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坪内八郎君 簡單に御説明申し上げます。これは御承知のごとく、
長崎には現在準急が通つておるのでございますが、この準急を急行にしていただきたいという
請願であります。この
請願は権威ある縣議会においても議決されておりますし、さらにまた
長崎市の市議会
並びに五市長
会議においても、これが取上げられまして、猛烈なる運動が行われておつたわけであります。先般の新聞紙上によりますと、八月のダイヤ改正の際に必ず準急を悪行に切りかえるという発表が出ておつたし、私たちもほつといたしておるわけでありますが、この機会に今日は政府委員が見えてないということでありますが、大体これは急行に切りかえるのだろうというように考えておりますけれども、皆さんの御賛同を得て、ぜひともこれを急行に切りかえていただきたい。御承知のごとく、
長崎は文化発祥の地でありまして、戦時中あるいはその前におきましては急行冨士も通つたところでございまして、その後いろいろな客観的な諸情勢から、準急に切りかえておられる。私が個人的に先般
小西運轉局長とお会いしましたときに、これは八月からやる。また坂田政務次官その他にも非常に協力していただきまして、やるという話があつたのでありますけれども、まだその実現を見ないわけであります。何でも
運輸省の方で心配なさるのは、これが独立採算上、急行になると採算がとれないのじやないかというような一部の懸念と、さらにまた急行をすかない一部の地元民の、ちよつとした
反対があるということを承つておりますけれども、その後私が調査したところによると、さような採算制に支障を來すというようなことはない。かえつて客が多くなるというような科学的な調査もあるのであります。さらに地元の一部の意見を聞きますと、それは單なる一部の商買上の関係から、
反対をしたというようなことはありますけれども、これは
長崎縣民こぞつてこのことを要望しておる次第であります。さらにまた私ども縣選出議員全部が、政党政派を超越してこの
請願を熱望しておる次第でございますので、各委員諸公におかれましても、十分御審議の上、これが実現に御協力くださらんことをお願いいたします。