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成重委員 ただいまの提議に対しましては私の方としてまことに遺憾の意を表するとともに皆樣方にお願いしたいのでありますが、実は本日午後
運営委員会できまりました
決議案に対する
賛成演説は
田中健吉君がやることに御了解を得たのでありますが、本
会議開会直後
田中君に支障が生じましたので、突然外崎君にかわりまして
議場内
交渉で皆樣方のお許しを得てや
つた次第であります。外崎君自体は
決議案の
内容すら知らず、どういう
決議案かと聞かれたので、それは
提出者の
石田一松君が
決議案を持たれておるからそれを見て簡單に
賛成すればいいんだ、それではということで、
石田君に
決議案の
内容を見せてもら
つて、準備ができたということでありましたので、私
どもはきわめて簡單に
賛成意見を述べるものと信じてお
つた。ところがたまたま本人の性格上演壇へ上ると興奮して不穏当な言辞があ
つた。私は早速議長席に行きまして、不穏当な点は取消すようにということを
事務総長を通じて依頼し、本人も取消をいたしたのであります。過去におきまして
議場における不穏当な
発言に対する取消は、
速記録を調べた上で議長において適当に措置するということで終
つておるのでありますが、外崎君の
発言に対しては演壇でも
つてみずからその取消を表明したのであります。われわれとしてはまことに遺憾の意を表し、また皆樣方に相済まんと思いますが、本
懲罰動議に対しては一應御撤回願えますならばはなはだ幸いと思います。
なおまたもし本
会議において、本人から誠意を持
つて陳謝の意を表するということで、お許しを願えますならば、さようにお取計らいを願いますよう、御同情ある御判断を願いたいと思います。