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1948-11-22 第3回国会 衆議院 逓信委員会 第2号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十三年十一月二十二日(月曜日)     午後一時五十一分開議  出席委員    委員長 原 健三郎君    理事 萬田 五郎君 理事 五坪 茂雄君    理事 林  百郎君       石田 博英君    磯崎 貞序君       加藤隆太郎君    本間 俊一君       森  直次君    大島 義晴君       橋本 金一君    竹山祐太郎君       宮村 又八君    太田 典禮君  出席國務大臣         逓 信 大 臣 降旗 徳弥君  出席政府委員         逓信政務次官  鈴木 直人君  委員外出席者         議     員 庄  忠人君         議     員 冨永格五郎君         議     員 若松 虎雄君        議     員 的場金右衞門君         議     員 榊原  亨君         專  門  員 吉田 弘苗君         專  門  員 稻田  穰君 十一月二十二日  委員片島港君辞任につき、その補欠として片山  哲君が議長指名委員に選任された。 同  理事片島港君の補欠として萬田五郎君が理事に  当選した。     ――――――――――――― 十一月十一日  西志布志大字伊崎田郵便局設置請願(的  場金右衞門紹介)(第二号)  鎭玉村に無集配郵便局設置請願坪井亀藏君  紹介)(第九号)  簡易生命保險及び郵便年金融資再開に関する  請願外一件(井出一太郎紹介)(第二六号)  同外五件(永井勝次郎紹介)(第二七号)  簡易生命保險及び郵便年金融資再開に関する  請願三木武夫紹介)(第二八号)  同外三件(田中角榮紹介)(第二九号)  簡易生命保險及び郵便年金融資再開に関する  請願降旗徳弥紹介)(第三〇号)  同(若松虎雄紹介)(第三一号)  同外一件(塚田十一郎紹介)(第三二号)  簡易生命保險及び郵便年金融資再開に関する  請願佐々木秀世紹介)(第三三号)  簡易生命保險及び郵便年金融資再開に関する  請願外一件(本藤恒松紹介)(第三五号)  簡易生命保險及び郵便年金融資再開に関する  請願鍛冶良作紹介)(第三六号)  中村郵便局集配事務開始請願冨田照君紹  介)(第四三号)  鶉本村に電話架設請願冨永格五郎紹介)  (第四四号)  簡易生命保險及び郵便年金融資再開に関する  請願外一件(唐木田藤五郎紹介)(第九八  号) 同月十五日  放送法案による一般放送局助成に関する請願(  庄忠人紹介)(第一三三号)  都城市役所沖水支所電話架設請願川越博  君紹介)(第一五〇号)  川東村に郵便局設置請願榊原亨紹介)(  第二一〇号)  伊作町に無集配郵便局設置請願上林榮吉  君紹介)(第二一四号) 同月十八日  簡易生命保險及び郵便年金融資再開に関する  請願安平鹿一君紹介)(第二五八号)  特設電話費負担の公平に関する請願早稻田柳  右エ門紹介)(第二七二号)  七折村字長迫特定郵便局設置並びに同郵便局  に電話事務開始請願片島港君紹介)(第二  七三号)  機初村に郵便局設置請願海野三朗紹介)  (第二七四号)  川南村字通山濱に無集配特定郵便局設置請願  (片島港君紹介)(第二七五号)  祝子郵便局電話事務開始請願片島港君紹  介)(第二七六号)  簡易生命保險及び郵便年金融資再開に関する  請願根本龍太郎紹介)(第三五二号)  徳島脇間自動車逓送線箸藏局まで延長並び  に岩倉、芝生、足代三郵便局集配事務開始の  請願秋田大助紹介)(第三七九号)  平村の電話加入区域大町郵便局区域に変更の  請願植原悦二郎紹介)(第三八七号) の審査を本委員会に付託された。 同月十一日  若松放送所放送局昇格陳情書  (第三七号)  農漁村電話普及陳情書  (第五〇号)  稚内町に電氣通信管理部設置陳情書  (第六  四号)  電信電話復興に関する陳情書  (第六五号)  伊那特定郵便局昇格陳情書  (第一一二  号)  原町に放送局出張所設置陳情書  (第一四三号) 同月十六日  簡易生命保險及び郵便年金融資再開に関する  陳情書(第一六六  号)  同(第一九九  号)  同(第二一二  号) を本委員会に送付された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した事件  理事補欠選任  連合審査会開会に関する件   請願  一 西志布志大字伊崎田郵便局設置請願    (的場金右衞門紹介)(第二号)  二 鎭玉村に無集配郵便局設置請願坪井亀    藏君紹介)(第九号)  三 簡易生命保險及び郵便年金融資再開に関    する請願外一件(井出一太郎紹介)(第二    六号)  四 同外五件(永井勝次郎紹介)(第二七    号)  五 簡易生命保險及び郵便年金融資再開に関    する請願三木武夫紹介)(第二八号)  六 同外三件(田中角榮紹介)(第二九号)  七 簡易生命保險及び郵便年金融資再開に関    する請願降旗徳弥紹介)(第三〇号)  八 同(若松虎雄紹介)(第三一号)  九 同外一件(塚田十一郎紹介)(第三二    号) 一〇 簡易生命保險及び郵便年金融資再開に関    する請願佐々木秀世紹介)(第三三号) 一一 簡易生命保險及び郵便年金融資再開に関    する請願外一件(本藤恒松紹介)(第三    五号) 一二 簡易生命保險及び郵便年金融朴再開に関    する請願鍛冶良作紹介)(第三六号) 一三 中村郵便局集配事務開始請願冨田照    君)(第四三号) 一四 鶉本村に電話架設請願冨永格五郎君紹    介)(第四四号) 一五 簡易生命保險及び郵便年金融資再開に関    する請願外一件(唐木田藤五郎紹介)(    第九八号) 一六 放送法案による一般放送局助成に関する請    願(庄忠人紹介)(第一三三号) 一七 都城市役所沖水支所電話架設請願(川    越博紹介)(第一五〇号) 一八 川東村に郵便局設置請願榊原亨君紹    介)(第二一〇号) 一九 伊作町に無集配郵便局設置請願上林山    榮吉紹介)(第二一四号)     ―――――――――――――
  2. 原健三郎

    原委員長 ただいまより会議を開きます。  お諮りいたします。理事貨島港君が委員を辞任いたしましたので、理事が一名欠員になつております。この際理事補欠選挙を行わねばなりませんが、いかなる方法で行いましようか。
  3. 森直次

    ○森(直)委員 その指名委員長に一任いたします。
  4. 原健三郎

    原委員長 それでは委員長より指名いたします。萬田五郎君を理事指名いたします。     —————————————
  5. 原健三郎

    原委員長 次にお諮りいたします。ただいま内閣委員会において審査されております郵政省設置法案並びに電氣通信省設置法案に関しましては、本委員会とも重要な関連がありますので、この際両案について内閣委員会連合審査会を申し入れたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 原健三郎

    原委員長 御異議がなければ、さようとりはからうことにいたします。     —————————————
  7. 原健三郎

    原委員長 次に去る十一月十一日より十五日までに本委員会に付託されました請願を議題といたしまして審査に入ります。  この際お諮りいたしますが、本日審査いたします請願採択、不採択の決定につきましては、後日に讓りたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 原健三郎

    原委員長 異議なしと認めまして、さよう決定いたします。  それでは日程第三、第四、第五、第六、第七、第八、第九、第一〇、第一一、第一二及び日折第一五、簡易生命保險及び郵便年金融資再開に関する請願を一括して審議に入ります。紹介議員説明を望みます。若松虎雄君。
  9. 若松虎雄

    若松虎雄君 本請願長崎縣下長崎、佐世保、大牟田、諌早、島原の五つの市の市会議長連名請願であります。地方財政の窮乏はただいまは共通の重要な問題であります。長崎縣下の五市長並びに議会議長協議会は毎回開かれますごとに、これが打開策に深刻な意見がかわされているのでありますが、地方制度の改正によつて地方分権の急速な実施に伴う地方財政の確立は遅々として進まない。また政府地方財政措置実質鴨にははなはだ不十分であります。地方都市ことに戰災都市の復興は、ほとんど停頓の状態にあるのであります。これに加えまして、ようやく起債を許された復興事業費資金化は、これまた共通困難性伴つて、せつかく地方財政現状より、貴重なる最小限度復興を認められながら、資金の入手困難のために事業着手が不可能の実情にあるのであります。はなはだ遺憾な状態であります。地方金融現状は御承知通り復興資金の一部を大藏省預金部融資に仰ぎ、残りは地方銀行より借り入れておるのでありますが、各地方金融機関融資はすこぶる困難であります。またその利率も政府資金に比して二、三倍の高利が拂われておるような次第で、地方財政に過重な負担となつておるのであります。こういう点から復興事業の不振は、資金難が重要な原因をなしておるのでありまして、この難関を打開するために、簡易保險積立金貸付再開を急速にお願いしたいという請願であります。どうか御採択くださいまして、実施できますよう御配慮をお願いしたいのであります。
  10. 原健三郎

    原委員長 この際政府側意見を求めます。
  11. 鈴木直人

    鈴木(直)政府委員 ただいまの請願につきましては、第二國会におきましても、二百十六件に出たる同一の請願がございまして、当時の通信委員会においてそれが採択され、衆議院議長から内閣総理大臣あてに送付されて参つておるものでございます。ただいま御説明になりました御趣旨につきましては、逓信当局といたしましては非常に賛成でございまして、第二國会における衆議院請願採択趣旨によりまして、前逓信大臣におきましても、大藏大臣あるいは関係方面とも直接折衝いたしまして、現在は請願趣旨に沿いたいと考えて、政府といたしましては協議中に属するものでございます。今後十分努力いたしたいと考えておる次第であります。
  12. 原健三郎

    原委員長 御質問はありませんか。——なければ、次に移ります。     —————————————
  13. 原健三郎

    原委員長 次に日程第一六、放送法案による一般放送局助成に関する請願庄忠人紹介文書表第一三三号の審査に移ります。紹介議員より御説明を願います。庄忠人君。
  14. 庄忠人

    庄忠人君 この請願山口縣宇部市並びに小野田市の各界代表者三十餘名の署名によつて出されたのであります、この要旨は、今回できまするところの一般放送局を、うまく運営して行かれるようにおとりはからいを願いたいという意味であります。請願書は簡單でありますからその趣旨を読んでみます。  放送法案による日本放送協会並びに一般放送局が新たに発足することは、わが國放送文化に画期的な進歩をもたらすもので、衷心から喜びとするとこであります。ことに一般放送局地方都市開設を認められることは、現存の日本放送協会による放送番組とは異なつ地域的色従濃厚なる放送によつて地方自治に、地方文化の向上に、さらに地方生産事業の発展に寄與すること至大にして、法案一條目的達成に沿うことを確信いたしております。すなわち人心頽廃し、物資欠乏せる今日の日本國状に照らし、あくまで民主々義の徹底と生産増強とをはかるには、一般放送局の利用はきわめて喫緊の施設なることを痛感いたします。從つて今後各地開設せられるであろう一般放送局は、きわめて重要なる使命を持ち、他國に先例のある單なる営利を目的とする廣告放送とはまつたくその意義を異にし、その性質公共的性質を有する必要なる機関であるべきであり、日本放送協会母体とする補助的使命を有するものとして、育成せらるべきものなることを確信いたしますゆえに、われわれは地方一般放送局開設する必要を具陳するとともに、一般放送局番組編成維持運営をなすにうたつては、法案一條第三項の「放送に携わる者の國民に対する直接の職責を明かにすることによつて放送が健全な民主々義に奉仕しかつそれを育成するやうにすること」なる條文目的達成のためには左記の條件が必要であるという結論に到達しましたので、ここに連記をもつて請願いたしますから、何とぞ御採択をお願いする次第であります。     記  第一 一般放送局はそれ自体で編成した地方放送番組とともに、日本放送協会放送番組中継放送することを認むること。  第二 一般放送局開設に伴い聽取者はにわかに激増することが予想せられるが、一般放送局が單に廣告宣傳による料金のみで維持経営することはきわめて困難と思料せられるので、公共的機関としてこれを育成するには母体たる日本放送協会において相当額一般放送施局助成するの道を開かれること。 以上でありまするが、この一般放送局に対しまして、中央放送局中継放送をやつてもらいたいということと、日本放送協会から一般放送局補助をしていただきたいという、この二つの点の請願であるのであります。法案によりますると、一般放送局聽取料をとつてはいけない、廣告料だけでやつて行けというふうになつておるのであります。大都市の一般放送局は、あるいはそれで維持経営もやつて行けると思われるのでありますが、地方におけるところの中小都市の場合には、廣告料というものはあまり多く期待することができないのでありまして、從つてこれが維持が困難であるということが予想せられるのであります、しかるに一般放送局は、請願説明にも書いております通りに、非常に地方民としましてこれによつて便宜を與えられるのでありまして、ことにこの宇部小野田両市の地区は、山口炭田中心ではありますし、石炭鉱業中心といたしまして、硫安、セメント、ソーダ、その他各種の工業がありまして、ただに山口縣のみならず、中國第一の生産都市であるのであります。宇部市のごときは戰災をこうむりまして、一時人口も激減したのでありまするが、終戰後三年余の今日におきましては、すでに終戰当時の八万から十二万に人口は激増しておるような状態であるのでありまして、いかに生産が盛んであるかということを裏づけておるのであります。この両市は隣接しておりまして、すべての事業その他が関連しておるのでありまして、ここに一般地方自治の面から見ても、また産業面から見ても、お互いの連絡というような意味で、一般放送局がぜひほしいという輿論になつておるのであります。これは一々例を申し上げなくても御了解のことと思うのでありますが、われわれの所といたしましては、官廳告示とか、それから現在の石炭その他の工業会というような、産業関係するところからの一般告示というようなことも非常に必要なのであります。去る九月二十五日に両市の各界代表が集まりまして、この一般放送局設置協議いたしまして、ぜひ実現したいということを話し合つたのでありますが、その際この請願書にあります中継放送と、日本放送協会からの補助ということの二つ申合せをしたのであります。この日本放送協会からの補助の問題でありますが、これは請願書にあります通り、ローカルの放送をやるということになると聽取者が非常にふえるであろう。それはこの一般放送局の努力によつて聽取者の増加をはかるというようなこともあるのでありまして、それに対して日本放送協会として幾らか見ていただくというような考え方もあるのであります。聽取料はとることでできないのでありますから、何かほかの方法でこの聽取者の増取に比例して幾らかの補助金を出す、またはその他の適宜な方法でぜひこの一般放送局が立ち行くように御考慮をお願いしたいというのであります。どうぞ趣旨を御了解くださいまして、これはただにわれわれの地方のみではなく、他の地方においてもいろいろこういう例があることと思つておりますので、ぜひ御採択あらんことをお願いする次第であります。
  15. 原健三郎

    原委員長 政府委員説明を求めます。
  16. 鈴木直人

    鈴木(直)政府委員 ただいまの請願内容は、今後審議されんとする放送法案内容関係して來るところでありまして、またただいまの請願趣旨はまことにもつともな点を突いておられると考えておるのであります。御承知通り放送法案は、第二回の國会に提出されまして、その後國会が終りましてからも継続審査をされて、この國会に続いて審査されることになつてつたのでありますが、内閣がかわりました結果、一應継続審査諸法令は取下げることになりまして、実は放送法案はその際撤回されたわけであります。そして大体において同じような法案がこの臨時國会に提案されるような運びになつておりました。一應閣議でも決定いたしたのでありますが、その筋との関係もありまして、あるいは次の國会に提案するようになるのではないかというふうな運びに現在なつておるわけであります。この請願内容であります第一の、一般放送局放送をする場合において、日本放送協会中継放送をすることができるということにすべきであるという点につきましては、これは宇部小野田だけでなく、日本放送協会放送を聞くことができないで困つておる地方は、全國に相当たくさんございます。そういうふうな所において、地方の人が一般放送局をつくりまして、そして日本放送協会放送中継して、現在聞くことができない方々にその放送を聞かせることが、非常に放送事業使命を果し得るのではないかというような叫びがございます。参議院の通信委員会において、閉会中に全國にわたりまして地方の事情を聽取いたしました結果によりましても、同じような御希望が非常に多いのであります。法案の中には、中継をすることが、やろうと思えばできるようになつております。でありますから、これは現在の法案そのものといたしましても、第一の日本放送協会中継放送を、一般放送化するようにできるということにはなつておるのでありますが、第二の日本放送協会から助成するようにという点につきましては、実は現在の放送法案にはそうなつておらないのであります。ただいまの御説明のように、聽取者から聽取料をとることができないというのは、できないことはない、できるのでありますが、原則として、日本放送協会放送を聞いている者は、日本放送協会に一應聽取料を納めなければならぬことになつておりますから、そのほかに、とろうとすれば、とることができるようになつているのでありますが、そうしますと、聽取者は二重の聽取料をとられることになります。しかも一般放送局廣告放送中心とするようになつておりますし、そんな関係から、二重の聽取料をとることは非常に困難ではなかろうか。これを一本で聽取料をとりまして、日本放送協会が六分、一般放送局が四分とか、あるいは七分三分というふうにして、その聽取料お互いにわけるという意味において、日本放送協会から助成を受けるということになりますと、一般放送局においても非常に財政的にいいのだから、そういうふうにした方が地方民もいいし、非常にいいじやないかということは、あらゆる地方において叫ばれていることなんです。ところが残念なことには、現在においては日本放送協会から助成ができるということに法案がなつておらない。しかしわれわれは、國会議員としては陳情趣旨に大賛成でございます。それでこの法案が出まして、國会においてどういうふうに御修正されるかという点については、御自由だと存ずるのでございます。この陳情各地において同じような声があるのでございます。ただ現在の政府原案である放送法案の中には、第二の点は困難なような状態になつておりますから、ひとつ國会等において適当に御修正願いたいと思います。
  17. 庄忠人

    庄忠人君 また法案が出た際に、今の第二の点をお願いいたしたいと思います。
  18. 原健三郎

    原委員長 それでは速記はこの程度でとどめて、あと筆記にすることにいたします。     —————————————     〔以上筆記
  19. 原健三郎

    原委員長 次に日程第一八、川東村に郵便局設置請願榊原亨紹介文書表第二一〇号の審査に入ります。紹介議員より説明を願います。榊原亨君。
  20. 榊原亨

    榊原亨君 岡山縣眞庭川東村は約三千の人口を持つて落合町と隣接した市街地の一部であります。しかるに川東村には郵便局がなく、落合町の郵便局の扱いになつていることははなはだ不便でありますので利村に郵便局を至急に設置されたいというのであります。
  21. 原健三郎

    原委員長 政府側意見があれば承ります。
  22. 鈴木直人

    鈴木(直)政府委員 川東村は落合町から四・三キロ離れております。当局といたしましては、二キロ離れれば郵便局をつくるので標準となつておりますが、川東村は戸数三百位で標準には不足であります。全國的に見まして現在ただちに設置せねばならぬとは考えられないが、請願もあつたことでありますから十分調査いたしまして、將來は御希望に伴うようにしたいと考えております。
  23. 榊原亨

    榊原亨君 川東村は戸数七百戸、人口三千五百八十六であり、公共施設学校等の所在地であるというのでありますが、調査の結果はこれと相違して、六千四百の人口を有して落合町と接触しておりまして、冬季降雪の際には非常に困るのでありまして、ぜひもう一度調査を願いたいと思います。
  24. 鈴木直人

    鈴木(直)政府委員 御希望に沿うように善処いたします。
  25. 原健三郎

    原委員長 御質疑がなければ次に移ります。     —————————————
  26. 原健三郎

  27. 的場金右衞門

    的場金右衞門君 これは前にもしばしば両院へ請願陳情いたしたことでありますが、なるべくすみやかに実施していただきたいのであります。現在の管轄局である西志布志郵便局までは約二里もあり、志布志局岩川局松山局等の他の町の郵便局を利用しなければならないような不便な状態でありますので、すみやかに設置下さるようにおとりはからい願いたいと思うのであります。
  28. 原健三郎

    原委員長 政府側の御意見があれば承ります。
  29. 鈴木直人

    鈴木(直)政府委員 西志布志大字伊崎田字山之口小学校附近設置予定地といたしますと、最近局へは六キロもはなれることになりますし、戸数相当数に達しますので、他との振合を見た上で無集配局設置を考慮いたしております。
  30. 原健三郎

    原委員長 御質疑がなければ次に移ります。     —————————————
  31. 原健三郎

    原委員長 日程第一四、鶉本村に電話架設請願冨永格五郎紹介文書表第四四号の審査に移ります。紹介議員より御説明願います。冨永格五郎君。
  32. 冨永格五郎

    冨永格五郎君 前國会においてこの請願採択されたのでありますが、鶉本村は現在もなお、産業中心であり、交通上最も重要なる位置を占めているのでありまして、郵便局がなく、電話がないことはあらゆる施設に不利不便を來たすこととであり、産業の進展に支障を來すおそれがあるので、経費については多少の負担拂つても緊急に電話架設の実現を要望するのであります。
  33. 原健三郎

    原委員長 政府側の御意見があれば承ります。
  34. 鈴木直人

    鈴木(直)政府委員 調査いたしましたが、ごもつともでありますが、現在電話を利用する方法は、郵便局窓口通話によるか、一般加入電話によるかの方法しかないのでありまして、請願の御趣旨に沿うためには、電話を必要とする者に対しまして新に加入電話を架設する以外に方法がないのでありますから、同地域受持交換局である俄虫郵便局実情を申し出られて御相談せられたらよいと思います。
  35. 原健三郎

    原委員長 御質疑がなければ次に移ります。     —————————————
  36. 原健三郎

    原委員長 日程第二、鎭玉村に無集配郵便局設置請願坪井亀藏紹介文書表第九号の審査に移ります。紹介議員があられませんので森委員よりかわつて説明していただきます。
  37. 森直次

    ○森(直)委員 本請願要旨は、靜岡縣引佐郡鎭玉村は、地域の廣大なことは郡下第一で、中央には役場を初め各種の産業施設があり、通信事務は日一日と増加しているが、郵便局は中央の役場より一里あまりも離れ、村民の不便は多大である。ついては本村役場附近に無集配郵便局設置されたいのであるが、予算の関係で昭和二十三年度にこれが開設困難と傳えられるから、昭和二十四年度に実現をはかられたいというのであります。
  38. 原健三郎

    原委員長 政府側の御意見があれば承ります。
  39. 鈴木直人

    鈴木(直)政府委員 ただいまの請願におきまして、設置予定地を村役場所在の大字別所字獺淵といたしますならば、もよりの局への距離は四・四キロありまして、通信上不便があるものと思われますが、享便戸数は三百六十二戸でようやく標準に隊している程度でありますので、他との振合いからも早急に実現いたすことは困難であると思われますが、將來における計画上の参考にいたします。
  40. 原健三郎

    原委員長 御質疑がなければ次に移ります。     —————————————
  41. 原健三郎

    原委員長 日程第一三、中村郵便局集配事務開始請願文書表第四三号の審査に移ります。紹介議員がおられませんので森委員よりかわつて説明していただきます。
  42. 森直次

    ○森(直)委員 本請願要旨は、千葉縣君津郡中村郵便局開設以來三十二年を経過したが、中村村の郵便物集配事務取扱いはいまだに君津局の管轄となつており、そのため通信が遅れ住民は多大なる不便を感じている、ついてはすみやかに同郵便局に集配事務を開始されたいというのであります。
  43. 原健三郎

    原委員長 政府側の御意見があれば承ります。
  44. 鈴木直人

    鈴木(直)政府委員 中村局に集配事務を開始すれば、局所在地附近発着の郵便物につきましては相当速達上の効果があるでありますが、このために外務員一人の増員を要することになりまして、その効果に比して不経済な施設となるばかりではなく、既設局との距離も三・四キロにしかすぎませんので、やや近きに失するのではないかと思われますので、早急に実施いたすことは、現在のところ困難ではなかろうかと考えます。
  45. 原健三郎

    原委員長 御質疑がなければ次に移ります。     —————————————
  46. 原健三郎

    原委員長 日程第一九、伊作町に無集配郵便局設置請願上林榮吉紹介文書表第二一四号の審査に移ります。紹介議員がおられませんので森委員よりかわつて説明していただきます。
  47. 森直次

    ○森(直)委員 本請願要旨は、鹿兒島縣日置郡伊作町は周辺に九部落を擁し、農工業、教育の中心地であつて、現在伊作郵便局の享便区域に属するが、同局が遠隔の地にあるため村民は多大の不便を感じつつある。ついては伊作町花田校附近に無集配郵便局設置されたいというのであります。
  48. 原健三郎

    原委員長 政府側の御意見があれば承ります。
  49. 鈴木直人

    鈴木(直)政府委員 実情調査いたしまして善処いたしたいと考えております。
  50. 原健三郎

    原委員長 御質疑がなければ次に移ります。     —————————————
  51. 原健三郎

    原委員長 日程第一七、都城市役所沖水支所電話架設請願川越博紹介文書表第一五〇号の審査に入ります。紹介議員がおられませんので、森委員よりかわつて説明していただきます。
  52. 森直次

    ○森(直)委員 本請願要旨は、都城市役所沖水支所は昭和二十二年六月一日より開設されたが、電話の設備がないため緊要の事務に支障を來たしており、また同支所附近には多数の公共施設があるが、いずれも電話施設がなく不便この上もない。ついては該支所に電話を架設されたいというのであります。
  53. 原健三郎

    原委員長 政府側の御意見があれば承ります。
  54. 鈴木直人

    鈴木(直)政府委員 実情調査いたしまして善処いたしたいと考えております。
  55. 原健三郎

    原委員長 御質疑がなければ本日の請願審査は、これで終ります。  本日はこれにて散会いたします。次会は公報をもつてお知らせいたします。     午後三時二十五分散会