○
田中(健)
委員 この
両省の
機構図を見ますと、われわれとしましては、局が多すぎる、部が多すぎる、また上下の
関係を見ましても、非常に
屋上屋を架するというようなきらいがあると思うのであります。しかしながら、これはさき申し上げましたように、
係官の御
説明なんかによりますと、これは
企業体として
考えた場合には、
機能上どうしてもこういうふうにわけることが合理的であるというような御
説明があ
つたのであります。私はその点については、まだふに落ちないのでありますが、たとえば
総務長官というようなものとか、
理事というようなものとかは、どちからなくしてもよいのではないかとも実は
考えるのであります。それからまた局にしましても、
施設部門の
施設局、
建設局、
保全局というようなものは一局にしてもよいのではないでしようか。あるいは
業務部門の方の
営業局と
運用局は一本にしてよいのではないか。
施設部門のうちの
施設総務室というものは、一体何をするのかわからぬ。
地方の
機構にしても、
一段くらい抜いてもよいのではないか。いろいろありますけれ
ども、それはまああえてここでは御
答弁はいただかないことにしますが、
ただ局としてずつとならんでいるのが、これを
一段低い課というふうに置きかえるわけに行かぬか。
機能上こういうふうにセクシヨンをわけることが必要なら、必要を認めることにしますが、ただ役所で局と
言つた場合と課と
言つた場合、それぞれすわる
役人の身分が違いますので、結局月給も
違つて來るわけでありますので、できるだけ
機構を簡素化するとか、あるいは
人件費を節約するというような見地からいたしますならば、局というのを部か課に下げる、全体としてずつと格を下げる、全体してずつと格を下げるというようなことによ
つて、この厖大な
機構をできるだけ実質的に簡素化することをお
考えにならないのか。それでは
都合が悪いのか。どうしても
局長さんをつくり、
部長さんをたくさんつくらなければならぬのか。場合によ
つては局は課にかえてもよろしい、課として独立しておればよろしいというようなお
考えか。その辺をひとつ承りたい。