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島田委員 復金の問題になりますと、いろいろ
複雜になりますので、時間もありませんが、私
ちよつとお聞きしたいことは、本藤君の
お話はご
もつともであ
つて私も聞きたいところなのであります。しかし
もつと根本的に私
どもが大衆の一人として、いわゆる
復金インフレというものをどう直すか。もちろん
復金だけの
インフレを克服するということはできません。全体の
インフレの
一つの部面を受持
つた復金であります。私
どもも一昨年でしたか、
復金ができますときの
特別委員でございまして、そのときの
大臣が石橋さんで、
特別委員会でお目にかか
つたのであります。
條文もよく知
つておりますが、またいろいろ
説明も伺いまして、何ともしようがない。非常に変則なものであるけれ
ども、どうもしようがないという
意味で実は認めたのであります。ところが、だんだん
今本藤さんがおつしや
つた通り、今やもう
委員会がどうするとかいうことでなくして、全体的な点から見まして、
復金というような
方法で金を貸すことが一体いいのか
惡いのか。しかし
惡いとしましても、これを直すべきものがあるのか。こういう大きな問題があると思います。ただ單に反対するとか賛成するならば
簡單でございますけれ
ども、われわれもいくらか経済を学んでおりますと、今まで來たことを是認すると言うんじやないけれ
ども、しからば今にわかにここでも
つてかえて、新しいもので
インフレをとどめ得るか。とてもできない。もちろん監査も十分し、また不当の
融資もしてはいかぬ。あるいはこういうふうな
疑獄事件が起
つたということは、いろいろ社会的にも問題がございましようが、純経済的に見ますと、このためにかえるべきものがないと、かえ得ない。これで私
どもは一
國会議員としまして、悩みを感ずるのであります。私は細かい議論は明日に譲りますが、しかしながら
政府としましては根本的に問題にしまして、
復金がなく
なつた場合においてどういう態度をとるか、また今日のいわゆる三
原則というものと
復金の
関係をいかにするか
——私はべつに
大臣をどうと言うんではないが、
塚田さんに
伺つて、もし私へのお答えができなければ、明日でもけつこうですから、その点をどうする
氣持か。私
どもの
考えもございますけれ
ども、
お互いに実行できないことがあるかもしれませんが、私は
國会議員の一人として再び強調しますが、これは
お互いに心配しなければならぬ問題だと思います。
復金をどうするか。
復金をやめて全部公債にかえるということになれば、またいろいろ問題が起りましよう。また全部
國家の
財政が支出するということも問題である。これをどうするか。
お互いの問題である。先ほど申しましたように私はあげ足とりでなくして、
眞劍な
政府がどう
考えておられるかという構想だけでもいいから、伺いたいのであります。もし困難ならば、きようでなくてもよろしいし、細かいことはきようはあまり時間が
たちましたから、私のところで大体散会してもらいたいと思います。非常にぜいたくな
緊急動議みたいな
質問になりましたけれ
ども、どうかひ
とつ……。