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今村(忠)
委員 ちよつと本日GHQの側へ行きまして、ウィリアムス氏に会
つた経過を申し上げます。過日
運営委員会で大綱を
決定していただき、福利小
委員会で
協議いたしました議員の滞在手当二百円を五百円にするという件と、秘書の手当七千円を九千円にする件につきまして、本日
参議院の
運営委員長並びに庶務
関係小
委員長と私、GHQの側へ行きまして折衝の結果、
財政上の諸問題は
大藏大臣とドツジ氏との間で折衝があるのだから、その点で
了解がつくならさしつかえがないということであります。その際実は先ごろの自由
討論の席上で、議員のアメリカ視察の点が問題に
なつたという話を出しまして、この点の
了解は、得られぬものであろうかということを申しましたら、ウイリアムズ氏はそれを取上げて、実は今までに三回ほど、議員のアメリカ訪問が問題に
なつたことがあ
つたが、いろいろいろの
事情で実現しなか
つた。今回は両院においてこの
意見をまとめて、
議長において一週間ぐらいの間に、一應マッカーサー元帥のもとまで持ち出られたらどうか。時期としては六月末日にアメリカの
議会が終るのであるから、その前が適当な時期ではなかろうかと思う。いずれにしても至急両院において
意見をまとめて、正式のものとして
議長から申し出られたらどうか。こういうサゼッシヨンがありましたから、これもあわせて御報告申しますとともに、この際この問題を適当な時期に取上げて、至急御
協議願いたいと思います。以上簡単に御報告申します。なお大蔵大臣との折衝は、
参議院の
運営委員長並びに庶務
関係小
委員長等と、本日中に
大藏大臣とも折衝いたしまして、
大藏大臣、ドツジ氏の間の
交渉も至急にいたしていただいて、四月以降の
予算の中に盛り込みができる
ように努力するつもりでおります。これもつけ加えておきます。
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