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藤井新一君 御尢もと思いまするが、
衆議院、
参議院が屡々事を起して、いつも
衆議院が強いというように
國民に知らしめておる点がございます。例えばこの場合においても然りで、そういうことになるというと今後の
参議院のあり方について、
國民は非常に
参議院が貧弱であるということを考えるのでありますが、誠に遺憾であると私は考えております。殊に
憲法上の問題についてもこういう点が多々ございまして、例えば今度の
公務員法の中においても、
憲法六十七條と思いましたが、
衆議院、
参議院が一緒にならんとき、うまく行かないときは、
衆議院の方を取るというようなこともございますが、こういうようなことを、今後屡々繰返されるのでは、
参議院の
立場も困るので、この際これを延期する以上は、どうしても
参議院から
指名して頂きたいことを要望して止まないのであるますから、どうか
大臣におきましては、
参議院の強い
意思であつたということを
一つ篤と述べて、そうしてあなただけで行かなければ、
地方財政委員会の
委員長同士が
一つ会合して、そうしてその問題を解決して頂くように御盡力あらことを切望して止まないのであります。