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1949-10-21 第5回国会 衆議院 政府支払促進に関する特別委員会 第14号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十四年十月二十一日(金曜日)     午後二時二十四分開議  出席委員    委員長 岡野 清豪君    理事 大上  司君 理事 小峯 柳多君    理事 澁谷雄太郎君 理事 島村 一郎君    理事 河田 賢治君 理事 内藤 友明君       小山 長規君    高間 松吉君       中村  清君    平野 三郎君       南  好雄君    村上  勇君       今澄  勇君  早稻田柳右エ門君  委員外出席者         法制局参事   濱中雄太郎君 九月十六日  委員千葉三郎辞任につき、その補欠として清  藤唯七君が議長の指名で委員に選任された。 十月二十一日  理事千葉三郎君の補欠として荒木萬壽夫君が理  事に当選した。     ————————————— 本日の会議に付した事件  理事の互選  小委員会審査報告に関する件  政府支拂促進に関する件  閉会審査事件の処理に関する件     —————————————
  2. 岡野清豪

    岡野委員長 これより会議を開きます。  議題に入ります前にお諮りいたしたいことがございまするが、理事であられた千葉三郎君が去る九月の十六日に委員を御辞任になりました。理事補欠選挙を行いたいと存じますが、投票手続を省略いたしまして、委員長において氏名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 岡野清豪

    岡野委員長 御異議ないと認めまして荒木萬壽夫君を理事に折角いたします。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
  4. 岡野清豪

    岡野委員長 次に政府支拂促進に関する件を議題といたします。本委員会におきましては、國の支拂遅延を防止するために、法律を起草しようといたしまして、去る八月十九日の委員会におきまして小委員会を設置いたしました。続いて九月十三日に小委員会成案を決定いたしましたので、小委員長といたしまして、私から小委員会審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  前回の委員会におきまして申し上げましたように、本小委員会は去る九月の七日等一回の会議を開いたのでございますが、その際小委員各位のいろいろの御意見が出ましたので、小委員長におきましてはこれを整理いたしまして、さらに同十三日に小委員会を開会し、御審議を願いました結果、國家支拂遅延防止法案という名前のもとに、小委員会成案を一應決定いたしたのでございます。  この法案目的並びに要旨をごく簡單に申し上げますと、本法は國家支拂遅延防止及び合計経理能率化をはかることによつて國民経済の健全な運行に寄與することを目的としておりまして、この目的達成のために、第一に大蔵大臣所管のもとに、中央及び地方に、國家支拂遅延防止審査会を設けまして、その審査会によつて、この法律ができました後の運営に役立たせようとしたのでございます。     〔速記中止〕 次に一定の契約において、一定の期間内に國がその支拂いをいたしませんときには、当該未拂金額に加算する、遅延加算金について規定いたしますと同時に、反対に國の過拂いの場合におきまして、それがあまり業者の方から返締しないというようなことがありました場合には、やはりそれに対して遅延加算金をとる、こういうような措置も織り込んでございます。最後に、本決は國の支拂いを著しく遅延させたというようなことが起きました場合には、その会計事務を処理しておるところの職員の責任を問うという規定を置いてございます。  以上が小委員会において決定いたしました成案要旨でございますが、その後右の案について種々意見も出て参りましたので、これを参酌いたしまして、ただいまお手元に配付しましたような案を作成した次第でございます。ちよつと速記をとめてください。     〔速記中止
  5. 岡野清豪

    岡野委員長 速記を始めてください。  そこで本案をもつて今後の交渉に当ろうと存じておるのでございます。ただ問題は、もうこの閉会も、あと二、三日になつておりますものですから、御審議願つて、そうしていろいろ御檢討していただきたいと存じますけれども、その時間もないようでございますが、もしただいま御意見でもございますれば、承らわしていただければけつこうだと存じます。
  6. 内藤友明

    内藤(友)委員 今委員長がお話になりましたように、この委員会も二、三日でなくなるのでありますが、いろいろ委員長初め皆さんの御研究を願つてここまでできたのでありますから、何とか新しい臨時國会に、なおこの委員会を設置していだきまして、そうしてほんとうにできるところまで、こぎつけていただきたいと思うのでありますが、適当な方法で、新しい臨時國会に、この委員会をぜひつくるように御配慮願いたいと思うのであります。
  7. 岡野清豪

    岡野委員長 ただいま内藤君の御提案に対して皆様異議ありませんか。     〔「異議なし」「賛成」と呼ぶ者あり〕
  8. 岡野清豪

    岡野委員長 御異議ないと存じます。それではこの委員会は、閉会中はもう二、三日でございますけれども、できるだけこの次の議会にも委員会をつくつていただきまして、この法案を必ずパスさせるというような努力をしてみたいと思います。その点において、委員長皆様の御負託に沿うようにできるだけの努力をいたしたいと存じます。     —————————————
  9. 岡野清豪

    岡野委員長 次に本日までの委員会におきまして、いろいろ委員各位からの御希望もありましたし、参考人を呼びまして聞きました点におきましても、ほぼ意見が一致しておるような点、それは政府に対する不正手段による支拂請求防止等に関する法律、これは昭和二十二年の法律第百七十一号、有名な百七十一号法律でございます。これをどうも廃止しなければ、政府支拂い遅延というものはやはり起つて来るのじやないか、こう存じます。そこでわれわれといたしましても、先ほどこの委員会で起案いたしました法律を、ぜひ通過させると同時に、この百七十一号の法律を廃止する法案を、ひとつ出してみたいと存じます。その法律につきましては、ただいまお手元法案を差上げてあります、が、これは委員長のまつたくの私案でございます。もしこれについて御意見がございますれば、承りたいと存じます。何か御意見ございませんでしようか。——別に御意見もないようでありますから、これはぜひそうさせていただきたいと存じます。速記をとめてください。     〔速記中止
  10. 岡野清豪

    岡野委員長 速記を始めてください。  それから本特別委員会は去る四月に設置されまして、会期中並びに閉会中を通じまして、委員各位のまことに御熱心なる御審議の結果、政府支拂いの促進に関しましては相当の成果を改めて参りました。こう考えておる次第でございます。県議会の招集日あと数日に迫つておりまして、閉会中の付託案件たる、政府支拂促進に関する件の審査を終了することは、ほとんど困難ということになつて参つた次第でございます。審査の結果を出し得ません場合、議長に提出いたします報告書の作成に関しましては、委員長に御一任を願えれば、まことにけつこうと存じますが、皆様異議はございませんでしようか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 岡野清豪

    岡野委員長 御異議ないと存じますから、それでは、さようとりはからわせていただきたいと思います。  別に議案もございませんから、これをもつて散会いたします。     午後二時三十七分散会