○
大池事務総長 これは時節柄
事務局に人がふえることはけしからぬというおしかりをこうむる点もあろうかと
考えますが、御
承知の
通り事務局の
機構その他の
関係で、昨年
運営委員会で御
決定を願いました
予算その他の要求の際には、どうしても千五百人くらいの人がいなければ動けないという事情の御
報告を申し上げまして、各課に配属しております
状態等も申し上げて、御了承を
願つたのでありますが、一時に急に
増員することは相ならぬから
予算の
範囲内で、千人くらいの
程度でや
つておけということで、現在は
臨時戰員、
嘱託、
雇用人等も含めて千百三十八人でや
つておるわけでありますが、その後御
承知の
通り議員会館その他の増築に伴いまして従来の千百三十八人ではそれをまわして行くことが事実上できませんので、本年度は百五十人
程度の
増員を要求いたしたのでありますが、御
承知の
通り一般において
行政整理をする際に当議院のみが
行政整理をせぬということは認められませんので、結論的には千百三十八人の中五分の
行政整理の標準を與えられまして五十人の
行政整理をする。
従つて新規増員の分は百一名を認めてもら
つたのであります。そこでその差の純増五十一人の
予算を先に御協賛を得ているのでございます。その五十一人をどういうぐあいにやりくりしてやるかと申しますと、
参事の方は三十一人の増になり、
主事の方は二十三人の増になります。そこで
参事が三十一人もふえるのはけしからぬというおしかりもあろうかと思いますが、実は長年この
事務局におりまして、他の役所ならば当然二級官に昇進いたしまする者が相当あるのであります。そこで現在いるものをそういう、ふうに昇進せしめればならぬ
関係と、
主事の点も前は
大学業者でも
主事補で取
つてお
つたのでありますが、今度は公務員によりまして試験をパスして来た者は
主事で取らなければならぬという実情にかんがみまして、これをお願いしたのであります。それから
衆議院法制局の方に
定員五十人でありまして、
増員予算的の措置は認められませんが、現在おります
嘱託は
嘱託制度がなくなりますから、これの
身分の
振りかえをしなければならぬので
定員の
範囲において
参事三人
主事三人の六人の
身分、
振りかえのために、この
定員規定の
改正をお認めを願いたいというのでございます。