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1949-04-06 第5回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十四年四月六日(水曜日)     午前十一時二十二分開議  出席委員    委員長 川野 芳滿君    理事 島村 一郎君 理事 宮幡  靖君    理事 田中織之進君 理事 荒木萬壽夫君    理事 風早八十二君 理事 寺島隆太郎君       岡野 清豪君    小山 長規君       佐久間 徹君    前尾繁三郎君       三宅 則義君    河田 賢治君  出席政府委員         大藏政務次官  中野 武雄君         大藏事務官         (理財局長)  伊原  隆君         同         (法規課長)  佐藤 一郎君  委員外出席者         專  門  員 黒田 久太君         專  門  員 椎木 文也君 四月一日  委員高間松吉辞任につき、その補欠として北  澤直吉君が議長指名委員に選任された。 同月四日  委員川島金次辞任につき、その補欠として武  藤運十郎君が議長指名委員に選任された。 同月六日  理事川島金次君の補欠として田中織之進君が理  事に当選した。 同日  寺島隆太郎君が理事に追加当選した。     ————————————— 四月四日  通信事業特別会計法の一部を改正する法律案(  内閣提出第二六号)  公團等予算及び決算暫定措置に関する法律  案(内閣提出第二七号) 同月二日  高崎地方專賣局高田出張所復活請願塚田十  一郎紹介)(第九四号)  絹、人絹織物消費税軽減請願高木吉之助君  外九名紹介)(第九五号)  煙火類に対する物品税軽減請願福田篤泰君  紹介)(第一〇四号)  化粧品に対する物品税軽減請願塚田十一郎  君外一名紹介)(第一〇九号)  茶に対する物品税撤廃請願宮幡靖紹介)  (第一一五号)  山形縣果実酒釀造用砂糖特配請願牧野寛  索君紹介)(第一三〇号)  寺院管理者に対する所得税軽減請願平井義  一君紹介)(第一三四号)  兒童用乘物に対する物品税軽減請願福井勇  君紹介)(第一三五号)  剃刀類に対する物品税撤廃請願天野公義君  紹介)(第一三六号)  未復員者給與法の一部改正に関する請願(船田  享二君紹介)(第一四七号)  國庫補助金の交付時期嚴守に関する請願(山口  好一君外三名紹介)(第一五二号)  加賀港を開港場に指定の請願外一件(大橋武夫  君紹介)(第一七八号) の審査を本委員会に付託された。     ————————————— 本日の会議に付した事件  理事の互選  通信事業特別会計法の一部を改正する法律案(  内閣提出第二六号)  公團等予算及び決算暫定措置に関する法律  案(内閣提出第二七号)     —————————————
  2. 川野芳滿

    川野委員長 ただいまより会議を開きます。  議案の審査に入ります前にお諮りいたしたいことがあります。実は去る本月四日理事川島金次君が委員辞任せられましたので、理事が一名欠員となつております。その補欠として田中織之進君を、前例により委員長において指名するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 川野芳滿

    川野委員長 御異議なしと認めさよう決定いたします。  次に同じく本月四日における議院運営委員会決定に基き、各委員会ともさらに理事一名を追加選任いたすことになりましたので、委員長において寺島隆太郎君を理事指名するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 川野芳滿

    川野委員長 御異議なしと認めさよう決定いたします。  次に去る本月四日本委員会に付託に相なりました通信事業特別会計法の一部を改正する法律案、及び公團等予算及び決算暫定措置に関する法律案の二案を一括議題といたします。まず政府説明を求めます。     —————————————
  5. 中野武雄

    中野政府委員 ただいま議題となりました通信事業特別会計法の一部を改正する法律案提案理由を御説明申し上げます。  本年六月におきまして逓信省が郵政省及び電氣通信省に分離することになりました関係上、その分離のあかつきには現在の通信事業特別会計を廃止して、新たに郵政事業特別会計及び電氣通信事業特別会計を新設する所存でありますが、それまでの間、通信事業特別会計に新たに郵政勘定及び電氣通信勘定を設けてこれを経理し、もつて新旧会計間の事務の円滑なる引継ぎ並びに当該会計予算及び決算の適正を期する必要がありますので、この法律案を提出した次第であります。何とぞ、御審議の上すみやかに御賛成あらんことを希望いたします。  次に公團等予算及び決算暫定措置に関する法律案提出理由を御説明申し上げます。  公團復興金融金庫庶民金庫船舶運営会持株会社整理委員会閉鎖機関整理委員会及び証券処理調整協議会——以下これらを総称して公團等と申し上げることにいたしますが、この公團等につきましては、その性質に顧みまして、その予算國会議決を経させる等の措置を講じ、その経理の適正明確をはかる必要があるものと認められます。しかして、その予算作成議決及び実行並びにその決算作成等につきまして、その詳細な基準及び手続を確立するのが適当でありますが、それまでの暫定措置として、とりあえず昭和二十四年度からおおむね國の予算及び決算の例にならつてこれを実行して行きたいと存じまして、この法律案を提出した次第であります。以下本法律案に規定するおもなる点について御説明申し上げたいと存じます。  一、まず公團等事業年度につきましては、從來は各公團法等によりまして毎年四月から翌年三月に至る間を前期、得期の二期にわけているのでありますが昭和二十四年度からは、國の会計年度と同樣、毎年四月から翌年三月までの一会計年度ということにいたしたいと存じます。  二、次に予算につきましては、公團等においてこれを作成し、参照書類を添えて、主務大臣を経て大藏大臣に提出することとし、大藏大臣はこれを檢討し、また必要な調整を加えて閣議に提出し、その決定を経た上、内閣から國会に提出してその議決を経ることにいたしたいと存じます。  三、予算形式及び内容につきましては、公團等性質に適合するように大藏大臣主務大臣と協議して定める点を除きましては、おおむね國の予算にならつて款項に区分し、その実行科目目節に区分することにいたしたいと存じます。  四、予算実行につきましては、國会において議決された各項に定める目的の外に、予算の使用ができないのはもちろんのことでありますが、予算執行の必要に基きまして、あらかじめ予算をもつて國会議決を経た場合は、國の予算執行の場合におけると同樣、一定の制限のもとにその移用、流用ができることにいたしたいと存じます。  五、次に決算につきましては、公團等において、予算形式に準じて決算報告書作成し、これに参照書類を添え主務大臣を経てこれを大藏大臣に提出することとし、大藏大臣はこれを審査して内閣に送付し、内閣はこれについて会計檢査院の檢査を経た上、國の歳入歳出決算とともに國会に提出して、その承認を経ることにいたしたいと存じます。  以上をもちまして、本法律案のおもな点についての説明を終ることといたしますが、何とぞ御審議の上すみやかに御賛成あらんことを希望いたします。
  6. 川野芳滿

    川野委員長 過ぐる委員会におきましては、去る三月三十一日までに両院を通過させていただかなければならない性質法案ばかりでございましたので、大臣局長らの政府委員がお見えにならなくても法案を通したのでありますが、かねてお互いが主張いたしましたように、大臣かあるいは局長答弁を求めた上に法案を通す、こういう委員会の大体の空氣によりまして、本日は大臣局長がお見えなつておりませんので、答弁は後日に讓りまして、これにて散会いたします。     午前十一時三十分散会