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新谷寅三郎君 ごく
簡單に申上げますが、
通信事業の
復興がいろいろ言われておりますが、我々部分的に見ておりますと必ずしも
逓信当局の言われておるように
復興が促進されていないように考えられるのであります。二十四年度から
通信事業の本格的な五ケ年
復興計画に入るわけでありますが、この
状況で果して所期の
通りに
復興できるかどうか、非常に我々憂慮に堪えない次第でありまして、この際にこの
通信事業を本格的に
復興させるためには、本
委員会におきましてもできるだけ
実情を調べて適切な対策を立て、そうして我々
自身もいろいろ議して、できればこれと同時に
政府当局に対しましても、我々の意のあるところを十分に傳えて、
政府当局の
計画立案の資料にして上げるのがこの際適当であると考えるのであります。又
郵政省と
電氣通信省に分割することは、先般の
國会で決められたのでありますが、四月一日の
実施期を控えまして、例えば
特別会計をどうするかとか、それに
伴つて末端の
現業官廳におきまして、それがどういうふうに運用されて行くだろうかというので、各方面、各
関係者とも非常に
只今苦労をしておるのでございます。まだ細目は決定しておりませんので、今後
逓信省において、それに対する案を決めてこの
國会に出て來るだろうと思うのですが、これがうまく参りませんと、ただ
両省に分離したというだけに止ま
つて、結局実際の
現業が非常に運行が円滑を欠くというような嫌がありはしないか、ということも我々考えなければならんと思うのであります。この点につきましても、
事業復興に対すると同じように、この
委員会において十分に
実情を調べて、この際
間違のないよう適切な
計画を立てて推進して行く必要があると考えるのであります。そういう
意味におきまして、この二つの問題を一
應取上げまして、これに対して我々
自身で以て
実情を把握するように努めるのがこの際適当ではないか、こういう
意味で実は
委員長に御相談したところが、
委員長は非常にそれは結構である、是非それをやろうじやないかというので実は今日御提案になつたかと考えるのであります。私の申上げますことは大体以上の
通りであります。できればこういう
調査を休会中にお始めにな
つては如何かと思います。