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1948-12-19 第4回国会 衆議院 議院運営委員会 第17号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十三年十二月十九日(日曜日) 午後四時二十八分
開議
出席委員
委員長
山口喜久一郎
君
理事
石田
博英君
理事
細川
隆元
君
理事
椎熊
三郎君 今村 忠助君
倉石
忠雄君
淺沼稻次郎
君 笹口 晃君
島上善五郎
君
田中
織之進君 櫻内 義雄君 坪川 信三君
長谷川政友
君
多賀
安郎君
内藤
友明君
成重
光眞
君 榊原 亨君 堀江
實藏
君
出席國務大臣
國 務 大 臣
小澤佐重喜
君
出席政府委員
内閣官房長官
佐藤
榮作君
委員外
の
出席者
議 長
松岡
駒吉君 副 議 長
田中
萬逸
君 議 員 小島 徹三君 議 員
只野直三郎
君 議 員 北 二郎君 議 員 林 百郎君 事 務 総 長 大池 眞君 ————————————— 本日の
会議
に付した事件 本日の本
会議
の
開会
に関する件
昭和
二十三年十一月以降の
政府職員
の
俸給等
に 関する
法律案
(
内閣提出
第七号)
修正
の件 —————————————
山口喜久一郎
1
○
山口委員長
これより
運営委員会
を開きます。
松岡駒吉
2
○
松岡議長
お盡ごろに
官房長官
と
運輸大臣
がお
見え
になりまして、
政府
の方に対しては完全な
オーケー
が來たので、なるべく
審議
を進めていただきたいという話がありました。私の知
つて
おる限りにおいては、
野党
の
代表者
の方が
GHQ
へ行
つて
おられるので、それらの
方々
が帰らないと
運営委員会
の
開会
は事実上困難ではなかろうかと答えておいたのです。そうしておりますうちに、また
先ほど
小澤運輸大臣
と
益谷
さんがお
見え
になりまして、
野党
の方の
代表者
の
人々
は、
GHQ
に
行つて引上げ
て來たような
情報
を耳にするが、できるだけ早くや
つて
もらいたい。ということであります。そんなことのあろうはずはないと
思つて
、
事務局
で調べてみましたら、やはり依然として
野党
の
人々
は
GHQ
でいまなお
協議
中であるということがわかりました。
椎熊三郎
3
○
椎熊委員
わが党は今
帰つて來
たそうです。
松岡駒吉
4
○
松岡議長
そうしておりますうちに、とにかくどうでもこうでも
運営委員会
を開いてもらいたいという、
政府
から強硬な
申入れ
がありました。それで
事情
の
いかん
にかかわらず、
せつかく
そういう
申入れ
がある以上、
運営委員会
を開いて、
協議
ができるかできないかを
相談
したらよかろうという氣持に
委員長
がなられて、それで私も開こうではありませんかということで、お願いしたようなわけです。
細川隆元
5
○
細川
(隆)
委員
その
政府
が急いでくれというのは、どういうふうに急ぐのですか。具体的に言うてもらわぬとわからぬ。本
会議
はいかに急いでも、
委員会
がまとまらぬ以上は、本
会議
は開けないが、一体どういうことになるのか。
椎熊三郎
6
○
椎熊委員
これは
官房長官
にでも來てもら
つて
聞くよりしようがないですね。
田中織之進
7
○
田中
(織)
委員
私の方からも
議長
さんの方へ、
運営委員会
を早く開いてもらいたいということを申し込んだのです。
山口喜久一郎
8
○
山口委員長
暫時速記
をとめてください。
山口喜久一郎
9
○
山口委員長
速記
を始めてください。
小澤佐重喜
10
○
小澤國務大臣
実はいろいろ問題になりました
給與法案
は、今日の十二時五分過ぎくらいに
オーケー
が
参つたの
です。そこで
政府
としてはさつ
そく衆議院議長
にお願いいたしまして、こういうことになりましたから、できるだけ今後円満に行くような方策を
議長
のところでしかるべく講じていただきたい。そうしてすみやかに
審議
を終らしていただきたいということを
議長
にお願いしたのです。そうすると、
議長
としては
野党
の方の
修正案
の問題で、
関係方面
へ行
つて
おるから、それが
帰つた
ならばいろいろ
相談
してみましようという
御返事
だ
つたの
です。それから一時間ぐらい過ぎて、また
議長
に
伺つた
ところが、まだ帰らないらしい。こういう
お話
で、ではまあやむを得ぬでしようが、何とかきよう
審議
に入
つて
いただくように、手配を願いたいと
言つて帰つて來
たような次第です。
從つて
今
運営委員会
にお願いする
趣旨
も、ただいま
議長
にお願いしたと同様な
意味
のことをお願いして、御
協力
を得たい、こう
考え
ております。
山口喜久一郎
11
○
山口委員長
ちよ
つと
速記
をとめてください。
山口喜久一郎
12
○
山口委員長
速記
を始めてください。
内藤友明
13
○
内藤委員
今
小澤
さんの
お話
を聞きますと、
政府
の案が
オーケー
が來た。これは一刻も早く議会にお出しにならなければどうにもならぬと思います。
小澤佐重喜
14
○
小澤國務大臣
これは御
承知
の
通り新規提案
で
撤回
ということになれば、
原案
の
撤回
について本院の
許諾
がなければならぬのでありまして、
許諾
を得るについて
皆さん
に、あらかじめ御
意見
を承
つて
おけば、スムーズに行くであろうという
意味
で、十二時後に
議長
にお願いした
趣旨
はそういう
意味
でお願いしておるのです。
細川隆元
15
○
細川
(隆)
委員
その
撤回
の問題をわれわれがどう扱うかということは、われわれが
考え
なければならぬ問題ですが、こういう
重要法案
を
撤回
しなければならなか
つた
責任
というか、いきさつというか、これは
野党側
としては非常に重要な問題にな
つて
おるわけです。そこでまず
政府
の方が
撤回
するかせぬかをきめてもらわぬと、われわれの方としては、その
意向
に基いてこれを批判し、どういう
態度
をとるかということは、その後にわれわれが
協議
すべき問題で、まず
政府
の
態度
がきまらぬのに、何か
方法
はないかと言われても、
提案
の時期についてもわれわれは
意見
を持
つて
おりますから、その点はここに御
相談
にな
つて
も、われわれは事前にこうしましようということは言われぬと思います。
石田博英
16
○
石田
(博)
委員
今の
細川
君の
お話
ごもつともと思いますが、この
政府
の
申出
について、われわれがどう判断するかということは第二段の問題として、今
政府
の
申出
は大体現実的な問題として、今度
政府
がと
つて
來た
オーケー
にな
つた
修正案
というものは、
野党
の
修正
として意図せられたものと、現在においては違いがあるかもしれませんが、大体同じような線に沿
つて
おるものと解釈せられるので、そこで最も円滑に
通り
得る
方法
について、御
意見
を伺えるならば伺いたい。それについて伺えなければ、
政府
として
修正
か
撤回
か、何か独自の
方法
を立てるなり、あるいは
野党
の
修正
におまかせするなり、それはきめなければならぬが、この際
政府
としてはそういう御
相談
を申し上げるという形と承
つて
おるわけです。
内藤友明
17
○
内藤委員
御
相談
と言えば御
相談
かもしれませんが、
政府
の腹をきめていただきたい。どういうふうな
オーケー
をと
つて
來られたのですか、それで腹をきめていただきたい。
小澤佐重喜
18
○
小澤國務大臣
それは実は私から申し上げた
通り
、本來から言えばちやんと
手続
をした上で話すのが適当だけれ
ども
、私は必ずしもこの
委員会
でどうこうしてくれということを、今まで申し上げてお
つたの
でなくて、
議長
の
政治観
で、どういう
方法
で
相談
すればいいかということで、
議長
に一切御一任してあるのであ
つて
、ただちに正式な
運営委員会
にこういう問題が出るか出ないかということについては、私の方でも必ずしも
考え
てお
つたの
でない。要するに
衆議院
を代表した
議長
であるから、
議長
にその
意向
を申し上げて、
議長
が適当に処置をと
つた
いろいろなことがあるであろうという
考え
のもとにや
つた
わけです。
田中織之進
19
○
田中
(織)
委員
この際
議長
にお伺いしたいのですが、私も
先ほど
この
委員会
の
最初
に、
政府側
がお
見え
にならない前に、
議長
から報告されましたことと、
小澤
さんがここで
議長あて
に申し込まれたということとの間に、多少
食い違い
があるということを感じたのでありますが、
議長
の方で
政府側
からの
申入れ
によ
つて
、各派に対して何か御
相談
されたのですか。
松岡駒吉
20
○
松岡議長
私は
相談
しません。というのは、今の
小澤運輸大臣
の
お話
によ
つて
もおわかりの
通り
、私は蓄音機のレコードをまわして
お話
したのでないので、私の感じたことを
皆さん
に御報告申し上げた。要は
運輸大臣
の今言われる
通り
、これはどういうぐあいにすれば時間的にできるだけ時間を節約して、
審議
を完了することができるか。それについては私の方でも
政府
も
面子
にとらわれてどうこう言わず、
政府
は、
修正
して出した方がいいと言えば
修正
をしよう、
野党
が自由に
修正
した方がいいような傾向であるなればそうする。そのくらいな氣構えでお
つて
いただくことが必要であろうということを、私は率直に
最初
のときから言うておるわけです。
食い違い
も何もありはしないので、今の
運輸大臣
の言うたようなことを私はよく了解しておるものですから、そこで結局
野党
の
人々
が呼ばれておる。そのことから何も
野党
に
責任
があるとかないとかいう問題ではない。
野党
の
人たち
が呼ばれておるのだから、それが
帰つて來
なければ、事実上
政府
からの
申出
について、私がいかように
考え
ようとも、
方法
がないであろうと思うから、
帰つて來
られた後に
運営委員会
を開くのほかなかろうと
考え
て、
山口運営委員長
にもその
通り
のことを言うてお
つた
わけです。結局
帰つて來
ぬからというので、便々と待
つて
お
つて
は困るから、ぜひ
運営委員会
を開いてくれという
政府
の
意向
だということであ
つたの
で、とにかく
運営委員会
を開いてみようということにしたわけです。
山口喜久一郎
21
○
山口委員長
速記
をとめてください。
山口喜久一郎
22
○
山口委員長
速記
を始めてください。
林百郎
23
○林百郎君 これは
野党
の人にお聞きしたいのですが、
野党
から出ておる
原案
の
オーケー
を今とりに行
つて
おるのですが、
野党
の方の希望としては、
オーケー
が來るまでやはり待
つて
いてもらいたいのはどういうことか。その点をお聞かせ願いたい。社会党の方でも
民主党
の方でも、今
オーケー
をとりに行
つて
おるのですが、それをどうするのですか。
田中織之進
24
○
田中
(織)
委員
林君の
せつかく
のお尋ねですけれ
ども
、そのことはわれわれからこの席上において答えることではないと思います。問題はここで大体の樣子はわかるだろうと思うのですが、われわれとしては先般の
官房長官
、
小澤運輸大臣
と同じような
意味
で、円満な
方法
をひ
とつ
御
相談
願えないか、こういうことでありましたが、そのときもこれは
政府
の方で諸般の情勢を
考え
て、
態度
を
決定
してもらうべき筋合いのものだということで、
委員会
の方では別にこれに対して答えもしなか
つた
わけです。われわれとしてはこの問題につきましては、
原案
を
撤回
して
修正案
を出されるということになりますれば、当然かような
重大法案
についての
撤回
というような重要問題に対する
責任
問題も
考え
なければならぬので、ひ
とつ
その点についての
政府
の御
方針
をきめていただいた方が、私らの方としては、特に本
会議
を開くように待機しておるのですから、すみやかにその御
方針
を
決定
していただくわけには参りますまいか。
小澤佐重喜
25
○
小澤國務大臣
ここで大体
田中
さんの御
意見
として承
つて
おきますが、
先ほど
からたびたび繰返して申し上げる
通り
、私は
議長
に円満なやり方をお願いしたのであ
つて
、
議長
からもお聞きの
通り
、
運営委員会
がとてもだめだから、
政府
の方で正式に
手続
をとれば行くだろうということになりますれば、すぐに
閣議
でも開いてとることにいたします。
成重光眞
26
○
成重
委員
大体私
ども
は、
お話
の筋ははつきりしたと思います。実は昨日
政府
を代表して、
小澤運輸大臣
の話では、昨晩の八時ごろまでにおよそ
オーケー
がとれる
見込み
だ。しかし八時にな
つて
みなければわからないけれ
ども
、そうな
つた
場合にはおそらく明日、すなわち本日の適当な時間までには、
委員会
なり本
会議
を開くおよその
見通し
がつくという
お話
であ
つた
。ところがただいま聞いてみますと、本日の十二時に
オーケー
が参
つた
。しかしその後すでに
政府
は
給與法案
に対しては、一
應政府原案
を提出しておるので、それを
撤回
するかしないか、あるいはその
オーケー
のとれた
修正案
に対していかなる
取扱い
をして、
國会
に提出するかの域にまで達しておらぬように思います。その間の
國会
に提出する
方法
なり手段については、御
相談
を
議長
となさ
つた
ということでありますが、その
議長
との間においても、いまだその折衝の
結論
が出ていないと
考え
ますが、実は昨日も申し上げました
通り
、われわれのみでない。
國会
に関連する
情報機関
であるとか、
國会職員等
は
疲労困憊
の極に達しておると思います。
從つて
きのうの大体の
運営委員会
の
意向
としては、一應日曜であ
つて
も、この急に迫
つて
おる
給與法案
については、愼重に
審議
しなければならないというので、日曜にもかかわらずわれわれは出て待機してお
つた
。大体本日は
定刻
も間近かに迫
つて
おると思いますので、すみやかに
政府
は
態度
をきめることが必要だと思います。
政府
の
態度
がきま
つて
、しかる後に
運営委員会
において、いかなる
國会
の
運営
をするかということは、それから先の問題です。本日の
運営委員会
はこれ以上
議論
してもむだだと思います。すみやかに
政府
は
態度
をきめるべきだと
考え
ます。
從つて
本日は適当な
方法
によ
つて
本
会議
を開いて、散会するなり、さもなければこのままの形で待機しておる
國会議員
に対して、帰るなり何かしなければ、迷惑だと思います。
松岡駒吉
27
○
松岡議長
私の言うことは、さつき言うたことに盡きたと思いますが、要するに
野党
の
人々
がお
帰り
にな
つた
後でなければ、公式のものでない。そうでないと、
運輸大臣
というか、
政府
からお申し込みにな
つた
ように、
議事
を進めて行くことはできない。私は形式的に言うのでなく、実質上できるだけ
最短期間
にということは困難であるから、それらの
人々
がお
帰り
にな
つた
後にと
思つて
お
つた
。今ようやくお
帰り
にな
つたの
ですが、きようはこれ以上
運営委員会
を続けることは
意味
がないように思いますから、できればこれは
野党側
の方のみにお集まりを願いまして、
先ほど
からの御
議論
のように、とにかく
政府
の方が先に
態度
を
決定
しなければ、
自分たち
の方でどうとも言うことができないということがはつきりきまるならば、その点を私は
せつかく
依頼のあ
つた
ことですから、
政府
に回答いたしまして、
野党側
のそういう総意によ
つて政府
が
態度
を
決定
になる。それはここで
議論
はなさ
つた
けれ
ども
、
せつかく
そういう
申出
であるから、ひ
とつ
われわれの言うことを提議して、
政府
に考慮さした方がいいとお
考え
になれば、そういうことを御
決定
にな
つて政府
が回答する、こういうことにしたらいかがなものでしようか。
田中織之進
28
○
田中
(織)
委員
いろいろ伺いましたが、その問題について
政府
と
議長
との間の
話合い
に、
区切り
をつけることも必要だと思います。われわれとしてその
見通し
の
いかん
によると、今日も大体
定刻
六時まで待機したのだから、皆待ちくたびれて、連日のことで非常に
疲労困憊
しております。今日の本
会議
の問題についての
態度
も
決定
しなければならぬと思いますので、この際本
委員会
を暫時
休憩
して、再開されるまでの間に、
政府
と
議長
との間の
区切り
をつけるなり、またわれわれの方も本日これからの本
会議
をどうするかということについて
相談
をしたいと思いますから、一應
休憩
していただきたい。
山口喜久一郎
29
○
山口委員長
いかがですか、この場合
運営委員会
を暫時
休憩
することにいたしたいと思いますが、御異議はありませんか。
山口喜久一郎
30
○
山口委員長
それでは暫時
休憩
いたします。 午後五時八分
休憩
━━━━◇━━━━━ 午後五時三十六分
開議
山口喜久一郎
31
○
山口委員長
休憩
前に引続き
会議
を開きます。
細川隆元
32
○
細川
(隆)
委員
給與ベース
に対する
政府
の
取扱い
の
態度
もきまりませんし、また今晩中にたといきま
つた
としても、本
会議
に
上つて來
る見込はなさそうに思いますから、本日はただちに開いて散会されるように、御
協議
を願いたいと思います。
山口喜久一郎
33
○
山口委員長
ただいま
細川
さんの
お話
で、
見込み
がないということは、何か的確にあなたが判断されるとか、
政府
と打合せとか何とかいう事実がありますか。
椎熊三郎
34
○
椎熊委員
野党側
の
相談
です。
細川隆元
35
○
細川
(隆)
委員
私
ども
は朝から待機しておるが、今に至るまで
政府
の明確な
意思表示
がない以上は、本日は散会するのが適当だと思います。
山口喜久一郎
36
○
山口委員長
ちよ
つと
むりな点
があるように思いますが、
議長
も中に入
つて
おらるることでありますから、一
應官房長官
にでも來てもら
つて
、あるいは
政府
に万全の
用意
があ
つて
、ただちに提出するというような
用意
でもして來た場合において、
運営委員会
が一方的にこれを本日散会するというようなことにした場合においては、
運営委員会
としては
ちよ
つとまずい点が出やせぬかと思いますが、いかがでしよう。
多賀安郎
37
○
多賀委員
先ほど
小澤運輸大臣
においでを願いまして、いろいろ
事情
を
伺つたの
でありますが、大体六時までという
申合せ
の時間も、あと二十分になりましたから、逆にお尋ねいたしますと、この二十分程度の時間に
政府
の
そういつた態勢
が整うというお
見込み
が、
委員長
の方でおありになりますか。そういう奇蹟はあり得ないという前提の上に立
つて
、今
細川委員
から
お話
があ
つたの
だろうと思います。
山口喜久一郎
38
○
山口委員長
まだ二十分ありますから、この二十分間を有効に使う
意味
において、
政府
の
責任者
に一
應運営委員会
へ來てもら
つて
、
意見
をたたいて、
政府
がどうしても間に合わないというものか、間に合うというものか、その点を聞くのもいかがかと思います。
田中織之進
39
○
田中
(織)
委員
かりに六時ごろまでに
政府
の
態度
がきまりましても、その
態度
に基いて、
運営委員会
としてこれをどう処理するか。
山口喜久一郎
40
○
山口委員長
それは
政府
の答弁次第によ
つて
、処理が明らかになると思いますが、どうでしよう。
多賀安郎
41
○
多賀委員
一應われわれとしては時間一ぱいお待ちした。
山口喜久一郎
42
○
山口委員長
速記
をとめておいてください。
山口喜久一郎
43
○
山口委員長
ただいま
官房長官
が
見え
ました。
佐藤榮作
44
○
佐藤
(榮)
政府委員
政府
の内輪でいろいろ
相談
いたしまして、どういう
取扱い
をしようか、こういうわけでありますが、この前のこの
運営委員会
で、
議長
さんの方へ
お話
を持込んだことは、御
承知
の
通り
だと思います。今度
議長
さんからの
御返事
もありましたので、
政府
で緊急に
閣議
を開きまして、
法律案
の
修正
の
手続
をただいま
議事部
の方へと
つた
ような次第であります。この点御報告を申し上げます。
細川隆元
45
○
細川
(隆)
委員
修正
というのは、どういうことですか。
佐藤榮作
46
○
佐藤
(榮)
政府委員
もとの案を直すというのでいろいろ
考え
まして、前からの案があるわけであります。全然案が出ないわけではないのですから、私
ども
は
修正
で取扱
つて
いただく方がいいのではないか、かように
考え
ております。
細川隆元
47
○
細川
(隆)
委員
それは憲法、
國会法
、
衆議院規則
の第何條によ
つて修正案
をお持ちですか。
佐藤榮作
48
○
佐藤
(榮)
政府委員
御
承知
のように、私
ども
は
修正
の場合でしたら、もちろん
國会法
第五十九條の規定があるので、この第五十九條のことがなくてはできないことだと思います。これはいずれ
運営委員会
でお諮りになることだと、かように
考え
ております。それができるとして、
ただ案
を持
つて
おるばかりではいかようにも相なりませんので、
國会法
第五十九條でその
手続
を進めていただきたいというと、言い過ぎかもしれませんが、おやりになることだろうと思います。
細川隆元
49
○
細川
(隆)
委員
政府
の案というのは、私
ども
まだ拜見はしておりませんが、
修正
ということはおのずから
限度
がありますが、この第五十九條の
修正
に該当する範囲の
修正
というふうに、御解釈にな
つて
おるわけですね。
佐藤榮作
50
○
佐藤
(榮)
政府委員
一應さように
考え
て、そういう
手続
をお願いしようと言
つて
おるわけです。
成重光眞
51
○
成重
委員
議事部長
に伺いますが、
政府
から出ておるのですか。
西澤哲四郎
52
○
西澤事務次長
今現実に持
つて
参りました。
田中織之進
53
○
田中
(織)
委員
政府
の方から今
議事部
へ
手続
をとられたという
修正
の問題について、内容を檢討してみなければわからないのですが、いろいろ傳え聞くところによりますると、第五十九條の
修正
の
限度
内のものではないのではないかというふうに聞いておるのですが、その点は
政府
の方としてもつと率直にされた方が、かえ
つて
これの円滑かつ迅速なる運びになるのではないかと思いまするが、重ねてその点を伺
つて
おきたいのです。
小澤佐重喜
54
○
小澤國務大臣
実は相当に大幅の
修正
であると言いますから、その点についても檢討したのですが、
政府
であるいは扱い方等から
考え
て、その
條項
の
修正
でいいという
結論
に達しましたから、
政府
は出したようなわけであります。
椎熊三郎
55
○
椎熊委員
われわれが聞いておるところによると、今度
オーケー
をと
つて
來た
修正案
と申しますか、
政府
の案は、五千三百円の前に出した案とは、ま
つた
く本質的に違
つて
おるように思うのだが、そういうほとんど全面的に
違つて來
るような場合、
修正案
を
撤回
して新たに出した方がほんとうではないかと思うのですが、そういう点の御見解はどうですか。
佐藤榮作
56
○
佐藤
(榮)
政府委員
いろいろむずかしい点があ
つて
、
撤回
なら
審議
が早くできるというような話も
伺つたの
ですけれ
ども
、
先ほど
來私ども会議
をいたしました結果が、ここへ
修正案
として出そう、こういうことに
結論
づけたのであります。
山口喜久一郎
57
○
山口委員長
速記
をとめてください。
山口喜久一郎
58
○
山口委員長
速記
を始めてください。
田中織之進
59
○
田中
(織)
委員
これは
先ほど
官房長官
はお
見え
にならなか
つたの
でありまするが、
小澤運輸大臣
に対しては、私の方の
淺沼委員
から申し上げたのです。重ねて
官房長官
、
政府
の
方々
へ申し上げるのでありますが、
政府
の方もこの
法案
の
早期成立
ということを熱願しておられると思うのであります。ただここで
修正
か
撤回
かという点についても、重大な問題だと思うのですが、率直に申しまして、これの
早期成立
を希望せられるという
政府
の熱願を、さらに拡大して参りますならば、この点について平たい
言葉
で言えば、
面子
を捨ててもう少し
國会
の多数と思われる
人たち
の
意向
をしんしやくされて処置される方が、賢明な策ではないかと思うのですが、その点再考の余地はございませんでしようか。
椎熊三郎
60
○
椎熊委員
速記
をと
つて
いただいておるから、特に私はこの際
官房長官
に申し上げておく。それは先刻
運営委員会休憩
中、
民主自由党
の
幹事長廣川弘禪君
が、
倉石
君を帶同してわが党に
見え
られまして、
政府
は現在出ておる案を
撤回
して、新たなる案を提出することにきめましたから、御
協力
を願いたいという
申入れ
がありました。そこでわが党は先般來の新
事態等
をも考慮して、なるべく
政府
に
協力
して、一刻も早くこの賃金の問題を処理しようと
考え
てお
つた
が、
廣川
君の
申入れ
と
官房長官
のただいまの
お話
とは、ま
つた
く違
つて
おるんで、
與党
と
政府
との間の連絡というものは、実に驚くべき齟齬を來しておる。そのことが結局他の会派に迷惑を及ぼしておるという事実を御記憶にな
つて
いただいて、そのことを
内閣
に帰
つて
報告してください、あまりに愚弄しすぎる。
山口喜久一郎
61
○
山口委員長
他に御発言はこの場合ありませんか。
佐藤榮作
62
○
佐藤
(榮)
政府委員
田中
さんの
お話
にひ
とつ
お答えしなければならぬ。私
ども
田中
さんの御
意見通り
と言うか、とにかく今急いで
法案
を成立し、
給與
の支給をできるだけ早く実施したい。二十五日前にできないかということを熱願しております。これは率直に申し上げますが、
政府
がとやかく言うのはどうかと
考え
ますので、
議長
さんのところまでは
先ほど
政府
の
意向
をお傳えしたわけです。それに基いておそらくこの
運営委員会
が開かれた。それで何とか
政府
はひ
とつ
態度
をはつきりして
來い
というような
お話
であ
つた
ように伺いますので、緊急にや
つた
ことです。
田中
さんの御
意見
もありますが、円滑に進むことについては、今日ももちろん熱願しておることをお答えいたします。
田中織之進
63
○
田中
(織)
委員
その点は
先ほど
私の方の
淺沼委員
から
政府
の方へ申し上げた
通り
でありますが、問題はきように始ま
つた
問題ではない。今
椎熊
さんが
與党
の
廣川幹事長
が
倉石
君とともに、
民主党
を訪問されたことについて
お話
になりましたが、私もひ
とつ
申し上げておきたい。一昨日やはり
與党
の
幹事長
から私の方の、ことに
給與法案
の
取扱い
に当
つて
おる勝間田君に対して、お
話合い
があ
つたの
です。その場合においても、大体
野党
の多数の
意見
は、
與党
の側でもよくわか
つた
から、今後率直な
言葉
で言えば、政治的なそういう策謀はしないから、
野党
の
考え
ておる案を見せてくれないかというところまで、
割つた話
が実はあ
つたの
です。しかしながら率直に申しまして、それ以後の
政府
の
態度
については、われわれ遺憾ながら氷解することはできない。ただここまで
手続
が済んでしま
つて
、さあこれでどうにか円満にや
つて
くれと申されても、その点については、われわれの
態度
にかかる問題でありまするが、そう簡單に行かぬ。問題はきようの突発的な問題じやない。そういう点にまで深く思いをなされまして、再考せられる余地はないかということを私は申し上げておく。このことはただちに今日以後の
審議
にきわめて重大な影響を持つと思いますので、いらぬお
せつ
かいになるかもしれませんが、われわれは案の成立を熱願しておる建前から、重ねて申し上げておく次第であります。
山口喜久一郎
64
○
山口委員長
政府
の方はもう引取
つて
もら
つて
いいですか。
田中織之進
65
○
田中
(織)
委員
政府
のただいまの御説明に基きまして、これから
政府
の
申入れ
をどう取扱うのかということを
審議
するためには、相当の時間がかかると思います。
從つて
運営委員会
は引続きこの問題についての
審議
を続けるべきであると
考え
ますが、この
委員会
の継続がどうこういうことは別個の問題として、本日の本
会議
に対する
態度
をまず
決定
する。本日の本
会議
はどうしても開かれないだろうと私らは
考え
ますので、本日本
会議
を一應開いて、ただちに散会するというような
方法
でや
つて
いただきたいと思います。
椎熊三郎
66
○
椎熊委員
私は今の
官房長官
の話を聞いて、実はびつくりしたのですが、
政府
が
與党
との間の打合せ事項を蹂躙する。そうして
與党
の
幹事長
が
責任
を持
つて
他党に申し入れた事実と、ま
つた
く逆行したようなことで、
先ほど
來野與三派の会合をしたことも無
意味
になりましたので、
先ほど
來の
運営委員会
の行動も、ま
つた
く無
意味
の状態にな
つたの
ですから、われわれはここで
態度
を表明するわけにいきません。そこで党へ帰
つて
重大なる
相談
を開始しなければなりませんが、それが何時になるかわかりませんし、このままでは全員に対して迷惑を及ぼすし、きのうの
申合せ
の時間もすでに過ぎておりますから、本日の
運営委員会
はこの程度で散会し、明日は適当な時間から開いていただきたい。
今村忠助
67
○今村(忠)
委員
この問題は説明を聞くまでもなく、非常に重要な問題として、日曜まで出て完了しようという決意までして來たのでありまして、たまたま時刻は遅れましたけれ
ども
、大体
政府
の
態度
もきま
つて
、かような正式のものが出たのでありますから、これをすみやかに本
会議
にかけていただくようにしていただきたい。
内藤友明
68
○
内藤委員
私
ども
党へ帰
つて
相談
しなければなりませんので、その
相談
の時間がどれだけかかるかわかりません。どうか
先ほど
の
椎熊
さんの動議のようにお進めを願いたい。
山口喜久一郎
69
○
山口委員長
意見
が二樣に出ておるのでありますが、他にこの場合御
意見
はございませんか。
成重光眞
70
○
成重
委員
大体きのうの
運営委員会
の
申合せ
は、昨日の八時までに
オーケー
が來たならば、本日の
会議
を開こう。しかし來るか來ないかわからないけれ
ども
、一應日曜であ
つて
も、われわれは急を要するので出てお
つて
、本日の
定刻
までに上程するに至らなか
つた
らやめようということで、われわれは党において報告してお
つた
。おそらくわが党の諸君も大多数は帰
つて
いると思う。現実の問題としてただいま本
会議
を開いて議決するにしても、おそらく定数のことなどで問題が起ると思います。昨日の
申合せ
通り
に、これの
取扱い
については、各党とも
態度
をきめるのに相当時間を要すると思います。
從つて
椎熊
君の動議の
通り
、本
会議
を開いてただちに散会されることに賛成します。
倉石忠雄
71
○
倉石
委員
そこで御
相談
ですが、時局がこういう時ですから、
休憩
をして各自党に諮
つて
、その上でや
つて
いただく、こういうことにお願いしたいと思います。
椎熊三郎
72
○
椎熊委員
大体論議は盡きておりますから、
結論
をつけてください。
山口喜久一郎
73
○
山口委員長
他に御発言はございませんか——別に御発言もないようでありますから、
先ほど
椎熊委員
から申されましたように、ただちに本日本
会議
を開いて、ただちに散会ということに御異議はございませんか。
山口喜久一郎
74
○
山口委員長
御異議があるようでありますから、採決いたします。
椎熊
君の申された本日これより本
会議
を開いて、本
会議
はただちに散会するということに、賛成の方は挙手を願います。
山口喜久一郎
75
○
山口委員長
挙手多数。よ
つて
さように
決定
いたしました。
運営委員会
はこれにて閉会いたします。 午後六時二十一分散会