○
委員長(
山田節男君) それでは
只今より
労働委員会を
開会いたします。
開芸に先立ちまして、
委員長に選任されました私から一言御挨拶申上げたいと存じます。
日本社会党所属、
山田は今回本
参議院の
労働常任委員長の重責に任命いたされました。誠に
浅学非才でございまして、今日殊に労働問題があらゆる分野におきまして
重大性を帯びております
折柄、果してその重任に耐え得るかどうか、誠に自分自身疑
つており次第でございますけれども、幸い今回の
労働委員に
なつて下さいました皆樣方は、いずれも我が國におきまする單に
労働界のみならず、この
日本におとまして最も秀でた、且つ又有能なる方々が
委員にな
つておいでになることでございますので、この菲才の私としましては、
皆様方のよき
指導と御啓発によりまして、この
大任を果すことを
付ますならば、幸甚であると存じます。
この
労働委員会……まあ
常任委員会一般でございまするが、これは今日お見えに
なつておる方の中で第一
國会、第二
國会とも
労働常任委員として
おいでに
なつておる方がございますが、
委員会の構成上から申しましても、これは各会派の数に
比率いたして選んでおりまして、まあ具体的に申しますならば、本
会議の縮図のような形をいたしております。そして又
常任委員の
職務として、これ又申すまでもなく新
憲法下におきまする
國会の
運営上におきまして、最も重要なものでございまして、この
常任委員会の機能、活動の如何が
國会の
運営の價値を定めるものだとこういうふうに私は認識して参
つております。そういう
意味から申しましても、我々としても、殊に私としましは、この
委員会におきまして、いろ
ろ先輩諸賢の御
指導を得ますると同時に、勉強をし、研究をしまして、この
常任委員会の
委員の末席を汚す者として、その
大任を果すことに努力いたしたいと存じます。どうかそういう
意味におきまして、今後いろいろ至らない点があると存じますが、この点は御遠慮なく御叱正を賜りまして、過ちなく、又厳正公平に
常任委員会の
職務が完遂できますように、御
指導賜わらんことを備えにお願い申上げまして、御挨拶に代える次第でございます。
この
委員会といたしまて、先ず最初にこの
理事を選挙いたすことに
なつております。
参議院規則第三十條によりますると、
理事は無
記名投票によるとに
なつております。又そうしない場合には推薦に基いて
委員長が
指名すということに
なつておりまするからして、この
理事の数におきましては、過般
常任委員長会並びに
議院運営委員会におきまして、大体
委員数の五名に一品という
比率が定められた次第でございまして、そういたしますると、本
委員会は定員十五名でございまするが、一名欠員で、十四名と
なつております。先程申上げました
比率によりますと、本
委員会は
理事三名ということなるのでございまするが、これに
つて、
理事の数につきまして御
異議ございませんでしようか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕