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1949-03-28 第5回国会 衆議院 予算委員会 第2号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十四年三月十九日       池田正之輔君    上林榮吉君       庄司 一郎君    西村 久之君       水田三喜男君    西村 榮一君       志賀 義雄君 が理事に当選した。     ————————————— 昭和二十四年三月二十八日(月曜日)     午後一時二十九分開議  出席委員    委員長 植原悦二郎君    理事 池田正之輔君 理事 上林榮吉君    理事 庄司 一郎君 理事 西村 久之君    理事 西村 榮一君 理事 志賀 義雄君       井手 光治君    小金 義照君       小平 久雄君    天野 公義君       鈴木 明良君    高塩 三郎君       玉置  實君    中村 幸八君       西村 英一君    平島 良一君       松野 頼三君    山木 久雄君       若松 虎雄君    有田 喜一君       小野  孝君    中曽根康弘君       笹山茂太郎君    三宅 正一君       野坂 參三君    米原  昶君       今井  耕君    松本六太郎君       衞藤  速君  出席國務大臣         大 蔵 大 臣 池田 勇人君  出席政府委員         大藏事務官   河野 一之君  委員外出席者         專  門  員 小竹 豊治君         專  門  員 小林幾次郎君 三月二十二日  委員橋本龍伍辞任につき、その補欠として井  手光治君が議長指名委員に選任された。 同月二十四日  委員大西禎夫辞任につき、その補欠として鈴  木幹雄君が議長指名委員に選任された。 同月二十五日  委員島村一郎辞任につき、その補欠として天  野公義君が議長指名委員に選任された。 同月二十六日  委員北村徳太郎辞任につき、その補欠として  中曽根康弘君が議長指名委員に選任された。     ————————————— 本日の会議に付した事件  理事の互選  國政調査承認要求に関する件  昭和二十四年度総予算に関する説明聽取     —————————————
  2. 植原悦二郎

    植原委員長 これより会議を開きます。  お諮りいたしたいことがあります。前回理事指名を保留いたしてありますが、東井三代次君を理事に御指名いたしたいと思いますが、御異議はありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 植原悦二郎

    植原委員長 異議なしと認めます。さように決定いたします。  なお理事一名が欠員であります。次会まで御指名を保留いたしたいと思います。御了承を願います。     —————————————
  4. 植原悦二郎

    植原委員長 次に、國政調査承認要求に関しましてお諮りいたします。本委員会の機能を十分に発揮するため、調査事項として、予算制度に関する事項予算案に関する事項予算実施状況監査に関する事項等を取上げまして、調査研究を行いたいと思います。この國政に関する調査をなすには、議長承認を得ることになつておりますので、この際要求書專門員に朗読いたさせ、皆様方にお諮りいたしたいと思います     〔專門員朗読〕    國政調査承認要求書  一、調査する事項   1 予算制度に関する事項   2 予算案に関する事項   3 予算実施状況監査に関する    事項  二、調査の目的 予算制度予算案調査及び予算実施状況監査のため  三、調査の方法 小委員会の設置、資料要求関係方面よりの報告及び説明聽取並びに現状調査等四、調査期間本会期中右によつて國政に関する調査を致したいから衆議院規則第九十四條により承認を求める。   昭和二十四年三月二十八日      予算委員長 植原悦二郎君    衆議院議長幣原喜重郎殿
  5. 植原悦二郎

    植原委員長 ただいま朗読いたしました通り、議長に提出いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 植原悦二郎

    植原委員長 御異議なければさように決定いたします。     —————————————
  7. 植原悦二郎

    植原委員長 先般予算委員の有志の方々から予算案編成構想その他につきまして、この場合大藏大臣から一應その説明を聽取しておきたいということでありました。予算案がまだ本委員会に正式に提出されておりませんので、これを予算委員として正式に審議するわけには参りませんが、予算に対して最も深き関心をお持ちになる予算委員方々が、よしや予算案編成の過程におきましても、政府事情の許す限りこれを聽取いたしておくことは、予算案審議の上においてもきわめて有益であり、かつ便宜なることと存じまして、さよう大藏大臣に交渉いたしました。大藏大臣は本日参りまして、事情の許す範囲で、予算委員諸君にその経過を報告されるということでありますから、さよう承知を願いたいのであります
  8. 池田勇人

    池田國務大臣 きようまでもなく昭和二十四年度の予算案につきまして、経過を御報告申し上げる筋合いでございますが、たまたま機会がなかつたので、延引いたしました段をお許し願いたいと思います。実はたいへん遅れまして申訳ございませんと同時に、きよう二時からミスター・ドツジと会う約束をいたしております。従いまして短時間で恐縮でございまするが、あらましの点をお話申し上げます。  組閣後早々二十四年度の一般会計歳入歳出並びに各特別会計予算案を作成いたしまして、一般会計は二月二十三日、特別会計は同二十七日までに関係方面に提出いたしました。先方におきましては、日夜審議をいたされまして、すなわち経済安定九原則の線に沿つて、御審議をいただいたのであります。今月二十二日にドツジ氏より大体の考え方の数字をいただきました。私の考えておりましたところよりかなり食い違いがありますので、その後毎日のように具体的問題につきまして、こちらの意見を申し述べ、先方意見を確かめております。ただいま、まだ折衝中であるのであります。数字について、ここに申し上げる自由を持つておりませんが、大体のわくは、私の作製いたしました——政府で考えました一般会計予算案よりは相当ふくれております。問題になります点は、歳入の方では所得税取引高税の問題でございます。歳出につきましては、價格調整補給金、あるいは失業対策費公共事業費、また配付税額、こういつたものがおもな問題でございます。
  9. 植原悦二郎

    植原委員長 ちよつとお諮りいたします。いろいろまだ交渉中のことや、その他のことを、予算委員会でありますがゆえに、特にお話するから、この会を秘密会にしてくれろということですから、さよう承知を願いたいと思います。      ————◇—————     〔午後一時三十七分秘密会に入る〕
  10. 植原悦二郎

    植原委員長 速記を始めて……。これにて秘密会を終ります     〔午後二時十一分秘密会を終る〕
  11. 植原悦二郎

    植原委員長 これより会議を公開いたします。
  12. 中曽根康弘

    中曽根委員 予算委員会が始まりますので、その前に昭和二十四年度予算審査に必要な資料を、政府要求したいと思います。通常今までの予算委員会で御提出になつている資料は一應全部でしていただきたいのですが、特にまず第一に國民所得調査に関する事項、これは商工、農林、水産、勤労、おのおのわけまして、どうしてこういう数字が出て來るかという基礎的な材料を添えて御提出願いたい。その次は昭和二十三年度における税の收納状況、これは月別及び各税別にお調べ願いたい。それから專賣事業もやはり同樣であります。それから昭和二十三年度予算を執行した大体の結果でいいのですが、各部別、たとえば終戰処理費行政費人件費公共事業費價格調整的経費、この程度にわけて、どれくらい実際出しているかを、これは一般特別会計についてご調査願いたいと思います。その次に行政整理に関する資料であります。その次は公共事業費に関する各省から予算請求が出ておると思うのですが、各省別にどの程度公共事業費予算請求が出ておるか、それを原案のままでもよろしいですから御提出願いたいと思う。その次は大体昭和二十三年度における資金配分状況、これは財政資金産業資金、その他どういうふうに國家資金民間資金が使われておるか、この状況を報告していただきたい。最後にインフレの状況に関する正確な資料を、これまた物價生計費やその他を含めて御提出願いたい、これを要求いたします。
  13. 植原悦二郎

    植原委員長 次会は公報をもつて御通知いたします。  本日はこれにて散会いたします。     午後一時十四分散会