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椎熊委員長 ただいま
委員長に推挙せられまして、不肖の身をもちましてこの
重責を汚すことに相なりましたが、昨年に引続き今年にわたる全國的な風水害その他の
被害はすこぶる甚大なるものがございます。金額にいたしましても千数百億を越えるという概算も承つておるような
状況でございまして、
被害地方民の惨状は実に言語に絶するものがあるようでございます。今や
日本再建の途上にありまして、この
國内的大
被害を解決するにあらずんば、眞に
祖國の
復興再建を期待することはできないとわれわれは思うのでございます。政府におきましても
財政上のすこぶる困難なる
状況の際ではあるように承つておりまするが、何分にもこの大
災害の本質を究明して、永遠にわが
國土を守つて行くためには、まずとりあえず昨年、本年のこの
災害を復旧することから始めなければならぬと私どもは考えておるのであります。願わくば本
委員会におきましては全
國被害地の実情をつぶさに探究せられ、
國家財政等も勘案いたしまして、なるべくすみやかにその目的を貫徹したいと考えるのでございます。
本
委員会は
各派各党よりそれぞれ有力なる方々をもつて
特別委員会を組織したのでございますが、この
委員会に対しましては全
國被害地における期待は非常に大きいものがございます。われわれ
委員は
國民代表としてこの
被害地各位の希望に沿うべく献身的な努力を
拂つて有終の美をもたらしたいと考えるのであります。それにつきましても
委員会運営上不徳の身をもつてこの
重責に当ります私のために、一段と御
協力を賜わりまして、何とぞ無事にこの大役を完遂し得るよう、ひとえに各
委員諸君の御
協力を待望する次第でございます。
はなはだ簡單ではございますが
委員長としてのごあいさつを申し上げる次第でございます。
それではこれより
理事の
互選を行います。