○
政府委員(
齋藤邦吉君) 私からお答え申上げます。
只今のお尋ねは、一番下が二割で上が十割、
余り差がひど過ぎはせんだろうか、むしろ一割刻みにしたらどうだろうか、こういつたふうの御
趣旨のようでございました。御
趣旨の点は私共誠に御尤もだと思います。現在の
旅費額ではなかなか辛いところがあり、役人の
旅費額にいたしましても相当辛い点がありますが、大体各省の
旅費額というものがそういう仕來りに
なつておりましたので、制度全般的な問題であれば別でありますが、現在一應決
つておりますものに準拠していつた方が、現在の
段階では適当ではないだろうか、かように考えまして、現在の
基準に即して考えた次第でございます。この点については実費を賄い得るかどうか非常にむずかしいような点も感ずるのでありますが、この程度であれば
職業安定委員会の
委員の
旅費といたしましては一應実費を賄い得るのではないかというふうに考えた次第でございます。
安定委員会の方はこの十割の分はありませんで、
中央の
職業安定委員会の
会長は大体
次官並みに八割増というふうにいたしておるわけであります。いろいろ全般的な
旅費額の改訂という問題になりますれば十分考えなくちやならん点が沢山あると思いますが、一應現在ある
基準に準拠して行くということが今のところ適当ではないだろうか、かように考えた次第でございます。