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1949-04-02 第5回国会 衆議院 議院運営委員会 第11号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十四年四月二日(土曜日) 午後一時二十五分
開議
出席委員
委員長
大村
清一君
理事
石田
博英君
理事
今村
忠助君
理事
佐々木秀世
君
理事
山本 猛夫君
理事
土井
直作君 岡西 明貞君 倉石 忠雄君
田中
元君 田渕 光一君 塚原 俊郎君 西村 直己君
福永
一臣君
福永
健司君
椎熊
三郎
君 園田 直君
田中伊
三次君 坪川 信三君 林 百郎君
平川
篤雄君 山手
滿男
君
委員外
の
出席者
議 長
幣原喜重郎
君 副 議 長 岩本 信行君 議 員 北 二郎君 事 務 總 長
大池
眞君 四月二日
委員川崎秀二
君辞任につき、その補欠として椎 熊
三郎
君が
議長
の指名で
委員
に
選任
された。 ————————————— 本日の
会議
に付した
事件
國政調査承認要求
の件
人事承認
の件
考査特別委員会委員
の
各派割当
の件
社会保障制度審議会
の
委員推薦
の件
院内交渉團体
の変更の件
議員
の
福利
に関する件 —————————————
大村清一
1
○
大村委員長
これより
会議
を開きます。 まずお諮りいたします。
社会革新党
からオブザーバーを一名出席せしめたいという
申出
がありますが、
前例
もありますから、許可したらどうかと思いますが、いかがですか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大村清一
2
○
大村委員長
それではさようにいたします。 —————————————
大村清一
3
○
大村委員長
次に
常任委員会
より
國政調査承認要求
の件について
議長
から諮問があります。
事務總長
から御
説明
願います。
大池眞
4
○
大池事務總長
逓信委員会
から
國政調査承認要求
が参
つて
おります。
調査事項
は郵便及び
電氣通信事業
の
復興計画
に関する
事項
、
通信料金政策
に関する
事項
、この三項目でございます。
関係方面
から
説明
を聽取したり、
参考資料
を
要求
したり、從要があれば
実地調査
に行きたいという
要求
であります。
大村清一
5
○
大村委員長
ただいまの
國政調査承認要求
の件は、
議長
においてこれを
承認
すべきものと答申するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大村清一
6
○
大村委員長
それではさように決しました。 —————————————
大村清一
7
○
大村委員長
次に
考査特別委員会
の
委員割当
の件につき、御
協議
を願いたいと思います。
大池眞
8
○
大池事務總長
考査委員会
の
委員
は三十人でございますので、この前一應御
説明
申し上げましたのですが、
民主党
を一
應七十名
といたしますと、
民自党
は十七、
民主党
が五、
社会
が三、
共産党
が二、
國協
が一、
公正倶樂部
が一、
農民
が一ということになりまして、
労農
、
社革
の方へは
割当
が行かないことになります。そこで
民主党
から、一應三十七名の
交渉團体
としての届出があ
つた
わけでありまして、
はつ
きりしない点がありますが、これを
二つ
にわけますと、この前申し上げましたように、
民主党
の五が四になりまして、
労農
の方へ一行くことになります。
林百郎
9
○林(百)
委員
この前、
石田
君の御
意見
もよく聞いたが、
考査委員会
は超党派的に最も公平に
運営
をする
委員会
であるという建前からい
つて
、
一つ
の
政党
が過半数をとることは
委員会
の性格上適当でないのではないか、そういう
意味
で、少くとも
民自党
は
議長
を入れても十五人程度にして、
あと
は
割当
のない
会派
からも当然一人ずつ出すべきものでないかというのが私の方の
意見
であります。もう
一つ
は
考査委員会
の
費用
の点でありますが、
從來
の
特別委員会
だけでも百万円では不十分だという
意見
があ
つたの
ですが、もしこれに
日本再建
に悪影響を及ぼす行為、あるいは非常な善行の推賞というような
費用
を入れれば百万円でも足りない、むしろ
費用
は三百万円くらいにして、積極的に、しかも公平にやるという
意味
で、眞に
國会
の超党派的な組織にするために、
民自党
だけが絶対多数でどうにでもな
つたの
では、結局
民自党
の思うように推進されるから、
民自党
は半分くらいにして、
割当
のない各
会派
からも一名ずつ出して、
名実とも
に超党派的にしたいという
意見
がわが党にありますから、ここに述べておきます。
佐々木秀世
10
○
佐々木
(秀)
委員
ただいまの林君の御
意見
は一應ごもつとものように考えられます。超党派的ということで行くならば、一人一党のところもあるわけであります。そこで超党派的ということにある限界をつけなければならないのであ
つて
、
民自党
が多数だから
といつて数
で押切るというようなことは違う。超党派的というのは、
委員会
が取上げる問題を超党派的に持
つて
行くので、
委員
をあげることまで超党派的に持
つて
行くならば、一人一党も入れなければならぬ。それではきまりがつかないから
代議士
の数によ
つて委員
を出す。しかもその
委員
は
党利党略
に偏しないで行くところに超党派的の意義がある。
委員
の
割当
は
代議士
の数によ
つて
行かなければ、
多数決政治
に即しないと思う。
林百郎
11
○林(百)
委員
この前の
不当財産取引調査委員会
は、やはり超党派的に
運営
するということで、一應数による
割当
はあ
つた
けれども、いろいろの
了解
のもとに四人の
共産党
からも一人入
つて
、ここで
名実とも
に超党派的におるということにな
つた
。ところが今度の
考査特別委員会
は、
先ほど
から言うように、
労農
、
社革
の
二つ
の
團体
から
代表
が出られない。一方
民自党
からは大多数の
委員
が出ておる。そうするとやはりデリケートな問題が取上げられる場合には、ある一党の色彩を出す
可能性
が出て來る。そういう
意味
で
民自党
は少くとも十五名ぐらいにして、やはり一党から一名ぐらいずつ出すようにしてもらいたい。
石田博英
12
○
石田
(博)
委員
林君は
國会法
をひつぱり出されるが、
國会法
の第四十六條には、「
常任委員
及び
特別委員
は、
各派
の
所属議員数
の
比率
により、これを
各派
に
割当
て
選任
する。前項により
委員
が
選任
された後、
各派
の
所属議員数
に異動があ
つた
ため、
委員
の
各派割当数
を変更する必要があるときは、
議長
は、第四十一條第一項の
規定
にかかわらず、
議院運営委員会
の議を経て
委員
を変更することができる」と書いてある。
不当財産取引調査委員会
のときの
割当方
は
異例的処置
が認められてあるわけです。先般、討論の際に、あなたは第四十五條の
規定
をと
つて
憲法違反
である、
國会法
に反するとい
つて
われわれの主張に反対せられたが、まさか隣りの四十六條を
ごらん
にならないわけでないと思います。これを
ごらん
になれば動かすことのできない
國会法
の
規定
である。それをたといどういう
前例
があろうとも、せつかくきめた
規定
に沿わない
前例
はやめて、やはり
規定
に
從つて
やるべきで、われわれはあくまで各位の御賛同によ
つて
制定せられた
規定
に待
つて
割当
てるのが当然だと思います。 もう
一つ費用
の点は、これまた非常に愉快な御
意見
を承るもので、
共産党
その他の
諸君
は
考査委員会
に反対をせられて、なるべくこの
委員会
の活動がないことを望んでいたのに、
費用
を
増額
しろということは奇怪な
議論
ですが、
実情
に應じて足りないところを増すことは
異議
がない。しかし
委員
の
選任
については、制定せられた
國会法
の準則を私は固執して参りたいと考えます。
椎熊三郎
13
○
椎熊委員
今林
君から話が出たから
参考
のために聞いていただきたい。実は林君が言われるような
意見
がわが党の一部にもあ
つた
。あの
考査委員会
の
決議案
の冒頭に超党派的ということが書いてあり、しかもこの
委員会
は
隠退藏物資摘発委員会以來
の因縁づきの
委員会
であ
つて
、
関係方面
の
意向
がかなり反映しておる
委員会
であるから、この案をつくるにあた
つて委員
長、
事務總長
とともに
関係方面
に折衝して参りました。その際わが党には
超党派的委員会
をつくるならば全党派から公平に
委員
を出すようにして、
民自党
は絶対多数党であ
つて
も、そう多数とらない方がいいじやないかという
意見
があ
つた
が、それは現在の
國会法
でできないと、非常に
軽蔑的態度
で笑われて、今までの
不当財産委員会
でもそんなことをや
つて
いない。
國会
における数の原則を無視した
委員会
はあり得ない。絶対
國会法
に基いてやるべきだという強い
意見
があ
つた
。それで
党内
に
帰つて
からこれはだめだということで納得さしておる。
委員会
がどう決定するかわかりませんが、決定してもそれが許されぬ
状況
にある。これは
委員長
も
事務總長
も私も聞いて來たのです。だからそれはむりかもしれぬと思います。
佐々木秀世
14
○
佐々木
(秀)
委員
たしかに
考査特別委員会
には超党派的な
委員会
にすると書いてある。しかしそれは
委員
の
選任
にあた
つて
の超党派的でない。要するに三十人の
委員
による超党派的と書いてあるはずである。その
運営
において超党派的にやろうというのであ
つて
、そうでなか
つた
ら超党派的な三十人の
委員
によ
つて
つくらなければならぬ。これを読めばわかるのであ
つて
、三十人によ
つて
できた
委員会
を超党派的にや
つて
行こうというのです。
林百郎
15
○林(百)
委員
椎熊
君の話もよくわかるが、実際
実情
を知
つて
おるのはわれわれである。
不当財産取引調査委員会
の過去の実績を見ても、いかにはげしい
政爭
の具に供されたかということは、いやになるほど実例を示されておる。
民自党
の
諸君
は数は絶対多数を持
つて
いても、
運営
はそんなことをしないと言われるが、しかし
民自党
の
諸君
が党を離れての
運営
は不可能である。実際超党派的に
考査委員会
を設けるならば、形式的にも公平に、少くとも
民自党
が絶対多数をとることがないように、
半々
ぐらいにして各
会派
から……。
佐々木秀世
16
○
佐々木
(秀)
委員
今林
君の言うことは理論がな
つて
いない。公平と平等を混同しておる。数によ
つて
割当
てて行くことは何ら不公平でないよ。
大村清一
17
○
大村委員長
速記
をとめて
懇談
にいたしたいと思います。 〔
速記中止
〕
大村清一
18
○
大村委員長
それでは
速記
を始めてください。 ただいま
懇談会
の
話合い
によりまして、
考査特別委員会
の
委員数
の
割当
は
民自党
十七、
社会党
三、
民主党
四、
共産党
二、
國協党
一、
公正倶樂部
一、
農民党
一、
労農党
一ということに決定いたしまして、
社革
の問題につきましては、
民自党
との間にさらに
話合い
を願うということで御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」、「
異議
あり」と呼ぶ者あり〕
林百郎
19
○林(百)
委員
超党派的という精神からい
つて
それが数の上にも現われて來なければならぬ。今の数の
割当
では
超党派的運用
は不可能である。そういう
意味
から採決を願います。
大村清一
20
○
大村委員長
ただいま私の申し上げました
配当案
に御
賛成
の方は
挙手
を願います。 〔
賛成者挙手
〕
大村清一
21
○
大村委員長
多数、よ
つて
そのように決しました。 —————————————
大村清一
22
○
大村委員長
次に
社会保障制度審議会
の
委員推薦
の件を議題にいたします。
事務總長
より御
説明
願います。
大池眞
23
○
大池事務總長
社会保障制度審議会
の
委員推薦
の件であります。これは
從來
から再々本
委員会
の問題になりまして、
國会議員
として十名の
審議会
の
委員
を
推薦
する場合に、
衆議院
と
参議院
との
比率
をどうするかという話について、大体
衆議院
六人、
参議院
四人ということにお願いしたいということで、
議長
さんから
参議院
の
議長
さんの方へ、御
協議
を
願つて
お
つた
わけでありますが、
参議院側
におきましては、この
社会保障制度審議会
の
法律
のでき上ります際に、
委員会
で
委員
の数の
割当
についての
議論
がされまして、
両院
とも
半々
にするようにと
言質
もあ
つた
ことであるから、この
委員会
に
限つて
は、ひとつそういうふうに願いたいということで、五対五を主張して今日まできまらなか
つたの
であります。
從つて
その後、その御
報告
がありまして、さらに当
委員会
といたしましては、
議長
さんから
向う
の
議長
さんに、こちらの
空氣
を申し傳えて、何とか妥協していただかないと、この
審議会
ができないということで
お話
を
願つたの
であります。
参議院
の方におきましては、
從來
の立法当時の経緯もあるから、すべて同等に折半を、主張するわけでないが、この
委員会
だけは、今回に限り五対五に願いたい。そうでないとなかなかきまらない
実情
にあるようでありまして、
向う
の
議長
さんも
衆議院
の
議長
さんに、これだけはひとつ譲
つて
もらいたいと主張しておるので、一
應本委員会
で六対四にきま
つて
お
つた
が、この
委員会
だけに
限つて
五対五にしていただけるかどうか、御
協議
を願いたいと思います。
石田博英
24
○
石田
(博)
委員
これは今回の場合は、何も準拠すべき
法律的基礎
がないから、これを
先例
としないということと同時に、
両院
の
関係
を
法律
をも
つて
はつ
きりしていただきたい。
椎熊三郎
25
○
椎熊委員
法律
で明文化すればいい。
石田博英
26
○
石田
(博)
委員
今度から
法律
が出たら、必ず
法律
で明記するようにしていただきたい。今度の場合はこれはのみましよう。
大村清一
27
○
大村委員長
本件
に限り、五対五を
先例
とせず
承認
することに御
異議
ありませんか。
平川篤雄
28
○
平川委員
異議
がある。
言質
を
政府
が與えておるということが最大の理由にな
つて
おるのだから、本質的に考える必要がある。
石田博英
29
○
石田
(博)
委員
言質
をとる方がこつけいであ
つて
、
両院
の
関係
は
政府
の關與すべきことでない。
両院関係
のことについて
政府
の
発言
が何の
関係
がありますか。
平川篤雄
30
○
平川委員
この際の
態度
はどういう
意味
ですか。
石田博英
31
○
石田
(博)
委員
それは
向う
は
両院
対等という
立場
に立
つて
主張しておるので、その結果、
両院協議
の上で五対五にな
つたの
です。
林百郎
32
○林(百)
委員
平川
君の言うのは、対等で五対五にするということについては、
政府側
の
意見
があ
つて
、それが
基礎
にな
つて
おるのではないかというのです。
石田博英
33
○
石田
(博)
委員
そうじやない。
土井直作
34
○
土井委員
政府
が同院の問題について容喙すべきではない。また
言質
をとる方が間違
つて
おるというが、言う方も間違
つて
おる。
議会
は独自の
立場
で問題を解決しなければならぬ。今後
政府
はあまりよけいな答弁をせぬように、ひとつ警告を與えておいていただきたい。
平川篤雄
35
○
平川委員
それは満場一致でなくてもいいのでしよう。われわれに
異議
があるということでも……。
大村清一
36
○
大村委員長
けつこうです。ただいまの件は大多数の
意見
によりまして、五対五という
比率
によ
つて
、
本件
に限り決定することにいたします。
林百郎
37
○林(百)
委員
今
石田
君から
お話
のあ
つた
点は実は、昨日の
両院法規委員会
でもこの問題が出て、
お互い衆参両院
の
委員割当
については、
はつ
きりきめようということにな
つて
おります。
土井直作
38
○
土井委員
この
委員
の
割当
は……。
大池眞
39
○
大池事務總長
民自党
三、
民主党
一、
社会党
一です。 —————————————
大村清一
40
○
大村委員長
次に
人事承認
の件につきまして、
事務總長
より御
説明
を願います。
大池眞
41
○
大池事務總長
ただいまお
手元
に差上げてあります
人事承認
の件を御
協議
願いたいと存じます。 最初の
外務事務官今村善哉
さん、これは私の方の
翻訳課
で
翻訳事務
の
参事
に一人欠員ができましたので、そのかわりといたしまして、外務省といろいろ打合せをいたしまして、
今村
さんにこちらにおいでを願うことにな
つた
次第であります。これは現に
外務事務官
をや
つて
おりまして
参事
の資格がありますので、同一の級にお
つて
こちらに來る形でございます。 それから他の分はこれは
常任委員会
からの
推薦者
でありまして、
常任委員長
の
推薦
いたしました者につきましては、当
委員会
の
承認
を経て、
議長
の同意を得て任命するという
國会法
の
規定
に基いて御
推薦
があ
つたの
であります。第一は星島
人事委員長
より、專門員といたしまして
中御門経民
氏を、それから
内閣委員会
の
調査員
として
加藤重喜
さん、同じく
運輸委員会
の
中村三郎
さん、以上お三方の御
推薦
がそれぞれあ
つたの
であります。何とぞ当
委員会
の御
承認
を得たいと思います。
大村清一
42
○
大村委員長
右四人の
承認
の件につきまして御
異議
ございませんか。 (「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大村清一
43
○
大村委員長
御
異議
がないと認めます。
大池眞
44
○
大池事務總長
もう一点だけ当
委員会
の御
承認
を願いたいと思うことは、先日
読賣新聞
の主催で
アンデパンダン展覧会
というのをや
つた
そうであります。その中の
淺井久氣
さんの書いた
日本画
で、六尺に三尺のものを、
読賣新聞社
の方でぜひ
衆議院
に寄贈して、どこかにかけてもらいたいという
お話
があ
つた
そうであります。それで副
議長
さんのお部屋に何もないから頂戴することを御了承願いたいと思います。 もう一点は、
木村夏雄
という
翻訳官
を
國会図書館
の方に轉任さすことを御了承願いたいと思います。
大村清一
45
○
大村委員長
ただいまの
木村夏雄
君
國会図書館轉任
の件について御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大村清一
46
○
大村委員長
それでは
承認
することにいたします。
大池眞
47
○
大池事務總長
次に御
報告
申し上げます。ただいま
吉田内閣総理大臣
から
議長あて
に、明後四日
貴院
において本
大臣
が
施政方針演説
をし、引続いて
青木國務大臣
から経済に関し。
池田大藏大臣
から
財政
に関して、それぞれ
発言
をいたしたいという通告がありましたので、御
報告
を申し上げます。
今村忠助
48
○
今村
(忠)
委員
福利小委員会
に御一任を
願つて
おりました
議員
の滯在
手当増額
、並びに
議員秘書手当増額
の件でありますが、過日中間
報告
申し上げました
通り
、
ウイリアムズ
氏を尋ねて
了解
を得たのでありますが、結局それを
予算
化することは、
池田藏相
との
話合い
ができなければならぬというわけで、その後
池田藏相
といろいろ折衝したのでありますが、すでにド
ツジ公使
との
交渉
は一切済んで
しまつたあと
なので、これからこれを新たに取上げて折衝する余地がないということであります。これにつきまして多少
説明
をしなければなりませんが、実はこの問題は
泉山藏相時分
から問題にな
つて
おりまして、その結果、三月の
國会予算編成
に際して、
参議院側
ではすでに
予算
の中に盛り込んであ
つた
そうであります。ところが
大藏省
と
交渉
の結果、
内閣予備費
から支出したいから、
参議院
の
予算
から抜いてくれというので、抜いたそうであります。かような
経過
でありまして、
大藏省
と十分折衝してお
つた
が、御
承知
の
通り予備金
が実際なくな
つて
しま
つたの
で、実際の点はこれらの
手当
を
増額
しておいてもらいたか
つたの
でありますが、ド
ツジ公使
との
交渉
は大きい問題だけに限られてお
つたの
で、つい実現を見なか
つた
。そこで
池田大藏大臣
は
補正予算
が出る場合には、六千三百円ベースに関連して必ず取上げるようにするからあしからず了承してくれということであります。
右よう
の次第でありまして、
滯在手
当並びに
議員秘書
の
手当増額
の件は、一應打切らなければならぬと思うのであります。その点を了承していただきたいと思います。 次にこの三月が
終つて
、四月からの
都営バス
のパスの件でありますが、
先ほど
副
議長
さんの自動車を拜借いたしまして、
都長官
と
交通局長
に
会つて來
ました。これは過日もちよつと
お話
がありましたが、つまり
都営バス
が赤字を出しておるので、これは
財政
上の都合でやめたということであります。ところで
國会議員
がそれに入れられることは不当ではないかということを申し出たのでありますが、
都長官
も
交通局長
も考慮いたしたいということでありました。その点一應御了承願います。 次に過日
福利関係
のことで
ウイリアムズ課長
と面接いたしましたときに、
國会議員
の
米國視察旅行
は、時期としてはまことにいいから、
両院
においてまとめて、
代表
を私の
手元
にまで申し出られては、どうかと言われましたので、本日ぜひこの
運営委員会
で、
衆議院
ではこの問題を今後どうするか、おきめ願いたいと思いまするそこで
提案者
として一應考えますのは、何かよるところがなければならぬと思いますので、私案の荒筋だけ申し上げますが、
視察
の目的は
米國
の
議会運営視察
、
参加者
は
衆参両院議員
を主とするものでありまして、考えられるものは
衆議院
、
参議院
の
代表
的な方が一名ずつ、その他には各
政党
の
代表
的な人が一名ずつ、そのほかに各
專門的立場
から
研究員
を加えて、すなわち
議会
の
運営
はどういうふうにや
つて
おるかということを
研究
する。また
委員会
は御
承知
の
通りアメリカ
の
常設委員会等
のことが手本というか、モデルにな
つて
おりますので、
委員会運営
に関することを
研究
する方、また
議会図書館
の
運営
というようなことも、
國会
においてまことに新しいことでありますので、この
方面
の
研究
、あるいは
議員
の宿舎、
交通
その他
待遇等
に関する
関係
もあります。かようなぐあいにして、
專門的立場
から
アメリカ
の
議会
でや
つて
おる
状況
を
研究
して参りたいと思うのであります。かような多少内容を持
つた
ものを加えて
各党
の
代表者一行——数字
はどういうふうになるか、そうたくさん参れませんから、御相談願わなければなりません。なお
ウイリアムズ
氏の話では、特別の
事情
がない限り、六月末日をも
つて
アメリカ
の
議会
は終るということでありますから、第五
國会終了
後、すなわち六月に旅行してはどうかと思うのであります。なお大きな問題として
旅費
の問題でありますが、この点については
ウイリアムズ
氏は、サンフランシスコまでは一向問題でない。それから先が問題になる。
從つて
これは折衝の問題があるわけでありまして、
旅費等
についてあらかじめ
予算
を立てることはできないと思うのであります。大体において、
両院
からかような
一つ
の
米國視察團
を送りたいということを、正式提案することが根本問題でないかと思うのであります。これがきまれば
旅費
その他をきめて参る。この点についてひとつ
運営委員会
で取上げて、
衆議院
の
意見
をまとめていただきたいと思います。
参議院
の方でもこちらの決定の様子を聞いて、ただちに諮るそうでありますから、
來週あたり
までに、ひとつ
各党
の御
意向
を
運営委員長
の
手元
にまとめていただきたいと思います。
大村清一
49
○
大村委員長
ただいまの問題については、
議院運営委員会
の
態度
をきめなければならぬと思いますが、
福利小委員長
に御
参加
を
願つて
、案を練
つて
いただいたらいかがでしよう。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大村清一
50
○
大村委員長
それでは
福利小委員会
にお願いをいたします。
大村清一
51
○
大村委員長
次に本日の本
会議
はどういたしますか。
林百郎
52
○林(百)
委員
緊急質問
が大分出ておりますから、その中からやはり緊急なものを選んでやらしたらどうですか。
土井直作
53
○
土井委員
きよう本
会議
を二時から開くことにな
つて
おるから、一
應緊急質問
を許可して負債を償還して行
つた
らどうですか。
椎熊三郎
54
○
椎熊委員
緊急質問
で私は疑義を持
つて
おる。
從來
われわれは
國家的重大突発事件
があ
つた
場合に限り、全員で提案するものを取扱うようにしてお
つた
が、最近は何でも
緊急質問
でやる。ことに
総理大臣
が
一般施政方針演説
をやらない前に、
緊急質問
に名をかりて
質問
することは悪例で、これは
首相
の
一般施政方針演説
があれば、それに対する
質問
で解消する。だからなるべく早く
一般施政方針演説
をや
つて
いただきたい。
佐々木秀世
55
○
佐々木
(秀)
委員
ただいまの
椎熊
さんの御
意見同感
です。どうも第四
國会
の終りごろから
緊急質問
が非常に多くな
つて
、多い時には一日四十、五十くらい
たまつて
お
つた
。あれは選挙が近ずいていたためだろうが、現在さほど緊急を要しないものがたくさんある。
一つ
の
緊急質問
で一人の
大臣
を
要求
しているのならいいが、
一つ
の
緊急質問
で八人もの
大臣
を
要求
しておる。こういう
予算
の重大なときには、でき得るならば
緊急質問
はやはり
緊急質問
として扱
つて
いただいて、
椎熊
さんのおつしやる方向に進んでいただきたいと思います。
林百郎
56
○林(百)
委員
椎熊
さんの
意見
には
首相
の
施政方針演説
があればという前提がある。ところがまだこれは済んでいない。その前に
緊急事態
が起きておる。そういう
意味
で
椎熊
さんの
意見
には
賛成
だが、
首相
の
施政方針演説
をすみやかにや
つて
いただきたい。
土井直作
57
○
土井委員
今まで出ている
緊急質問
は、きようは三時から本
会議
を開いてやることにして、今後
緊急質問
は
議会
でそれぞれ
研究
することにしてはいかがでしよう。
佐々木秀世
58
○
佐々木
(秀)
委員
先ほど
から、
考査委員会
の
委員割当
、その他の問題に関して
民主党
の問題が出て、大体
考査委員会
の
委員
の
割当
は、
民主党
を
二つ
に認めたが、今後
民主党
の党名を
はつ
きりしておかなければ、
お互い
に迷惑を來たすので、この際
はつ
きりしておいていただきたいと思います。
椎熊三郎
59
○
椎熊委員
たいへん皆さんに御迷惑をかけて慚愧にたえないと思います。ただこの問題をお考え願うためには
経過
を申し上げなければならぬ。なぜ
お互い
が
民主党
を固持して譲らないでおるか、それが三十七名と三十三名にわかれておる分派の数の上に、非常に影響しておる
党内事情
がある。われわれは全國大会を開いて、その大会において
民主党
の名前を堅持し、
民主党
の立党精神を守
つて
野にくだ
つて
おる。だから大会の趣旨からい
つて
も、他に
民主党
と称するものがあ
つて
は変なもので、われわれは
民主党
だと称しておるが、それを言
つて
おる人々にもりくつがあるだろう。しかしどつちにも制肘を加える権利も何もない。どつちかにしなければ迷惑だというなら、両方に符牒をつけていただくのもやむを得ない。たとえば連立派、あるいは在野派、それも
一つ
です。あるいは控室が画然とわかれておるから、第何室
民主党
、第何室
民主党
とされてもいい。しかしどつちかに
民主党
をつけて、どつちかに
民主党
をつけないということは了承できない。最もいいのは三十七名
民主党
、三十三名
民主党
だ。われわれの方は、しいて名前をつけるなら、立党精神に基き吉田内閣に反対し、完全野党たる
態度
を堅持する
民主党
、こうしていただけば最もいい。
山本猛夫
60
○山本(猛)
委員
申し上げますが名前は
椎熊
さんの
お話
によりますと、お前たちの方で明確にわかるようにつけることはさしつかえない。別々につけてもらいたい。そういうことをおつしやいますけれども人様がおこしらえにな
つた
あかんぼうに対して……。
椎熊三郎
61
○
椎熊委員
それは便宜上の符牒です。
山本猛夫
62
○山本(猛)
委員
便宜上の符牒はわかりますが、人様のおこしらえにな
つた
あかんぼうに対してそう簡單には行きません。事は
政党
の名称でございますから取扱い上も非常に困りますので、やはり党名に対しては両派の
民主党
の方方が御
協議
なさ
つて
、いずれかどちらかかわ
つた
名称にしたあかつきでなければ、これは
交渉團体
として取扱う場合に非常に不便を來たすと思いますので両派でひとつ……。
椎熊三郎
63
○
椎熊委員
私どもはそういうことがあると思うから、去る三月十一日七十名で
交渉團体
と認められたる
民主党
は今日三十七名になりましたから、そのように取扱
つて
いただきたいという届けを出しております。そういうことで届けをしてこれが
交渉團体
になり得るか、その取扱いができないかどうかということについては、再三事務総長に御
意見
を伺
つて
おります。書類が出た以上は
交渉團体
として認めざるを得ないものだという事務的の御見解も承
つた
上でや
つて
いることでございます。他の
政党
の名称等を、
運営委員会
で云云するということは
先例
もありませんし、そういうことはすべきことでないと私は思います。
交渉團体
としては私どもは三十七名の
民主党
です。
田中伊三次
64
○
田中
(伊)
委員
ただいまの
お話
に関連して一言私どもから
意見
を申し上げます。私の方の
民主党
は
院内交渉團体
として結成をいたしましてから後に、数を減じたという届出を申し上げた事実はございません。今日まで
民主党
の役員を変更して何がしを幹事長に改めますと言
つた
こともございません。すなわち届出をいたしましてから以後今日まで党機関を持
つた
民主党
は変更なくして現存をいたしております。現存している上に今新たな
民主党
の届出がありましても、私どもの名前と同様な名前を使
つて
いただく
民主党
ということは私の力も困る。私の方が困るのみならずこれは議院
運営
の建前上から考えましても、同一党名があるということは取扱い上まことに困ることだと私は思うので、新たなる
交渉團体
をおつくりになる場合の党名は、既存の
交渉團体
の名称と抵触せざるものをお届けを願いたい。その條理に
從つて
本日はこの
委員会
で御決定を願いたい。私の力は届出済みであります、今あらためてきようここに届け出ようというのではありませんから、山本さんからいろいろ御親切に
お話
がありましたけれども私の方が党名をかえるとか、考えるというような余地はございません。
椎熊三郎
65
○
椎熊委員
今の
田中
君の
お話
と論爭しようというのではなくて、結局その御決定を願う場合には主導権は絶対多数を持
つて
いる民主自由党の方にあると思います。そこで民主自由党の方に
参考
のために聞いていただきたい。それは今から四日前、民主自由党の最高幹部であられる、か
つて
の幹事長大野伴睦先生が公開の席上で、この問題を批判されたることが、実に適切だと思
つて
感心をしたことがあります。それは旧來の総裁がいるからそれが本家である、総裁がいないから新党である、という考え方は民主化されたる新憲法下においては通用しない。総裁というものは党員がお
つて
できたものだ。いわんや犬養さんは総裁になるにしても、投票で数を爭
つて
な
つた
。それが少数で分離した以上、多数が本家であることだけは、民主化されたる立憲政治下においては疑いなき事実であ
つて
、少数をも
つて
過去の総裁であるけれども、いつまでも本家などという旧式の観念は今の
議会
には通らぬと、大野先生はさすがに喝破されております。そういう点で民主自由党の
諸君
の思想のあらましを御想像申し上げることができて非常に愉快であります。そういう思想のもとにこの御判定を願いますれば非常にけつこうです。
石田博英
66
○
石田
(博)
委員
これを
議論
しておりますと、今晩からあしたの朝鶏が鳴くまでかか
つて
も、いつまでかか
つて
もどうにもならぬので
議論
したくないと思いますが、ただ現実の問題としては、私どもは今大野先生がどういうことを言われたということをおつしやいましたが、別に
速記
録があるわけでもないので、それを
議論
の土台にするわけにも参りません。
参考
までに十分承りました。そこでただ困ることはこれから事務局として
議会
の
運営
上、放送をしなければならぬ。たとえば「
民主党
の
代議士
会を開きます」と言うと、両派の人は、おれの方かと思
つて
みな集まるというようなことになる。それから廣告もしなければならぬ。あるいは
速記
録をつくる上において区別もしなければならぬ。各種公的の取扱いをいたさなければならない。その場合に同じ名前では何としてもこれが取扱いが困る。それからいま
一つ
は、われわれの方でか
つて
に符牒をつけたらよかろうとおつしやいますが、か
つて
な符牒をつけては、また
椎熊
さんに叱られますから、か
つて
な符牒もここで
はつ
けられない。そうだとすると公的な
團体
として、公的な文書をつくる上においては、あくまでその国体の方からお
申出
になる方が、その国体の方でも御満足が行き、私ども
議会
運営
の全体の
立場
から考えても支障のない名前、こういう点で問題を解決して行かなければならぬと思います。
田中伊三次
67
○
田中
(伊)
委員
私の方はお手数をかけてまことに恐縮でございますが、私たちの届出をいたしておりますこの既存の
民主党
という党名に符牒をつけてお呼びいただくごとには
賛成
ができません。それから既存の党名と抵触するような新
團体
の結成届出もこれを認めていただくことは困ります。
椎熊三郎
68
○
椎熊委員
私どもは新
交渉團体
の届出はしない。二月十一日七十名として確認されましたが、今日は三十七名になりましたという届出です。それは誤解のないように願いたい。
林百郎
69
○林(百)
委員
この問題はいくら論議した
つて
解決できないと思う。そこで
先ほど
言
つた
ようにだれか中へ立
つて
斡旋するか、あるいは
運営委員会
なり、
議長
なりに一任して、無條件で片づけるより方法がないと思います。そうでないといくらや
つて
も切りがない。
椎熊三郎
70
○
椎熊委員
議長
にまかせるというなら
賛成
であります。
石田博英
71
○
石田
(博)
委員
今
椎熊
さんの御説のようだとまた今度問題がめんどうくさくなる。七十五名の
院内交渉團体
の
民主党
の届出があ
つて
……。
土井直作
72
○
土井委員
それは
石田
君そういう
議論
をしても際限がないから、そこでぼくはさつき言
つた
ように要するに
議会
運営委員会
としては、それを
交渉團体
という形にして現実の上に立
つて
どういうふうにその
團体
を呼ぶべきかということが残された問題だ。そこでそれをどういうふうに呼ぶかといえば、私はここでは控室別に呼ぶということがさしさわりがなくて非常にいいと思う。
石田博英
73
○
石田
(博)
委員
問題はどうして呼ぶかというより、
交渉團体
として届出があ
つた
ま
つた
く同じものが認められるか。その届出を受取れるかということです。実際議院
運営
上からはそれが先だ。
椎熊三郎
74
○
椎熊委員
ま
つた
く同じだということはおかしい。まつだく違
つて
いる。控室も違
つて
いるし、命令系統も行動も出遅
つて
いる。
山本猛夫
75
○山本(猛)
委員
どちらか僭称したと思われる方に僭称してはいかぬと言
つた
らどうですか。
今村忠助
76
○
今村
(忠)
委員
ここで、お聞きしたいんです。議席を実際問題として変更をしたんですか、三十七対三十三でわかれたんですか。
大池眞
77
○
大池事務總長
その点を御
報告
申し上げまする
民主党
の議席変更の件については、前回の
運営委員会
で
民主党
の木村幹事長より
交渉團体
としての取扱いをしてもらいたいという届出がありました。その届出の三十七名の人名中、万一疑わしいという方があるようならば、本
委員会
の責任において、事務当局をして本人について問いただした上、決定するということに決議がありましたので、その後届出の三十七名のうちに四名だけ疑問があるとの内々の
申出
がありましたので、私も御本人についてお伺いをいたしたいのでありますが、そのうちで
態度
を今のところ保留されている方が一人ありまして、但し、決定するまでは野党派の方に置いてもらいたい。こういう
お話
があ
つたの
であります。それから、四名のうちもう一人は、自分は野党派の方であると言明された方があるのであります。
あと
お二人はいまだお目にかかれない状態にな
つて
おりますので、未決定のままに相な
つて
おります。
從つて
ただいまのところではお届出の三十七名のうち、一應三十五名までは野党派の方と確定いたしているわけであります。從いまして先日のお
話合い
では党名の問題等については、当
委員会
としては決定いたさないことに相な
つて
おりまして、事実上議席の点だけは、それをよく確かめた上で変更してよろしいということに相な
つて
おりましたので、その形において議席の変更をお願いしてあるわけであります。
椎熊三郎
78
○
椎熊委員
ちよつと補足をいたします。もつと具体的に申し上げると、われわれの側の三十七名が連署して出したのに対して、四名だけは違うという申入れがあ
つた
そうであります。その四名のうち二人だけがきのう登院してお
つた
。その登院してお
つた
者は直接事務総長に会うております。それは野党派に置いてもらいたいということが明確にな
つた
。
あと
の二人のうち、一人はきよう登院をした。その登院した者が目下おります。それはいやしくも自分は
國会議員
として議席を持
つて
いる。そうして三十七名の盟約の中に署名した人間です。それが一事務当局から自分の
立場
に対して取調べを受けるがごとき状態で呼びつけられることは、はなはだ不面目である、心外にたえない。よ
つて
自分は野党派と行動をともにしているんだから野党派の議席におる。そこで自分から
異議
がなか
つた
んだからそれは明らかである。現に控室におります。名前を申し上げてもいいんだが、そうなるとほかの人に迷惑にな
つて
も困るから名前は預かります。そこでもう一人の人はきのう私どもの幹事長と電話で話をして、もう絶対
態度
はかえないということを言
つて
いるんだが、それはいまだ事務総長に会
つて
いない。事務総長に会
つて
いないので事務総長が不明確だと言うのはその一人だけだ。現実はそれもお会いくだされば印刻わかります。
石田博英
79
○
石田
(博)
委員
私の方としましては人様の名前に符牒をつけるわけにもいかないし、人数についても、片方いやしくも
國会議員
として署名した以上云云という言葉があります。その
通り
です。しかし片方においては、その後心境の変化があ
つた
んだとも考えられますが、自分の方としてもそうは思わない、と言お
つて
られるのだから、どつちがどうということを一方的にきめるわけにはいかないから、この問題の処理はもう少し延ばしましよう。
林百郎
80
○林(百)
委員
君の方から議題を出しておいて保留々々じや困るじやないか。
佐々木秀世
81
○
佐々木
(秀)
委員
提案者
としてちよつと申し上げます。私としては
先ほど
申し上げた
議会
運営
上同じ名前のものがあ
つて
は困る。それで党名をかえるわけではないが、せめて区別だけでも
はつ
きりしたいという考え方から申し上げたんです。そうすると
田中
さんの方からは
民主党
に符牒をつけてもらうような呼び方はいかぬと言うし、
椎熊
さんの方は符牒をつけてもさしつかえないと言う。そこで円満に区別ができるならしたいと思
つて
私は言い出したんですが、こう
議論
が沸騰したんじやなかなかまとまらぬから、この問題はまたもう少し延ばしていただいて、われわれも考えてなんとかきめたいと思います。それも長いことではない。まとまるものなら両方で区別をしていいということであれば、私は区別をしてもらいたい。
林百郎
82
○林(百)
委員
それではまた二十四時間待つか。
椎熊三郎
83
○
椎熊委員
きようまた
交渉團体
としての取扱いを受けなければ他党が迷惑するんだ。だから符牒といわずに明確に実体を表示するような呼び方をすればいいと思う。
山本猛夫
84
○山本(猛)
委員
どういうふうに呼ぶがいいでしようか。
土井直作
85
○
土井委員
だから控室別に言
つた
らどうですか。
石田博英
86
○
石田
(博)
委員
片方は符牒をつけてもいいと言うが片方
はつ
けてはいけないというんだから、つけてもいい方につけたらどうですか。
椎熊三郎
87
○
椎熊委員
ぼくの方だけつけられては困る公平にや
つて
もらわねばならぬ。それで第三者がいいというなら七十名自体できめる。七十名自体できめるとなれば数できめることにする以外はない。そうすれば数の多数の主張の方を入れてもらいたい。そこまで行くとわれわれが
民主党
でその他は
民主党
でないとぼくらは主張するのです。それではあまりえげつないと思うから、われわれはここまで譲歩しているんです。
田中伊三次
88
○
田中
(伊)
委員
数の
お話
がただいま出ておりますが数というものは二百七十名の
民自党
もおるし、三名か五名の
交渉團体
もおるわけで、現在両方に画然とわかれて党名をいかにするかということが当面の問題にな
つて
いる。わかれていることが前提だ。わかれた後に数の多い少いということで合理性がどちらにあるかをきめてもらうことは不合理だ。私の方では
お話
申し上げている
通り
符牒をつけていただくことは大いに困ります。
林百郎
89
○林(百)
委員
今
田中
君の御説によれば符牒をつけてもら
つて
は困るというなら、私らだ
つて
困る。議事進行の上から見ましてこれが
運営委員会
に再三かか
つて
相当の時間を費しているわけです。そこでこれはひとつ他党のことですから
委員会
でもあまりおせつかいをやくこともどうかと思うので、内部できめて來てもら
つて
、解決をしたならばここへ出してもらうし、そうでなければもう出さぬように、願いたい。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
椎熊三郎
90
○
椎熊委員
そうするとわれわれは両方とも
交渉團体
たるの取扱いを受けられないということですか……。 〔「しかたがない」と呼ぶ者あり〕
椎熊三郎
91
○
椎熊委員
それはおかしい三十七名も
國会議員
が
團体
を結成して政治行動をともにして、他党と分離しているのにた
つた
七名でも
一つ
の党派として認められている現実であるのに、三十七名ある、あるいは三十三名あるものを
議会
内で
一つ
の
團体
として認めないという不合理はどこにありますか。
山本猛夫
92
○山本(猛)
委員
それは認めるけれども名称の問題だ。それを認めることはこの前の
運営委員会
でも認めている。
椎熊三郎
93
○
椎熊委員
ぼくら以外に
民主党
はないと、われわれは信じている。他はか
つて
に
民主党
を僭称しているんです。どうして君らは少数の者の横暴をそういうふうに認めるんですか。
林百郎
94
○林(百)
委員
この問題は、いくら問題を討議しても解決しない。本日の
運営委員会
で
國会
運営
の必要上、
運営委員会
として、申合せをして、どういう取扱いをするか、決定をしてもらいたい。
土井直作
95
○
土井委員
私の言うのは要するにここの
委員会
において少くとも名称の問題は呼称として、あるいは「第九控室
民主党
」あるいは「第十控室
民主党
」というふうに決定したいというのが前提です。私はそれを考えている。ところがその事自体がこの
委員会
できめられないという民事党の
諸君
の御
意見
であるんだから、
從つて
きまらないことはきめられない。そういうことが絶対的のものであるならば、ある
意味
においてそれは
民主党
の内部で問題を決定してもらいたい。しかし
民主党
の内部で問題を決定して來るということは不可能をしいることだ。実際わか
つて
いる。しかしながらそれよりほかに方法はないじやないか。またその問題をむしかえして
運営委員会
に出されるということは結局時間のロスだと言うんだ。
從つて
ここできめるなら控室別に呼んでもらうことを決定してもらいたい。それがきまらなければ再びこの問題はもう出してもらいたくない。
石田博英
96
○
石田
(博)
委員
それでは
交渉團体
として取扱いを別々にする現実にな
つて
いるから、これは認めないわけにはいかない。しかし名前は今新たか何か知らぬが、新たに届出が來ているが、その名前の分だけは認められない。そういう名前の分は認めないが、われわれか
つて
に別に名称をつけてそれを呼んで
交渉團体
とする。
椎熊三郎
97
○
椎熊委員
まあか
つて
につけられてもしかたがないです。
土井直作
98
○
土井委員
今
石田
君が言うようにぼくの主張する点、言いかえればここの
委員会
で
交渉團体
として、仮称として、ある
意味
において控室別にわけたらどうかということなんです。
林百郎
99
○林(百)
委員
そう一應申合せをしましよう。
石田博英
100
○
石田
(博)
委員
土井
君の御
意見
に
賛成
だ。私らの言うのは同じものを完全に認めて受理するわけには行かないから、その
民主党
という分だけは認められない、
あと
のところは認める。名前を呼ぶのはいいから、その呼ぶのはわれわれの方で暫定的にか
つて
にきめる。しかし御両人が承諾をしないことをか
つて
にきめるわけには行かない。
椎熊三郎
101
○
椎熊委員
新何とか、旧何とか言えば問題が起る。一番問題が起らないのは数で呼ぶとか、行動で呼ぶとか、控室で呼べば問題は起らない。
石田博英
102
○
石田
(博)
委員
「第九控室
民主党
」「第十控室
民主党
」と呼ぶか。
林百郎
103
○林(百)
委員
そう申し合せをしよう、りくつを言
つた
ら限りがない。
田中伊三次
104
○
田中
(伊)
委員
これはここで問題外のことです。既存の
民主党
というものについてはここで問題な
つて
おりません。新たに届出をしたものについて問題にな
つて
いる。新たに届出をなさ
つて
いる今議題とな
つて
いるものについて、符牒をつけて呼んでもらいたい、それで区別をつけてもらいたい。
大村清一
105
○
大村委員長
通記をとめて。 〔
速記中止
〕
大村清一
106
○
大村委員長
速記
を始めて。
石田博英
107
○
石田
(博)
委員
今問題になりました件につきましては、
先ほど
も申しました
通り
、現在
交渉團体
としての届出がございまして、それをどう取扱うかということについて、
議論
にな
つて
おります。そこでその文書を拜見しまして、また現実の状態を見まして、
二つ
にわかれている状態は、われわれは認めざるを得ない。しかし
民主党
という名前は
二つ
あ
つて
は困るので、その届出のうちで
民主党
というのはおさえておいて、その書類を受理することは認めよう。そうしてわれわれは名前がなくては困るから、片方は「第九控室
民主党
」片方は「第十控室
民主党
」という、そういうことですか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大村清一
108
○
大村委員長
それではただいま
石田
君から御
発言
のありましたような取扱いを、
運営委員会
の申合せによ
つて
便宜やるということに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大村清一
109
○
大村委員長
それではそのように決します。
田中伊三次
110
○
田中
(伊)
委員
これは念のために伺
つて
おくんですが、新たなる届出をせられた
團体
について、同一名たる
民主党
という名称は困る。よ
つて
適当なる呼び方をする。こういう
意味
ですね。
石田博英
111
○
石田
(博)
委員
ただいまの御
質問
については、お答えをしない方が円満に行くと思いますから、お答えはいたしたくないと思います。
椎熊三郎
112
○
椎熊委員
念のために
発言
をしておきます。新たなる
交渉團体
の請求でもしたかのごとくあえて曲解しているようですが、そうではないのです。あの文書をよく
ごらん
にな
つて
ください。二月十一日現在七十名をも
つて
交渉團体
としてこの席上で確認されたが、現在は三十七名になりましたから、そのように取扱
つて
もらいたいという届出です。誤解のないように願いたい。
石田博英
113
○
石田
(博)
委員
その問題もそういうふうにわれわれが
承認
するかしないかということを
議論
しては困るから、ただ承
つて
おきます。
大村清一
114
○
大村委員長
それでは本日の
運営委員会
はこれにて散会いたします。 午後三時四十分散会