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1948-12-14 第4回国会 衆議院 議院運営委員会 第12号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十三年十二月十四日(火曜日)     午後零時四十分開議  出席委員    委員長 山口喜久一郎君    理事 石田 博英君 理事 細川 隆元君    理事 椎熊 三郎君       東  舜英君    今村 忠助君       木村 公平君    倉石 忠雄君       佐々木秀世君    淺沼稻次郎君       笹口  晃君    島上善五郎君       田中織之進君    安平 鹿一君       櫻内 義雄君    坪川 信三君       長谷川政友君    多賀 安郎君       内藤 友明君    成重 光眞君       榊原  亨君    堀江 實藏君       中野 四郎君  委員外出席者         議     長 松岡 駒吉君         副  議  長 田中 萬逸君         議     員 吉川 兼光君         議     員 小島 徹三君         議     員 齋藤  晃君         議     員 高倉 定助君         議     員 中村 寅太君         議     員 林  百郎君         事 務 総 長 大池  眞君     ————————————— 本日の会議に付した事件  議員の辞職に関する件  衆議院予備金支出承認の件  本日の本会議議事に関する件  專門員の退職に関する件     —————————————
  2. 山口喜久一郎

    山口委員長 これより運営委員会を開きます。しばらく速記をとめてください。
  3. 山口喜久一郎

    山口委員長 それでは暫時休憩いたします。     午前一時二十一分休憩      ━━━━◇━━━━━     午前一時五十分開議
  4. 山口喜久一郎

    山口委員長 これより運営委員会開会いたします。  予算審議の件について議長から御発言があります。
  5. 松岡駒吉

    松岡議長 実は先ほど運営委員会に出まして、予算審議状況について、御報告申し上げることのできるような状態にしたいと思いまして、しばらくお待ちを願つたのでありますが、どうも樣子を聞きますと、なかなか複雜事情がありましてしかく簡單に行かぬような状態であります。それについて一体どうしたらいいかということで、自分も今なお迷つているような状態でして、内容的に申し上げることはちよつと困難な点があるのであります。要するにどうも、夜を徹して審議を願うと思つていただきたいのです。はなはだ遺憾ながらそういう事態でございまして、ただ願うところは、せめて施政方針質疑等を続行していただいて、いつでも予算の方が片づくならば、ただちにその審議に入ることのできるような態勢をとつていただくことができればと、こう考えておる次第であります。
  6. 林百郎

    ○林百郎君 これから本会議を開きまして施政方針演説をやろうと思つても、議員帰つている人も実はあるのでありまして、しばらく休憩していただいて、あすの朝の十時ごろひとつつていただきたいと思います。あと農民党とわれわれの方の二人だけです。一人二十分ずつですから四十分で済みます。
  7. 椎熊三郎

    椎熊委員 われわれはきよう午前一時から本会議を開かれる態勢を整えるということは、一にかかつて予算の一刻も早く通過することを念願しているからなのであります。從つていつ來てもいいような態勢を整えるためには、残つておる質疑等はこの際無意味に休んでいるうちに、片づけるものは片づけておいた方がいいと思います。
  8. 細川隆元

    細川(隆)委員 椎熊君の動議賛成です。聞くところによると、予算にタイアツプして、その筋の方面徹宵協議をしているという話も聞きますから、一應残つているものはやはり続けて上げて、何もすることがなくなれば、一定時間休憩することもいいですが、一應やることを希望いたします。
  9. 榊原亨

    榊原(亨)委員 あなた方の四党協定のためにわれわれは苦労をしているんじやないか。こつちの方意見を尊重してやるべきだ。あなた方が言うべきことじやない。
  10. 成重光眞

    成重委員 この機会にお尋ねいたしますが、本会議において大藏大臣懲罰の件は、大体決議になりまして、懲罰委員会の方に付託されたと思います。懲罰委員会の方では本日一時半に懲罰委員会開会要求したにかかわらず、懲罰委員長うちに帰られたというので、電話をしたところが、どこかへ行つてうちにはおらぬ。明日の朝なら帰つて來るからというようなことでありますので、こういう重大な事犯の起つておるときに、懲罰委員長うちへ帰られているのかどうか行方がわからぬというようなことでははなはだ困ると思う。もしそういうことならば本会議開会劈頭懲罰委員長罷免動議を出します。
  11. 榊原亨

    榊原(亨)委員 われわれも出します。
  12. 林百郎

    ○林百郎君 賛成です。
  13. 山口喜久一郎

    山口委員長 ちよつと念のために伺います。ただいま大藏大臣に対する懲罰勤議と言いますが、政府委員たる大藏大臣に対して、議員懲罰動議は出し得ない。それは議員泉山三六さんに対する懲罰動議と解しますが、それは間違いないようにお願いいたしたい。
  14. 榊原亨

    榊原(亨)委員 大藏大臣にはおそらく不信任案が出るかもしれません。
  15. 石田博英

    石田(博)委員 懲罰委員長罷免動議というものの取扱いにつきましては、これは運営委員会がどうお扱いになりますか。
  16. 山口喜久一郎

    山口委員長 出てから考えます。
  17. 笹口晃

    笹口委員 今小会派方々が当面一番影響があるわけですが、今私が申し上げた通り関係閣僚が出ていただかぬことには質問される方もいないところで質問するわけにはいかぬ。
  18. 中村寅太

    中村寅太君 大体いつからお開きになつて政府の方が出ていただけばよろしゆうございます。二人ですから時間はそうかからぬと思います。予算の方がそれまで上つて來ればいいが、上らないときにはまた中間に時間ができて、せつかく休んだ人を起してまたその次に休むということになると思いますが、予算見通しとにらみ合せて、あわせて適当な時間をきめていただく方がよくはないかと思います。
  19. 林百郎

    ○林百郎君 なんでそんな無理をやるのか。われわれは予算の妨害をするのではない。予算見通しがついてから一時間前に知らせてもらいたい。みんな居眠りしいしい本会議をやるなんて、そんなむりなことはやらぬでもいいじやないか。
  20. 成重光眞

    成重委員 議長さんにお願いいたしますが、われわれが残つて居眠りをがまんして一生懸命やつておる。また施政方針に対する質問者の方も無理を押してやられるんだから、一つ懲罰委員長もあなたの方から行方を探してもらいたい。都合のいいことは開くが都合の惡いことは開かないというのでは困る。
  21. 石田博英

    石田(博)委員 ぼくの方はそれについては何ら発言していない。
  22. 松岡駒吉

    松岡議長 先ほど非公式でしたか、事務総長から聞いたことですが——事務総長、この際その問題を明らかにしてください。
  23. 大池眞

    大池事務総長 先ほどこの運営委員会休憩する直前、懲罰委員の三分の一以上から成規によつて懲罰委員会を一時半に開いてもらいたいという要求書議長のところへ出て参りましたので、懲罰委員長を探しまして、そういう委員からの要求があるから懲罰委員会を開いていただくように手配をいたしたのであります。ところが懲罰委員長が見あたりません。そこで委員部を通じて正式にその手続を進めるべく委員長を探しているわけでありますが、懲罰動議が可決されまして、懲罰委員会に付されましたのが十二時少し前でありまして、その際に委員長は、明日どうせ委員会を開かなければならぬので、委員部の方としましては懲罰委員長に何時にこれを開くべきかということで時間を確かめたのでありますが、その際にはただいまの開会要求はなかつたのであります。委員長としては、その当時は今晩はとうてい疲れてやれないから、あしたは八時ごろまでは開かないから、係の委員部の者にゆつくり休んでよろしい。おれの方は八時まで開かぬからという意思を明瞭にして、どこかへ行かれたのであります。從いましてその後に至つてそういう要求書が現われて來たこともありますから、その要求書を見て委員長はどういう処置を取るかしれませんが、一應委員長としては明朝の八時ごろまでは開かぬという意思委員部に対して表明しておるんですから、その旨は要求された方々には申してあります。要求方々はそれはわかつたけれども、こういう要求を見て委員長はどういうぐあいに考え直すか知らぬから、はたしているかいなか、もしおるならばどういう処置をとられるか、聞いてほしいという申出がありますので、私どもは今極力委員長のありかを探して連絡をとりつつある際でありますが、まだその連絡がとれません。
  24. 榊原亨

    榊原(亨)委員 そんなばかなことがあるか。
  25. 山口喜久一郎

    山口委員長 田中健吉君に委員外発言を許すに御異議ありませんか。
  26. 田中健吉

    田中健吉君 明禮君のお宅へ電話をかけましたら、奥さんが出られて、電話口には証人として藤原繁太郎君が立たれました。その電話によりますと、今晩はおそくなつたから國会におる。家には帰らない。明朝帰るという電話つたそうです。それで國会内を探してみてもどこにもいないということになるとどうも怪しいです。それで私は情勢を察知してどこかへ逃避しているんじやないか、重大な職務の遂行を怠つているのではないかと思いますので、この際何とかしなければならぬ。われわれは成規手続によつて委員三分の一以上の署名を得て出している。それを故意に委員長が逃げるということになれば、委員会が開かれなくなります。それでどうしても委員長がいないということであれば、これは委員会が開けませんから、この点を民自党の諸君相談ですが、どうか委員会が開けるようにやつてもらえぬものか。
  27. 石田博英

    石田(博)委員 わかりました。極力探しましよう。
  28. 林百郎

    ○林百郎君 それが見つかつたら本会議も同時に開きましよう。
  29. 椎熊三郎

    椎熊委員 ちよつと事務総長に聞きますが、懲罰委員会の問題です。今のような事態の場合、われわれは急遽懲罰委員会を開けという希望なんです。そういう場合に理事委員長代理にして議事を進めることはできますか、それは違法じやありませんね。
  30. 大池眞

    大池事務総長 それは委員会開会委員長が決定することになつております。委員長が明らかに八時までは開かぬという意思を明瞭にしておりますので、その後に新しい情勢になりましたことを委員長に傳えて、それでも開かぬということになれば、これはどうも開き得ないのでありまして、この前の石炭國管の場合にもあつた事例でありますが、石炭國管の場合は委員長は開かぬという意思を明瞭にいたしましたのにかかわらず、過半数の委員の方が委員長に事故あるものと認めてお開きになりましたけれども、その当時は委員長が開かぬという意思が明瞭になつてつたために、あれは無効になつて全然だめになつたような関係もあります。ただいまの問題は今その要求があつても、なおかつ開くか開かぬかということはまだ不確定になつております。委員長はその要求のない場合に八時まで開かぬから、お前たち休めと言つて開かぬという意思を明瞭にしております。
  31. 椎熊三郎

    椎熊委員 私の聞くのは新たな事態委員長に通ずる方法がないかということです。そういうような場合は理事がやれるかやれないかというのです。
  32. 大池眞

    大池事務総長 そういうことがもし通じられませんと、委員長としては八時まで開かぬという意思を明瞭にしておりますから、その間に開くということは前の前例から見れば困難です。
  33. 細川隆元

    細川(隆)委員 八時以後に開くということははつきりしていて、八時になつてもなお委員長がこれを遂行しない場合は開けますか。
  34. 大池眞

    大池事務総長 八時までは開かぬということになつて、その後のことは明らかにしておりません。從つて八時になつてなお意思が不明確になつておりますれば、事故あるものとなり得ると思います。
  35. 細川隆元

    細川(隆)委員 委員会を開く開かぬは委員長の独断ですか。
  36. 大池眞

    大池事務総長 そういうことになつております。
  37. 椎熊三郎

    椎熊委員 そうしますと信頼することはできぬということになりますね。
  38. 大池眞

    大池事務総長 それは別個の問題になります。本会議の場合でもその通りでありまして、皆さんが大多数で開けと議長要求になりましても、議長は今すぐ開かぬということになりますれば、これはどうも議員さんがみんな集つて決議をしてもそれは無効なのでありまして、その場合に議長がおりませんければ副議長代理をいたしますが、議長が開かぬという意思を明瞭にしておれば、皆さん集つてつてもどうにもならぬ、それと同じことであります。開かぬという意思が明瞭になつておれば、第二段に要求があれば開かなければならない、それに対する法律違反をしておることは間違いないですから、その方で別個の手段をおとりを願います。
  39. 笹口晃

    笹口委員 委員長は八時に招集しておるんですか。
  40. 大池眞

    大池事務総長 八時までは少くとも開かぬからお前たち休めと言つておられるんです。
  41. 笹口晃

    笹口委員 一應このままの状態休憩をしませんか。
  42. 石田博英

    石田(博)委員長代理 このままの状態休憩をしてはどうかという動議がありますがいかがですか。
  43. 榊原亨

    榊原(亨)委員 異議あり。今政府の方へ聞きに行つておりますから、その返事が來るまでは休憩に異議あり。
  44. 石田博英

    石田(博)委員長代理 笹口君よろしいですか。
  45. 笹口晃

    笹口委員 いいです。
  46. 成重光眞

    成重委員 一体政府に聞きに行つているのか、佐藤官房長官はそこを出たり入つたりしているが……。
  47. 石田博英

    石田(博)委員長代理 ただいま成重君からの御質疑の点について事務総長から説明を願います。
  48. 大池眞

    大池事務総長 内閣の方から正式にお答えをとつて参りました。総理関係方面との関係で、すぐに本会には出ることができないそうです。総理以外の御要求大臣は全部いつでも出席できるというお答えであります。
  49. 林百郎

    ○林百郎君 総理大臣はいつごろ帰るんですか。
  50. 大池眞

    大池事務総長 まだ出かけて行つておりません。これからです。
  51. 成重光眞

    成重委員 委員会開会しておりますか。
  52. 石田博英

    石田(博)委員長代理 開会しております。
  53. 成重光眞

    成重委員 一番大事な総理大臣がいくら何でも施政方針演説に対して質問をするときは出ていなければならぬ。從つて会議開会時刻一つお打合せを願いたい。
  54. 倉石忠雄

    倉石委員 総理大臣がただいま事務総長報告のような特殊な事情出席不可能という場合には、副総理でやつている例が今までたくさんありますから、副総理でやつたらどうでしようか。
  55. 榊原亨

    榊原(亨)委員 だめだめ。
  56. 林百郎

    ○林百郎君 おいでになるまで待ちましよう。
  57. 椎熊三郎

    椎熊委員 一應党に帰つて諮りたいと思いますから、この場合五分ぐらい休憩を願います。
  58. 石田博英

    石田(博)委員長代理 それでは暫時休憩いたします。     午前二時四十分休憩      ━━━━◇━━━━━     午前三時二分開議
  59. 石田博英

    石田(博)委員長代理 休憩前に引続いて会議を開きます。
  60. 椎熊三郎

    椎熊委員 先ほどからいろいろの点を聞きまして、党へ帰つて相談して参りましたが、小会派総理大臣演説に対する質疑が二人残つておりますが、これとてもその党にとつて重大な質問でありましようから、もちろん総理大臣出席なくしては無意味になりましよう。われわれがもしその立場であれば同樣の感を抱きますから、そのことはよく同感できます。総理大臣も遊んでいるわけではないでしようから、その間の事情をも信頼して、総理大臣の帰るのを待つて会議を開く、そういうことにおまとめを願いたい。それまでは休憩をしていただきたい。
  61. 石田博英

    石田(博)委員長代理 先ほど中村君、林君から言つた動議に、椎熊さんから申されたのはそれにもう一つ附加されております。つまり予算審議が、見通しがついて事前一時間になつて、なお総理帰つて來ないという場合には副総理でもよろしいというお話でしたが、それをあわせ兼ねてただいまの椎熊君の動議に御異議ありませんか。
  62. 石田博英

    石田(博)委員長代理 御異議はないようでありますからさよう決定いたします。  この際暫時休憩いたします。     午前三時五分休憩      ━━━━◇━━━━━     午前四時四分開議
  63. 石田博英

    石田(博)委員長代理 それでは休憩前に引続いて会議を開きます。  特にお休み中御参集を願いましたのは、先ほど休憩いたしまする前に椎熊君の動議が出まして、総理大臣帰つて出席になれる場合においては、本会議を開催するということを條件といたしまして、この運営委員会休憩したわけであります。その際に、それ以前に林君、中村君から出されておりました予算が、見通しがついたその一時間ほど前に、この二つのどちらかの條件が整いました場合におきましては、本会議を開くということに相なつておりましたわけでありますが、政府都合を聽取いたしましたところが、先ほど関係方面連絡に行くことに相なつておりました総理が、そういう必要の事態が解消いたしましたので、本会議出席可能と相なりましたので、先ほどの御決定通り会議開会いたしまして質疑を継続いたしたいと存じます。その御相談を願います。
  64. 林百郎

    ○林百郎君 私の方はこれからすぐ議員宿舍へ自動車をまわしますから、三十分間猶予してもらいたい。それから定足数をそろえていただきたい。
  65. 椎熊三郎

    椎熊委員 そういうことを言わせないようにするためには、お互い事情を考えてやつてくれればいいんだ。
  66. 石田博英

    石田(博)委員長代理 それでは事務総長から報告を願いますが、事務総長から先ほどの言葉をもう一度言つてください。
  67. 大池眞

    大池事務総長 私は先方行つているとは申しません。先方へ行く都合があるから、今こちらへは出られませんと申し上げたのであります。
  68. 林百郎

    ○林百郎君 そんなに正確ではなかつたと思うが。
  69. 細川隆元

    細川(隆)委員 そうすると開会にきまつたのですか。
  70. 中村寅太

    中村寅太君 ぼくらは定足数だけをそろえてくれればいい。
  71. 林百郎

    ○林百郎君 定足数をそろえてくれ。各要求大臣出席されますか。
  72. 石田博英

    石田(博)委員長代理 そろいます。
  73. 林百郎

    ○林百郎君 それならよろしい。さつき申合せでは少くとも八時ごろまでは休めると思つてつた
  74. 椎熊三郎

    椎熊委員 何か策略でやつているように思うな。
  75. 石田博英

    石田(博)委員長代理 速記をとめてください。
  76. 石田博英

    石田(博)委員長代理 私の休憩前におきまする動議の採決のことについての御質問でありますから私からお答え申し上げますが、ただいま本会議を開催いたしまするときの條件につきましては、まず最初に中村君から閣僚出席可能であるかどうかというお尋ねがありました。それについて調査をいたしました結果、総理出席が不能だというので、その総理出席不能という理由をもつて会議開会に反対をせられたのであります。その際に中村君から別の御意見が出た。もしも予算が上りそうだという目途がついたならば、総理出席がなくてもいい、こういう御動議が出まして、その後椎熊さんから総理出席が可能になるまで、会議を開くことを延ばそうという結論になつたのに、私はもう一つ條件として、中村君、林君の御発議と同じ意味のものを附加したのであります。從つてそれはそれぞれ別個條件として、前の会議において可決せられたものであると思います。それからもう一つ、これは特に議長にお伺いしたいと思いますが、予算審議状況とそれから議長責任をもつてごあつせんをされて、野党三派の御協定立場から、こういう本会議を開かないままの状態に置かれるということについて、議長責任上のお立場からどうお考えになるか伺つておきたいと思います。
  77. 林百郎

    ○林百郎君 ちよつとその前にお聞きしたい。先ほど首相が見えるまで待ちましようということは、これはやはりみな実は非常に疲れておりまして、しばらくここで休養したかつた。そこであなたのお話で、少くとも私の受けた印象では、首相関係筋折衝中だ、折衝中でどうしても本会議に出られない。われわれはどつかへ行つていると思つた。それで首相の帰りを待つことにしようということになれば、ここでしばらく休養がとれると思つて、われわれは首相の帰るのを待ちましようと言つた。そうでない場合は予算の上る一時間前に開いてもらおうと言つた。ところが今お聞きすれば首相関係筋折衝中というのはわれわれは信じられない。ぼくはうそだと思う。しかもそのときに椎熊氏は、それほど首相が熱心に関係筋折衝中ならわれわれも考える。しかしぼくは実際はそうでないと思う。もしそうだとするならば、その事情を説明してください。そうでなければ、われわれは納得できない。
  78. 倉石忠雄

    倉石委員 こういう委員会ですぐにうそだとか、そういうような根拠のないことをあまりおつしやらない方がいい。
  79. 林百郎

    ○林百郎君 根拠があるかないか呼んで來て説明すればいいじやないか。
  80. 倉石忠雄

    倉石委員 今まで議長政府筋とでどういう折衝をしておつたか知らないはずはないだろう。うそだなんて言われるのははなはだぼくは心外だと思う。そういうことを今言うことは別問題として外へ出て行つたか、ここにおつて電話で交渉したか、そんなことは同じことですけれども、折衝しておつたということは知らぬことはないだろう。從つて総理は本会議出席し得る状態になつたならば開きましようということであるから、それはさつきの約束から言うならば、ぼくは総理出席し得る状態になつたのであるから、開くことがさつき申合せ通りだと思うんです。
  81. 細川隆元

    細川(隆)委員 松岡議長に聞こうというなら聞いてもいいが、委員長はかつて自分の主張に合せるために発言をして松岡議長にものを言わせて、その責任を何でも議長におつかぶせるような発言をされては困る。議長にこういうことを伺いたいと思うがどうかとまず皆に諮つてもらいたい。皆が聞きたくなければ聞かなくてもいい。
  82. 石田博英

    石田(博)委員長代理 松岡議長発言を求められたから許したんです。
  83. 松岡駒吉

    松岡議長 私が発言を求めましたのは、委員長が何を聞かんとしているかということは別個の問題でありまして、私はこういう席で、微妙なことで少しでも議論を少くすることができるならば、皆さんに貢献し得ると思うから発言を求めた、というのはこれは決して私はいいかげんのことを言うのではなくして、吉田総理折衝中であるということは廣義意味においてはうそでなかつたことは私が知つております。だから私は弁護するわけでも何でもないが、そういうことで時間を費すのはお互いに損だということを知つておりますから私はそう言つたんです。
  84. 中村寅太

    中村寅太君 私がさつき申しましたのは、議員の人がみな休んでおるのに、今起して会議を開いて、そうして質問演説が済んでも、まだ予算との間に中間的なずれができるということでは、いかにも迷惑と察せられるから、予算見通しがついた一時間前に開いてもらいたい。その際には総理出席がなくても副総理でけつこうだ、こういうことであつたので、一時間前ということをはつきりと私は申し上げた。その点は委員長解釈の方が私の言うのと違つているように考えます。
  85. 石田博英

    石田(博)委員長代理 私の解釈についての御発言だから繰返して申し上げます。あなたの御動議はその通りです。椎熊君は総理出席が可能になつたときということをおつしやつたんです。それらの條件においてどちらかやり得るときにはやるということを申しました。
  86. 椎熊三郎

    椎熊委員 ぼくはさつき委員会で即刻本会議を開いてこういうものは片づくべきだという意見であつた。それを小会派諸君は、総理に対する質問だから総理出席要求する。ぼくらと小会派人たち意見が違つたけれども、小会派人たちに対しても、重大なことだから五分間休憩して幹部と相談して、それじや小会派意見に同調しろという結論つたんです。それだから総理の來るまで待とうかと言つたところが、林君から動議が出て予算見通しがつく一時間前くらいにやらしてくれ、こういうことであります。
  87. 石田博英

    石田(博)委員長代理 私の宣告は、椎熊君の動議はこうである、それに林君の動議はこうである。あなたも今この席でそれを附加したと言つている。附加したのだから二つ一体になつておる。
  88. 椎熊三郎

    椎熊委員 私の動議と林君の動議二つ一体になつている。われわれの精神としては小会派意見に同調する意味で言つている。小会派眞意予算目途のつく一時間前ということが、その眞意だということは明らかである。
  89. 林百郎

    ○林百郎君 しかも吉田総理状態がそんなにここへすぐ來られるようなら、あのときも説明できないはずはないんですが、あのときの印象では、これはしばらく吉田総理状態もここへ見えるわけには行かない、幸いにその間だけわれわれは休憩しようという状態であつた。それが二十分か三十分もたたないうちにもう出られますということはちよつとおかしい。
  90. 倉石忠雄

    倉石委員 この場合私から希望したいことがある。すでに承われば不信任案も提出されておるそうでありますが、それを即刻ひとつ上程されるようにとりはからつていただくわけには行きませんか。
  91. 椎熊三郎

    椎熊委員 問題は先の問題を解決して行かなければならない。小会派のことを済ましてからきめていただきたい。
  92. 石田博英

    石田(博)委員長代理 倉石君からただいま議事日程に上つております順序を変更して、すみやかに不信任案を三党協定通り提出して本会議に上程してもらいたいという動議が出ました。これについてお諮りいたします。
  93. 細川隆元

    細川(隆)委員 そういうかつてなことを言つてはだめだよ。
  94. 石田博英

    石田(博)委員長代理 それぢやもう一ぺんその意見を正確に伺います。倉石君。
  95. 倉石忠雄

    倉石委員 不信任案が提出されておるそうでありますから、議事日程を変更して緊急にひとつこの不信任案を上程してもらいたい。つまり最もわれわれが尊敬し信頼するに足りる人々の保証によつて、大政党の諸君が正確に申合せをおやりになつている、その期限はすでに到來いたしておるのでありますから、われわれは即刻これを上程していただくことが必要なことだと思います。これは二週間目には必ず出すということになつておる。
  96. 石田博英

    石田(博)委員長代理 ただいま倉石君から日程を変更して、この際すみやかに三党協定通り期限はもうすでに到來しておるし、條件も整つて参りましたので、不信任案を上程していただきたいということの動議が出ました。これについて御議論を願います。
  97. 成重光眞

    成重委員 倉石君ともあろう人が昨日の午前中以來この運営委員会において、あれほど私どもが事をわけてお話をし、または御了承を得ておつたことを、いまさらくつがえすようなことを言われるのはまことに困る。われわれはあくまでそういう協定には拘泥しないで、すみやかに予算審議をすることが一番重要だと同時に、党としては施政に対する一般質問が重要である、この二つの重要案件を片づけてからにしようということに大体私どもは了承できて、できるだけ一般質問なり予算審議をすみやかにしようということでお互いに努力しておつた。それをいまさら何かこの施政方針演説に対する質問も終らぬうちに言い出すとは、私ども小会派の言うことを無視することとなります。
  98. 内藤友明

    ○内藤委員 今倉石君から新しい話が出ましたが、これは新しい話で別であります。前からの引続きの林さん、中村さんの話を先に片づけていただきたいと思います。
  99. 石田博英

    石田(博)委員長代理 今内藤君からのお話でありますが、本日はすでに本会議を開催することになつておりまして、その本会議に上す日程あるいは時間のことで、この協議をいたしておるわけであります。そこでその日程として上つておるのは、國務大臣演説に対する質疑でありますが、その日程を変更してこの際すみやかに不信任案を上程していただきたいというお話なので、日程の変更の御議論であります。從つてその御動議について議論を承つておりますうちに、おのずから会議を聞くべき時間の問題にも関連して参ると思いますので、御議論を承つておきたいのであります。と申しますのは、この不信任案上程が倉石君の動議通りになりますならば、質疑も自然に解消することになります。
  100. 林百郎

    ○林百郎君 なれ合の委員会なら民自党だけでやれ。
  101. 林百郎

    ○林百郎君 事務総長委員長はどこにおるか。委員長を出してもらいたい。
  102. 石田博英

    石田(博)委員長代理 倉石君の御発言についての御意見を伺つているわけであります。
  103. 細川隆元

    細川(隆)委員 理事委員長が事故のときに代理をするのであつて委員長は議会内におるんですか。委員長から代理してくれと言われて、あなたが出ておるんですか。
  104. 石田博英

    石田(博)委員長代理 そういうわけです。委員長は今健康を害しております。
  105. 細川隆元

    細川(隆)委員 じようだん言うな。何が健康を害しているのか。
  106. 林百郎

    ○林百郎君 小細工を弄するな。
  107. 内藤友明

    ○内藤委員 そんな委員長は馘にしろ。
  108. 細川隆元

    細川(隆)委員 いつ何時ごろから健康を害しているのか。
  109. 石田博英

    石田(博)委員長代理 それでは即刻委員長出席するように連絡いたします。  この際暫時休憩いたします。     午前四時三十三分休憩      ━━━━◇━━━━━     午後二時二十分開議
  110. 山口喜久一郎

    山口委員長 それでは運営委員会をこれより開きます。  專門員の辞職承認及び予備金支出承認の件を、議長から諮問されております。これについてお諮りをいたします。事務総長の御説明を願います。
  111. 大池眞

    大池事務総長 まず第一に專門員の辞職許可に対する御承認を得たいと思います。それは、ただいま農林委員会の專門員をやつております片山徳次さんから、この際辞職を申し出られております。御本人の御希望による辞職の願いでございますから、この御承認方をお諮りを願いたいと思います。  他の一件は衆議院予備金の支出の問題でありますが、先日歳費等の法案を通します際に、関係方面との了解によつて、四千五百万円の支出の範囲で、承認を得たのでありますが、歳費並びに費用の総額を精算いたしますと、四千五百八十七万八千円と相なりまして、八十七万八千円の超過が出たのであります。この八十七万八千円は両院の予備費のうちからこれに充当する以外に、支出の方途がございません。從つて八十七万八千円を両院の人数に比較して割りますと、衆議院の負担分が五十七万一千円、参議院の負担分が三十万七千円となりますので、本院の予備金のうちより五十七万一千円の支出の御承認を願いたいと思います。この二件を御協議願いたいと思います。
  112. 山口喜久一郎

    山口委員長 別に御意見等はありませんか。
  113. 大池眞

    大池事務総長 それに附属いたしまして、片山さんの退職の手当の件でございますが、これは先例もあることでございますから、議長に御一任のほどを願いたいと思つております。
  114. 山口喜久一郎

    山口委員長 ただいま説明の二件とも、事務総長説明の通りこれを承認することに御異議はありませんか。
  115. 山口喜久一郎

    山口委員長 御異議はないようでありますから、さように決します。     —————————————
  116. 山口喜久一郎

    山口委員長 次に本日の会議について、お諮りをいたします。
  117. 細川隆元

    細川(隆)委員 けさ早くの運営委員会におきましては、前会の運営委員会申合せ通りに、大体予算の目当がついたら、一時間ぐらいの時間をおいて開こうじやないかということで、散会しておるわけです。現状においては、予算がどうなるかということは、そう短時間の間にめどがつかないような情勢だと私どもは見ておるわけです。それでこの前の申合せから行きますと、今開くというのは、その申合せとは違いますけれども、すでに本会議の從來の定刻は過ぎておりまして、時間的には大分事情がかわつて参りましたので、また議員諸君委員会でやつておられる方以外は、ほとんど手ぶらで院内で時間をもてあましているような実情でありますので、かたがたこの辺で一應本会議を開いて、重要な施政演説質問の残りとか、あるいはまた上つて來ておる法律案がございますれば、そういつたものをこの際上程したらどうか。そのためにそろそろ本会議を開いたらどうかというふうに考えるのです。
  118. 山口喜久一郎

    山口委員長 お諮りをいたしますが、いかがですか。
  119. 成重光眞

    成重委員 ただいま社会党の細川君からの御発言に対して同意いたしますが、ただこの際お諮りいたしておきたいことは、どうも昨日來の予算折衝等に対しては、いろいろ複雜した向うさんの御事情があるようであります。そういうことから察知いたしまして、私どもは昨晩の夜における向うとの折衝状態などを見ておりますと、徹宵して待機するというようなことは、この際一應あらかじめそういう態度をきめておいて、およそ本日午後六時あるいは七時というような一定の時間をきめて、それから先に予算案等に対する折衝の経過等が終るか終らないかわからない。そういう見通しのつかないのに、いたずらに議員が待機するというようなことは、私どもはもう昨日來相当疲れておることでもありますし、どうでしようか。およそ本日のそういう時間を大体予定してきめておいて、それまでに上らなかつた場合には、本日は一應帰していただかなければ、実は私どももまつたく寢ておりませんので、健康がもちそうもありません。どうでしようか。
  120. 細川隆元

    細川(隆)委員 御趣旨は賛成です。但しその場合は本会議休憩後もう一ぺん開いて、その上でそのとき新しい情勢が出て來るかもわからぬから、もう一ぺん開いてこのことは協議するということにしたい。
  121. 林百郎

    ○林百郎君 私の方は故意に予算審議を遅らすつもりではありませんが、とにかく今夕は続いてまた徹宵ということのないように、適当な時間に帰して、休養さしていただくようにおとりはからいを、できるだけ御努力願いたいと思います。
  122. 椎熊三郎

    椎熊委員 私は諸般の情勢を勘案いたしまして、大体きよう中に一切を片づけなければならぬような態勢にあるのじやないかと思います。そのためには多少時間的にむりがあつても、きのうのように無意味に夜明かしするようなことは困るけれども、大体十時か十一時ごろまでに上げてしまうように、大いに協力してやりたいと思います。九時と限つておいて、あと三時間もあるのに九時になつたら帰るというようなことでは、きようは済まされないような状況になるような節もあると思われます。ですからむりをしないことにして、大体きよう片づける。
  123. 山口喜久一郎

    山口委員長 ただいま細川君のお話通り、新たなる情勢の発生いかんは、本会議終了後、またそのときに應じて本委員会を開いて善処するということに御了承願いたいと思います。
  124. 大池眞

    大池事務総長 きよう、これから開かれる議事の順序でございますが、請願が第一から第五十八までございますので、これは昨日の例によりまして、きわめて簡單に委員長報告を略して御採択を願つて、それから國務大臣質疑に入る。こういうことにおやり願つたらいかがかと思います。その間に今予想されておりますのは、國家公務員法の一部を改正する法律案、参議院提出のものがありますが、これは人事委員会の方でそのまま通つて來るように聞いておりますので、それが上りましたらば、これをその間にはさんでいただく。それから國務大臣演説に対する質疑の問題は、中村さんと野坂さんが残つておりまして、出席要求の各大臣があるわけでありますから、これはさつそく内閣の方へ通知をして、至急來ていただいたところで、なるべく早く開きたい、こういうようにおきめを願いたいと思います。
  125. 内藤友明

    ○内藤委員 実は私の方から緊急質問が願いたいと思います。それはきのうからの新事態に対して、総理大臣責任を一應お聞きしたいという意味であります。きようひとつ早目にその機会を與えられんことをお諮り願いたいと思います。
  126. 細川隆元

    細川(隆)委員 これは当然泉山氏の責任問題に関連しておるように思われるのですが、泉山氏は大藏大臣、安本長官をよされたという話を聞きましたが、それは正式に通告がありましたか。
  127. 大池眞

    大池事務総長 いまだ正式にありません。
  128. 林百郎

    ○林百郎君 きようは当該大臣である大藏、安本両大臣は、どなたがおやりになりますか。
  129. 山口喜久一郎

    山口委員長 本会議が開かれるまでに、所管大臣が決定するだろうと思います。どうせ兼任でしようが、兼任大臣によつて答弁がなされるようなことになるだろうと思います。
  130. 林百郎

    ○林百郎君 もう一つ公務員法の参議院から回付の、例の第五條第二項ですが、それはどういうように片づいたのですか。
  131. 大池眞

    大池事務総長 参議院の案通りに來るように聞いております。
  132. 林百郎

    ○林百郎君 衆議院ではその問題で各党の態度がきまらないと思つたのですが、それはどうなりますか。
  133. 椎熊三郎

    椎熊委員 衆議院では人事委員会にまかしたのです。
  134. 山口喜久一郎

    山口委員長 そうしますと今の緊急質問ですが、内閣の責任に関する緊急質問というのが酒井俊雄君から出ておりますが、これは國民協同党單独の意味ですね。
  135. 内藤友明

    ○内藤委員 今のところはそのつもりであります。
  136. 山口喜久一郎

    山口委員長 ちようと速記をとめてください。
  137. 山口喜久一郎

    山口委員長 速記を始めてください。内閣の責任に関する緊急質問、これを上程することに御異議はありませんか。
  138. 山口喜久一郎

    山口委員長 御異議はないようでありますからさように決定いたします。ただいまの緊急質問は一般質問演説終了後ということに御了承を願います。     —————————————
  139. 大池眞

    大池事務総長 両院法規委員会から、法規委員会の專門員等を設置したいという勧告案がまいりました。お手元に御配付申し上げますから、御研究を願いたいと思つております。これは國会法を改正しなければなりませんので、ただいま直ぐというわけに参るまいと思いますが、せつかくの勧告でありますから、御研究を願いたいと思います。
  140. 石田博英

    石田(博)委員 事務総長にお伺いしたい。これは國会の運営に関する法規上の事項について調査する、その範囲だけに限定されるわけですね。
  141. 大池眞

    大池事務総長 両院法規委員会というものは、常任委員会でないために、專門員並びに調査員、主事等の配属がないわけです。これを常任委員会並に扱つてもらいたいということであろうと思うのであります。從つて事務局法その他の法規も関連して直さなければならぬので、こういうようにしてもらいたいという向うからの勧告です。
  142. 山口喜久一郎

    山口委員長 本件は各党において十分御檢討をしていただくということにいたしたいと思います。
  143. 山口喜久一郎

    山口委員長 別にこの場合御発言もないようでありますから、運営委員会は暫時休憩いたします。     午後二時四十二分休憩      ━━━━◇━━━━━     午後三時四十五分開議
  144. 山口喜久一郎

    山口委員長 これより運営委員会を再開いたします。  議長よりお諮りする事項があるそうです。
  145. 松岡駒吉

    松岡議長 三時十五分に建設大臣がお見えになりまして、泉山さんの辞職願を託されたからというて、御提出になりました。読みます。     辞職願              私儀  一身上の都合に依り辞職致度此段及  御願候也   昭和二十三年十二月十四日             泉山三六    衆議院議長松岡駒吉殿  「一身上の都合に依り」「議員を」という文字が抜けておりまして、辞職いたしたいということになつておりますが、読みました通り衆議院議長という名あてになつておりますから、言うまでもなく議員をおやめになるという意思がきわめて明白でありますので、そのまま受取つたわけであります。
  146. 山口喜久一郎

    山口委員長 お諮りをいたします。ただいま議長より御報告通り、衆議院議員泉山三六君から松岡議長あてに辞職願いが出ておるのでありまして、これについてはただいま松岡議長の御説明の通り、衆議院議員を辞任したいということでありまするから、これを許可するに御異議はございませんか。
  147. 山口喜久一郎

    山口委員長 御異議はないようでありますから、本委員会において、衆議院議員泉山三六君の辞職願いを許可することに決定いたします。暫時速記をとめてください。
  148. 山口喜久一郎

    山口委員長 暫時この場合休憩いたします。     午後四時三分休憩      ━━━━◇━━━━━     午後七時二十四分開議
  149. 山口喜久一郎

    山口委員長 これより運営委員会を開きます。  ただいま速記を抜いて皆さんと種々御相談をいたしましたが、その結果として本日はこの程度において本会議を終ることといたしまして、明日予算委員会が十時から開かれるというようなお話合いもあり、本会議は定刻一時から開くことにいたしたいと思いますが、これについて御異議はございませんか。
  150. 山口喜久一郎

    山口委員長 御異議はないようでありますから、さように決定いたします。委員会はこれにて閉会いたします。     午後七時二十五分散会