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門司委員 今の
お話を聞いておりますると、はつきりまだわからぬのでありますが、私の聞いておりまするのは、もしそういう構想があればいつごろ出されるかということであります。これはきわめて
地方の自治体では重要な問題でありまして、おそらく
行政整理が行われなければならない段階にな
つておると思いますが、これをどういうふうにしてよいかということは、かなり私は迷
つておると思う。そこで現在の
地方自治体の
予算の面をみますと、自治体によりましては、あるいは二、三箇月ぐらいの、暫定
予算にひとしいような
予算を一應組んでおるというようなことで、あとは追加更正でこれを決定しようというようなところもあるように聞いておりますし、また一年分を大体現在の状態で見込んでおるというようなところもあるのでありまして、この点は、どうせなさるものなら、やはりある
程度の指示が私は必要でないかと
考えられる。これは單に私は
行政整理について言及したのでありますが、
行政整理とは別の問題で——われわれは
行政整理は実は
考えてはおらぬのであります。
從つて行政整理とは別の問題として、
府縣の事務の簡素化のために、もしそういうことをするというならば、いつごろそれが提案になるかということを、一應お聞きしておきたいと思うのであります。
それから今
課長の
お話の中にいろいろありましたが、私
どもは大体
地方行政に対する
運営の仕方というものの中には、
地方の自治体の自主性を大きく認めて、そうして大体國がこれらの部局を置くとか、あるいはこれらの部局を置かなければならないというような、差出がましいと申しますか、
一つのわくにはめたような
行政は、もうやめたらどうか、こう
考えるのであります。ただその場合に、そう申し上げましても、
都道府縣あるいは市町村が、無制限に部局を設けるということも、かえ
つて事務の煩雜を來すおそれもありますので、大体それをにらみ合せて、数の制限をすることが必要かとも思いまするが、いたずらにこういう部局を置くということにな
つて参りますと、いろいろなめんどうな問題を
從來も起した例がありまするので、そういうふうにしたらどうかと思いますが、その点を一應お聞きしておきたいと思います。さらに立
つたついでに申し上げておきたいと思いますが、それは例の
地方公務員法の問題であります。
地方公務員法に対する草案は一應いただいておりまして、われわれもこれを見ております。ただこれに対する逐條的な質問は、さしひかえたいと思
つておりまするが、それがどの
程度まで今進行しているかということであります。それからもう
一つは、一應案としていただきましたその内容の中に、さらに修正を加えなければならないようなことが、あなたの方の
考え方のうちでありはしないかということであります。これは向うとの
関係もありますが、どういうふうにこれが進行中であるかということ、でき得ればさらにこれも
國会提出はいつごろになるかという見通し等についても、ひとつ御見解を披瀝していただきたいと思います。