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小川友三君
木村國務大臣にお伺いいたしますが、
地方財政の窮乏を救うためにいろいろ
政府にも案を立てていらつしやいますが、特に
地方財政の足らん分を補給するだけの
方法がいろいろあると思いますが、そこでこの今の非常時に準ずる形体をと
つた大藏大臣の
説明でこうした
削減をしたのだということにな
つておりますが、いわゆるデイス・インフレで大きな統制を加えた
財政面からのインフレを防いでおります。これはこうした形体の
減額として現われるわけでございますが、そこで
減額をすれば又デフレにな
つてしまう、又デフレに統制制限を加えて行く、デイス・インフレ、いわゆるデフレの中間を
政府として按排して行かなければ
地方財政をや
つていけないとかように思いますので、特に大臣におかれては
地方で一番要望しておるのにドツグレースというのがありますが、あれをやらして呉れというので、ああいう
收入を
地方財政に向けて行く、分り易い
言葉で恐縮でありますが、シヤモの喧嘩なんか盛んに
地方でや
つております。これを
地方に許可してや
つてこれを
財政收入にしてやるということにすると五十億から百億ぐらいの
收入はあると思います。そうした
收入面も新たに
政府が與えてやるという
方法をとりましたならば、こうした
減額に対して埋合せできるということになると思いますが、大臣は「しやも」の喧嘩なんとか、ドツグレースというものを
地方民は都会民と違いまして境遇が違いますから、皆「しやも」を飼
つておる、こうして
お話をしておる間でも
日本中何十というところで「しやも」の喧嘩を大いにや
つておるのですから、公然とやる、その自然に発生したものですから、それを大いに
財政面に向けてやるというやり方が非常にいいと思うのであります。或いは大臣はどういう工合にお
考えですか、特に財源を
削減するときに何か
一つやるというとこれは
政府の
政治面として非常にいいと思います。軍備はない、鉄砲を作る所もない平和
日本確立の点において特にこの世界的に「しやも」の喧嘩なんかは、
日本も有名になるし、観光客なども喜ぶというような
方法をとるのが非常にいい処置と思いますが如何でございますか、御
所見を伺います。
地方財政面から割出したこの二案を御
答弁願いたいのであります。