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1948-11-20 第3回国会 参議院 議院運営委員会 第13号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十三年十一月二十日(土曜日)   —————————————   本日の会議に付した事件國家公務員厚生福利施設に関する  調査承認要求に関する件 ○政府における諸事務能率的運営に  関する調査承認要求に関する件 ○漁業界実情調査のための議員派  遣要求に関する件 ○衆議院議員選挙法の一部を改正する  法律選挙運動等臨時特例に関す  る法律及び政治資金規正法施行後の  状況並びに教育委員選挙実施状況  等を調査のための議員派遣要求に関  する件 ○逓信省関係業務並びに施設実地調  査のための議員派遣要求に関する件 ○常任委員会專門員出張に伴う旅費に  関する件 ○常任委員長補欠選挙に関する件   —————————————    午前十時十三分開会
  2. 梅原眞隆

    理事梅原眞隆君) それでは会議を開きます。今日は調査承認要求書が二つと、議員派遣要求書が三つ出ております。
  3. 河野義克

    参事河野義克君) 調査承認要求書人事委員会から二件出ております。一つは、    國家公務員厚生福利施設に関する調査承認要求書  一、事件名称 國家公務員厚生福利施設に関する調査。  一、調査目的 國家公務員福利施設現状調査すると共に、併せて一般民間企業における従業員厚生福利施設をも調査し、その比較研究の上、國家公務員厚生福利施設に関する具体的対策調査研究する。  一、利益 國家公務員厚生福利施設に関する改善施策は現下最も重要な問題であるから、この調査によつてその改善を最も効果的ならしめ、國家公務員法の完全なる施行に寄與する。  一、方法 政府及び国家公務員より厚生福利施設に関する説明並びに改善意見を聽取し、資料要求し、並びに國家公務員の各種の厚生福利施設及び民間企業における從業員の厚生福利施設実地調査する。  一、期間 今期國会開会中。  右本委員会決議を経て、参議院規則第三十四條第二項により要求する。    昭和二十三年十一月十九日      人事委員長 中井 光次  参議院議長 松平恒雄殿  これは大体ここに書いてある通りで御説明の必要もないと思います。  それからもう一件、    政府における諸事務能率的運営に関する調査承認要求書  一、事件名称 政府における諸事務能率的運営に関する調査  一、調査目的 政府機関における國家公務員諾事務処理現状調査し、併せて能率的事務運営を行う民間企業実情をも調査し、その比較研究の上、政府における諸事務能率的運営に関する具体的対策調査研究する。  一、利金国家公務員法改正は、國家公務員の民主的且つ能率的な事務処理目的とするものであるから、政府諾機関における諸専務の能率的運営に関する調査を行なつて國家公務員法の完全なる施行に寄與する。  一、方法 政府及び政府職員より政府機関における諸事務運営状況に関し、又能率的運営を行う民間企業体よりその運営方法に関し説明を聽取し、資料要求し、且つ必要に應じ実施調査する。  一、期間今期國会開会中。  右本委員会決議を経て、参議院規則第三十四條第二項により要求する。   昭和二十三年十一月十九日      人事委員長 中井 光次  参議院議長 松平恒雄殿  それでは大体御朗読申上げた範囲で御了承願います。
  4. 梅原眞隆

    理事梅原眞隆君) 人事委員長調査承認亜求書はどうでございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 梅原眞隆

    理事梅原眞隆君) 御異議なしと認めます。
  6. 河野義克

    参事河野義克君) 次に議員派遣要求書が三つの委員会から出ておりますから、これを御審議を願いたいと存じます。第一は水産委員会でございます。    議員派遣要求書  一、派遣目的 漁業界実情調査して、廣く各地の意見聽取し、水産業協同組合法案の審査に資する。  一、派遣議員    千葉班 江熊哲翁尾形六郎兵衛    神奈川班 青山正一松下松治郎千田正    静岡班 淺岡信夫矢野酉雄  一、派遣期間 十一月二十三日より二十四日まで二日間  一、派潰地 千葉縣、神奈川懸、静岡縣  一、費用概算一六、八〇〇円    内 訳       議員派遣旅費(一名一日一、二〇〇円、七名二日分)  右参議院規則第百八十條により要求する。   昭和二十三年十一月十八日     水産委員長木下 辰雄  参議院議長 松明恒雄殿
  7. 矢野酉雄

    矢野酉雄君 これは実は今回協同組合法その他四つの法律案が提出されて、衆議院等においては、公聽会を開いて、愼重に民意を正しく聴取する方法を取つておりますが、参議院水産委員会では三班に分れて、僅か二日でありますけれども、漁業界その他の現場の声を正しく参考に聽取したいということを、委員会で満場一致可決しましたので、是非御承認を願いたいと思います。
  8. 梅原眞隆

    理事梅原眞隆君) これは如何でしようか。    〔「異議なしと呼ぶ者あり〕
  9. 梅原眞隆

    理事梅原眞隆君) 御異議ないと認めます。
  10. 河野義克

    参事河野義克君) 次は地方行政委員会であります。    議員派遣要求書  一、派遣目的 衆議院議員選挙法の一部を改正する法律選挙運動等臨時特例に関する法律及び政治資金規正法施行後の状況並びに教育委員選挙実施状況等調査し、参議院議員選挙法等改正問題の審議に資する。  一、派濃議員 藤井新一柏木庫治鈴木順一  一、派遣期間 十一月二十二日より十五日まで四日間  一、派遣地 愛知縣静岡縣  一、費 用 概算、一四、四〇〇円    内訳      議員派遣旅費(一名一日一、二〇〇円、三名四日分)  右参議院規則第百八十條により要求する。   昭和二十三年十一月十八日    地方行政委員長 岡本 愛祐  参議院議長 松平恒雄殿
  11. 梅原眞隆

    理事梅原眞隆君) この派遣要求はどうですか。
  12. 門屋盛一

    門屋盛一君 いいでしようね。今大事なときだから、調査する必要があるでしようね。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり)
  13. 梅原眞隆

    理事梅原眞隆君) 御異議ないと認めます。
  14. 河野義克

    参事河野義克君) 最後は逓信委員会でございます。    議員派遣要求書   一、派遣目的 逓信省関係業務並びに施設実地調査。   一、派遣議員    大島定吉下條恭兵中村正雄西川甚五郎深水六郎小林勝馬尾崎行輝新谷寅三郎渡邊甚吉千葉信   一、派遣期間十一月二十二日より三十日までの内四日間   一、派遣地 神奈川藤下及び埼玉縣下   一、費 用 概算四八、〇〇〇円     内 訳       議員派遣旅費(一名一日一、二〇〇円、十名四日分)  右参議院規則第百八十條により要求する。   昭和二十三年十一月十九日      逓信委員長 大島 定吉  参議院議長 松平恒雄殿
  15. 門屋盛一

    門屋盛一君 もう一度その派遣目的を……
  16. 河野義克

    参事河野義克君) 派遣目的は、逓信省関係業務並びに施設実地調査でございまして、國家公務員法改正、その他に関連して逓信省の機構の変革等の問題が出ております際に、逓信省関係業務がどうなつておるか、又実際の施設状況はどういうふうになつているか、そういうことを実地について調査したい、こういうのであります。
  17. 門屋盛一

    門屋盛一君 何か特殊の目的を掲げてないわけですね。それから派遣地はどこですか。
  18. 河野義克

  19. 門屋盛一

    門屋盛一君 もう少し具体的にしたいような氣もするのですが、國家公務員法との関連ならば。
  20. 梅原眞隆

    理事梅原眞隆君) ちよつと速記を止めて。    〔速記中止
  21. 梅原眞隆

    理事梅原眞隆君) 速記を始めて。それではこれでよろしうございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  22. 近藤英明

    参事近藤英明君) 今委員部長からちよつと聞いたのですが、地方行政委員会の今度の議員派遣について、附いて行きますのに、専門員上原六郎君を同行して連れて行きたい、かような要求が同委員会から出ております。ところがこれの旅費は先般の割当の際使用済なのであります。それでこれを支出するかどうかということを一應これをお諮りした上でなければ、この旅行が許可できないということが上原君の旅行です。それから尚御参考に申上げて置きますと、地方行政委員会上原專門員旅費は、先般の再配分します前の今年度の当初予算を分けましたときに、治安及び地方制度委員会專門委査員でございまして、その委員会においてすでに旅費は全部使い果してその委員会がやはりこの間の出張については前回の出張したときに超過しているのを許可するかどうかということをここにお諮りしまして、旅費のないのをもう一遍出して貰つて許可になつておりますが……今度は二度目の超過でお許しになるかどうかということをお決め願いたい、こうであります。
  23. 梅原眞隆

    理事梅原眞隆君) 今の問題はどうでしよう。
  24. 門屋盛一

    門屋盛一君 專門員を連れて行かなければ分らぬのなら幾ら金使つても連れて行かなければならない。
  25. 矢野酉雄

    矢野酉雄君 緊急絶対に必要なところの問題ならともかく、錚々たる権威のある議員諸君が行くのだから、わざわざ二度までも特別に議に付して。そうして支出してやるというようなところまで必要はないんじやないか、そうして一人々々がおのおの四日間ですか。
  26. 梅原眞隆

    理事梅原眞隆君) そうです。
  27. 矢野酉雄

    矢野酉雄君 そうすると一人の人が二ケ所に行くというわけですか。
  28. 河野義克

    参事河野義克君) 三人が同一行動を取つて四日、静岡に三日、愛知が一日です。
  29. 門屋盛一

    門屋盛一君 三人一緒に行くのだろう。
  30. 河野義克

    参事河野義克君) そうです。
  31. 門屋盛一

    門屋盛一君 顔触れは誰です。
  32. 河野義克

  33. 門屋盛一

    門屋盛一君 專門員は要らんですよ。專門家が行くんだから……余程重要な問題で專門員を連れて行かなければ工合が悪いというならば何とかして旅費も出さなければならんけれども、その程度なら連れて行かなくてもよいでしよう。
  34. 梅原眞隆

    理事梅原眞隆君) これは許可しないことにしますか。
  35. 矢野酉雄

    矢野酉雄君 專門員旅費がないからというので、許可するもしないもなくて、そう決定しないで、そう適当に委員長から言うたらどうですか、御遠慮になつたらどうですかというように……
  36. 梅原眞隆

    理事梅原眞隆君) そういうことにいたしましようか。
  37. 矢野酉雄

    矢野酉雄君 その方がよいでしよう。ここでいかんというふうに結論をしてしまうより、或いは事務当局からそういうふうに婉曲に……。
  38. 梅原眞隆

    理事梅原眞隆君) それでは今矢野さんのお話のようにして一つ処理いたしましようか、よろしうございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  39. 梅原眞隆

    理事梅原眞隆君) 決定いたします。他に何かありませんか。
  40. 寺光忠

    参事寺光忠君) 民主党の方からでございますが、商工委員稻垣さんが辞任せられまして、小畑哲夫さんに代るというお届が出ておりまして、これを月曜日本会議がございますので、月曜日の本会議でそういうふうな計らいになるようにして頂きたいと思うのでありますが、それに伴いまして稻垣さんが商工委員でなくなられますので、その後任民主党の方から小畑哲夫さんを是非商工委員長にということの申出が出ております。これは商工委員長は先般のお申合せでも民主党の方に割当られておりますわけでもありますので、同時に月曜日の常任委員長後任の選任行爲をやらなければならんと思うのであります。これは先例によりましてやはり選挙にはよらないで、動議で議長一任というような形式でおやりになつたらと思うのであります。ここでちよつと御報告のような意味で申上げたいと思います。
  41. 矢野酉雄

    矢野酉雄君 今の問題は、本当はここの議院運営委員会に掛くべきではないのでしよう。
  42. 門屋盛一

    門屋盛一君 それは報告だ、報告ですけれども、御了承を得て置かないと……。
  43. 矢野酉雄

    矢野酉雄君 それは併し商工委員会においてはすでに了承済みでしよう。実際は商工委員会自体で互選するというちやんと法規があるのだから……
  44. 寺光忠

    参事寺光忠君) 只今御説明いたしましたように、稻垣さんが商工委員でなくなられるのございまして、從つて商工委員長でなくなるということになるわけでございます。そうして委員長議場選挙ということになります。常任委員長選挙議場選挙ということになつております。
  45. 門屋盛一

    門屋盛一君 議事の進め方は小委員会でやつて貰えばよいでしよう。一應御了承を得て置きたいと思います。
  46. 梅原眞隆

    理事梅原眞隆君) 今日はこれで委員会を閉じます。    午前十時二十九分散会  出席者は左の通り。    理事            梅原 眞隆君            高田  寛君    委員            中村 正雄君            原口忠次郎君            松本治一郎君            城  義臣君           橋本萬右衞門君            堀  末治君            門屋 盛一君            平野善治郎君            岡部  常君            岡元 義人君            矢野 酉雄君            板野 勝次君   委員外議員            三好  始君            岩間 正男君   事務局側    参     事    (事務次長)  近藤 英明君    参     事    (議事部長)  寺光  忠君    参     事    (委員部長)  河野 義克