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小川友三君 私はこの
機会に本案につきまして
簡單なところですが、この
政策委員会の
委員が七人おりまして、その一番仕舞の方に、
農業に関し「
優レタル経驗ト識見ヲ有
スル者」というところで、大体
大藏大臣の御腹案をお伺いしたいのですが、この
農業関係の
政策委員は、
農業協同組合の
連合会長というような形のものをお入れになりますか、それとも
農業上の、いわゆる
農学博士であるとかいうような学者でございますか。或いは自作農の優秀な人か、小作農の優秀な人とかいうことについてお伺いいたしたいと思うのであります。それからそうでなくて、農林省からの推薦の人を出すとかいう御
意見でもございますか、大体の御
見当がおありと思いますので、どういう人をお
出しになりますか、それを先ずお伺い申上げます。
もう
一つ、この間この問題で
公聽会を聞きましたのですが、そのときに
証券業者代表がいらつしやいまして、この
証券業者をこの中に入れていないということで、非常に不服がありましたので、私はやはり五番目の
商業及び工業の中に、
証券業者は
商業だからこの中に入るだろうということをお
答えしましたら、満足して
帰つたようでありますが、
証券業者はこの
商業の中に入りますかどうか、御解釈を
大臣にお伺い申上げます。
もう
一つ簡單ですから……。十三條の三の十ですが、これは
大臣の
監督に属すると思いますが、この百円札を作る
パルプが非常に不足をしている「みつまた」という
パルプですか、そういうものが不足しているので、前の
國会のときに、私は
パルプが不足しているならいつそ思い切
つてここで
健全財政で、今ここに持
つている百円札は大
日本帝國印刷局と書いてありますが、大
日本帝國印刷局製造ですが、これと関連しまして、大
日本帝國印刷局というのは今あるのでしようか、これを
一つお伺いします。
日本國印刷局じやないかと思いますが、或いは凸版印刷とか何とか申しますが、これは
日本銀行印刷局ですが、とにかくそういう名前があると思いますが、大
日本帝國印刷局製造というのを終戰後三年有半に亘
つても刷られておるというのは、これは版の都合で、この版があるからまあ刷
つておるのだということになるかも知れませんが、印刷技術から申しまして、
政府割当が半年から十ケ月
程度ありましたならば、図案の変更、印刷の変更ができ得るのでありまして、すでに三年半も経ちまして大日本帝國というのを未だに
使つておるということは、相当のこれは手落ちじやないかと思いますが、至急にこれは今の
大藏大臣の時代に
日本國印刷局と変えて頂きたいと思います。それにつきまして変えるときに当りまして、三十億の百円札印刷賣の節約を御提案申上げてそれを聽いて頂きたいと思
つております。百円札を大体四分の一の大きさにしますると、三十億万円本
年度に百円札で節約ができます。今はこんな大きなものですが、こんなことは大した変りがない、この大きさは丁度、満洲、朝鮮、樺太、臺湾、沖縄、千島があ
つたのでこう大きか
つたわけです。(笑声)國土を示している大きさなんですから、それが丁度四分の一くらいになりましたから四分の一にしまして、日本國にしますわけですが、それでやりますると印刷費と
パルプ代で三十億万円の節約ができます。この三十億万円の節約を
健全財政の建前からや
つて頂きたいと思います。丁度シヤウプ博士が來ておられますから、そうした案を
出して頂くと、向うでも成る程
大藏大臣は研究しておるということになると思いますが、百円札四分の一大による三十億の節約ということにつきましてお伺い申上げたい。それから大日本帝國という名前は是非早く取
つて頂きたいと思います。これには十ケ月
程度の余裕が大体あると思いますから、そう細かいことはしなくてもいいのですから、是非これはや
つて頂きたい。以上三点につきましてお伺い申上げます。