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委員外議員(
中西功君) それでは簡単に私の意見を申さして頂きます。詳細は本
会議の
一身上の
弁明で述べてありまして、その通りだと思います。細かい点について二、三申したいと思います。
第一は、いわゆる集團阻止と言われておりますところの問題でありますが、あれが計画的で、或いは集團的で、而も非常に計画的という点に重点が置かれて、更に
議事を妨害したというふうにな
つておりますが、私といたしましてああいうふうな事態が起るということを考えて
行動したのでは全然ないのであります。それは本
会議における
弁明の中にもありましたように、私としては本
会議のベルが鳴ります直前から、すでに本
会議が開かれるということは予知しておりました。議院運営
委員会の
議事振りを見ておりましたし、又
議長控室の中で與党側の人が
議長に開会を迫
つておる
状態を見ておりまして、これは開かれると直感いたしまして、それならば我々としてはそういう越権的の行為があるならば、不信任案を出さなければいけないと
思つて、それを書いてお
つたのでありまして、私は本
会議が始ま
つたならばそういうものを出したいと、こう考えてお
つたことを見ましても、ああいう形における
議事妨害というものを全然考えておらなか
つたということは明瞭であると思うのであります。更に私が最初出て行きました、
板野君じやなくて私が出て行きました。そうして私は
議長に直接小
委員会を要求いたしました。そうして暫
くして私は列内から追出された形にな
つております。即ち非常に
混乱して來たときにはむしろ私は追出されて外に立
つてお
つた。それから副
議長の方を見ますと、副
議長が席に著こうとしておるので副
議長の方に行
つたわけであります。
更に副
議長の問題について第二点でありますが、副
議長が当時私の氣持としては副
議長が勝手に席に著いておるということを考えておりました。こういう観点から副
議長に対する
行動をと
つております。この点は
はつきり皆さんに御了解を頂きたいと思うのであります。副
議長の
身体に触
つたり、足を引きずり降ろしたような
証言があるようでありますが、それは私としては絶対にやらないし、全然
記憶もありません。更に諸案文が來ました問題でありますが、これは本
会議の
弁明でも私はそれは何が來たのだろうと
思つて見ようととして手をかけた。こう
言つております。これはあの当時もうすでに
くしや
くしやにな
つた議案文が、議案文であることは私は知らなか
つた、何か知らん机の上に置かれた、これは何だろうと
思つて私が片手でそれに触
つたことは事実であります。勿論それを奪い取
つてくしや
くしやにしたとか、何とかという事実は全然ございません。又私のおりました位置から見てそんな器用なことは絶対にできない。ただ私はそれが何であるかということを確かめるために触りました。これは事実でありまして、私はそれが議案文であることを知り手を引きました。
尚マイクの問題でありますが、これは全然私には関係ないと
思つております。大体事実から見ましてももつと細かいことがあることと思いますが、そのような事実でありまして私達の副
議長に関していろいろ起りましたことは副
議長が開会を宣告する前であります。そして宣告しましてから私は壇を降りまして、時間的にどこにお
つたかということは
はつきり
記憶いたしておりませんが、大体壇を降りて副
議長の開会振りを見てお
つた。勿論私はそのときいろいろ喋
つておるだろうと思いますが、大体こういうふうな
状態であ
つたと考えております。これは本
会議における私の陳述を少し附加しただけでありますが、以上を以て私の陳述といたします。