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門屋盛一君 私も先程申しましたように、昨日の
官房長官の
言葉だけであつたならば、又
中村議員の
意見にそういうところもあ
つたのですけれでも、今
與党側を代表されての話には、絶対完了して貰いたいというようなことが
前提とな
つておる以上、これはその点は考える必要はない。それから私は先程簡單に政治的の
責任ということを申上げましたが、今回の
行政整理について
政府は到底、不可能のことであろうというように考えておるように私は思われる。そこで二つの考え方で、どうせ
参議院ではこれは
審議未了になるだろう。
審議未了になることを希望する限りにおいて、
延長に持
つて行く。そうすると、
行政整理は断行する積りだけれども、
参議院がこれを
審議未了にしたからできないのである。これはまあ実際
上國民に與えるところの
政府の
政治的ゼスチアは大きなものになる。
参議院だけが泥を被らなければならんことになるのが一点、その
反対から考えまして
間際にな
つてそれは
政府一人で決まらないで、
政府はその措置を取りたくても
客観情勢においてそういうことが取れないということで、
間際にな
つて又三日とか五日とか小刻みに
衆議院が延ばして來る。それに対してこつちは止むを得ず同調して行かなければならんということにな
つては、私は
國会議員にな
つて以來、
会期ごとに
衆議院に引づられる。これは
與党だから、野党だから、言うのじやない。私は
参議院が一回ぐらいは自主的に
会期を
延長して
衆議院に
申入れて頂きたい。
決定権は向うにあるのだから。
参議院は自主的に
審議権を立てる。
もう
一つやはり仮に
人期を十日
延長し、二週間
延長しても、これは全部を必ず通過させるものではない、その間において
愼重に
審議する、
愼重に
審議する結果、これを通過させるか、
賛成するか、
人期の問題はおのずから別問題になりますから、この点誤解のないようにお願いしたい。私は大変きつい
主張をするようでありますけれども、たまたま
参議院におきましては、定足数問題に端を発して、正常の
運営をやろうとしている際に、私共どう考えて見ましても、あと五日間にこれだけの
議案が、仮に今委員会が全部通つたとしても本
会議で
報告するだけでも五日くらいはかかるであろうというふうに思います。私はとてもそういうことは考えられない。昨日から
社会党の
緊急質問なり、ここの常任
委員長の懇談会を聽くところによれば、
官房長官が白白しく
会期延長の
意思はありませんそれは
國会みずからお決めになることである。
審議は全部や
つて貰いたいというようなことを言われることは、私は
参議院侮辱も甚だしいと憤慨に堪えない。どうかこの点を御了察願いまして、日にちの点は追
つて協議するといたしましても、
会期を
延長することに満場の御
賛成を得たい。