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國務大臣(
小澤佐重喜君) お話のように、前
國会におきましては、この
両省の
機構が非常に
厖大であるので、何とかこれを再檢討することが適当ではないかというような御意見があつたことは十分了承いたしております。從いまして、
政府といたしましても何とかこれに再檢討を加えたいと考えてお
つたのでありますが、丁度
只今本多國務大臣からも
説明がありましたように、
政府は一般的に
行政の
簡素化、或いは
行政整理を断行しようという
決意をいたしまして、今着々その
準備中であるのであります。從いまして、この
両省の
設置法に関しましては、現在勿論この
施行前ではありまするけれども、
行政の
簡素化、或いは
行政の
整理に関しましては、丁度現実にこの省が現在実施しておると同じような
見地に立ちまして、
一般行政整理の
簡素化を図る
方針で現在着々その
準備を進めておるのであります。從いまして、その
主管大臣でありまする
本多國務大臣と私との間におきまして、
只今申上げた方向に向
つて着々
準備が進んでおるのでありますが、まだ
最後の
段階には至
つておりません。恐らくここ四、五日中に
最後の
段階に入るのではないかと思いますが、昨日も
本多國務大臣と懇談いたしまして、極力御趣旨に副うような
簡素化に向
つておるような次第であります。從いまして、この
郵政省設置法並びに
電氣通信省設置法の一部を改正する
法律案というものは、この議案と更にこの
國会中にもう一つ同じ名前の
法律案が、
内容は異
つておりますけれども、出るということだけははつきりいたしておるのであります。尚
内容も大体
本多國務大臣と私の間の腹案はあるのでございますけれども、今直ちにこの閣議の了解を得ないものをここに御発表申上げるということはどうかとも存じまするので、この程度で御辛抱願えますならば、いずれ二、三日中にこれがはつきりする時期が來ると存ずるのであります。