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1949-05-17 第5回国会 衆議院 運輸委員会 第21号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十四年五月十七日(火曜日) 午後二時二分
開議
出席委員
委員長代理
理事
岡村利右衞門
君
理事
大澤嘉平治
君
理事
關谷 勝利君
理事
佐伯
宗義
君
理事
田中
堯平君
理事
飯田 義茂君
岡田
五郎君 尾崎 末吉君 土倉
宗明
君
小西
寅松君
高橋
定一君
米窪
滿亮
君
柄澤登志子
君
岡田
勢一君
出席政府委員
運輸政務次官
加藤常太郎
君
運輸事務官
(
海運総局長
官) 秋山 龍君
委員外
の
出席者
議 員
眞鍋
勝君 議 員
三宅
則義
君 議 員
中村
又一君
運輸事務官
藤井松太郎
君 專 門 員 岩村 勝君 專 門 員 堤 正威君
—————————————
五月十六日
海上運送法案
(
内閣提出
第二一一号) の
審査
を本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の会議に付した事件
海上運送法案
(
内閣提出
第二一一号)
請願
一
城端
、
北濃間鉄道敷設
の
請願
(
平野三郎
君
紹介
)(第三八七号) 二 仙石線の
複線化
並びに
石巻
、
女川鉄道電化
の
請願
(
大石武一
君外二名
紹介
)(第三八 九号) 三 一戸より
鳥海
、
浄法寺
を経て
好摩
に至る間 に
鉄道敷設
の
請願
(
野原正勝
君
紹介
)(第 四四四号) 四
斜里
、
根室標津間鉄道敷設促進
の
請願
(松
田鐵藏
君
紹介
)(第四八一号) 五 平津戸、
茂市間鉄道復旧促進
に関する
請願
(
山本猛夫
君外六名
紹介
)(第五一六号) 六
川口より江刈
、小川を経て
小本
に至る間に
鉄道敷設
の
請願
(
山本猛夫
君
紹介
)(第六 九九号) 七
相生
、
西大寺
両駅間に
鉄道敷設促進
の
請願
(
大上司
君
紹介
)(第八一三号) 八
根室本線狩勝峠勾配切下
に関する
請願
(林
好次
君
紹介
)(第八七四号) 九 奥三
河開発
のため
鉄道敷設
に関する
請願
(
三宅則義
君
紹介
)(第八七九号) 一〇
三陸沿岸縦貫鉄道敷設
の
請願
(
高橋清治郎
君外三名
紹介
)(第八八五号) 一一
大糸線全通促進
の
請願
(
塚田十一郎
君紹 介)(第八八六号) 一二
前谷地
、
気仙沼間鉄道敷設促進
の
請願
(角
田幸吉
君外二名
紹介
)(第八九一号) 一三
小樽
より倶知安を経て
豊浦
に至る間に
鉄道
敷設
の
請願
(
苫米地英俊
君
紹介
)(第九七 八号) 一四
新内
、二
股間鉄道敷設
の
請願
(
高倉定助
君
紹介
)(第九七九号) 一五
岩川
、
國分
両
駅間鉄道敷設
の
請願
(
前田郁
君
紹介
)(第九八二号) 一六
伊萬里
、
唐津間鉄道敷設
の
請願
(
中村久一
君外一名
紹介
)(第九九五号) 一七 信濃大町駅改築の
請願
(
増田甲子
七君紹 介)(第一〇一八号) 一八 樣似村より幌泉村を経て
廣尾
に至る
鉄道敷
設の
請願
(
篠田弘作
君外一名
紹介
)(第一 〇一九号) 一九 飯岡より勝間田、植月を経て豊田又は大原 に至る
鉄道敷設
の
請願
(逢澤寛君
紹介
)( 第一〇二〇号) 二〇
實積寺
、市塙両駅間に
鉄道敷設
の
請願
(山
口好一
君
紹介
)(第一一一三号) 二一 油津港に
臨港鉄道敷設促進
の
請願
(
田中
不 破三君外五名
紹介
)(第一一一四号) 二二
内海線全通
の
請願
(
田中不破
三君外五名紹 介)(第一一一五号) 二三 紅葉山、金山両駅間に
鉄道敷設
の
請願
(佐 々
木秀世
君
紹介
)(第一一四九号) 二四 川之江、
池田間鉄道敷設
の
請願
(
眞鍋勝
君 外二名
紹介
)(第一一五〇号) 二五
狩勝トンネル改良工事施行
の
請願
(佐々木
秀世
君
紹介
)(第一一五九号) 二六 八幡浜港に
臨港鉄道敷設
の
請願
(
小西英雄
君
紹介
)(第一二二一号) 二七 豫讃線と内子線との接続駅変更の
請願
(高
橋英吉
君外八名
紹介
)(第一二四六号) 二八
涌網線全通
の
請願
(
林好次
君
紹介
)(第一 二四七号) 二九
鹿兒島臨港鉄道敷設
に関する
請願
(
岩川與
助君
紹介
)(第一二七二号) 三〇 二俣、
佐久間間鉄道敷設促進
の
請願
(
中村
幸八君外二名
紹介
)(第一二七六号) 三一 大高駅裏口に
昇降口開設
の
請願
)(川本末 治君
紹介
)(第一三一九号) 三二 勝田、上菅谷両駅間に
鉄道敷設
の
請願
(山
崎猛
君
紹介
)(第一四三五号) 三三
相生
、
西大寺
両駅間に
鉄道敷設促進
の
請願
(
大上司
君
紹介
)(第一四三六号) 三四
三國線全通促進
の
請願
(
坪川信三
君外一名
紹介
)(第一六三〇号)
—————————————
稻田直道
1
○
稻田委員長
これより
委員会
を開きます。 昨十六
日本委員会
に付託になりました
海上運送法案
を
議題
といたし、
審査
を進めます。 まず
政府
の
提案理由
の
説明
を求めます。
加藤常太郎
2
○
加藤
(常)
政府委員
ただいま
議題
となりました
海上運送法案
について、御
説明
を申し上げたいと思います。 従来
海上運送
並びに
海上運送事業
につきましては、それがわが國の
産業経済
上、または
國民生活
上占めるような重要な
地位
にもかかわらず、統一的な
基本法規
が存在せず、
断片的臨時法規
の運用ないしは実際上の
行政指導
に依存して来た
実情
であります。しかしながら現在において、すべての
行政
は、
法律
の根拠の上に行わなければならず、この
趣旨
から見て、
海上運送
並びに
海上運送事業
を規律する
統一的基本法
を
規定
する必要があります。
海上運送法案
はこの必要に應ずるものでありまして、この構造は次の
通り
であります。
海上運送事業
は、元来その
國際
間に
事業活動
がまたがる
性質
からして、
事業者
の創意とくふうとにより、自由に行われるべき
性質
を持
つて
おりますので、本
法案
も
原則
として、その自由な
事業活動
を発展助長するため
届出制
、その他
事業
の
現状把握
に関して
規定
するにとどまるのでありますが、
定期航路事業
につきましては、それが
陸上
における
道路
ないしは
鉄軌道
、
バス事業
と同様に、
國民生活
に直接重大な
関係
があり、
従つて
それが持
つて
いる
社会公共性
の面を重視して、
事業
の
免許制
その他の特別の
監督規定
を設けるとともに、
他方社会公共
上必要がある場合は、
航路補助金
を與えて道を開いておるのであります。 次にこの
法律案
は、
海運業者相互
が、
國内的
または
國際
的に締結します
運賃同盟
その他の
協定
が、
國際海運
の慣行であり、最も反
カルテル立法
の進歩した
米國
においても、それについては
独占禁止法
が適用除外されておるのであります。しかるにわが國の現在の独禁法及び
事業者團体法
のもとにおきましては、かかる
協定
は一切
禁止
されており、かくてはわが
國海軍
の健全な発展も望み得ぬ
実情
にありますので、右の絶対
禁止
を緩和いたしまして、極端に
独占
となり、または不公平なる
競争方法
がとられる場合を除きましては、
協定
の存在を認める
規定
を設けております。 第三にこの
法律案
は
恒久法
であることを建前としておりますが、さしあたりの
経済情勢
に対應して、
重要物資
を指定してその
運送
を命ずる
航海命令
の
規定
を設けております。これは明らかに臨時的、
統制的規定
でありますので、その
有効期間
を二年と限定しますとともに、この
命令
は、
予算
で成立する
損失保証
の額の範囲内で、発し得ることにな
つて
おります。 第四に檢数、鑑定、檢査人につきましては、それが
貨物
の
海上運送
上占める
公共的地位
にかんがみ、これに職業として従事する場合は
登録制
として、一定の
欠格者
を排除し、その質の向上を目途としております。 最後に以上述べました場合を通じまして
運輸大臣
が
法律
に基く権限を行使します場合には、
原則
として
運輸審議会
に諮り、その
意見
を聞かなければならず、
運輸審議会
は、またその
意見
を決定しようとする場合は、
原則
として
公聴会
を開いて
利害関係人
の
申立て
を聞かねばならぬことにな
つて
おりますと同時に、
運輸審議会
にその
性質
上諮ることが適当でない事項は、
運輸大臣
が直接当事者を出頭せしめてそお言い分を聴聞しなければならぬことし、従来、ともすれば発生しがちな、
官廳
の
独断専行
を防止するに十分な
規定
がなされておるのであります。 なお戦時制限され、なお現在存続しております
臨時船舶管理法
は、別途御
審議
を願
つて
おります
造船法案
及び本
法案
が成立すれば、不要となりますので、本
法案
の成立と同時に、これを廃止いたします。 本
法案
の
趣旨
は以上申し述べた
通り
でありますが、
会期切迫
の
折柄
はなはだか
つて
がましくございますが、何とぞご
審議
の上、早急に御可決あらんことを切望いたします。
稻田直道
3
○
稻田委員長
質疑は
次会
に譲ります。
—————————————
稻田直道
4
○
稻田委員長
これより
請願
に入ります。
日程
九、奥三
河開発
のため
鉄道敷設
に関する
請願
、
三宅則義
君
紹介
、
文書表
第八七九号を
議題
といたします。
紹介議員三宅
君の
説明
を聞きます。
三宅則義
5
○
三宅則義
君 ただいま
議題
になりました奥三
河開発
のため、
鉄道敷設
に関する
請願
でありますが、このことにつきまして、わが
愛知縣
の最北端でありまして、
ちようど北海道
といわれおるような所であります。面積は四百十三平方キロ、人口は三万七千でありますが、ほとんどその全部の八割までは、山々をも
つて
囲まれておるのであります。その中には
國有林
もありますし、また
公共團体所有林
もあるわけでありまして、このことにつきましては、私
ども
は早く
開発
をいたして、
林産物
を
名古屋方面
、あるいは
大阪方面
にも移出いたししたいとかんがえておつたのでありますが、何せ
鉄道
が敷けておりません。そのために隣郡の西加茂郡という所まで
名古屋鉄道
が参
つて
おるのでありますが、これは現在
西中金
というところで
終点
にな
つて
おります。それで私
ども
の希望いたしますところでは、東加茂郡
足助
町というところまで、
鉄道
を
延長
させてもらいたいと思います。その
キロ数
は十キロでありまして、
二里半
であります。すでにそのうち半分は用地がも貰
つて
あるのでありまして、
戦争
前にこれがあつたのでありますが、
戦争
中
レール
がないというわけで
名古屋鉄道
は遠慮いたして、今日までた
つて
おるのであります。ところがわが
地方
におきましては、非常に交通不便のため、もしくは
林産物搬出
に困
つて
おりますから、これを再々早く
敷設
してもらいたいということを願いましたところ、
資材
がないということで断られておるのでありますが、現在も滞貨が非常にありまして、迷惑を感じております。
林産資源
の
開発
におきましても、最も必要であると思いますから、この
鉄道線路
の割当を、ぜひひとつ
名古屋鉄道
にや
つて
もらいたいということを申し上げます。はなはだ簡単でありますが、
奥三河地方
の
開発
のために、すでに
道路
ができておるのでありますから、
線路
だけつければ車がまわりますのでぜひ
線路
を御割愛あらんことをお願いいたします。何とぞ本
委員会
におきましては、
全会一致
御可決あらんことを希望いたします。
藤井松太郎
6
○
藤井説明員
この
鉄道
は
名古屋鉄道株式会社
の知立、
西中金間終端
、
西中金
駅より
足助
に至る
延長
約八キロの
線路
でありまして、
沿線
は
林産
、
農業等
の
物資
の豊富なところであります。
経過地
は一貫して縣道に沿い、石野及び盛岡両村を経て、
足助
に至る
線路
でありまして、
地勢
ははおおむね平坦であ
つて
、大した
建造物
もない、
施工
はきわめて容易の
見込み
であります。なお本
区間
は
名古屋鉄道
の
建設工事施工認可区間
であります。
従つて運輸省
としては本
区間
を
建設
する考えを持
つて
居りません。
三宅則義
7
○
三宅則義
君 ただいまの御
説明
につきまして、
名古屋鉄道
が
延長
線を施設することにな
つて
おりますが、
レール
の
資材
を割当てるには、やはり
運輸省
がこれに対してあつせんをしていただきたいと思いますが、いかがですか。
藤井松太郎
8
○
藤井説明員
鉄道
の
建設
に関しましては、
國有
と施設とを問わず、その筋の厳重な
監督
を受けておりまして、こういうさしあたり採算のとれるような
線路
が、早急に
建設
の
運び
になるということは、はなはだ困難だろうと思いますけれ
ども
、なお
関係
の向きと連絡をとりまして、促進するようとりはからいます。
—————————————
稻田直道
9
○
稻田委員長
先般
政府
の
答弁
を保留いたしておりました
長崎
より
茂木
町を経て喜々津に至る間の
鉄道敷設
の
請願
について、この際
政府
より
答弁
を承りたいと思います。
藤井松太郎
10
○
藤井説明員
本件は現在の
長崎本線
にある急
勾配
を緩和し、
沿線
の
資源
を
開発
するため、すみやかに
鉄道
を
敷設
せよとの
お話
でありますが、この
線路
は
延長
二十三キロの
見込み
で、一部は
予定線
であります。
沿線
には矢上、
茂木等
の都邑もあり、また
林産
、
農産
、
果実等
の
物資
の多い所であります。
経過地
の大部分は橘湾に面した凹凸の激しい
海岸地帯
であり、また途中
長崎半島
を縦貫する
山脈
もあ
つて
、
延長
約三キロ以下の
トンネル
十二箇所もできるほか、
あまた
の
架橋工事
を要するようであります。
当局
といたしましては、この
線路
は
長崎本線
の
改良線
でもありますし、
かたがた比較線
もございますので、そこらも考えて
十分研究
を進めて行きたい。かように考えております。
—————————————
稻田直道
11
○
稻田委員長
次は、
日程
第一、第三、第四、第六、第七、第九、第一〇、第一二、ないし第一六、第一八、ないし第二一、第二三、第二四、第二六、第二九、第三〇、第三二、第三三、の各
請願
は、ただいま
三宅
君より御
紹介
になりました
鉄道敷設
に関する
請願
と同じような
内容
でありまして、
内容
は
文書表
によりまして十分御承知のことと思いますので、一々
説明
することは省略しまして、一括して
政府
の御
答弁
を伺いたいと思います。
藤井松太郎
12
○
藤井説明員
お答え申し上げます。
個々
の
路線
を申し上げる前に、全國の
建設線
が一体どんなふうにな
つて
おるかということを一應申し上げました方が、御了解を得るために便宜かと考えますので、一應
現状
を簡単に申し上げます。
昭和
十二年の
戦争
前におきまして、
國有鉄道
が手をつけておりまして、
路盤工事
がほぼでき上が
つた路線
が約五百キロございます。
鉄道
の
路盤工事
ができ上がりますと、その
工費
から考えまして大体八割くらいできたということになりますが、そのまま
戦争
のために
中止
されまして、戦後の
鉄道
におきましては、
戦争
中のこわされました戦災の
復旧
であるとか、あるいは
物資
の不足のために低下した現在線の補強といつた
方面
に、主力が傾倒されまして、遺憾ながらこの五百キロの
路線
は開業する
運び
に至
つて
おりません。
従つて
二十四年度おきましては、
建設線
といたしましては、過般の
アイオン台風
によ
つて
こわされた
山田線
の代替的な役割を演ずる
保安線
一線を、本年度は施行しておるのみであります。しかしながら申し上げるまでもなく、
國土
の
利用性
を高めるためには、
鉄道線路
をまず敷く。
従つて開発
の基盤をつく
つて
行くということが、不可欠の問題でございますので、
鉄道
が赤字をも
つて
しておる
現状
においては、早急には困難でございますけれ
ども
、
事情
が好轉しさえすれば、急を要するものから漸次取上げて、
路線
の
建設
に移りたい。それにはまず持
つて
路盤工事
ができ上が
つて
おるというようなものが優先的に拾い上げられまして、それが一應片づいたあとに、新しい
路線
に手をつける、こういつた順序になるのではないかと存じております。
従つて
本年もわれわれのやりたいというような
線路
に合致しておりますけれ
ども
、今年度は遺憾ながらこれに現実に着手するということは、至難でございますので、まずも
つて
御了承を得ておきます。 〔
委員長退席
、
岡村委員長代理着席
〕 それでは
個々
のものに移りまして、
請願
の三八七号の
城端
、
北濃
間の
鉄道敷設
の
請願
でございます。これは
城端
から
岐阜縣
の大野郡白川村、荘川村及び
群上郡
の高鷲村を経まして
北濃
駅に至る
路線
を
敷設
して、中部の
裏表日本
の
物資
、文化の交流をはかるとともに、
鉄道沿線地帯
の無盡蔵な
資源
を
開発
せよ、こういつた
趣旨
の御
請願
でございます。
沿線
には
廣大
なる
國有林
及びご
料林等
もあり、
林産資源
の豊富なところで、また
床川筋
には既設の大
発電所
があります。なお
北濃
、鳩ヶ谷間約六十四キロには、
昭和
八年八月より
國営自動車
を運行し、
旅客貨物
の
輸送
をはか
つて
おります。
当局
といたしましては、
目下
のわが
國経済事情
では
敷設
することは困難であ
つて
、御
趣旨
に沿いかねる次第であります。 次は御
請願
の第四四四号でございまして、
東北
の一戸から
好摩
間の
鉄道
を
敷設
せよというのであります。
お話
のような
好摩
駅より七時
雨山麓
、浮法寺町を経て
北福岡
に至る
鉄道敷設
は、いまだ
調査
もしたこともなければ、
敷設
の計画はありません。本
請願線
のうち、一戸、
荒屋新
町間は
鉄道敷設法予定線
に該当する
線路
でありまして、第五十六
議会
、
昭和
四年三月において
建設費予算
に計上された
線路
でありますが、財政の都合から
工事着手
に至らないので、第五十九
議会
、
昭和
六年三月で
予算
を削除された
線路
であります。
好摩
・一戸間のうち
好摩
・
荒屋新
町間は
既成花輪線
の一部であります。
浄法寺
・
荒屋新
町間は
地勢
おおむね平坦で、安比川に数箇所の
架橋
を要するのみで、
施工
上さしたる困難はありませんが、一戸より
島海
を経て
浄法寺
に至る間は、いまだ
調査
をいたしたことがありませんが、図上の
研究
によりますと、一戸
鳥海
の
村界附近
は
地勢急峻
で、急
勾配
でなければとりつかないので、
東北本線
の
勾配改良
としては、
可能性
がないのであります。なお
東北本線奥中
山
附近
の
勾配改良
につきましては、今後なおとくと
研究
してみたいと考えております。 次は
請願
の第四八一号でございまして、
北海道
の
斜里
から、
根室標津
間の
鉄道敷設
を促進せよというのであります。この
標津
、
斜里間鉄道
は、
運輸系路上
並びに拓殖上の必要と、
沿線
における
資源
の
開発
を目的をしまして、第七十
議会
、
昭和
十二年三月に
建設費予算
に計上された
線路
であります。このうち
斜里
、
越川
間は
路盤工事
竣工し、
越川
、熊の巣間は
土木工事
に着手いたしましたが、
戦争
のため、
資材
、
資金
その他の
関係
から、
工事請負
を解約して
中止
いたしております。熊の巣・
奥留邊期間
並びに
標津
・
糸樽別間
は
線路
の
設計
が済んでおりますが、まだ
工事
には着手いたしておりません。
当局
といたしましては、現在わが
國経済情勢
その他から、早急に
工事再開
または新たに
工事
に着手することは困難であり、御
趣旨
に沿いかねる次第であります。 次は
請願
の第六九九号でございまして、
川口より江刈
を経て
小本
に至る間に
鉄道
を
敷設
せよというのであります。本
区間
のうち
岩手川口
・
葛巻
間は
敷設法予定線
に該当しておりませんが、
葛巻
、
浅内
間は
敷設法予定線
、小鳥谷より
葛巻
を経て袰野に至る
鉄道
の一部であります。残りの浅ノ内・
小本
間は
建設線小本線
の一部でありますが、
戦争
の影響を受けて
資材
、
資金等
の
関係
から、いまだ
工事着手
に至らなかつたのであります。
経過地
はおおむね狭隘なる河岸を
通り
ますので、
あまた
の小
隧道
を要し、
葛巻
、
浅内
間は
馬瀧川
と
小本
川の
流域
でありまして、九戸、下閉伊の
郡界
たる
國峠
に
延長
約二キロの長
隧道
掘繁するほか、二十数箇所に小
隧道
をうがち、橋梁もまた三十数箇所
架橋
を要し、
線路
の最急
勾配
千分の二十五であります。なお本
区間
中、
川口
、元木間を除き、一貫して
國営自動車
を運行して、
旅客貨物
の
輸送
をはか
つて
おります。
建設線浅内
、
小本
間は、現在
建設工事
は全面的に
中止
のやむなき
現状
で、新たに本
区間
を
工事着手
することは困難でありまた
川口
、
浅内間鉄道敷設
も、
目下
のわが
國経済情勢
では、さしあた
つて
困難でありまして、御
趣旨
に沿いかねる次第でございます。 次は御
請願
の八一三号でありまして、
相生
、
西大寺
間の
鉄道敷設
を促進せられたいというのであります。この
赤穂線
は第六十九
議会
、
昭和
十一年三月、
地方産業開発
と
運輸交通
の
見地
から、
建設費予算
に計上された
線路
でありまして、このうち
相生
、
赤穂
、日生間は
工事
に着手しましたが、竣工まで至らず、
資材
その他の
関係
から
工事
を
中止
している次第であります。 次は第八八五号でございまして、二
陸沿岸鉄道
を
敷設
せよという御
請願
であります。この
気仙沼
、
石巻
間、
延長
約八十一キロのうち、
気仙沼
、
横山間
は
運輸経路
並びに
資源開発
上の
見地
から、第六十九
議会
、
昭和
十一年五月において
建設費予算
に計上された
気仙沼
、
前谷地間鉄道
の一部でありまして、
気仙沼
、
陸上
間、
延長
約九キロは
工事
に着手いたしましたが
資材
その他の
関係
から、
工事
を
中止
しております
階上
、
津谷間
、
延長
約十三キロは、
線路
の
選定
は済んでおりますが、
工事着手
には至
つて
おりません。また津谷、
横山間
、
延長
約三十三キロは
選定未済区間
であります。
残余
の横山、
石巻
間、
延長
約二十六キロは
敷設法予定線
にも該当いたしておりません。
当局
といたしまして、
目下建設線
は全面的に
中止
のやむを得ない
事情
にありますので、急速に
工事
の
再開
または新たに
工事
に着手することは困難であります。なお現在の
建設線
たる
気仙沼
、
前谷地間鉄道
の
終点
前谷地
を、
石巻
に変更する件は、
調査
いたしたことはあります。両線についてなお比較
研究
しておりますが、いまだ決定の段階には至
つて
おりません。 次はただいまの御
請願
と一部重複いたしておりますが、
前谷地
、
気仙沼間鉄道敷設促進
の件でございます。この
前谷地
、
気仙沼間鉄道
は、
運輸経路
並びに
鉱産
、
林産
、
農産等
の
資源開発
上の
見地
から、第六十九
議会
、
昭和
十一年五月において
建設費予算
に計上された
線路
でありまして、このうち
気仙沼
、
階上間延長
約九キロは
工事
に着手いたしましたが
資材
、その他の
関係
から、
工事
を
中止
いたしております。
階上
、
津山間延長
約十三キロ及び
前谷地
、
豊里間延長
約十二キロは
線路
の
設計
は済んでおりますが、まだ
工事
に着手しておりません。
当局
といたしましては、
目下建設工事
は全面的に
中止
のやむを得ない
実情
にありますので、急速に
工事
を
再開
することは困難であります。さよう御了承願います。 次に
小樽
、
豊浦
両駅間に
鉄道敷設
の御
請願
でありますが、本
区間
のうち、
南小樽
、
具知安間
約八十キロ及び
比羅夫
、
豊浦
間約四十キロは、
敷設法予定線
に核当いたしておらぬ
線路
でありまして、
残余
の
具知案
、
比羅夫
間、六・七キロは
既成函館本線
の一部であります。
沿線
には
お話
のやうに
農耕開拓適地
も相当あり、
農産
、
林産
、
鉱産等
の
物資
が豊富な所であります。
経過地
は
赤井用村地
内及び幹線、
具知安間
の
地勢
は平坦でありますが、その他はおおむね
山間部
に属しまして、ことに膽振、後志の
國境
の
山脈
と
小樽
、余市の
郡界
を回する
小樽
峠に、
延長
約四キロの長大なる
隧道
が二箇所もできる
見込み
であります。また
橋築
においても、狭隘なる川岸を通過いたします
関係
上、二十数箇所も築設を要するので、相当の難
工事
が予想されます。なお
南小樽
、
具知安
の中間には明治、轟の両鉱山があり、金、銀、
銅等
の鉱床があります。
当局
といたしましては、現在のわが
國経済情勢
では、さしあた
つて
この
鉄道
を
敷設
することは困難であ
つて
、御
趣旨
に沿いかねる次第でございます。 次は御
請願
の九七九号でありまして、
新内
、二
股間鉄道敷設
の御
請願
であります。この
鉄道
は、
新内
、三十一号間を除く以外は、
敷設法予定線別表
第百四十二
号茅室
、
トムラウシ付近
(二股)
間鉄道
の一部に該当する
線路
であります。
線路
は
狩勝峠
の山すそになりますので、
地勢急峻
のため、
新内
より分岐することは技術的に困難と思われますが、種々比較
研究
いたしております。
沿線
は
林産
、
農業物資
も豊富で、また牧畜の業も盛んでありますが、大半は
國立公園地域
に属しますので、木材の伐採あるいは
農耕地開拓等
は、観光の立場よりも考慮する要があると存じます。いずれにせよ本
線路建設
には巨額の
工費
を必要としますので、現下の
國内情勢
では、早急にこの
鉄道
は至難と存じます。 次は九八二号の、九州の
岩川
、
國分
両
駅間鉄道敷設
の御
請願
であります。本
線路
は
志布志線岩川
駅より
日豊本線國分駅
に至る
鉄道
でありまして、このうち敷根、
國分
間、約七キロは、
敷設法予定線別表
第二十六号に該当する
國分
、
古江間鉄道
の一部であります。
沿線
は農
林産物
資の豊富なところでありまして、
経過地
は
前川
の
流域地帯
で、
地勢
おおむね狭隘であります。湊川、
前川
の
分水地
である
始良
、囎唹の
郡界
を画する
峰脈
に
延長
約五キロの
長大隧道
ができる
見込み
でありまして、ここより
線路
は鹿児島湾に臨み、急轉直下の地形で龜割坂の山腹を傳い、山すそに数多の小
隧道
をうがちて漸下し、敷根を過ぎ、
日豊本線國分駅
に至る
延長
約三十二キロの
鉄道
であります。なお
國分
、敷根間には
國営自動車
が運行して、
旅客貨物
の
輸送
をはか
つて
おり、また敷根、
岩川
間には三州自動車会社のバスが運行しております。
当局
といたしましては、
工事
量も相当多く、さしあた
つて
この
鉄道
の
敷設
は困難かと思われます。 次はやはり九州の伊万里、唐津間に
鉄道敷設
の御
請願
でありますが、本
区間
も先ほどから申し上げましたような
事情
によりまして、
当局
といたしましては、現下の
國内情勢
では、さしあた
つて
この
鉄道
を早急に
敷設
することは困難であります。 次は
北海道
の様似村より幌泉を経て
廣尾
に至る
鉄道敷設
の御
請願
であります。本
区間
は
敷設法予定線別表
第三十三号に該当する苫小牧、幣廣
間鉄道
の一部でありまして、日高線様似駅より太平洋沿岸に沿い、
地方
費道と併進して、様似村字幌浦字苗舞、幌泉市街を経て、襟裳岬に通ずる日高
山脈
に
隧道
を貫き、庶野を過ぎ、旧猿留山道下に約一キロ二百メートルの
隧道
二箇所を掘懇して猿留に至り、これより太平洋沿岸に出て嶮隘なる海岸に沿うて音調律、美幌を経て
廣尾
線の終端
廣尾
駅に連絡する
鉄道
でありまして、経適地はおおむね山脚相追れる海岸線で丘陵、山嘴、断崖等があ
つて
、
隧道
も多く、また地盤も悪しき所多く、地形上填削、擁壁その他の
工事
も少からず、巨額の
建設
費を要する
見込み
であります。中間にはニツケル、黒鉛の鉱床もあり、また
林産
、海産
物資
も豊富な所であります。なお全
区間
に一貫して
國営自動車
が運行して、
旅客貨物
の
輸送
をはか
つて
おります。
当局
といたしましては十勝、日高間の
運輸経路
上必要であることは認めておりますが、
目下
わが國経済
実情
では、さしあた
つて
この
鉄道
を
敷設
することは困難であるが、将来経済
事情
が好轉いたしますれば、考慮さるべき
線路
であろうと思います。 次は御
請願
の一〇二〇号の飯岡より勝間田、植月を経て、豊田または大原に至る
鉄道敷設
の御
請願
でありまして、本
区間
は
鉄道敷設法予定線
に該当いたしておりませんし、いまだ
調査
もいたしたことがありませんが、図上の
研究
によりますと、片上
鉄道
の美作、飯岡駅より姫新線勝間田駅に連絡し、植月を迂回して栗井、大吉の村界を圃する
峰脈
に、
延長
一キロ余りの
隧道
を掘懇して、吉野川に沿うて漸上いたしまして、
敷設法予定線
上郡、智頭
間鉄道
の大原町に達する
線路
であります。
当局
といたしましては、現在のわが
國経済情勢
では、さしあた
つて
この
鉄道
を
敷設
することは困難かと思います。 次は御
請願
の一一一三号でありまして、宝積寺、市塙両駅間に
鉄道敷設
の御
請願
であります。この
鉄道
は
敷設法予定線
で、
延長
は約十八キロであります。
沿線
は
農産
物及び石材の多い所であります。まだ
調査
はいたしておりませんが、
経過地
はおおむね平坦で大した
建造物
はありません。またこの
鉄道
の
敷設
に際しては、戦時中に
敷設
された旧宇都宮陸軍航空廳までの専用
鉄道
を轉用利用せよとのことでありますが、これをかりに利用するにいたしましても、なお相当の
資金
、
資材
を要しますので
目下
のわが
國経済情勢
では、早急にこの
鉄道
を
敷設
することは困難であります。なおこの
区間
の大部分には、
國営自動車
及び市民バス等が運行いたして、
旅客貨物
の
輸送
をはか
つて
おります。 次は御
請願
の一一一四号であります。九州の油津港に
臨港鉄道敷設促進
の御
請願
であります。本港は南九州の商港並びに漁港としての重要性は認めておりますが、
建設工事
は
目下
全面的に
中止
している
現状
であります。
当局
といたしましては、わが國の
経済情勢
」から、さしあた
つて
この臨港
鉄道
を急速に
敷設
することは困難と思われます。なお第一回及び第二回國会におきまして両院で
請願
選択にな
つて
おりますから、今後慎重に考究したいと思
つて
おります。 次は
請願
の一一四九号でございまして、
北海道
の紅葉山、金山両駅に
鉄道敷設
の
請願
であります。本
区間
のうち紅葉山、上穂別間、約十八キロを除くほかの大部分は、
鉄道敷設
法別表第百三十四号に該当する
予定線
でありまして、
延長
は約七十キロほどあります。拓過地はおおむねホルカクルキ川、穂別川及び鵡川等の狭隘なる
流域
に沿う
山間部
でありまして、途中の大峠、穂別及び胆石峠等の
附近
は
地勢急峻
であ
つて
、
延長
二キロないし三キロの長大なる
隧道
が四箇所もできる
見込み
であり、その他橋梁、擁壁等の
工事
が多く、大
工事
が予想されます。なお占冠、金山間には
昭和
二十二年十二月二十七日より
國営自動車
を運行して
貨物
の
輸送
をはか
つて
おります。
当局
といたしましては、
目下
のわが
國経済情勢
ではさしあた
つて
この
鉄道
を
敷設
することは困難であります。
—————————————
岡村利右衞門
13
○岡村
委員長代理
日程
第二四、川之江、
池田間鉄道敷設
の
請願
、
文書表
第一一五〇号、
紹介
議員
眞鍋勝
君外八名。
紹介
議員が見えましたから、御
説明
を願います。
眞鍋勝
14
○
眞鍋勝
君 本
請願
は愛媛縣川之江町から徳島縣池田町に至る
鉄道
の
敷設
でありまして、
昭和
十二年度に、当時喜安次官のときに、もういよいよ実行というところまで行
つて
おつたのでありますが、不幸にして日支事変が起つたのでさたやみになり、無期延期となり、現在に至
つて
いるのであります。しかるにこの
鉄道
の持つ重大な使命は、単に四國
地方
における交通に寄與するばかりではなく、九州大分から大阪へは、従来の十七時間を三時間短縮し得るのであります。このように短縮できるのでありますから、どうかすみやかにこの
区間
に
鉄道
を
敷設
されたいというのが本
請願
の
趣旨
であります。よろしくお願いいたします。
藤井松太郎
15
○
藤井説明員
お答えいたしますこの
線路
は
鉄道敷設
法別表第百一号に核当する
予定線
でありまして、
延長
は約二十一キロの
見込み
であります。
沿線
は
林産資源
が豊富であるほか、途中の上分町付近は和洋紙の産地として有名なところであります。
経過地
は金生川、佐馬地川等の
流域
でありまして、両端の川之江町、池田町
附近
の地形は、おおむね平坦でありますが、中間の愛媛、徳島の縣界
附近
の
地勢
は急峻でありますので、土工量も多く、また
延長
約二キロ以下の
隧道
十七箇所もできるほか、池田
附近
の吉野川には長大なる橋梁を要する
見込み
であります。なお全
区間
に
昭和
九年三月から省営自動車を運行いたしまして、
旅客貨物
の
輸送
をはか
つて
おります。
当局
といたしましては、
目下
のわが國経済
実情
では
資材
、
資金
、その他の
関係
から、さしあた
つて
、この
鉄道
を
敷設
することは困難でございますが、御
趣旨
に沿いまして、
研究
を進めて行きたいと存じております。
—————————————
岡村利右衞門
16
○岡村
委員長代理
それでは、先ほどからの引続いての
請願
に対する
政府
の
意見
を承します。
藤井松太郎
17
○
藤井説明員
次は
請願
の第一二二一号、八幡浜港に
臨港鉄道敷設
の御
請願
でございます。
お話
のように御不便はごもつともでございまして、この臨港線の必要性は、
当局
といたしましても十分認めておりますが、現下のわが國の経済
実情
では、早急に
敷設
することは困難でありますので、全國的に見まして急を要するものから漸次具体化するように取
運び
たいとと存じております。
關谷勝利
18
○關谷委員 今の八幡浜の臨港線でございますが、全國的に見まして、漸次必要度の高いものからということになりますけれ
ども
、八幡浜の港湾改修にあたりましては、臨港線を引込みますために埋立てその他ができてありますので、これは明らかに最も緊要欠くべからざるものと認められるであろうと思います。ことに九州と四國をを連絡する、省営連絡というようなことが非常にやかましくな
つて
おりまして、それにも関連いたしておりまして、九・四連絡箇所に」な
つて
おりますので、これをやります場合には、最緊要なるものとして最優先的にや
つて
もらいたいと思います。この点に対する
政府
の御
答弁
を願います。
藤井松太郎
19
○
藤井説明員
お話
のごとく、九・四連絡の相当重要なことは十分認めますが、これがはたして最優先に取扱われるかどうかは、ちよつと明言いたしかねますけどど、いずれにしても重要性は認めておりますので、十分慎重に
調査
研究
を進めて、具体化したいと考えております。
關谷勝利
20
○關谷委員 この緊要なることを決定するというのはどういうふうな基準から決定しておりますか。
藤井松太郎
21
○
藤井説明員
こうい
つた路線
の
建設
とか、その他の緊要度を決定いたしまする基準は、
鉄道
から言えば、このことをやることによ
つて
鉄道
の収入がふえるという見方もありますし、國家全体から見れば、これをやることによ
つて
地元の方の利益がどれだけ上がるかという見方もございますし、一方
資金
、
資材
の面が現在のごとく縛られておりますこと、そういつた見方から見まして、非常に重要度が高いと申しましても、それが数年かか
つて
も、
予算
のわくに入らぬということになりますと、具体化の道がありませんので、その時の興られた
予算
、
資材
その他のわくからにらんで、しかも効果というものを合わせ考えて、従来も判定いたしておりますし、将来においてもそういつた判定をいたすことと思います。
關谷勝利
22
○關谷委員 この八幡浜の臨港
鉄道
の
関係
は、距離的に申しましても、非常に距離が短いのでありますし、ことにこれは九・四連絡の地点にな
つて
おりますので、これができ上がりますと、相当利用する面も多いのでありまして、
鉄道
の収入の面から言いましても、もちろんもつとも歓迎すべきものでありますし、地元から申しましても、これができないために、非常に不便を感じておるということでありますし、
資金
、
資材
を要する点も少ないのでありまして、地元の受ける利益、
鉄道
の収入の面、ことごとく合致しておりますから、これを最優先と認める御意志ありやいなや、これを承りたいと思います。
藤井松太郎
23
○
藤井説明員
ほかのことに類似いたしました臨港線の
調査
を、実は今持
つて
おりませんので、これの最優先性を認めるかどうかということは明言いたしかねますが、ただいまお説にありましたように、
延長
にいたしましても短いのでありますし、
工費
の点から考えましても三千万円程度でございますから、
事情
が好轉いたしますれば、とにかく重要度を認めておりますので、なんとか具体的に行くべきものではないかと考えております。これがはたしてほかのものと比較いたしまして、最優先であるかどうかということは、お答えいたしかねるような状態でありますから、御了承願いたいと思います。
關谷勝利
24
○關谷委員 ただいまこれをご明答願いたいと申しましても、無理でありましようし、いろいろ各地と比較
研究
の上、その結果をこの
委員会
に御提示を願いたいと思います。
—————————————
岡村利右衞門
25
○岡村
委員長代理
それでは引続いて先ほどの
請願
に対する
政府
の
意見
を承りたいと思います。
藤井松太郎
26
○
藤井説明員
次は御
請願
の一二七二号でございまして、鹿児島
臨港鉄道敷設
に関する
請願
でございます。本臨港線は鹿児島駅より中央市場まで
敷設
し、さらにこれを船だまり西南まで
延長
敷設
するものであ
つて
、
昭和
二十三年度より
工事
に着手し、すでに五月二日完成いたしましたが、三百メートルの
延長
工事
は引続き施行中であいまして、本年度の完成でございます。 次は御
請願
の一二七六号でございまして、静岡縣の二俣、佐久間両駅間に
鉄道
を
敷設
せよという
請願
でございます。本
区間
は第五十一
議会
に
建設費予算
に計上された
鉄道
でありますが、従来
資金
素材及び労務等の面から、計画通
工事
に着手できなかつたのであります。
当局
といたしましては、
目下建設線
は全面的に
工事
中止
のやむを得ない
実情
でありますので、この
鉄道
を急速に着手することは、現在わが
國経済情勢
では困難でありまして、御
趣旨
に沿いかねる次第であります。なお、
昭和
二十一年十月から全線に省営自動車を運営いたして、
旅客貨物
の便をはか
つて
おります。 次は御
請願
の一四三五号でございまして、勝田、上賛谷両駅間に
鉄道
を
敷設
せよという御
請願
でございます。本
区間
のうち上管谷、下管谷間、
延長
二キロ八分は既成水郡線の一部でありまして、
残余
の勝田、下菅谷間、
延長
五キロ八分は
鉄道敷設法予定線
第四十一号に核当する
区間
であります。
沿線
は
地勢
平坦であ
つて
、大した
建造物
もなく、
工事
施行はきわめて容易であります。
当局
といたしては、さしあた
つて
この
鉄道
を
敷設
することは、
目下
の
國内情勢
ではきわめて困難でありますがす、水郡線の水戸駅構内改良の
関係
もあり、
研究
いたしております。 次は
請願
の一四三六号のございまして、
相生
、
西大寺
両駅間の
鉄道敷設促進
の
請願
でございます。これは先ほど御
説明
申し上げました
請願
の八一三号と、全然同一の御
請願
でありますので、
説明
を省略させていただきたいと思います。
—————————————
岡村利右衞門
27
○岡村
委員長代理
次は
日程
第二、仙石線の
複線化
並びに
石巻
、
女川鉄道電化
の
請願
、大井氏武一君外二名
紹介
、
文書表
第三八九号を
議題
といたします。
紹介
議員の方が出席しておりませんので、關谷君から御
説明
願います。
岡村利右衞門
28
○岡村
委員長代理
仙石線の
複線化
並びに
石巻
、
女川鉄道電化
の
請願
でありますが、この
請願
の要旨は、仙台市の発展と
石巻
市及び隣接町村の膨張によ
つて
、仙石線
沿線
地方
の産業、経済、文化及び交通が緊密化して、
輸送
力の増強を必要とするようになり、また
石巻
市を中心とする牡鹿、桃生両郡の水産業の急激な進展によ
つて
、現在の
鉄道
でははなはだしく不利不便と
なつ
たのであります。ついては仙台、
石巻
間を複線にし、かつ
石巻
、女川間を電化して、仙台市と女川町を直結されたいと思うのであります。
政府
の御
答弁
を願うと同じに、委員各位の御賛同を願いたいと思います。
藤井松太郎
29
○
藤井説明員
この仙石線は、
昭和
十九年五月
法律
第八号によ
つて
買収いたしました、宮城電気
鉄道
の
線路
であります。
延長
は約五十キロでありまして最急
勾配
は三三キロで、最小半径は百六十メートル電気運轉
区間
であります。このうち仙台、陸前原町間約三キロは複線にな
つて
おります。
当局
といたしましては、全線を複線とすることは
資材
、
資金
その他の
関係
から、御
趣旨
に沿いかねる次第であります。また
石巻
、女川間十七キロの電化については、省として優先的に幹線電化の必要もあり、
予算
、
資材
の制限も、
目下
のところ、急速に御
請願
の
趣旨
に沿いがたいと存じておりますので、御了承を得たいと思います。
—————————————
岡村利右衞門
30
○岡村
委員長代理
次は
日程
第五、平津戸、
茂市間鉄道復旧促進
に関する
請願
、
山本猛夫
君外六名
紹介
、
文書表
第五一六号を
議題
といたします。
紹介
者の方が見えませんので、關谷君から御願いいたします。
關谷勝利
31
○關谷委員 本
請願
の要旨は
山田線
平津戸、茂市両駅間に位する間馬川井村は、
昭和
二十三年の水害により、運輸機関を奪われ、村民唯一の生活
資材
である木材、木炭等の搬出が困難となり、ために村民は生活に困窮しておる。ついてはすみやかに前期両駅間の
鉄道
を
復旧
するとともに、各線開通に至る期間は、臨時に自動車を運轉せられたいというのであります。
政府
当局
の御
説明
並びに全委員の賛同を得たいと存じます。
藤井松太郎
32
○
藤井説明員
山田線
の平津戸、茂市間は、昨年秋のいわゆる
アイオン台風
」による被害のうちで、最も大きな被害をこうむつた箇所でございまして、閉伊川の氾濫によ
つて
、
沿線
の各所でがけ崩れを起し、
鉄道
の盛土であるとか、切取りが崩壊し、
線路
が流失して石垣が崩れ、橋梁が流れるという被害がおびただしい数に及んだのであります。私
ども
といたしましては、平津戸、茂市間の災害はあまりにも甚大でございますので、この災害の根源をなくす治山治水などに関連いたしまして、十分慎重な
研究
を重ねてこれを着手いたしませんと、同じ災害を繰返すおそれがありますので、
目下
復旧
対策
研究
会を設けまして、鋭意
研究
中でございますから、その結果によりまして、一日も早く対策を樹立いたしたいと存じております。なお現在運轉いたしております仮線のモーター・カー
線路
は、作業用の一時的なものでございまして、これに多くを期待することはできないかと存じてますから、申し添えておきます。
—————————————
岡村利右衞門
33
○岡村
委員長代理
次は
日程
第八、根室本線狩勝
勾配
切下に関する
請願
、
林好次
君
紹介
、
文書表
第八七四号を
議題
といたします。
紹介
議員のかた見えませんので、關谷君からお願いいたします。
關谷勝利
34
○關谷委員 本
請願
の要旨は、
北海道
総合
開発
上
輸送
の隘路とな
つて
いる根室本線の
狩勝峠
は、上川郡新得町の西北方に位し、標高七百メートルの壁が、
北海道
を東西に二分し、千分の二十五の急配が道東地区の産業の興隆を妨げていることは、この上もない。ついては核峠の
勾配
切下げを実施され、
鉄道
輸送
の改善に資せられたいというのであります。なにとぞ
政府
当局
の御
答弁
を得ますとともに、全委員の賛成を得たいと思います。
藤井松太郎
35
○
藤井説明員
この狩勝
トンネル
は、明治四十年九月八日落合、幣廣間の開業とともに開通いたしましたもので、その
トンネル
の
延長
約一キロ、
線路
の
勾配
千分ぼ二十五であります。
勾配
の切下げ
工事
を施行して、
輸送
上の障害を除去せよとの
請願
であります。その必要性は私
ども
も十分認めておりますが、何しろ大改良
工事
に属しまして、莫大の
資材
と巨額の
工費
を要しますので、
当局
といたしましては現在のわが國の
経済情勢
では、さしあた
つて
この改良
工事
を早急に実施することは、きわめて困難でありますが、十分
調査
研究
を進めまして、この改良
工事
が可能になりさえすれば、その具体化に持
つて
行きたいと、かように存じております。なお本年度は應急の手当といたしまして、溺水防止
工事
を施行いたす予定にな
つて
おりまうす。
—————————————
岡村利右衞門
36
○岡村
委員長代理
次は
日程
六一一、
大糸線全通促進
の
請願
、
塚田十一郎
君
紹介
、
文書表
第八八六号を
議題
といたします。
紹介
議員塚田君がおりませんから、關谷君からお願いいたします。
關谷勝利
37
○關谷委員 本
請願
の要旨は、中央線松木市と北陸線大糸線は
昭和
四年起工され、長野縣側は中土、新潟縣側は平岩まで
建設
を終了したが、
戦争
のため
中止
され、現在中上並びに小瀧までそれぞれ運轉されているが、未開通
区間
十六キロ余が路床
工事
を終り、軌條
敷設
持つばかりにな
つて
いる
現状
でありますから、すみやかに大糸線の企画を促進されたいというのであります。なにとぞ
政府
当局
の御
答弁
を得たいと存じますとともに全委員の御賛成を得たいと思います。
藤井松太郎
38
○
藤井説明員
日本海側の糸魚川と長野縣の大町を結ぶいわゆる大糸線は、第四十五
議会
におきまして
林産
、
農産
、
鉱産等
の
資源
を
開発
するとともに、
運輸系路上
の
見地
から、郵便
鉄道
として
予算
に計上された古い歴史の
線路
でありまして、このうち大部分開業いたしましたが、未完成のところは小瀧、中土間のわずか八十キロであります。これも
路盤工事
が大体竣工いたしておりますが、この
路線
は姫川の谷に沿いまして、姫川の洪水の影響をうけまして、一度竣工した路盤その他も、相当の被害を受けているような状態であります。
当局
といたしましては、
資源開発
線路
については積極的に
工事
を
再開
したい希望は持
つて
おりますが、現在
建設線
は全面的に
中止
のやむを得ない
実情
でありますので、未成
区間
につきましても、急速に
工事
を
再開
することのできないのを、はなはだ残念に思
つて
おるような次第であります。
—————————————
岡村利右衞門
39
○岡村
委員長代理
次は
日程
第一六、
伊萬里
、
唐津間鉄道敷設
の
請願
、
中村
又一君外一名
紹介
、
文書表
第九九五号を
議題
といたします。本
請願
は先ほど
政府委員
から御
答弁
を得たいと承りましたが、
紹介
議員がお見えになり、補足
説明
をされるそうでありますから、御
説明
を願います。
中村
又一君。
中村又一
40
○
中村
又一君 佐賀縣西松浦郡
伊萬里
町、唐津市間
鉄道敷設
に関する
請願
の補足
説明
を申し上げます。
伊萬里
より
伊萬里
漁港、黒川、波多津を経て、東松浦半
島海
岸を迂回、呼子町に達し、さらに唐津市に通ずるいわゆる玄海側面の一帯は、
伊萬里
町二万一千五百八十一、黒川村四千六百、波多津村四千六百九十六、切木村五千百六十九、人野村一万五千二百六、有浦村三千三百六十四、値賀村四千九百十八、名護屋村六千八百八十一、打上村三千九百八十六、呼子町九千四百三十一、湊村六千二百二十七、唐津市五万八百三、計十三万六千八百六十二人の人口を有し、北に玄海灘を隔て朝鮮に対し、西に東支那海を経て中國に対し、地理的に見ましても、本土中アジア大陸への最短距離地点にありまして、貿易
再開
に臨むに最悪の環境に置かれ、他面玄海、東支那海の有数漁業もまた控えているのであります。この漁業での漁獲物は、
伊萬里
、入野、呼子、唐津等に陸揚げされ、単に
伊萬里
漁港のみによりましても、地元及び京浜、阪神地区への出荷は、年間約百五十万貫、二億二千万円を揚げているのであります。また一方周辺陸地には
農産
物、畜産物はもちろん、筑肥炭田より連なる一連の炭田と、
伊萬里
湾内福島、應島等の地下
資源
も、その埋蔵量は豊富なものでありまして、特來國家産業
開発
の原動力として、必ずや御期待に沿い得るものと確信するものであります。ことに環境上から申しましても、松浦湾の二虹松原や
伊萬里
湾一円の風光はもちろん、沿岸には七ッ島イロハ四十七島の風光明媚の絶景であり、七ッ釜、立神岩等の天然記念物あり、あるいは遠く豊太閣朝鮮出師の遺跡名古屋城跡等、いわゆる玄海國立公園として取上げられた、一環の中心をなす絶好の観光地帯であるのであります。 以上のごとく交通上、産業上、はたまた観光上、枢要にして欠くるところなき好条件下にあるにもかかわらず、現在
関係
地域の交通機関を見まするに、ほとんど見るべきものなく、一部
区間
の乗合バスと沿岸小型機船の航行数艘あるのみでありまして、これら地域住民はもちろん、國家
資源
の活用、産業の振興
開発
に障害となり、かつ
関係
住民の國家再建意欲に大きい暗影となりつつ、今日に及んでおるのであります。願わくば如上の
実情
御洞察の上、早急かつ強力な御借地によりまして、
伊萬里
、唐津間の海岸線
鉄道敷設
の御試策を相仰ぎ、特に枢要地点であります
伊萬里
、
伊萬里
漁港間及び唐津、呼子間双方よりの
鉄道
着工実施具現方、御詮議願いたく、理由を開陳いたしまして
請願
に及んだ次第であります。何とぞ御採択を賜るようにお願い申し上げます。
岡村利右衞門
41
○岡村
委員長代理
次は
日程
第十七、信濃大町駅改築の
請願
、
増田甲子
七君
紹介
、
文書表
第一〇一八号を
議題
といたします。
紹介
議員の出席がありませんので、
高橋
君からお願いいたします。
高橋定一
42
○
高橋
(定)委員 本
請願
の要旨は、長野縣北安曇平における要術であるとともに、日本アルプスの観光基地であるが、信濃大町駅は旅客の多いときには、待合室が狭小のため旅客は寒暑風雪にさらされ、駅事務室も能率に支障を来し、かつ駅舎が腐朽して危険な状態にある。ついてはすみやかに該駅改築を実現されたいというのであります。
政府委員
の御
答弁
を得ますと同時に、委員各位の御賛同を得たいと思います。
藤井松太郎
43
○
藤井説明員
信濃大町駅は狭隘でありまして、
お話
の
通り
御不便はごもつともであります。本駅は老朽いたしましたため、所轄の新潟
鉄道
局管内といたしましても、施行順位は最上位にありまして、
当局
といたしましても極力改築をいたしたいのでありますが、二十四年度の
工事
経費というものは、非常に圧縮されておりますので、本年度御
請願
の御
趣旨
に沿うことは不可能でありますが、十分できるだけ早く具体化いたしたい、かように存じておりますから、ご了承願います。
—————————————
岡村利右衞門
44
○岡村
委員長代理
次の
日程
第二二は、去る五月二十三日に
紹介
説明
がありました第三二三と同
趣旨
でありますので、
紹介
いたしましす。 なお
日程
第二五は、先ほどの
日程
第二八と
内容
がまつたく同一でありますので、
紹介
議員の
説明
、
政府
の
答弁
を承ることは、省略いたします。
—————————————
岡村利右衞門
45
○岡村
委員長代理
次は
日程
第二八、桶網線全通の
請願
、
林好次
君
紹介
、
文書表
第一二四七号を
議題
といたします。
紹介
議員の出席がありませんので、關谷君からお願いいたします。
關谷勝利
46
○關谷委員 本
請願
の要旨は、
北海道
桶網線は
昭和
十五年度に全通完成の予定であつたが、わずかな
工事
を残して中絶され今日に至
つて
いるが、各
地方
一円の豊富な農、水、林、
鉱産
資源
の
開発
と地元住民の福祉のため、残存
再開
し、各線の全通をはかられたいというのであります。
政府
当局
の御
説明
並びに委員各位の御賛同を得たいと存じております。
藤井松太郎
47
○
藤井説明員
北海道
の中桶別、網走を結ぶいわゆる桶網線の全通の
請願
でありますが、この
鉄道
は第六十
議会
で
運輸経路
並びに
資源開発
上の
見地
から、
建設
費の予定に計上された
線路
でございまして、財政その他の
関係
から繰述べに繰述べを重ねまして、いまだ完成に至らなかつたものであり、その
路盤工事
はすでに竣工いたしましたが、いまだ完了の
運び
には立ち至
つて
いないのであります。
当局
といたしましては
建設工事
は全面的に
中止
のやむを得ない
現状
にありまするが、
経済情勢
が好轉いたして参りましたならば、なるべく早い機会に
工事
を
再開
し、開業の
運び
にいたしたいと存じております。
—————————————
岡村利右衞門
48
○岡村
委員長代理
なお
日程
第二七、第三一、第三四は、
関係
の
政府委員
がお見えにな
つて
おりませんので、次回に延期いたします。 明日は大体午後一時より開会の予定でありますが、明日は
海上運送法案
を
議題
といたしまして質疑に入りますので、全員の御出席をお願いいたします。 本日はこれをも
つて
散会いたします。 午後三時十五分散会