○
神山委員 今の
石田君の
発言で、大体
結論の筋が出て来ていると思うのであります。これは昨日から私
たちが申しておりますような線と大体一致している。ぜひ私
たちも御協力したいと思うのでありますが、昨日も私
たちが主張しましたように、こういう問題が起
つて来るについては、第一に
議場内全体の
空気を何とかして改善する必要があるということが
一つありますので、これも一應
各党で御考慮願いたいと思うのでありますが、第二に
一つ心配になりますことは、昨日も申し上げたことに関連しますけれ
ども、最近どう
懲罰々々ということが盛んに言われて、
懲罰が一方的に道具に使われるような
危険性もある。これはこまかなことは言いま
せんが、こういうきらいがあ
つては、
議員の
発言が制限されますので、この点は十分そういうことのないように
お互いが考えるということを、今日ひとつ特に私は強調しておきたいと思います。さらに第三に
椎熊君
個人の問題になりますと、
椎熊君の
個人的な善悪の問題を超えまして、陣がさというような
言葉を軽卒に発せられるような
空気が常に漂
つているわけであります。ことに
共産党に対する場合などは、実に言うべからざる暴言を繰返して吐いておられる。これは三十五名しかない党だということのために、
民自党内で百五十名も
一緒にな
つて署名運動をされることがないということと、一方
椎熊君を前に置いて率直に言いますが、そう
言つては失礼ですが、
椎熊君と
共産党が一騎打ちをするというほどの問題でないと思
つているので、今までは事荒立てては來なか
つたのですが、
お互いに
同僚として、また天下の公党として、
國会の中で
お互いに政策上の
意見の違い、また
個人的にも
いろいろ違いはありますが、こういう点を十分考慮して、あまり不遜な
発言は、
お互いに将来ともつつしむという点を私は忠告したいのであります。それで最後に
結論として
言つておくことは、昨日からも私
たちは
言つておるが、この問題をあまり大げさな問題にしないで、できるだけ円満に、しかも田淵君の言うように、
あまり陣がさという
言葉にこだわらないで、この際は
椎熊君に
釈明を求めて、しかも
議長のあつ
せんもあることでありますから、きれいにこの問題を解決しようと考えますから、
意見の違いも
お互いにあるかもしれま
せんが、私
たちのきのうからの一貫した態度を、あなた方も十分考慮してもらいたい。ことに
椎熊君に考慮してもらいたいと思います。