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植原委員長 これより
予算委員会を開会いたしす。
この際
委員長として一言ごあいさつを申し上げたいと思います。去る二月十九日、
議員各位の御推挙によりまして、
不肖私が
予算委員長の席を汚すことになりました。御承知のごとく、
予算委員会は議会中の
中枢機関とも申すべき最も重要なる
委員会であると思います。ことにこの
時局柄を考えまするときに、
審議はきわめて慎重であり、また各
議員に対しては絶対公平であらなばならぬのであります。さようにいたしまして重要なる
國家の
予算が、
皆様方の愼重なる
審議によつて決定されたことを、国民に徹底せしむることは御同様の任務であると考えます。それにつきましても、
委員長の力でこれはできることでありません。ことに前途かなり困難を予想されておりますが、これは
委員諸君がすべて
國家の現状を御理解くださいまして、陰になり、ひなたになり
委員長を御支援くださいまして、この
委員会の面目を
國民の間に躍如たらしめるように最善の御配慮をお願いいたしたいと思います。この点はくれぐれ、も
委員長不肖私が
皆さん方に
予算委員会の開会に臨んで、切にお願いいたすことでございます。
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