○中野(四)
委員 昨日私欠席してたいへん失礼いたしましたが、この際提案三党より各党の方、特に
社会党、民主党、國協党の方にお願いしたい。われわれ三党より提出しました
不信任案に対しましては、先日來正式に伺
つておるのですが、一向に御
答弁がない。私らはぜひともこれに対して御協力を願いたいと
考えておるのです。もとよりこのことは先ほど問題になりましたが、浅沼君から
院議を尊重するかどうかということについて、
政府側に強く追及をされた。もし
院議を尊重せざる場合はどうするかということが、この議院
運営委員会の問題になろうと思う。いやしくも
院議というものは、いたずらに決定するものにあらずして、あくまでも
院議によ
つて決定してあるものは、これを遂行せしめるというのが建前である。それでこそ
院議の尊嚴は保てるものであろうと思う。もとより
首相の
施政方針演説をせよという
院議を決定せられたからには、少くとも
緊急質問をも
つて終
つたのでない。そうするとこれすらただちに実行しないということになれば、当然不信任の
態度を表現されるか何らかの処置をしなければならぬということが、私らのひとしく
考えておることである。これは
院議尊重という
國会の権威を高めることである。こういう点について、まず私らは
皆さん方に御同調を願えるかどうかということをお諮りしたい。幸いに御同調を願えれば、この
取扱い方について
委員会に付託されるなり、あるいは適当な方法を願いたいと思う。しかしこれに同調することができぬというならば、おのずから別個の
考え方をしなければならぬ。こういうことでたいへんぶしつけなお願いではあるけれ
ども、まず
社会党の浅沼さんなり、民主党の
椎熊さんに、即刻この
不信任案に御同調願えるやいなやということをお伺いしたい。