○
政府委員(
平田左武郎君) 戰後の我が國の
畜産業は、申すまでもなく一般の國民食糧の窮迫いたしておる実情の下に、
飼料の問題が非常にやかましい問題になりましたので、終戰後の
畜産の振興を図るということは、なかなか困難な実情に置かれてお
つたのであります。そうした
関係上一種の危機に当面しました
畜産業を振興いたして、農業経営の合理化、農家経済の安定を図り、栄養食糧の
確保と
畜産資源の開発に努めて、國民の食生活の改善に資する。或いは又
輸送力の増強に資するというような観点から
畜産振興の
対策は、かねてより
関係者の間で考慮されてお
つたのでありましたが、昨年それが
畜産増殖の五ケ年計画とな
つて現われたのでございます。その五ケ年計画の大要はお手許にもあるかと存じますが、
昭和二十一年の
家畜頭数の約三割を増したもの、即ち
家畜単位で申しますと、四百三十一万頭を五ケ年計画を以て
昭和二十七年に実現せしめよう。現在より三割増した数量を五ケ年計画を以て実現せしめよう。こうした意図を持
つた計画であ
つたのであります。
ところで中央の
畜産審議会におきまして樹立されましたこの目標
頭数を
地方に移して、
地方民の要望を伺
つたところ、最近は意外に
畜産振興の熱が普及いたしておりまして、馬におきましては、目標
頭数をやや下廻りましたけれども、その他の乳牛とか、豚とか、山羊、緬羊、鶏につきましては、遥かに中央で考えました
数字を上廻りまして、総計は四百七十八万八千
家畜單位という結果にな
つたのであります。それで経済安定本部で施策中の五ケ年計画に即應いたしまするがために、これらの二つの
数字を持ち寄
つて安本と折衝いたしました結果、その中間的の
数字に落ち着ききまして、二十七年度の目標といたしましては四百五十九万
家畜單位、更に年度が一年間ずれました二十八年度の目標といたしましては、四百九十万四千
家畜單位が目標として掲げられるに
至つたのであります。この
数字は過去の比例から見ますると、
昭和十九年が四百八十万
家畜單位でございますので、そこで最高を示したものでございますが、それから見まして、約十数パーセント増した状態に持
つて來ようというのでありまするが、一方農業経営上必要とする
家畜の
頭数並びに國民の栄養食糧
確保の上から必要とする
家畜の
頭数等と考え合せますると、まだ遥かに下廻
つておるのであります。即ち農業経営上必要とする
家畜頭数は六百七十万
家畜單位と見られておりまするし、國民栄養食糧
確保の見地から必要とせられまする
家畜頭数は七百八十方
家畜單位とせられておるのでありまするが、他面
飼料の
事情なり
家畜の繁殖能力等をも併せ考えなければならないので、現状に即して
只今申上げました
数字に落ち着いたのであります。さて目標
数字はかく樹立せられたのでありまするが、この目標を具体化すべき実際上の方策がどういう持ち合せがあるか、こういうことに段々と問題はな
つて來るのでございましてこれにつきましては
飼料の問題があり、金融の問題があり、牧野の問題があり、又
家畜衞生の問題があるのであります。
この内先ず
飼料の問題から申上げまげるならば、食糧との
関係で
飼料の
確保が最も困難を告げてお
つたのでありますが、最近になりまして、大分國内の食糧に裕りを感じ得るようにな
つたと同時に、
飼料の輸入につきましても、
連合軍司令部厚意ある取計いによりまして、段々と前途の明るさを考え得るような状況にな
つたのであります。輸入
飼料の
数字を申しますると、お手許に差上げてありまする表にもありまするように、
昭和六年、九年乃至は十四年頃は百万トン以上の
飼料の輸入を見つつあ
つたのでありまするが、戰爭中段々と減
つて参りまして、殊に戰後は激減いたしまして、
昭和二十年の九万五千トン、二十一年の一万五千トン、二十二年の二千三百トンというような非常な激減を見たのであります。こうした
関係上
畜産の増殖ということも、
飼料に裏付けをいたしました計画的の目標の下に推進するということに著しく困難を感ずるようにな
つたのでございまするが、一面國内
飼料の最大限の利用
確保というような見地から、本年度初めには
飼料公團によ
つて統制するとか、或いはその他の未利用の人工
飼料につきましても利用法等を試驗
研究を進めるとかいうような措置も取
つておるのでありまするが、輸入
飼料の現況を申しますと、お手許に差上げてありまする表にありまするように、現在まで確定的のものが
飼料自体の輸入資金によるものとして約三万五千トン、それから農家保有の
飼料用の轉換を引当とするもの、即ち麦類、芋類、雜穀等が農家の
飼料用として保有せしめることにな
つておるのでありまするが、これを外國よりの、「とうもろこし」等と置き換えてそうして食用に廻すという措置として現在輸入が考慮されておりまする四万トンがあるのであります。以上が確定的のものであります。その外現在交渉中のものといたしまして濠洲産の麦類、これは先般決定を見ました目印通商協定のポンド決済の方式によ
つて輸入することにな
つたのでありまして、恐らくこれが本年内に契約が成立しました來春から……。これは決
つていないそうでありまするが、輸入を見るものと考えられますのは二万トン、それから脱脂粉乳の見返りとして輸入せられます
飼料、即ち育児、乳幼兒の食用といたしまして、アメリカから脱脂粉乳を輸入することといたしてお
つたのでありまするが、これが現地の都合によりまして脱脂粉乳を
確保することができませんので、
飼料を輸入して日本で乳幼兒の食料を造るというような方式に切替えることにいたしておるのでありますが、これが約一万二千トンあるのであります。以上合計いたしますると、
数字といたしまして十万七千トンという
数字が出て参るのでございまして、表で御覧のように二十年、二十一年、二十二年の惨澹たる
数字と比較して見まするならば、我々としても一沫の希望を持ち得る状況にまで到達しつつあるのであります。尚その他に或いはコプラを輸入してその搾り粕を乳牛用にし、その油から石鹸を製造して海外に輸出するならば、殆んど資金なしの
飼料が
確保できるというような案も提出されておりまするし、非常に有利な案と考えますので、我々としましては実現を図るようにして参りたいと考えております。尚インドよりは新らしい
飼料の食物も入
つておりますし、アメリカの「とうもろこし」の生産も大豊作を傳えられておるというようなことでございまするので、資金の面乃至はその他の交渉がよろしきを得ますならば、我々としてもこの計画も実現することができ、更に又一歩を進めて参ることができるのではないかと考えでおるのであります。
尚そうした
飼料の問題の外に、鷄の黙としましては、
只今申上げましたのは蛋白質でございませんで、澱粉質でございますが、鷄その他の
飼料といたしまして、蛋白質の
飼料を
確保する必要が非常にあるのであります。これにつきまして、目下國内資源としては魚粕が重要な地位を占めておるのでありまするが、いろいろと統制機構の欠陷と申しますか、不整備よりいたしまして、今日のところは十分にそれが
家畜使用者の手許に入
つていないというふうな実情にございまするので、
関係部局と連絡いたしましてへその
方面の整備を図りつつあるような次第であります。尚この一般的
飼料対策の外に一つ
畜産部面において大きな問題として叫ばれておりまするのは、酪農の問題を如何にするかということであるのであります。即ち乳牛は一般の役牛乃至は馬類と比較いたしまして、非常に多くの蛋白
飼料を
要求いたすのでありますが、そうして生産された牛乳、乳製品は乳幼児、病人等の一種の主食とも申すべき性質を持
つた重要な食糧であるにも拘わりませず、この間の牛乳、乳製品の生産、供出と農家の必要といたしまする
飼料の
確保との点におきまして、確乎たる連関がつけられていないというようなことからいたしまして、乳牛を飼育いたしておりまする途上におきましても、供出が段々と窮屈にな
つて参りますと、殆んどその
方面に取られて、牛乳生産者は麦類その他も供出しなければならず、又できた牛乳、乳製品も供出しなければならず、いわゆる二重供出の苦みを受けておるということが愬えられておるのであります。これに対処いたしまするがために一種の乳牛のための畑を
確保するということも考えられまするし、又牛乳の生産数量にリンクして必要な
飼料を配給するというような措置も取られるのでありまして、農林
当局といたしましても、今日までそれらの施策を著手いたして参
つたのでありまするが、実施の経過においては必ずしも良好の成績を收めておらなか
つたのであります。
飼料の配給の点につきましては、牛乳一石出せば麦類を三斗三升リンク的に配給するというような措置を取
つたのでありましたが、これが非常に空手形に終
つておるというような非難を受けてお
つたのでありますけれども、この点につきましては幸い最近の
飼料輸入状況の好轉と睨み合せまして、段々と前にやるべき
飼料が時間的のずれはありますけれども、逐次約束を果しつつある次第でありまするが、更に百尺竿頭一歩を進めてこの酪農の確立と申しまするか牛乳、乳製品の供出と関連しての
飼料の問題を如何に安泰な地位に置くかという問題につきまして、大きな問題が存在いたしておるのであります。
飼料の問題についての
畜産界におきまする現下の問題は金融の点なのであります。一昨年までは農村金融も非常に潤沢でありましたので、
家畜もどしどし出るというような状況であ
つたのでありまするが、昨年以来農家の税金負担が重加して参りましたのに関連いたしまして、
家畜方面に廻される資金も非常に圧迫を重ねて参るということで、この
畜産金融をどうするかということが大きな問題とな
つているのであります。これに対しまして
民間の金融並びに
政府資金を導入するという二つの
方法があるのであります。先ず
政府資金の
関係から申しまするならば、目下一般の農林、漁業について復興資金の融通を
政府資金で以て行
つておるのでありますが、その計画の一環の中に
畜産資金を
要求いたしておるのであります。この農林漁業復興資金は二十三年度の融資計画は約四十億と考えられましたその中に
畜産関係においては五億六千六百万円が一應計画されてお
つたのでありまするが、この問題は、段段と復金と安本
方面との折衝の結果、第三四半期の決定額といたしましては、総額が二十億円となりまして、その中にアイオン台風の災害復旧費であるとか、福井の震災復旧費であるとかいうような誠に止むを得ぬ
要求があとからあとからと出て参りますような
関係もありまして、そうして又資金の中におきましても、公共事業の所要費を優先的にするというような
関係もありまして、
畜産に認められておりまする枠は現在のところ一億一千五百十三万三千円であります。それからその他に復興金融金庫の金庫資金融通といたしまして、
畜産関係の工場に対しまする融資を
要求いたしておるのでありまして、これは動物医薬品の工場施設でありますとか、動物用用具の工場施設でありますとか、
飼料工場の施設でありますとか、農用の車輌工場の施設でありますとか、卵を取る場所の施設でありますとか、アンゴラ兎をいたしまする施設でありますとか、合計十四件に対しまして、本年九月までに一千七百二十五万五千円が認められておるような実情であります。これが
政府資金の或いは復金から直接に、或いは農林中央金庫から融通するというような方式を以て今日までや
つて参つたのでありまするが、さて一般銀行
方面の融資ということになりますると、
農林省の総務局斡旋額は約九千五百万円を超えたのでありまするが、これはまだ全部は融資されていないというような実情でございますので、その他の一般の
民間金融機関を動員しての
畜産金融という点になりますと、実は今日まで金融上の取扱いに非常に縁が遠か
つたというような、
制度的の措置の縁が遠か
つたというような
関係もありまして、その方式が確立しておらないのであります。ところが昨年以來の金融梗塞に直面いたしておりまするので、
家畜の生産者並びに飼育者、両面とも非常にこの金融難をかこ
つておられるような実情にございまするので、我々としましてはこの問題を一つ採り上げて、しつかりした方式を確立したいという意図の下に、目下
畜産審議会の金融専門部会を特設いたしまして、この問題を解決しようと努めているのでございます。荷見前農林次官に
委員長をお願いしまして、この問題を解決いたしたいと思
つているのでございますが、この点は非常に
畜産会といたしまして、重要な問題でございますので、委員各位におかせられましても、いいお考えがございましたら是非お教えを頂きたいと考えているのであります。
次は牧野の問題でございます。
飼料の根源である牧野、
家畜育成の根源でありまする牧野の問題でありまするが、約百五十万町歩という牧野も、農地改革の観点から四十万町歩は農業
方面に開放せしめられるというような方針がございまして、実際は調査の結果二十万町歩とな
つたのでありますが、それにいたしましても、牧野百五十万町歩の中二十万町歩取られることになりましたので、今後振興を図るべき
家畜の増殖ということに非常に欠陥を生ずることにな
つたのであります。從いまして我々としましては、牧野の
改良、合理化というものをどういう
方面で、どういう
方法で推進して参るかということが当面大きな課題とな
つたのでありまするが、結論といたしましては、我々が持
つておりまする案は、
残つておりまする牧野の中約二十二万町歩に対しまして、牧野集約合理化の
改良施設を講じ得たならば、失
つた面積より生じまするところの粗
飼料給源の草類を
確保することができるという結論に到達いたしまして、その施策を立案推進いたしつつあるのであります。取敢えず二十四年度におきましては十一万町歩を調査いたし、それに対しまして四万二千百十一町歩に対して、
改良集約化の措置を講じて参ろう、これによりますれば、從來の未
改良牧野でありますれば、一町歩から三トン半の草しかできないけれども、
改良牧野になりますると、一町歩から十二トン取れる、実に三倍半の
飼料が
確保できることになりまするので、これを以て牧野面積に生じました欠陷を補填して参りたいと考えておるのであります。この事業は予算的に申しますと、公共事業費にな
つておるのでありまして、当初は一町歩に対して約二万円の
要求をいたしたのでありまするが、農林部内でいろいろ檢討、査定の結果、九千百余円ということになりまして、総額三億八千三百四十万円余の公共事業費予算を牧野
改良のために
要求いたしておるのであります。その中には、放牧地と採草地とありまして、いろいろと
改良施設としての優良牧草を導入いたすとか、或いは排水施設を整備いたすとか、或いは施肥の、科学的の肥料は用いませんので、炭酸カルシユーム等を使うとか、工夫をいたしまして、そうしてこの面積を
改良して参りたいと考えておるのでございます。これはまだ勿論予算が決定したわけではございませんけれども、
農林省といたしましては、牧野開発のために三億八千九百万円の公共事業費予算を
要求しておるということになるのでありますが、尚牧野に関連して今大きな課題とな
つておりまするのは、國営
種畜牧場の整備という問題であります。現在
農林省といたしましては、
北海道を初め全國に二十五の牧場を持
つておりまして、馬、その他の
家畜、
種畜を製造配付をいたしておるのでございまするが、この点が、これ又農地
改良の点、並びに農業試驗
研究機関を整備するという見地からいたしまして、
司令部よりもこの牧場に対しまする整備の
要求を受けておるのであります。その一つのポイントは現在の國営牧場は二十五あるのでありますが、その面積は四万三千五百八十八町歩にな
つておるのであります。勿論その中には山林等の利用困難な面積もありますけれども、併しながら
北海道には一千町歩内外の牧場も相当あるというようなことからいたしまして、この國営牧場の面積が経済的利用の見地からいたしまして多きに過ぎるのではないかということは一つの
司令部の見解の点であるのであります。いま一つはこれの利用
方法として予算上の問題が
民間の経営に比して
能率的でないではないかとこういう
意見があるのであります。即ち
民間の牧場は比較的小さな面積を以て相当数の
種畜を育成供給いたしておるにも拘わらず、國営牧場については面積も非常に大きいし、又予算もそれに伴
つて大きく
つて十分民営事業に比較して
能率が挙
つていないではないかとこういう点であります。一勿論その論点の中には十分傾聽すべき
意見もございまするし、又
北海道の牧場等につきましては勤労馬の育成というような見地からいたしましてその非難に当るような点もないのではないのでありますが、併しながら日本の
畜産は世界的に見ますれば非常に後進國であります。この優良
種畜の育成というような事業の
技術、その資力というものを挙げて
民間に委するというにはその時期に達していないと考えられるのであります。
明治の中葉から今月まで國営
種畜牧場は
畜産の発展のために相当の
種畜を供給いたして今日の状況を具現いたして参
つたのでありまするが、そうした観点からの整備を要望せられまして、我々としましては今日も実際に即した整備の方針ということはこれはもとより取らざるを得ないというような見地からいたしまして、非常に周密に数の多いところの牧場につきましては若干他の用途に轉換せしめるとか、或いは面積の多い
地方に対しましてはこれを食糧増産の
方面等に、農業改革の方針に向
つて轉換するとか、更に試驗
研究問題の整備の見地からいたしまして、
家畜の試驗機関に轉用いたして参るというようなことも考えておるのでありまするが、この点につきましては
司令部当局としても更に何と申しまするか、突進んだ考え方を持
つておられまして余り時の余裕を與えず而も相当急速な改革を行わせるような意向を持
つておられまするので、我々としましてはこの問題は尚
畜産技術の
方面にも非常な重大関連を持
つておりますので、
司令部当局としてはそうした
技術の会合を設置いたしまして、それに諮
つた上革新のある案を実施したいということを御約束を申上げてあるのであります。一つの大きな問題としてこういう問題が存在いたしておるのであります。最後の
家畜衞生の点につきましては日本
脳炎の問題なり、すでに御
質問にお答え申上げましたのでこの点は省略さして頂きたいと思います。
尚
畜産局といたしまして背負
つておりまする大きな問題は國営競馬の施行の問題であります。これは前
國会の終りに両院を通過いたしました新競馬法に基きまして國営の競馬を
畜産当局といたしまして実施いたしておるのでありまするが、私自身も中山、府中等を若干見聞いたしたのでありまするけれども、今日までのところはさしたる問題もなく、又
司令部の監視等もありまして、極めて粛然と行われておるように見受けておるのであります。いろいろ競馬法の施行に関連しまする問題等も多々あるわけでございますが、そうして又
法律の末條に一年以内を区切
つての改廃の措置を約束されているというようなことでございますので、後日又御
審議を煩わさなければならんことがあるかと思います。今日までの國営競馬の実備としましては、さして問題もなく進行しておるように見受けますので、その点を御
報告いたして置く次第でございます。尚最後の
法律案の点につきましては、本日事前審査をお願いいたしました
馬匹去勢法を廃止する
法律案の外に二つばかりの
法案を御
審議願わなければならん
情勢にあるのでありまして、その第一は
家畜市場法の廃止、これは
家畜の市場につきましては現在
地方長官の許可
制度にな
つておるものでありまして、そうして
一定の農業團体等につきまして特典が加えられておるのでありまするが、これが現在の私的独占
禁止の見地からいたしまして、許し難いというような
情勢にもな
つておりまするし、又取引を不当に拘束するということに基きます
関係業者の不便というような見地もございまするので、この
法律の廃止について御
審議を願わなければならんと思います。又もう一つ
畜産に
関係いたしまする農業協同組合が
馬匹組合等から財産の移轉を受けまする場合の課税の特例に関しまする
法律案、これは從来の農業会につきまして、措置せられましたと同樣の取扱を
畜産の團体に対してもおとり願いたいということでございまして、内容は短い案でございまするが、その三つの
法律案を本
國会において御
審議御協賛頂きたいと思
つておる次第であります。