋梁
を直します
経費
が千三百万円、それから
佐世保
の
引揚援護局内
の
宿舎
の
補修
が二百四十万円、それから
ポ政令公布
に伴う
食糧
あるいは
運賃
、
旅費等
が四千万円、そのほか
携帯通貨
の
交換金
が含まれておりまして、大体これが三億五千九百万円くらいこの中に入
つて
おるわけでございます。そういうものを入れまして、本年
使用見込み
を立てて、先ほど申し上げました十億二千四百万円を
引揚援護庁
の
経費
から削減いたしたのであります。
玉置信一
3
○
玉置
(信)
委員
私は
在外資産
の問題で、
大蔵省当局
にお聞きしたいと
思い
ましたが、まだ御
出席
がないようでございますから、ただいま御
説明
に
なつ
た二十四
年度
予算
に関連して少しお伺いしたいと
思い
ます。
生業資金
三億円についてお尋ねいたしますが、現在までに貸し付けた金額、それから
貸付
の
対象
とな
つて
おりますところの
世帯数
、それから今までの
貸付
けされたものの
回收
の
状況
、これをまず先にお尋ねいたしたいと
思い
ます。
太宰博邦
4
○
太宰説明員
現在までに
厚生資金
を貸し付けいたしましたいわゆる
貸付済額
と申しますが、大体七月末現在で二十二億数千万円ということにな
つて
おります。大体二十三億と御
承知願いす
。貸し付けました
対象
は
引揚者——
もちろんその中には
復員軍人
も含めてございます、
戦災者
、
生活困窮者
などでございますが、
合計
いたしまして、件数としては十九万件、
人員
では四十七万ということになります。その大半はやはり
引揚者
大体八割五分ほど占めております。それから同
收額
の点でございますが、これは現在までのところ全部平均いたしますと約四十七、八パーセントくらいの同
收率
にな
つて
おります。
玉置信一
5
○
玉置
(信)
委員
更正資金
の
貸付制度
は、一人当り一万五千円でありましたか、これは第五
国会
において私少くとも二万円、三万円ぐらいが適当でないかということで
増額要求
を申し上げたのでしたが、最近の
実情
からいたしましても、どうしても一万五千円ぐらいでは
——
まあ借りないよりは助かるわけですが、もつと増額してやらないと、更生する面に足りない。三万円ぐらいに増額する見通しはないものですか、
予算
の面においていろいろ御苦心されてお
つたよう
ですが、この点についてお伺いいたします。
宮崎太一
6
○
宮崎政府委員
まことに仰せの
通り
でございますが、先ほど申し上げましたように、本
年度
の
更生資金
は国から三億円、それから従来の
貸付
を同收いいたしますのが二億円、あわせて五億円でありますが、それに対する
申込み
が十二億円に達しておる
状況
でございまて、実は
申込み
はあるけれ
ども
、貸し出せないような
状況
にな
つて
おるわけでございます。そこで今度の
補正予算
におきまして二億円の追加をすることにな
つたの
でございますが、それにいたしましてもまだ足りない
状態
でございますので、私
ども
としては、一億五千万円の
貸付金
を、広げるというよりも、もう少し
希望者
によけい渡したいという
考え
方を持
つて
おります。これを三万円なり二万円なりに上げますことは、なお行き渡らないきらいがございますので、もう少し
更生資金
の
貸付
を増し、
回收
を増して参りまして、大体のところ行き渡るようになりますのと並行して拡げなければならぬ、こう
考え
ております。
玉置信一
7
○
玉置
(信)
委員
次は
住宅
問題でお伺いしたいのですが、ただいま
予算
の御
説明
で、いろいろ
実情
は想像できるわけですが、何しろ全国的に見れば、もちろん
北海道
においても、第五
国会
以来
委員会
においても
当局
に御要望申し上げておいた
通り
、今まで相当な
引揚者
、しかも無
縁故者
が
住宅
がなくて借寢をしておるというような例もあるので、この点私
ども地方自治体
を通じていろいろと御相談申し上げて、地元の協力によ
つて
、できるだけ
住宅難
を緩和すべく撤力をいたして参
つて
おりますが、御
承知
のような
地方
の
財政状況
からいたしまして、なかなか思うように参りませんので、何としてもこれは
政府
の政策によ
つて
解決しなければ、ほかに道がないと
考え
るわけでございます。もう少し
住宅資金
をふやす
方法
がないものかどうか。今まで伺
つて
おりますところによりますと、
住宅金融公社
というものができるということを承
つて
おりますが、それは今どういうような
状況
にな
つて
おりますか、この点もあわせてお伺いしたいと
思い
ます。
宮崎太一
8
○
宮崎政府委員
住宅
問題につきましては、私
ども引揚者
に対します最も大事な仕事は、就職の問題、
住宅
の問題、
生業資金
の問題である、こういうつもりで努力いたしておるのでございます。御
承知
のように
昭和
二十一年から二十四年までに約十一億円の
国庫支出
をいたしまして、
住宅
の
建設補助
をいたして参
つたの
でありますが、本年においてもいろいろ
地方
の
実情
を調べてみますと、
住宅
の必要なるものが、まだ百万人おられるということでございまして、本年の
予算
においても四億五千七百万円を計上いたしまして、
住宅
の
建設
を補助して参
つたの
でありますが、今回また
公共事業
として一億六千万円
住宅建築
の
経費
を出すことにな
つて
おるのでございまして、これで約一千五百人分くらいの家ができるわけでございます。それから先ほど申し上げましたように、既存の
住宅
の
補修
、
買收等
の
費用
もこの中に入
つて
おるわけでございますが、なお
明年度
の
予算
においても、
住宅
の
建築
をや
つて
もらう
考え
で、五億円の計上をお願いしておるようなわけでございまして、
住宅
については
国家財政
の許す限り、これを拡げていただくように、私
ども努力
をいたしておるわけでございます。 今の
住宅
のほかの御
質問
につきましては、これは
建設
省の所管でございますので、私からの
答弁
は差控えたいと
思い
ます。
中山マサ
9
○
中山委員長
大蔵省並び
に
外務省関係
の方が
出席
しておられませんが、
昭和
二十四
年度
の
予算
につきまして御
質問
がございましたら、どなたでも……
山手滿男
10
○
山手委員
この二十四
年度
の
予算
は、
ちよ
つと今
説明
があ
つたよう
に思うのですが、もう一ぺん、
ちよ
つと
次長
の方から御
説明
願いたいと
思い
ます。
宮崎太一
11
○
宮崎政府委員
二十四
年度
の
予算
につきましては、本年の当初
予算
は五十五億四千万円あつたわけでございますが、この五十五億四千万円のうちで、
引揚者
の数が
予定
よりも非常に少くなりましたので、
経費
が残りまして、それをいろいろ今後に要すべき
費用等
も計算をいたしました結果、十億二千四百万円だけこれを減じまして、そうして本年の
使用
の
見込み
といたしまして、四十五億一千八百万円にいたしたのでございます。その四十五億一千八百万円の
内訳
といたしましては、先ほ
ども
申し上げましたが、
引揚げ援護
の
関係
といたしまして十億八千万円、
復員
の
官署
の金といたしまして四億円、それから来
復員者給与法
の
関係
の
経費
といたしまして二十二億円、
公共事業
の
関係
で四億三千七百万円、それから
生業資金
で三億、こういう
内訳
にな
つて
おりますが、その中で、新しく
使用見込み
として含まれているものといたしましては、
引揚者
の
作宅
の
整備費
として一億八千四百万円、
引揚者
の
住宅
の
買收費
として七千九百万円、それから
携帯通貨
の
交換金
として三千九百万円、
佐世保
の
援護局
の
橋梁新設費
として千三百万円、
佐世保
の
援護局
の
宿舎
の
補修費
として二百四十万円、
ポ政令
の
公布
に伴う
食糧
、
運賃
、
旅費
として四千万円、
合計
三億五千九百万円がこの中に含まれておるということを申し上げたのでございます。 それからそのほかに、後に申し上げました
更生資金
として、この
補正予算
に二億円、
公共事業費
として、
住宅
の
新設費
が一億六千万円入
つて
おるわけでございます。
山手滿男
12
○
山手委員
引揚げ
て来た人が非常に少か
つたの
で、
予算
を十億二千四百万円削つたという
お話
でありますが、
政府
に、当初は大体四十六万九千人
引揚げ
さず
予定
であ
つたの
であります。それで大体引揚費の方は総額で六十六億組んでおると私は思
つて
おるのでありますが、人が少
かつ
たから
予算
を削つたということ、これは私
ちよ
つと
了解
に苦しむのであります。そういたしますと、
政府
は今からの
引揚げ
というものを、どういうふうに見込んでいらつしやるのか。現在までは幾分
予定
より少
かつ
たかもわからないのでありますが、まだまだ本
会計年度
におきましては、来年の三月まであるのでありますが、どういうふうにお
考え
にな
つて
おるのでしようか。
冨永格五郎
13
○
冨永委員
今の
質問
に関連してお尋ねをいたしたいと
思い
ますが、現在
引揚げ事務
を扱
つて
おる
事務所
は、
舞鶴
、
函館
その他数箇所あるように
承知
いたしておりますが、私は
北海道
でございますが、
函館引揚援護事務所
は、一応閉鎖するというようなうわさが相当まき散らされておるし、
人員
の整理も、それぞれ進捗しておるやに聞いておるのであります。しからば
北海道方面
の
引揚げ
は、全然ないとお
考え
にな
つて
おるのか、あるいはあ
つて
も極端に少くなるから、
事務所
はいらないとお
考え
にな
つて
おるのか、
予算
に関連いたしておりますので、この
機会
にただいまの
山手
さんの御
質問
に関連してお尋ねいたします。
宮崎太一
14
○
宮崎政府委員
私
ども
に、今後
引揚げ
がないとは思
つて
おりませんが、冬に向
つて
おりますので、従来の
経験
に徴しますと、大体十二月以後においては、あまり
引揚げ
にございません。そういう
関係
で
予想
をつけまして、もうこれくらいを残しておいて、
あと
は当然残るであろう、従来の
経験
からこういう
予想
をつけて節約いたしたわけでございます。 それから、
函館
の問題につきましては、まだ
樺太
に
引揚者
があるはずでございますけれ
ども
、六月からあれだけ参りまして、それきりないのでございます。そこで、これにまだ公式に決定しておるわけではございませんけれ
ども
、私
ども
といたしましては、
函館
の
援護局
をなくいたしましたあ
かつ
きにおきましては、すべて
舞鶴
で
引揚者
を引受ける、こういう計画のもとに
明年度
の
予算
を
考え
ておるわけでございます。
山手滿男
15
○
山手委員
どうも私
ども
は非常に納得しがたいのでありますが、今
年度
の一番初めの
引揚者
が上陸いたしたときも、なぜお前
たち
は早くおれ
たち
を迎えに来な
かつ
たかというふうな言いぐさがあつつたと思
つて
おるのであります。
国民
、特に
家族
からいたしますと、十一月に
なつ
たから、もうこの辺で今年もないのだろうという、そういうふうな安易な気持ではなしに、何としても
引揚げ
させなければいかぬということで、現在
民間団体
におきましても、非常な
熱意
を持
つて
や
つて
おるのでありますが、
政府
があらかじめいいかげんに、もうないのだというふうなことで、いきなり十億も
予算
をぽんと切
つて
しまうということは、これはたいへん私に
熱意
のない現われではないかと思うのであります。その辺、
何人分
の
予算
を減額したのか、どういうふうな意図で減額したのか、もつとはつきりさせていただきたい。
宮崎太一
16
○
宮崎政府委員
今回なお一万の引揚整備いたしまして、
資料
にて配付いたします。
玉置信一
17
○
玉置
(信)
委員
私の
質問
に対しまして、完全なる
答弁
ができないようでありますので、次の
機会
に保留いたします。
砂間一良
18
○
砂間委員
十一月五日の
永徳丸引揚者
中、十一名の
行方
不明について、去る十九日私と
春日正一
君と二人で
援護庁
に行き、その
調査
を依頼し、
回答
を求めたのでありますが、その結果を御知らせ願いたい。
宮崎太一
19
○
宮崎政府委員
現在
舞鶴
の方へ
照会
中でありますので、いましばらくお待ち願いたいのであります。
砂間一良
20
○
砂間委員
一日千秋
の
思い
で
帰り
を待ちわびております
留守家族
の
心情
を察しますと、本件は緊急重要なる問題でありますので、当
委員会
といたしましては、その
調査
の
方法
として
参考人
を呼んでするか、または
委員
を
現地
に派遣いたして徹底的に
調査
していただきたいという
動議
を提出いたします。 〔
筆記中止
〕
中山マサ
21
○
中山委員長
この際御諮りいたします。この問題は重要なことでありますので
砂間委員
の
動議
につきましては、
理事会
を開きまして協議いたしたいと存じますが御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
中山マサ
22
○
中山委員長
御
異議
なしと認めます。
理事会開会
は公報にてお知らせすることにいたしまして、本日はこの程度で散会いたします。 午前十一時五十二分散会らないで、いまだに帰
つて
来ない。この
責任
は一体だれが持つのか、
援護局長
が持つのか、あるいは
運輸大臣
が持つのか、あみいは
都道府県知事
が持つのか、何時何分の
汽車
でも
つて
どこへ下車して、そうしてどこへとま
つて
どういうことをや
つて
おるか、この間の
経過
を詳細に
報告
してもらいたいということを、私は去る十九日に
春日正一議員
と二人で厚生省の中の
援護庁
に参りまして、そうして
援護局長
に申入れをしておきました。実は昨日
委員会
がある
予定
で、二十一日の
引揚特別委員会
までに、その詳細なる
報告
をしてもらいたいということを要求して参
つたの
でありまして、さぞ今日は詳細なる御
報告
がいただけるだろうということを期待しておるのでありますが、この十一名の
行方
について、そうして今日までの
経過
について、また
留守宅
へ帰してくれるのかどうか、はつきりした明言をここでいただきたいと思うのであります。
宮崎太一
23
○
宮崎政府委員
ただいまの件につきまして、私
ども
の方からは
舞鶴
の
援護局
の方へ
照会
中でございますので、
照会
に対する
回答
が参りましてから、申し上げたいと
思い
ます。
砂間一良
24
○
砂間委員
照会
の
回答
はいつ来ますか。
宮崎太一
25
○
宮崎政府委員
今
照会
中でございますので、なるべく早く来るように督励したいと思
つて
おります。
砂間一良
26
○
砂間委員
私が
行つたの
は十九日です。しかし十九日の私
ども
の
申出
を待つまでもなく、もし
政府
がほんとうにこの
引揚げ
の問題について
熱意
と誠意を持つならば、こういう問題か起り得べきはずがない。かりに起つたとしましても私
ども
が
申出
をする前に、少くとも
援護庁
の
長官
や
次長
という人は、そういう問題がもし起つたとすれば、事前に知
つて
いて、どういうような
事情
でいつ何日どこへ
行つて
どういうことをや
つて
おるということを、こつ
ちから別
に注意しに行かなくても、ちやんとわか
つて
おるべきはずだと
思い
ます。それすらわか
つて
おらない。職員がわざわざ出かけて
行つて
質問
して、初めてその事態を知るなんて、そういうこと自体が、いかに今の
政府
が
引揚げ
に対して冷淡であるか、口では何と言
つて
おりましようとも、冷淡であ
つて熱意
を欠いておるかということの一つの実例だと
思い
ます。十九日に私
ども
が
行つた
時でも、すでに十二、三日もた
つて
お
つたの
ですが、その後今日まで数えてみましても、四日目です、それを
照会
してもまだわからない。もしそれが普通の
照会
でわからな
かつ
たならば、
援護庁長官
やあるいは
次長
なんかに、夜行ででも飛んで
行つて
、そしで
現地
を調べるというくらいの
熱意
があ
つて
いいと思う。それすらやらないで、ただ電話か電報で
照会
したくらいで、そしてわからぬ、わからぬで済ませる問題じやない。
留守家族
の身にな
つて
ごらんなさい、長い間待ちこがれていて、やつと
舞鶴
へ着いたのに、それをいまだに帰さない。もう二週間も
たち
ますよ。 さらにこの同時に関連しまして私お尋ねしたいことは、
舞鶴
へ上陸しまして、どういう待遇をや
つて
おるのか、ことにこの
高山
君以下十名の
人たち
は、一般の
人たち
とは隔離しまして、特に
高山
君なんかただ一人で別室に監禁して、
部屋
の
入口
には
警察官
を二人も三人も
見張り
をつけて、便所へ行くときまで
あと
へついて行く。
建物
の階段の
入口
にも三人、五人の
警察官
が
見張り
をして、まるで
囚人扱い
ではありませんか。そして雑居して大勢入
つて
いる
部屋
の中にも、私服の警官なんかも入
つて
いて、私諮すらもできないような
警戒ぶり
なんです。実際ひどい、まつたく
囚人扱い
ですよ。そうや
つて
おいて、そうして中には
殴打事件
まで起
つて
いる。ここにもいろいろその
順宋
や何か来ておりますが、
竹内孝次郎
君に、十一月の九日に、ワイシャツを着た日本人の
係官
に、第二飜訳室でぶんなぐられておる。しかもその
係官
の
取調べ方
というものが、まことに横柄で、自分は
いす
へ腰かけて、そして
竹内
君のひざの上にどろのくつを乘せて、そういう無礼な
行動
をとりながら開いておるのでありますが、その
質問事項
というのが、全然
引揚げ
に
関係
のない、そしてまた本人の知らないことを
質問
している。知らないと言
つて
答えればこのやろうなまいきだとい
つて
ぶんなぐる、そして
竹内
君のごときは、口のところを三つばかりなぐられて、口中に裂傷を負うて歯を碎いておる。それからみぞおちをにぎりこぶしで突かれている。あるいは
衣笠好治
君のごときは、これも十一月八日にあごを三つ四つぶんなぐられておる。それでこれを見ていた一緒に
引揚げ
て来た人は、あまりひどいじやないかとい
つて
援護局長
のところに
抗議文
をつく
つて抗議
をしようとしたら、これは八木という
市警察
の
警察官
でありますが、拒んで
抗議文
さえも出させまいとした。こういつた実際にひどい
扱い
をして、まるで昔の警察や刑務所における拷問にひとしいような
取調べ方
をや
つて
おる。そうしてどこへ連れて
行つた
かわからぬというような形で、今でも十一名が
行方
不明にな
つて
おる。これが今日の
引揚げ
の
実情
ですよ。これが愛の
国民運動
ですか。こういうやり方をや
つて
いて、そうしてどこへ
行つた
か知らぬというような、あなた
方政府委員
でここへ来ていて、そんな
答弁
で
責任
が済まされますか。私はこの問題は非常に重大だと
思い
ます。至急十一名の
行方
を詳細に
調査
せられまして、そうしてこの
委員会
に
報告
してもらいたいと
思い
ます。十一月八日の何時何分にどこ行きの
汽車
へ
乘つて
、そうして何時にどこへおりて、その晩はどこへとま
つて
どこへ
行つた
というような、今日までの
経過
を詳細に逐一、十一人全部
報告
してもらいたい。と同時に、この
人たち
を一日一刻も早く家へ帰してもらいたい。どこへまごまごしてとめてあるのですか、このことを嚴重に要求いたします。
玉置信一
27
○
玉置
(信)
委員
ただいま
委員長
の
お話
の
通り
、
速記
も急いでおられるようでありますから、ごく簡單に申し上げます。ただいま砂間君が
質問
されたことは、きわめて重大であると
思い
ます。しかし砂川君の
お話
を聞いておると、相当詳しく
内容
を知
つて
おられるようでございますので、私は砂間君にお聞きしたいのであります。
乘つた自動車
はどういう
自動車
であるか。それから
殴打事件等
も起
つて
おるというが、その殴打した
実情等
も詳細に今
お話
にな
つたの
ですが、それだけ詳しくあなたに情報が入るとすれば、どこへ
行つた
かということも、あなたには想像がついているのではないかと
思い
ます。それらもお聞かせ
願つて
、それに対して
委員会
としても確固たる
調査
をせなければならねと
思い
ますので、お伺いいたします。
中山マサ
28
○
中山委員長
それでは
速記
はこれで中止いたします。 〔以下
筆記
〕
中山マサ
29
○
中山委員長
速記
の
関係
上、これより
要領筆記
にて
会議
を進めますから、御了承を願います。
玉置信一
30
○
玉置
(信)
委員
私は
大蔵大臣
及び次官等
責任
ある
答弁
の出来る
政府委員
の
出席
を要求したのでありますが、お見えにならぬようでありますから、満足できぬ場合におきましては、次回に
質問
を保留するという前提のもとに御伺いいたします。
質問
の
内容
は、第五
国会
におきまして
在外資産
の問題について
大蔵大臣
も
答弁
されたのでありますが、
樺太銀行
の
預金
中
終戰直後
の
預金総高
は一億五千万円くらいでないかと申したのでありますが、その後
調査
の結果一億九千五百万円あつたと推測できると思うのであります。
大蔵省令
八十八号によれば
在外資産
の拂出しについては
大蔵大臣
の
許可
を要するとし、拂出し停止にな
つたの
でありまして、当時
内務省直轄
の
行動地域
で、
在外資産
でないとの見解もあり論争したのでありますが、八十八
号そのもの
に疑問があり
大蔵大臣
の
許可
さえあれば拂出しできるのか、この点につきまして
説明
願います。
太宰博邦
31
○
太宰説明員
現在私の
手元
に
資料
もありませんので、はつきりしたことはわかりませんが、
樺太預金
につきましては、解決いたしておりません。それはCPCとの
了解
が得られる段階に至
つて
おりません。詳細につきましては、整備いたしまして、
資料
にて配付いたします。
玉置信一
32
○
玉置
(信)
委員
私の
質問
に対しまして、完全なる
答弁
ができないようでありますので、次の
機会
に保留いたします。
砂間一良
33
○
砂間委員
十一月五日の
永徳丸引揚者
中、十一名の
行方
不明について、去る十九日私と
春日正一
君と二人で
援護庁
に行き、その
調査
を依頼し、
回答
を求めたのでありますが、その結果を御知らせ願いたい。
宮崎太一
34
○
宮崎政府委員
現在
舞鶴
の方へ
照会
中でありますので、いましばらくお待ち願いたいのであります。
砂間一良
35
○
砂間委員
一日千秋
の
思い
で
帰り
を待ちわびております
留守家族
の
心情
を察しますと、本件は緊急重要なる問題でありますので、当
委員会
といたしましては、その
調査
の
方法
として
参考人
を呼んでするか、または
委員
を
現地
に派遣いたして徹底的に
調査
していただきたいという
動議
を提出いたします。 〔
筆記中止
〕
中山マサ
36
○
中山委員長
この際御諮りいたします。この問題は重要なことでありますので
砂間委員
の
動議
につきましては、
理事会
を開きまして協議いたしたいと存じますが御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
中山マサ
37
○
中山委員長
御
異議
なしと認めます。
理事会開会
は公報にてお知らせすることにいたしまして、本日はこの程度で散会いたします。 午前十一時五十二分散会