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石田(博)
委員長代理 今の
土橋さんの
見解に対して政府與党の
運営委員としてお答えを申し上げておきたいと思います。
今回臨時
国会が召集せられました事情は前々会、あるいはこの前の
運営委員会においても御
議論に
なつたと同様に、
社会党、
民主党野党派、新
政治協議会の諸君が正規の手続きをも
つて要求されたのでありまして、その要求に基いて
法律上、当然召集しなければならないので、政府はこれを召集し、その
機会にできるだけすみやかに可決実施をいたしたいと思
つておりまする
法律案、特に補正予算案、あるいは税制改革案もあわせて上程して議決いたしたい。こういうふうに政府並びに政府興覚といたしましては
考えておる次第であります。
従つて臨時
国会召集の事情につきましては、
土橋君の
見解と私
どもの
見解とは若干の径庭があるように思われます。
次に重要なる議案である予算案、あるいは税制改革案についての審議の期間は、最小限二週間必要であるという言明をわれわれにするがよかろうという御勧告でありましたが、私
どもは議案の審議につきましてはその
常任委員長、あるいは
議会の
運営全体を通じましてできるだけ愼重、かつ充実した審議をや
つていただくことを望むと同時に、客観的ないろいろな事情を勘案してすみやかに議決されることを望むのであります。
従つて今日われわれの見通しとしては、政府をして言明
通り十日に予算案を提出せしめ、残されたる
会期をも
つて審議を終了することを期待しておるのでありますから、その審議に要する期間につきまして、仮定せられた事態を前程として今日言明いたすわけには與党としては参らないのであります。
さらに第三点の本
国会はすみやかに打切れという御
意見は、
会期をもつと矩かくしろという
意見であるなら、先ほど申されたあなたの御
議論と相背馳するように思われますし、同時に
会期を現在一箇月ときめたところで打切れというなら、われわれもその事態が生じたときにまた
考えて研究して行きたいと思います。
さらに重要なる法案につきましては、できるだけ通常
国会に移して十分な審議をさせろということについては私
ども異論ありま
せん。しかしながらすみやかに議決を要するものは、與えられた期間内にすみやかに審議して議決することが必要と思います。
従つて税制改革案、補正予算のごとき軍要にして、すみやかに議決を要するものは、本
国会に提出せしめ、愼重審議して、できるだけすみやかに実施いたしたいと思います。