○
矢野酉雄君
新政クラブと
共産党の
政治的性格は本質的に違
つているものであるし、油と水を混合して数だけを
主張するのは、それは
一つの何か
便宜主議で、数を
一つ取ろうとするための
理屈を付けるという
意味においては、それは付けられないこともないでしようけれども、殆んどそういうことをした
前例は一回もない。それは無理して
緑風会が数が多いからこちらの方に横取りするというのではなくして、成るべくならば
按分比例を
原則としてやる以上はそれを
原則として、何かそこに非常な不都合なことが発生するならともかく、そうでない限りにおいてはやはり幾つかそのとき
便宜のために何かの
理屈をそこに作り出すというようなのはいけないと私は思います。殊に内輪の話をすれば、
在外同胞の問題、未
復員者の問題、これは実に大きい社会保障問題で、現に我々は或る種の立法さえも計画中であ
つて、その方面からしてもこの
委員は
是非入れて頂きたいし、又今
厚生の
立場から
言つても、
緑風会には
厚生の非常なる熱心な人々が男女の
議員を通じておられるわけですから、私は当り前の数で行けば当然
緑風会が二人だけは割当を受くべきでありますから、無理にこのときばかりを
是非讓らなければならんというようなことに対しては決よく承服するわけには行かないのであります。