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1948-12-03 第4回国会 参議院 大蔵委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十三年十二月三日(金曜日)
—————————————
委員氏名
委員長
櫻内
辰郎
君
理事
波多野
鼎君
黒田
英雄
君
伊藤
保平
君
九鬼紋十郎
君
委員
天田
勝正
君 森下 政一君
玉屋
喜章
君
松嶋
喜作
君 木内 四郎君
油井賢太郎
君
小林米三郎
君
小宮山常吉
君
高瀬荘太郎
君
高橋龍太郎
君 中西 功君
川上
嘉君
木村禧八郎
君 米倉 龍也君
小川
友三
君
—————————————
本日の
会議
に付した事件 ○
調査承認要求
に関する件 ○小
委員会
の設置に関する件 ○
租税完納運動
に関する件 ○
証券
の
民主化運動
に関する件 ○本
委員会
の運営に関する件
—————————————
午後一時二十四分開会
櫻内辰郎
1
○
委員長
(
櫻内辰郎
君)
只今
より
大藏委員会
を開会いたします。本日お諮りいたしたいと存じますことは、前
國会
において
調査未了
にな
つて
おりまする
復興金融金庫
の機構及び
業務内容
の
調査
に関するための小
委員会
を作りたいということでありまして、そのために
調査承認要求書
を議長宛提出したいということであります。
今一つ
は同じく前
國会
において
調査未了
にな
つて
おりまする
金融制度改革
に関するための小
委員会
を設けて、そうしてその
調査承認要求書
を議長宛提出したいということであります。この二つの
調査承認要求書
を議長宛提出することについて御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
櫻内辰郎
2
○
委員長
(
櫻内辰郎
君) 御
異議
なしと認めて、さよういたします。この
調査承認
の
要求
に対して許可がありました場合に、小
委員会
を作るわけでありますが、予め御
協議願つて
置きたいと存じますことは、前会の小
委員会
の
方々
を、それぞれの小
委員
といたし、前会の小
委員長
をそれぞれの小
委員長
として御推薦するということに予め御
了解
を願
つて
おいて差支えございませんかどうか、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
櫻内辰郎
3
○
委員長
(
櫻内辰郎
君) 御
異議
なしと認めます。それから請願及び陳情に関する小
委員
を設けたいと存じます。前会は
九鬼紋十郎
さん、
油井賢太郎
さん、
天田勝正
さん、
小林米三郎
さん、
川上嘉
さん、それに
玉屋喜章
さんでありましたが、
玉屋
さんがお差支えと考えますから、
黒田英雄
さんをお入れして、そうして
前回通り
の小
委員会
を
作つて
頂いたらどうかと、こう考えます。又小
委員長
には
前回通り九鬼紋十郎
さんにお願いするということで御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
櫻内辰郎
4
○
委員長
(
櫻内辰郎
君) 御
異議
なしと認めて、さように
決定
いたします。それから御
協議
申上げたいことは、それから御
協議
申上げたいことは、
納税完納運動
の
役員
につきまして、先般
來参議院側
の
役員
を
決定
をして貰いたいというて
衆議院側
から申出があるのでありますが、大体
衆議院側
といたしましては
大藏委員会
の
委員長
及び
理事
を以て
役員
とし、これに各会派から代表的な人に入
つて貰つて
、そうして
衆議院
の
役員
を決めておられるようであります。
衆議院
においても、そういうようなふうに
一つ
お願いしたいということであるのでありますが、これに対して
皆さん
の御
意見
をお伺いいたしたいと思います。
小川友三
5
○
小川友三
君
衆議院
の方がそういう御
意見
でありましたならば、勿論
大藏委員長
さん及び
理事
の方にその
役員
にな
つて
頂いた方が結構だと思います。それは
大藏委員会
を運営する点におきましても、
役員
の方に
役員
にな
つて
貰うということは非常に御多忙で恐縮でございますが、
納税完納
は
インフレ防止
上最も必要なことでありますから、
御苦労樣
でも御盡力を賜わり、今の
委員長
さんの
原案
に御
賛成
願うようお計らい願いたいと思います。
櫻内辰郎
6
○
委員長
(
櫻内辰郎
君)
只今小川
君からの御
発議
がございましたのでありますが、御
発議
の
趣旨
に副いましてお諮りいたしますが、
委員長
及び
理事会
において
役員
を
決定
するということで御了承願うことでは如何でございましようか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
櫻内辰郎
7
○
委員長
(
櫻内辰郎
君) 御
異議
なしと認めまして、さように
決定
いたしますから御了承願います。それから
今一つ
お諮り申上げたいことは、
衆議院
の
大藏委員会
が
中心
となりまして、
証券
の
民主化議員連盟
というものを作ろうとしておられるのであります。これに対しまして、
参議院側
の
大藏委員会
の方方にも、この
連盟
に
賛成
をして頂きたいということで、この
証券民主化議員連盟規則案
というものが、こちらへお届けにな
つて
いるのであります。これに対しまして、如何いたしまするか。これも御
異議
がございませんければ、一
應大藏委員会
の
委員長
及び
理事
において下
協議
をいたして、そうして更にお諮りをいたしたいと、こう考えまするが、御
異議
ございませんか。
小川友三
8
○
小川友三
君
証券民主化
ということは、すでに今実施されておりますので、
民主化
は、
証券
に
至つて
はかなり満点にな
つて
いると思いますが、この
趣旨
が、併しそれ以上
民主化
するかというと、その
方針
は、とにかく
株券
を今度は賣
つて
歩くのか、
株券
を或いは月給の代りにやるのかというような、そこまで掘り下げて行きますのかどうかということになりますが、その点について、
委員長
さん並びに
專門員
さんのお分りの
範囲
でお伺いいたしますが、ただ、今まで
通り
でやると、今まで
通り
で
民主化
されております
証券
は、それ以上
民主化
するのだというと、どういう工合にやるのか、その
方針
を承わりたいと思います。
櫻内辰郎
9
○
委員長
(
櫻内辰郎
君) それらの問題を
委員長
及び
理事
において、もう少しく突つ込んで
間合せ
などもして見たいと、こう考えております。御参考に申上げますと、
衆議院
においては、
大藏委員会
が
中心
になりまして、
証券民主化運動
に関する
決議
を、
衆議院
として
決議
をいたしております。これを申上げます。
証券民主化運動
に関する
決議
(案) 戰後
日本経済
の
再建
には
資本
の蓄積が絶対の
條件
である。しかも、
戰後経済
の実情から、
大衆資本
の動員という形式をとる以外に、巨額の
資本
の調達は不可能である。 また、
インフレーシヨン收束
の見地から
講買力吸收
の
方法
として
大衆資金
の
証券投資
は極めて重要な
意義
をも
つて
いる。 しかも、
証券投資
が、從來、一部の特殊な
業務
とされて來たために、一般
國民
は
日本経済
の
再建
に当
つて大衆資金
の
証券投資
に與えられた重大な役割を認識せず、更にこれが
経済民主化
の具体的な
方法
である所以を理解してゐない。 かくて、われわれは
証券
の
民主的消化並
に
証券業
の
民主的確立
が刻下の急務であるとみとめ、廣く
関係方面
との密接な連繋の下に
証券民主化運動
を全國に亘
つて
展開せんとする次第である。 右
決議
する。 これが
衆議院
における
決議案
であります。それから更に
衆議院側
から、
提案
をされておりまする
証券民主化議員連盟規約
。
証券民主化議員連盟規約
(案) 第一、
証券民主化議員連盟
(以下
連盟
という)は、
日本経済
の
民主的再建
に際し
大衆資本
を大幅に動員するため、
証券
に対する
國民
の理解を深め
國民
の
積極的協力
を得るの
目的
を
以つて
、全國に亘
つて
展開される
証券民主化運動
に関する諸
方策
の
企画立案及実施並
に
政府及業者
との
連絡等
を担当するものとする。 第二、
連盟
は前項の
趣旨
の
國民的意義
にかんがみ、これを
國会
内におく。 第三、
連盟
は
委員
を
以つて
これを組織する、
委員
は
衆参両院
の
大藏委員会委員
を
中心
とし、その他
関係有志議員
を
以つて
これにあてる。 第四、
連盟
の
役員
として
委員長
一名、副
委員長
二名及び
理事
若干名と
参與並
に
常任参與
若干名をおく。
委員長
は
衆議院大藏委員長
を
以つて
之に充てる。 副
委員長
は
衆参両院所属
の
理事
中より各一名を委嘱する。
理事
は
両院大藏委員会
の
理事
の職に在る者全部並に
委員長
より特に委嘱された
國会議員
若干名を
以つて
之に充てる。
参與
は廣く各
方面
の
学識経驗者中
より
委員長
之を委嘱する。
常任参與
は
委員長
が
参與
中よりこれを委嘱する。 第五、
衆参両院議長
を
名誉顧問
に
参議院大藏委員長
を
顧問
に推す。 第六、
委員長
は本部の
事務
を統裁し且つ之を代表する。 第七、副
委員長及理事
は
委員長
を補佐し、第一に掲げる
目的
を達成する
事業
を掌理する。
常任参與
は
事務局
の活動を常時監督指導する。 第八、
理事会
は随時之を開き
証券民主化運動
に関する
重要案件
の
審議決定
をする。 第九、
委員
は第一に掲げる
目的
を達成する
事業
の
推進中核体
として活動する。
委員総会
は必要に應じて
委員長
之を召集する。 第十、
連盟
の
事務
を処理せしめる爲、
事務局
を設け、
事務局長
をおく、
事務局
の
機成
は別に定める。 第十一、右に掲げる
事項
の外、
連盟
に関して重要な
事項
は
理事会
に諮
つて委員長
が之を定める。 これがこの
民主化
、
議員連盟
の案であります。これらの案につきまして、十分に
委員長
及び
理事会
において
檢討
をいたしまして、そうしてもう一遍御
協議
をいたしたいと、こう考えております。
小川友三
10
○
小川友三
君 その前に、
証券民主化
につきましては、誠に結構でありまして、双手を挙げて
賛成
する者であります。併しこの細則がございませんので、
規約
の
範囲
内で見ますと、
衆議院
が
中心
にな
つて
いるように思いますが、これは
衆議院
に敬意を表しまして結構ですが、
事務局
を設けるとか、それから
常任参與
を設けるとか、そうした
費用
の面が相当ありますが、この
費用
は
國庫
から出るのか、或いは
議員
が
寄附
によ
つて
やるのか、或いは
証券業者
が
寄附
をするのか。その点が明確にな
つて
おりませんが、その点は
委員長
さんから
向う
へ聞いて頂きまして、又分
つて
いる
範囲
がございましたら承わりたいのであります。この
証券
については、優秀な
証券
を勧めるということは、誠に結構ですが、めちやくちやにぽろつ株まで、これもやはり
証券
ですから、これを勧められるということは、
國民
は非常に迷惑するのであります。如何に
証券
を勧めましても、今までのような
株券
以外、
証券
以外の物を持
つて
いる方が
値上り率
が多いというような現状であつた時は、
幾ら証券
を勧めても、なかなか持たんものですが、今は
インフレ
が頭を突きまして、今は
証券
の方がいいという時に入つたために、
大衆
は
証券
へ
証券
へと今集中をしておりますので、今それに
資本
を集中せられている。この
民主化運盟規約
ができておりますが、この前から、
証券界
は今非常に殷賑を極めているような
状態
でありまして、この
証券民主化運動
に対しましては、第一に、
一流株
を、
一流証券
を
民主化
のためにやるということを
條件
にして頂きませんと、ぽろつ株まで勧めては、
國民
が迷惑をするという、その
運動
にな
つて
しまうと非常に困りますので、この点につきまして、
委員長
さんの知
つて
いる
範囲
内におきまして、御
説明
を賜わりたいと思います。
櫻内辰郎
11
○
委員長
(
櫻内辰郎
君)
小川
君にお答え申上げます。
衆議院側
からのお話によりますというと、この
証券
の
民主化運動
に対しても、
租税
の
完納運動
と同じように、
大藏省
においても非常に関心を持たれておりますので、この
議員連盟
ができたならば、
大藏省
からの
補助
の仰ぎたい。又仰ぎ得ると思う。それから更にこの
証券業者
の方からも、この
寄附
があるという予定であると、こういう話であります。それから今御
心配
にな
つて
おりまする
証券
の
民主化
というけれども、いわゆる不健全なる
株券
の
消化等
にまでこの
議員
が
関係
してはどうかという御
心配
は私共も尤もと考えまするので、そういう点については十分この
議員連盟
が結成をされまする以前に、
突込
んで注意もし、それから
檢討
もいたして見たいと、こう考えております。
小川友三
12
○
小川友三
君 それで
内容
が大体分りましたが、
大藏当局
が幾分
費用
を出す、或いは
補助
を出す、それから
証券業者
、或いは或る個人、
法人
が出すというような
費用
の出所が分りましたが、これは非常な重大な問題であると思いますが、さてそれじや
証券民主化運動
を
両院
でやつた。ちつとも
証券
が
民主化
されなかつた。一歩も出ておらなかつたということになりますと、
両院
は一体何をや
つて
いるのか、
大藏省
から
運動費
を取り、或いは
証券業者
からそうした
寄附
を取るためにやつたので、何にも挙
つて
いない。ちつとも
実績
が挙
つて
いないということになりますと、私は非常な責任問題になると思いますので、現在の
日本
の置かれている
証券界
の
状態
というものは、誰が
運動
しないでもどんどん
民主化
されて、株は引張りだこにな
つて
行
つて
いるように思いますが、この点につきまして
証券
が
民主化
されなかつたというときに、いわゆる
民主化運動
はどうするかというところまで掘下げておいた方がよいと思いますが、いい場合はいいけれども、惡い場合には
両院
は何をや
つて
いるかという謗りを受けるようになりますと、このために
大藏委員
が抑え付けられるような場面が幾分でもあつたりすると困りますので、大体の見透しを、この
運動
を起したらどれだけの
費用
を
突込
んで、どれだけの
民主化
ができるかという、その
目論見書
を次の
機会
でも
委員長
から御発表願いたいと思います。
櫻内辰郎
13
○
委員長
(
櫻内辰郎
君)
衆議院側
と
十分協議
をし、それから
只今
こちらの
委員長
なり
理事
でよく
相談
をいたしまして、そして御
心配
の点などは誠に御尤もと、私共も同感ですから、
檢討
しました上で、
具体案
が決り次第申上げたいと思います。
小川友三
14
○
小川友三
君 これを見ますと、実は
証券界
では曾て大連の
取引所
の
理事長
をや
つて
おられた我が
参議院
の
大藏委員長
さんがいらつしやいますので、そういう御
本職員委員長
になれば、私は間違いないと思いますが、
衆議院
の方の
大藏
の
委員長
さんはどういう経歴を持つた
お方
が
委員長
さんをや
つて
おられますか、このことを
ちよ
つとお聽かせ願いたいと思います。
櫻内辰郎
15
○
委員長
(
櫻内辰郎
君) 現在の
大藏委員長
の
島村一郎
さんですね。
小川友三
16
○
小川友三
君
証券関係
の人ですか。
櫻内辰郎
17
○
委員長
(
櫻内辰郎
君) いや、
証券
には
関係
ないでしよう。
油井賢太郎
18
○
油井賢太郎
君
証券民主化運動
は大変結構な
趣旨
ですが、この
趣意書
を拜見いたしますと、
國会
が
中心
とな
つて
民衆に呼び掛けるというのみが強調されてお
つて
、いわゆる
政府側
のこれに対する熱意というようなものは何ら現われていないように見受けられますが、この点はどんなように
了解
してよろしいのですか。
櫻内辰郎
19
○
委員長
(
櫻内辰郎
君) お答え申上げます。そういう点を、こちらの今後開かれる
委員長
と
理事会
などで十分に
協議
して、
突込
んで行きたいという考えております。
小川友三
20
○
小川友三
君
島村一郎
という
お方
は、
証券
に明るい
お方
でしようか。それともただ
衆議院議員
というだけでしようか。明るい方が余程指導しなければならないのです。私の希望は
参議院議員側
だけでありますが、この
委員長
さんに
黒田先生
がな
つて
頂いて、とにかく明るい人がならなければ、
作つて
も何にもならない。螢の尻のようなもので、周りが見えないで、木にぶつか
つて
から止まるというような
状態
では、
証券
の
民主化
ということはとてもできない。その点につきましては、今度
役員
にな
つて
頂く
方々
にや
つて貰つて
檢討
して頂きたいと思いますが、この点をやたらに、
衆議院
の
委員長
をこの
運動
の
委員長
に推薦するということは、お座なりならよろしいですけれども、実際
証券
が
民主化
されるのは、どういうところに
民主化
される点が今残されているかということは、そこはこちらの
松嶋先生
とか、
黒田先生
とか、御
本職
がおられますから、御
本職
の言うことは耳を傾けて聽きますが、
素人
の言うことは、我々も研究しているのでありますから、
素人
が先に立つたのではとても駄目だと思いますので、どうかお
打合せ願つて
お教えを賜わりたいと思います。
櫻内辰郎
21
○
委員長
(
櫻内辰郎
君) よく御
意見
の程を新に留めて
協議
をいたしたいと思いますから、さよう御了承を願いたいと思います。
油井賢太郎
22
○
油井賢太郎
君 もう
一つ
伺いたいのですが、この
連盟規約案
ですが、
衆議院
の
大藏委員
が
委員長
になるということにな
つて
おりますが、
参議院
の
委員長
はどこにも入
つて
おらないように見受けられますが、〔「
顧問
になるのだ」と呼ぶ者あり)これは
衆議院
と
参議院
とそう区別しないで、適当な人を
委員長
にするという
方策
は立てられないでしようか。
櫻内辰郎
23
○
委員長
(
櫻内辰郎
君) これは全く
向う
の
原案
ですから、よく御
意見
を尊重して
協議
したいと、こう考えます。この問題はこの程度で止めて置きたいと、こう考えますが。
小川友三
24
○
小川友三
君
ちよ
つと発言さして頂きます。これは非常に重大な問題でありまして、要するにこの問題が成功するかしないかということは人物にありますのですから、私は、私だけの考えでは、この
委員長
には
参議院
から
黒田先生
か、
松嶋先生
か、うちの方の
委員長
さんか、とにかく三人のうちから誰か出して貰わなければ困りますから、その点は
小川
からそういう
要求
があつた。君の方は
本職
なのかということを御
協議願つて
、本願が入れば十二分に効果があるということを附言いたしまして、お
打合せ
をお願いいたします。
櫻内辰郎
25
○
委員長
(
櫻内辰郎
君) 承知いたしました。それから、
ちよ
つとこれは御
相談
を願いたいと思いますが、最近の
金融情勢
も非常に微妙とな
つて
おります
状態
でありまするので、
金融状況
を十分調べておられるような
方々
をお呼びして、
國政研究会
というようなものを開きたいというふうに考えておりますが、
皆さん
の御
意見
は如何でございましようか。 〔「
賛成
」と呼ぶ者あり〕
櫻内辰郎
26
○
委員長
(
櫻内辰郎
君) それではそういうようなふうにいたしまして、詳細は
專門員室
において起案をいたしまして、そうして更に御想談いたします。
波多野鼎
27
○
波多野鼎
君
大藏委員会
を今後進行するに当りまして、私若干の
調査書類
を
政府
に
要求
したいと思いますので、
皆さん
の方の御
了解
を得たいと思います。その
一つ
は本
年度
の
税收入
に関する
調査
であります。それからもう
一つ
は
價格
の問題に関する
調査
であります。
税收入
につきましては、こういう点の
調査報告
を出して貰いたいということを要望したい。即ち次に挙げる
各種
の
税收入
につきまして極く最近における実
收額
、それから本
年度予算金額
に対するその比率、第三は、未
收金額
の
各種
の税と申しますと、
所得税
、その中は
源泉徴收分
と
申告納税分
とに分けて
所得税
、それから
法人税
、酒税、
物品税
、
取引高税
、
官業
及び
官業財産收入
、それから
價格差益納付金
、こういう重要な税目についての今申上げた三点を詳細に
報告
して貰いたいということであります。それから
價格
の問題に関しまする
調査報告
は、
一つ
は
價格調査費
についてでありまして、この
價格調整費
について、第一に二十三
年度
予算
における
價格調整費
を支出した
対象事業
の原
價計算
、
收支計算
を
業種別
に、例えば石炭、肥料、
金属等
、
業種
に別原
價計算
、
收支計算
を出して貰いたい。それから同じく
價格調整費
について、今度の
補正予算
で百十億円計上いたしております。その
根拠
とな
つて
おる支出の
調査報告
であります。それから
價格
の問題については、第二の点は
価格差益納付金
についてでありますが、二十三
年度
予算
における
價格差益納付金
を納めたもの、それから
納付見積額
、それから
納付
実
收額
、それから
補正予算
において更に十七億円の
價格差益納付金
を計上しておりますが、この十七億円の
根拠
と
なつ
た事実、それから
價格
の問題につきましては、第三には
マル公
の
價格
と闇の
價格
とが接近しておるが、若し
闇價格
が
マル公價格
を割
つて
おる
商品
の
名前
及びそれぞれの
價格
、それから
配給物資
、若しくは
報奨物資等
で
受領者
が辞退したため、
ストック
とな
つて
おるものがあると思いますが、その
ストック
とな
つて
おる
商品
の
名前
及び
ストック
の数量、こういうような諸点についての
調査報告
を至急出して貰いたいということを
要求
したいのであります。特に
補正予算
の
審議期間
が、いろいろの
関係
上ひどく切りつめられておるようでありまして、十二日とか、十三日までに仕上げてしまわなければならんというような事情にあると承わ
つて
おります
関係
上、この
報告
は遅くとも六日か七日までに出して頂かないと、我々の
審議
に差支える。こう感じますので、六日若しくは七日までには是非詳細なるものを出して貰いたい、こういうことを
委員会
として
要求
して頂きたいと思います。
皆さん
の御
賛成
を得たいと思います。
松嶋喜作
28
○
松嶋喜作
君 今
波多野
さんの御請求で思い出いたのですが、前に
政府
に
國民所得
について
説明
を願つた。そこでここの
專門員
の
桑野
君が
國民所得
についての
研究書類
を配布して下さつた。それは非常に学問的に研究されておるように見えたのですが、残念ながら
桑野
君がおらなく
なつ
たのですが、あの行き方でもう少しや
つて
頂きたいと思
つて
いたのですが、これは止むを得ませんから、
政府
に
一つ
、前に
國民所得
の御発表がありましたが、その後又新たに
インフレ
も加わ
つて
おりますから、
國民所得
の計数を
一つ
御
説明
願いたいと思います。これは
波多野
さんのように五日、六日というわけではありませんが、これからの
予算
に重大な根底をなす数字だと思いますから、これも併せて成るべく早い
機会
において御
説明
願いたい。この点に
一つ
お願いして置きます。
櫻内辰郎
29
○
委員長
(
櫻内辰郎
君)
波多野
君の御
提案
及び
松島
君の御
提案
の
趣旨
を、本
委員会
の
決議
によ
つて
請求するということにいたしたいと思いますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」「
賛成
」と呼ぶ者あり〕
櫻内辰郎
30
○
委員長
(
櫻内辰郎
君) 御
異議
なしと認めて、さよう
決定
いたします。
小川友三
31
○
小川友三
君 前に戻りますが、この
証券民主化議員連盟
の問題ですが、
島村一郎
さんの
履歴
を見たのですが、
衆議院
の
大藏委員長
で、
是非委員長
にと太鼓判を捺して來た案ですけれども、直したいと思います。全然
証券
に
経驗
のない人です。明治二十七年の江戸川区に生まれて、町長をやつたり、何かして
株式会社大浦整作所
の取締役をやつた。
大浦製作所
は
資本金
一千万円以下の小さい会社であることは間違いありません。そうして
証券
の実際の機微に触れていない人が
委員長
であるということは、馬を挽いたことのない者が、馬にかかつたようなもので、これは問題になりません。これは案ですから、どうかこの人の
履歴
から推しまして、この大きな
両院
の
証券民主化議員連盟
の
委員長
に、この人をするということは、不合格であると私は固く信じます。少くとも
証券界
のオーソリティがならなければ
証券界
では問題にしません。
証券界
では、あんな奴が
委員長
で何ができるかということが直ぐ分るのですから、どうか私が前に申上げた
通り
、
松島先生
か、
黒田先生
か、私の方の
委員長
さんかが
委員長
にな
つて
、
本当
の
実績
を挙げて頂きたいということを、呉れぐれもお願いいたします。まるきり
素人
で
証券
に
経驗
がない、ただ
株券
を見たことがあるくらいのものですから、そういう人がリーダーにな
つて
も何もできる筈がないから、どうか
一つ
それを重ねて申上げまして、
両院
の
委員会
におきましてよろしく御発言を賜わり、
本当
のものを作らなければ駄目ですから、よろしく御高配を賜わりたい。
櫻内辰郎
32
○
委員長
(
櫻内辰郎
君) かしこまりました。それでは本日はこれを以て散会いたします。 午後一時五十八分散会
出席者
は左の
通り
。
委員長
櫻内
辰郎
君
理事
波多野
鼎君
黒田
英雄
君
伊藤
保平
君
九鬼紋十郎
君
委員
松嶋
喜作
君
油井賢太郎
君
小林米三郎
君
小宮山常吉
君
高橋龍太郎
君
小川
友三
君