○参事(河野義克君) 今直ぐ資料をお配りいたしますが、遅れまして申訳ありませんが、問題はこういうことでございます。第三
國会におきまして
委員会が改組になりました際に、その当時の各
会派の勢力に按分比例をいたしまして全
理事を各
会派に配分なさ
つて、具体的にどの
理事を取るかということを各
会議で御相談にな
つてお決め願
つたわけでありますが、その後各
会派の所属員数が大分変動を來した。それで
常任委員会の方におきましては、その事実に基きまして、その変動を三月三十一日現在で行
なつたわけであります。そういう常任
委員については、そういうことを行
なつたという事実と、更に現実に文部
委員会におきまして、
理事が無所属懇談会の岩間さんが共産党に入られた
関係で、
理事の辞任をされようと一遍なさ
つたわけでありますが、その後各派の所属員数が大分変
つたから、この点は全般的に、総合的に檢討さるべきだという見解から辞表は撤回されまして、そういうようなことがかたがた解決を迫られておる
関係がございますので、このことをどうするかということをお決めを願いたいのでありますが、從來常任
委員長に
関係の深い
議院運営委員会の
決定前に、これを常任
委員長会議に付議すべき問題であるという常任
委員長会議のお
申合せがございますので、常任
委員長会議に一應かけましたところ、
常任委員会の空氣といたしまして、やはりこの際、各
会派の所属員数に比例して
理事の割当を変えるべきところは変えて貰いたいという
希望が強か
つたわけであります。それで
理事の選任に関する
議院運営委員会の
決定事項に基きまして、この問題を調整しようといたしますと、結局民主党と社会党と無所属懇談会から各一名
理事を数を減じて頂きまして、これを民主自由党に二名、共産党の方に一名割当を増すということに算術的にはなるわけでありますが、この算術的になる結果は、実際的にどういうことにするかということにつきましては、前の
決定の次第を申上げますれば、算術的に
決定いたしましたことにつきまして、具体的にどの
委員会の
理事をどの
会派が取るということにつきましては、各
会派からあのときは二名でございましたが、二名の非公式の交渉
委員を出して頂きまして、その各
会派の非公式の交渉
委員会の折衝によ
つて、
自分のところは何
委員会と何
委員会を取るということを
決定して頂いたわけであります。從
つて若しその線でやることに御
決定がありますれば、この際は民主自由党、民主党、社会党、無所属懇談会、共産党の
関係、五
会派で御協議を願えばいいかと思いますが、この際各
会派の所属員数に應じて
理事の異動を行うか、或いはこの際は見送るかということ、行うならばどういうふうに行うかということについて御
決定を願いたいと思います。